投稿日: May 18, 2023
AWS Global Accelerator は、IPv4 トラフィックに加えて、IPv6 トラフィックのエッジでの TCP ターミネーションをサポートしました。TCP ターミネーションは、API 操作、ファイルアップロード、HTTP ワークロードといったワークロードのパフォーマンスを自動的に向上させます。デュアルスタックアクセラレーターを使用しているお客様は、本日より IPv4 トラフィックと IPv6 トラフィックの両方において、エッジでの TCP ターミネーションを利用できます。
エッジでの TCP ターミネーションを実行すると、Global Accelerator はインターネット上のクライアントとクライアントに最も近い Global Accelerator のエッジロケーション の間で TCP 接続を確立し、初期セットアップ時間を短縮します。ほぼ同時に、そのエッジロケーションと AWS リージョンのアプリケーションエンドポイントの間で 2 つ目の TCP 接続を確立します。このプロセスを使用して、クライアントは Global Accelerator のエッジロケーションからより迅速な応答を取得できます。またエッジロケーションから、リージョンのアプリケーションエンドポイントへの接続が最適化されて、AWS のグローバルネットワーク上で実行されます。これまでは、デュアルスタックアクセラレーターを使用しているお客様がこの機能のメリットを得ることができたのは、IPv4 トラフィックに対してのみでした。今回のリリースにより、IPv4 トラフィックに加え、IPv6 トラフィックでも向上したスループットを得られます。この新機能には、こちらのブログで取り上げた TCP 最適化が組み込まれています。