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Amazon CloudWatch 更新 – パーセンタイル統計およびダッシュボードの新ウィジェット

最近は Amazon CloudWatch 関連の動きが非常に活発です!今月前半には、メトリクスから関連するログへ移動する方法をご紹介し、またメトリックス保存期間の延長とユーザーインターフェイスの更新についてお知らせしました。本日、CloudWatch は再び改良され、パーセンタイル統計および 2 つの新しいダッシュボードウィジェットが追加されました。AWS re:Invent のおかげで時間がほとんどないため、簡潔に説明します。

パーセンタイル統計
ウェブサイトやクラウドアプリケーションを大規模に実行する場合、必要なレベルのパフォーマンスをお客様の大多数にお届けできていることを確認する必要があります。数字で平均を確認することも大切ですが、全体像が分かりにくい場合もあります。平均値によってパフォーマンスの異常値が隠れてしまうことがあり、たとえば、お客様の 1% に不便をおかけしていることがわからない場合があります。カスタマーエクスペリエンスを適切に伝える方法でパフォーマンスや挙動を理解し視覚化するために、パーセンタイルは便利なツールです。たとえば、パーセンタイルを使用して、ウェブサイトに対するリクエストの 99% が 1 秒以内に満たされていることを確認できます。Amazon ではパーセンタイルを広範に使用しており、今やお客様にも同様に使用していただけるようになりました。プレフィックスとして「p」を付け、サイトやサービスの応答時間の目標と実際のパフォーマンスを p90p99、および p100 (最低の場合) として表現します。長年の経験で、当社ではロングテールにおける応答 (p99 以上) が、データベースのホットスポットおよびその他のトラブルスポットを検出するために使用できることが判っています。パーセンタイルのサポートは、EC2、RDS、Kinesis、および新しく作成された Elastic Load Balancer および Application Load Balancer で利用できます。また、カスタムメトリクスでも利用できます。CloudWatch (カスタムダッシュボード含む) にパーセンタイルを表示できるほか、アラームを設定することもできます。パーセンタイルは他のメトリクスと組み合わせて表示できます。たとえば、オレンジと緑の線は p90 および p95 CPU 使用率を表します。

CloudWatch コンソールに、任意のパーセンタイルを設定できます。

新しいパーセンタイルメトリクスを使用してアプリケーションのパフォーマンスにさらに可視性を追加する方法について詳しくは、Elastic Load Balancing: Support for CloudWatch Percentile Metrics をご覧ください。新しいダッシュボードウィジェット Stacked Area ウィジェットおよび Number ウィジェットを CloudWatch のカスタムダッシュボードに追加できるようになりました。

以下はネットワークトラフィックの Stacked Area ウィジェットです。

EC2 および EBS メトリクスの Number ウィジェットはこのようになります。

 

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