Amazon Web Services ブログ

Amazon WorkSpaces の更新情報 – 時間単位の利用とルートボリュームの拡大

数か月前に公開したブログ I Love My Amazon WorkSpace では、私が Amazon WorkSpaces
をフルタイムで使用するようになった理由や、大ファンになった経緯についてご説明しました。

ブログを公開後、似たような感想を何人もの AWS ユーザーからお寄せいただきました。そこで今回は、今まで以上に経済的で柔軟性と実用性に優れた WorkSpaces を実現させたポイントについてご紹介します。

  • 時間単位で WorkSpaces を利用 – WorkSpace の料金を時間単位で支払えるようになりました。
  • ルートボリュームを拡大 – 新たにリリースした WorkSpaces のルートボリュームは 80 GB になりました。

次に各新機能の詳細についてご説明します。

時間単位で WorkSpaces を利用
WorkSpace へのアクセスはパートタイムで充分というユーザー (厳密に言えば組織) にとって、このオプションはメリットになるでしょう。すでにご提供していた月額オプションに加え、WorkSpace の使用量を時間単位で支払えるようになりました。これは AWS コストの節約にもつながります。パートタイム社員、出張の多い方、他のパートタイム社員と仕事を分割している方、複数の短期間プロジェクトに携わっている方などにとって、このオプションは最適です。企業研修プログラム、教育、リモート管理などにも大いに役立ちます。AlwasysOn と AutoStop という新しいモードが 2 つあります。

  • AlwaysOn – これは既存のモードです。WorkSpace が常に実行しているので瞬時にアクセスすることができます。お支払いは月額払いになります。
  • AutoStop – 新しいモードです。ログインすると WorkSpace が開始し、請求対象となる時間もその時点で開始します。指定した期間以上に切断状態が続くと、自動的に停止するようになっています。

AutoStop モードで WorkSpace を使用すると、接続を切断後、事前に決定した時間になると WorkSpace が自動的に停止します (1 時間から 48 時間)。WorkSpace の管理者は実行中の WorkSpace を強制的に停止させることもできます。次回の接続時に WorkSpace が再開します。開いていたドキュメントや実行していたプログラムの状態も変更されていません。停止していた WorkSpace を再開するには、約 90 秒ほど掛かります。WorkSpaces の管理者は、あなたの WorkSpace をスタートさせる時に、その実行モードを指定することができます。

WorkSpaces の構成

管理者は、その月の間にいつでも AutoStop タイムと実行モードを変更することができます。また、管理者は新しい UserConnected CloudWatch メトリックスを使用して、ひと月に WorkSpace を使用した合計時間を確認することができます。その後、経済的に適うようになった場合には実行モードを AutoStop から AlwaysOn に切り替えることが可能です。お支払い方法を時間制から月額に変更する場合はリクエストベースとなりますが、月額から時間制に変更する場合は翌月の月初めに行われます。本日より新しい Amazon WorkSpaces で時間制のオプションをご利用いただけます。WorkSpaces でカスタムイメージを使用している場合は、最新の Amazon WorkSpaces バンドルからカスタムイメージを更新してください。既存の WorkSpaces を対象にした時間制のオプションは今後追加する予定です。WorkSpaces の価格については WorkSpaces 料金表ページをご覧ください。

ルートボリュームの拡張
お客様から頻繁にリクエスト頂いていたため、新たにリリースした WorkSpaces ではルートボリュームのサイズを 80 GB に拡大しました。これにより、実行できるアプリケーション数も増え、追加費用なしに今まで以上の量のデータを保管できるようになりました。
WorkSpaces の管理者は、既存の WorkSpaces を再構築してルートボリュームの量を増やすことができます (詳しくは Rebuild a WorkSpace をご覧ください)。WorKSpace を再構築すると、ルートボリューム (C:) は WorkSpace の作成時に使用したバンドルの最新イメージに復元されます。また、最新の自動スナップショットからデータボリューム (D:) も復元します。

WorkSpaces のリソース
この機会をお借りして、その他の大切な WorkSpaces リソースもご紹介します。

  • スタートガイドWorkSpaces Getting Started ページには、詳しい手順を説明した WorkSpaces Implementation Guide や、その他の便利なドキュメントが含まれています。
  • 録画版オンラインセミナー – 先月下旬に私の同僚 Salman Paracha さんが Intro to Amazon WorkSpaces と題したオンラインセミナーを開催しました。このセミナーでは、世界中の様々な社員をサポートするため、そして組織のセキュリティを改善しながら、ユーザーが使い慣れた生産性の邪魔にならないデスクトップエクスペリエンスを提供する上で、WorkSpaces をいかに活用できるか説明しています。
  • ホワイトペーパーBest Practices for Deploying Amazon WorkSpaces というホワイトペーパーではネットワークの考慮事項、ユーザー認証のディレクトリサービス、セキュリティ、モニタリング、ロギングなどについて取り上げています。Desktop-as-a-Service のホワイトペーパーでは WorkSpaces の優れた運用コントロール、コスト削減、セキュリティのメリットなどについて説明しています。
  • 導入事例ルイジアナ州矯正省(Louisiana Department of Corrections)Endemol Shine グループの導入事例では、AWS のお客様がどのように WorkSpaces を利用しているかご覧ください。

今すぐ利用可能
上記の機能はすべて入手可能です。今すぐご利用いただけます。

Jeff