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AWS CloudFormation のアップデート – 公開カバレッジロードマップと CDK のとっておき
2011 年の初めに、AWS CloudFormation が AWS CloudFormation – Create Your AWS Stack From a Recipe および AWS CloudFormation in the AWS Management Console という 2 つの記事でローンチされました。このローンチ以来、AWS は CloudFormation が効率性、スケーラビリティ、かつ高可用性を確保できるように、数多くの AWS リソースタイプに対するサポートを追加し、数多くの新機能をローンチして、舞台裏で作業を続けてきました。
公開カバレッジロードマップ
CloudFormation の使用は AWS そのものよりも急速に拡大しており、チームは完全なリソースカバレッジよりもスケーラビリティを優先してきました。AWS の 100% カバレッジの提供という目標はそのままですが、その目標を達成するにはしばらく時間がかかるというのが現実です。AWS の優先順位についてより透過的になり、それらを管理する機会をユーザーに提供するため、皆さんに待望の CloudFormation Coverage Roadmap についてお知らせしたいと思います。
人気の AWS コンテナロードマップのスタイルを模した CloudFormation Coverage Roadmap には、4 つのカラムがあります。
Shipped – すべてのパブリック AWS リージョンにおいて本番形態でご利用いただけます。
Coming Soon – 通常数ヵ月以内にご利用可能になります。
We’re working on It – 開発中ですが、利用できるようになるのはまだ先です。
Researching – カバレッジを実装するための正しい方法について検討中です。
独自の問題を自由に作成、または CloudFormation をより良く活用するために必要なものに「いいね」をつけてください。
締めくくる前に、「AWS は大企業の一部なのだから、単にもっとリソースをつぎ込めばよいだろう」というよくあるコメントについてお話ししたいと思います。チームは拡大してはいるものの、堅牢でセキュアなカバレッジの実装には多くのリソースが必要です。必読書である「人月の神話」から引用した、次の一節について考えてみてください。
おいしい料理には時間がかかるのと同じように、結果が惨憺たるものにならないようにするためには、急かすことのできない仕事もある。
クラウド開発キットのとっておき
クラウド開発キット (CDK) は、すでに馴染みのあるプログラミング言語を使って AWS リソースをモデル化し、プロビジョニングすることを可能にします。CDK コンストラクト (VPC、サブネットなど) 一式を使ってアプリケーションを定義してから、CDK CLI を使って CloudFormation テンプレートを作成し、それを AWS にデプロイしてスタックを作成します。
以下は、CDK の使用を開始するために役立つリソースの一部です。
- CDK ホームページ – ここから始めましょう!
- AWS クラウド開発キット (CDK) – TypeScript と Python 用がご利用可能に – 一般提供についてお知らせしたダニロの最近のブログ記事です。
- CDK 開発者ガイド – CDK の使用方法について学びましょう。
- CDK ワークショップ – TypeScript と Python の両方を使った、段階的な手順を説明するきめ細かいワークショップです。
- CDK All The Things: A Whirlwind Tour – Thence Consulting のクラウドコンサルタント、Kevin Lin が書いた非常に詳しい CDK のレビューです。
- CDK カスタムリソース例 – CDK アプリにカスタムリソースを追加する方法を学びましょう。
ご期待下さい
CloudFormation Coverage Roadmap は、cfn-lint で始まったオープンソースへの旅における重要なウェイポイントで、さらなるポイントが計画されています。詳細については分かり次第お知らせしますので、ぜひご期待ください!
— Jeff;