Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2019/5/20週
みなさん、こんにちは。AWSソリューションアーキテクトの下佐粉(しもさこ)です。
復活した 週刊AWS 第二回をお送りします。このシリーズでは、毎日のようにリリースされるAWSの新機能や新サービスを一週間単位でコンパクトに紹介しています。毎週火曜か水曜ぐらいを目処に更新していく予定です。
最近急に暑くなってきましたが、私達は目前に迫ってきたAWS Summit Tokyoと、AWS Summit Osakaの準備にバタバタとした日を過ごしています。では暑さにめげず、先週(5/20週)の主なアップデートについて振り返っていきましょう。
2019年5月20日週の主要なアップデート
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- 5/20(月)
- AWS Client VPN がアジアパシフィック (ムンバイ) と アジアパシフィック (東京) の 各AWS リージョンで利用可能に
PC等のクライアントからVPCへ接続するVPNをマネージドサービスで提供するAWS Client VPNが東京リージョンでもご利用可能になりました。 - Amazon RDS for MySQL、MariaDB、PostgreSQL の最大ストレージサイズと I/O パフォーマンスが向上
Amazon RDS for MySQL、MariaDB、PostgreSQL のストレージサイズが 最大64 TiB、I/O パフォーマンスが最大 80,000 IOPS まで設定可能になりました。既存DBにおいても停止させずにスケールアップ可能です。
- AWS Client VPN がアジアパシフィック (ムンバイ) と アジアパシフィック (東京) の 各AWS リージョンで利用可能に
- 5/21(火)
- Amazon EC2 C5n インスタンスをご利用いただけるリージョンが増えました
C5nインスタンスはC5シリーズの1つで、最大100Gbpsのネットワーク帯域を提供できる事が特徴です。このC5nが東京リージョンを含む、複数のリージョンで新たにご利用いただけるようになりました。 - AWS Config ルールの新しい料金プランを発表
AWS Configの料金が8月1日から変更になり「アクティブなルール数」から「評価されたルール数」単位に変更になります。これによって多くのお客様で安価に利用いただけるようになると考えられています。詳細はこちらのBlogをご覧ください。 - Amazon AppStream 2.0 が使用状況レポート機能を追加
AppStream 2.0で詳細な利用レポーティングが可能になりました。SaaS的なサービスを提供する上で便利な機能追加です。データはAmazon AthenaやAmazon QuickSightでの可視化が可能です。
- Amazon EC2 C5n インスタンスをご利用いただけるリージョンが増えました
- 5/22(水)
- Amazon RDS for SQL Server が各データベースインスタンスのデータベース制限を最大 100 個に拡大しました
RDS for SQL Serverで1インスタンス内に作成できるデータベース数が30から100に拡大しました。 - Amazon RDS の推奨事項で Amazon Aurora 向けのベストプラクティスガイダンスを提供開始
RDSの管理コンソール(左側ペイン)に出ている推奨内容(ベストプラクティス)で、Auroraについてもガイドされるようになりました。
- Amazon RDS for SQL Server が各データベースインスタンスのデータベース制限を最大 100 個に拡大しました
- 5/23(木)
- AWS Step Functions Adds Support for Callback Patterns in Workflows
Step Functionsでフローの途中で外部からのコールバックを待つことが出来るようになりました。例えば途中に人間の処理が挟まる場合や外部アプリの処理を待たないといけないような場合にフローが書きやすくなります。 - Announcing General Availability of AWS Ground Station
Ground Stationは衛星地上局のインフラストラクチャを構築する事なく、周回衛星からのデータを制御し取り込む事ができるサービスです。この日より一般利用開始(GA)になりました。詳しくはこちらのBlogを参照してください。 - Amazon EC2 Bare Metal Instances are Now Available in Additional AWS Regions
EC2のベアメタルインスタンス各種で利用可能なリージョン追加が発表されました。東京リージョンでは新たにR5 bare metalが利用可能になっています。
- AWS Step Functions Adds Support for Callback Patterns in Workflows
- 5/20(月)
上記以外の新発表は「AWSの最新情報ページ」をご覧ください。また、週刊AWSには「週刊AWSタグ」が付いていますので、これで過去の記事一覧を見ることが出来ます。
それでは、また来週お会いしましょう!
ソリューションアーキテクト 下佐粉 昭 (@simosako)