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【開催報告】ビルシリーズ@住友不動産麻布十番ビル re:Invent 2019 Recap
こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの石見(@kazuya_iwami)です。
先週開催されたAWS re:invent 2019から一週間経ち、徐々に興味のあるサービスを触り始めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。ちなみに自分はre:invent直前に発表されたAmazon Transcribeの日本語対応に惹かれて持っている音源を片っ端から文字起こししてみたところです。
本ブログでは先日、住友不動産麻布十番ビルにてC Channel様、Retty様、エウレカ様、メタップス様の4社合同で開催したre:Invent 2019 Recapイベントの様子をレポートしていきたいと思います。
Re:invent 2019 Recapとは?
Recapイベントとは、毎年AWS re:Inventの前後に多数の新サービス・サービスアップデートが公開されるため、その内容を改めて振り返り、普段の業務のどういったところに使えるサービスなのかを復習できるイベントです。今後もAWS Loftなどの会場やオンラインでRecapイベントを開催していきますので、ご興味のある方はこちらをご確認の上ぜひご参加下さい。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/2019/reinvent-2019-recap/
今回は住友不動産麻布十番ビルにオフィスを構えるC Channel様、Retty様、エウレカ様、メタップス様で同じようなニーズがあり、Recapイベント+個別相談会+交流会という形で4社様とAWS合同で開催いたしました。タイトルにあるビルシリーズって何?という方は他のビルでも開催したこちらのブログを是非! オシャレな会場を貸していただいたエウレカ様、Retty様ありがとうございました。
セッション
当日は4社で計50人程のエンジニアの方々にお集まり頂きました。AWS 平田のre:Invent紹介から始まり、C Channel Tonny様、Retty 小迫様、エウレカ 金子様、メタップス 阿多様から今後のビルイベントへの思いをお話頂きました。
“同じビルでもあまり交流がなかった4社だったが、今回の合同イベントを通じて交流が持てて嬉しい。今後もこういった取り組みを続けていきたい” エウレカ CTO 金子様
そしてre:Invent 2019に参加されたエウレカ 山本様、原田様からの熱い現地レポートLTが続きます。印象に残ったのはDynamoDBやコンテナのセッションだそうです。
re:Inventに参加出来なかった方は、こちらの公式Youtubeにre:Inventのセッション映像が逐次アップロードされていくのでぜひ気になるサービスのDive Deepセッションやグローバル事例を確認してみて下さい。最先端の事例が集結しているので様々な学びが得られるはずです!
https://www.youtube.com/channel/UCdoadna9HFHsxXWhafhNvKw/videos
ここからre:Invent 2019 recapに入ります。AWS ソリューションアーキテクトの石見・上原からre:Invent前後のアップデートの中で皆様のお役に立ちそうなものをピックアップしてご紹介しました。
当日の話を一部抜粋しますと、例えばコンテナ化に取り組まれている方々には以下のような嬉しいアップデートがありました。
- Kubernatesを運用する上でEC2のレイヤーの管理から解放されたいというニーズから開発された、Amazon EKSのAWS Fargate対応
- Fargateをより安価に使いたい方にはFargate SpotやSaving Planが登場
- AWS ECS Cluster Auto ScalingとECS Cluster Capacity Providerの登場によりECS on EC2がより楽に構築・運用できるように
Analytics周りでは一部プレビュー状態ではあるものの、今後の分析基盤を大きく変えうる大きなアップデートがありました。これらはそれぞれ「コンピュートとストレージ」「ホットストレージとウォームストレージ」を分離することで、各々を最適化できるよりクラウドらしい構成を目指しているのがポイントです。
- Amazon RedshiftのRA3インスタンスとAQUAの登場によりパフォーマンスが非常に向上
- Amazon Elasticsearch ServiceにUltraWarmというストレージ階層が追加され、より大量のデータを安価に扱えるように
もちろんその他にも、機械学習を利用してコードレビューやパフォーマンスの最適化を行ってくれるAmazon CodeGuruや、セキュリティデータを可視化・分析し、セキュリティ問題の迅速な原因究明を行うことのできるAmazon Detectiveなど様々な分野で多数のアップデートが発表されました。このような機会を通して多数のアップデートの中から日々の業務に活かせそうな機能を1つでも見つけて頂ければ幸いです。
懇親会
最後に4社合同での懇親会を実施しました。エンジニアの組織を育てていく上での課題や、コンテナ向けのパイプラインをどう組むのが使いやすいかなど各社で共通する悩みを共有しあうことのできる良い機会となりました。
おわりに
今回は住友不動産麻布十番ビルにオフィスを構えるC Channel様、Retty様、エウレカ様、メタップス様 4社との合同イベントとしてre:Invent 2019 Recapを開催しました。同じビル同士ということで行き来もしやすく和気藹々と盛り上がっていたのが印象的です。これからもAWSユーザーの皆様同士で意見交換や交流のできる機会を作り、AWSコミュニティを盛り上げるお手伝いができればと思います!
最後に、今後も様々な場所でRecapイベントを開催していきますので、ご興味のある方はこちらをご確認の上ぜひご参加下さい。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/2019/reinvent-2019-recap/
このブログの著者
石見 和也(Iwami, Kazuya)
AWS ソリューションアーキテクト。主にWebメディア系のお客様へのアーキテクチャ設計支援を行う他、機械学習に取り組むお客様の機械学習基盤の技術支援も担当。
上原 誠(Uehara, Makoto)
AWSのソリューションアーキテクトとして、主にメディア系のお客様に対する技術支援を担当。技術的な得意/興味領域としては、アナリティクス系テクノロジー、広告系ソリューションなど。