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Amazon Redshift の新機能 – 次世代コンピュートインスタンスと、マネージドで分析に最適化したストレージ

私たちはAmazon Redshiftを2012年にローンチしました(Amazon Redshift – The New AWS Data Warehouse)。数万ものお客様を抱え、今では世界で最も人気のあるデータウェアハウスとなっています。私たちのお客様は、業界を牽引するコストパフォーマンスで享受できる高速なパフォーマンス、複雑なクエリのサポート、トランザクション機能などに満足しています。

オリジナルのRedshiftのモデルは、計算能力とストレージのキャパシティが強固に結びついた形で規定されています。特定数のインスタンスからなるクラスターを作成すると、同時にインスタンスが搭載するローカルストレージの総量が約束されます(ときには総量によって容量が限定されます)。Concurrency Scaling(同時実行スケーリング)によって追加の処理能力を得ることもできますし、数分でクラスターのスケールアウトやスケールダウンが可能なElastic Resize(伸縮自在なサイズ変更)を使うことができるため、変化する処理能力やストレージの要求に適応することが可能です。

私たちはもっとうまくやれると思っています!今日、私たちはRedshiftに、処理能力とストレージをそれぞれ別々に最適化することができる新しいストレージ管理モデルで支えられている、Nitroベースの次世代コンピュートインスタンスをローンチします。このローンチは、ネットワークの広帯域化、Amazon Simple Storage Service (S3)を背後に持つSSDベースのローカルストレージを利用するマネージドストレージ、そしてS3との間で行き来するデータの動きを最適化するための複合的で高度なデータ管理技術といった、アーキテクチャの改良を利用しています。

これらの機能を組み合わせることで、Redshiftは他のクラウドデータウェアハウスサービスの3倍のパフォーマンスを実現することができ、Amazon Redshiftのお客様が最もよく使用している高密度ストレージ(DS2)インスタンスの2倍のパフォーマンスと2倍のストレージ容量を同じコストで得ることができます。

いろいろなユースケースの中で、この新しい組み合わせは業務分析にとてもフィットしています。そこではワークロードの多くがデータウェアハウスの中の小さな(そしてしばしば最近の)データのサブセットに焦点を当てます。以前は、ストレージの制限内に収めるために、古いデータを他のタイプのストレージにアンロードしていました。これにより、複雑性が増し、履歴データに対するクエリが非常に複雑になりました。

次世代コンピュートインスタンス
新しいRA3インスタンスは、新しいマネージドなストレージモデルと極めて密接に動作するようにデザインされています。ra3.16xlargeインスタンスは48 vCPU、384 GiB メモリ、そして64TB のストレージを持ちます。2から128インスタンスまでのクラスタを作ることができ、圧縮済みで8PB を超えるストレージが提供されます。

新しいRA3クラスターは既存のクラスターのスナップショットから作成することもできますし、クラスターを新しいインスタンスタイプにアップグレードするためにClassic resize(従来のサイズ変更)を使うこともできます。

もし既存のスナップショットもしくはクラスターがあるのであれば、リストアもしくはリサイズをする際に、Amazon Redshiftコンソールを使ってRA3の推奨設定を取得することができます。この推奨情報は、DescribeNodeConfigurationOptions 関数、または describe-node-configuration-options コマンドから取得することもできます。

マネージドで分析に最適化されたストレージ
新しいマネージドなストレージも同様にエキサイティングです。それぞれのインスタンスには大容量で高パフォーマンスなSSDベースのストレージがキャッシュとして搭載されており、その後ろにはスケール、パフォーマンス、耐久性を兼ね備えたS3があります。ストレージシステムは高パフォーマンスを発揮するようにキャッシュを管理するために、データブロックのアクセス頻度、データブロックの使用期間、ワークロードのパターンといった、複数の手がかりを使います。データは自動的に適切な層に配置されます。このキャッシングや他の最適化による恩恵を受けるために、あなたは何も特別なことをする必要はありません。SSDとS3ストレージに対する料金の分だけ払えば、インスタンスを追加したり、追加インスタンスの料金を払うことなく、データウェアハウスのストレージの容量を増やすことができます。

料金と利用可能な時期
マネージドなストレージを持つRA3インスタンスは、以下のAWSリージョンで利用可能になっています。米国東部(オハイオ)、米国東部(バージニア北部)、米国西部(北カリフォルニア)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(ソウル)、アジアパシフィック(シンガポール)、アジアパシフィック(シドニー)、アジアパシフィック(東京)、欧州(フランクフルト)、欧州(アイルランド)、欧州(ロンドン)。

Jeff;

(翻訳はソリューションアーキテクト平間が担当しました)