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【開催報告】ビルシリーズ@住友不動産六本木グランドタワー 第2回 re:Invent 2019 Recap
こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの上原(@pioho07)です。
AWS re:invent 2019開催から二週間経ち、徐々に興味のあるサービスを触り始めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。ちなみに自分はre:inventの前に発表があったAmazon CloudWatch Syntheticsというサービスが気になっています。外形監視をするマネージドサービスで単純なハートビートやGUI画面操作のチェックなどを行います。また、画面キャプチャを残したり各アセットのレスポンスの確認やアラームを上げるといったことができるので、さっそく自分のテストアプリへの監視を初めてみました。(まだプレビューで東京リージョンには来てない点ご注意ください)
本ブログでは本日、住友不動産六本木グランドタワービルにてFringe81様、BASE様、エブリー様、ディップ様、クルーズ様、アイアド 様、ファーストコンサルティング 様、Gunosy様の8社合同で開催したre:Invent 2019 Recapイベントの様子をレポートしていきたいと思います。
Re:invent 2019 Recapとは?
Recapイベントとは、毎年AWS re:Inventの前後に多数の新サービス・サービスアップデートが公開されるため、その内容を改めて振り返り、普段の業務のどういったところに使えるサービスなのかを復習できるイベントです。今後もAWS Loftなどの会場やオンラインでRecapイベントを開催していきますので、ご興味のある方はこちらをご確認の上ぜひご参加下さい。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/2019/reinvent-2019-recap/
今回は住友不動産六本木グランドタワービルにオフィスを構えるFringe81様、BASE様、エブリー様、ディップ様で同じようなニーズがあり、Recapイベント+交流会という形で4社様と本ビル周辺にいらっしゃるお客様4社含めてAWS合同で開催いたしました。タイトルにあるビルシリーズって何?という方はビルシリーズ1発目のこちらのブログも是非御覧ください!(他にも麻布十番ビルでもビルシリーズを開催しました)。六本木にある本ビル最上階(43階)の素晴らしい会場をお貸しいただいたFringe81様ありがとうございました。
セッション
当日は8社で計30人以上のエンジニアの方々にお集まり頂きました。re:Invent 2019に参加されたBase 川口様からの熱い現地レポートLTが続きます。コンテナ周りのセッションに注目いただき、”現地でトリの人@toriclsにDMし「Containers Happy Hour」に参加でき、そこでAmazon ECS担当者と内部実装などを聞くことができてよかった”とおっしゃっていました。また、ExpoやJapanNightなども期待以上でおもしろかったそうです。
re:Inventに参加出来なかった方は、こちらの公式Youtubeにre:Inventのセッション映像が逐次アップロードされていくのでぜひ気になるサービスのDive Deepセッションやグローバル事例を確認してみて下さい。最先端の事例が集結しているので様々な学びが得られるはずです!
https://www.youtube.com/channel/UCdoadna9HFHsxXWhafhNvKw/videos
ここからre:Invent 2019 recapに入ります。AWS ソリューションアーキテクトの加治・大倉・石見からre:Invent前後のアップデートの中で皆様のお役に立ちそうなものをピックアップしてご紹介しました。
当日の話を一部抜粋しますと、例えばコンテナ化に取り組まれている方々には以下のような嬉しいアップデートがありました。
Kubernatesを運用する上でEC2のレイヤーの管理から解放されたいというニーズから開発された、Amazon EKSのAWS Fargate対応https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-eks-on-aws-fargate-now-generally-available/
Fargateをより安価に使いたい方にはFargate SpotやSaving Planが登場https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-fargate-spot-now-generally-available/
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/new-savings-plans-for-aws-compute-services/
AWS ECS Cluster Auto ScalingとECS Cluster Capacity Providerの登場によりECS on EC2がより楽に構築・運用できるようにhttps://aws.amazon.com/jp/blogs/news/aws-ecs-cluster-auto-scaling-is-now-generally-available/
Analytics周りでは一部プレビュー状態ではあるものの、今後の分析基盤を大きく変えうる大きなアップデートがありました。これらはそれぞれ「コンピュートとストレージ」「ホットストレージとウォームストレージ」を分離することで、各々を最適化できるよりクラウドらしい構成を目指しているのがポイントです。
Amazon RedshiftのRA3インスタンスとAQUAの登場によりパフォーマンスが非常に向上https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-redshift-update-next-generation-compute-instances-and-managed-analytics-optimized-storage/
Amazon Elasticsearch ServiceにUltraWarmというストレージ階層が追加され、より大量のデータを安価に扱えるようにhttps://aws.amazon.com/jp/blogs/news/retain-more-for-less-with-ultrawarm-for-amazon-elasticsearch-service/
もちろんその他にも、機械学習を利用してコードレビューやパフォーマンスの最適化を行ってくれるAmazon CodeGuruや、セキュリティデータを可視化・分析し、セキュリティ問題の迅速な原因究明を行うことのできるAmazon Detectiveなど様々な分野で多数のアップデートが発表されました。このような機会を通して多数のアップデートの中から日々の業務に活かせそうな機能を1つでも見つけて頂ければ幸いです。
懇親会
最後に8社合同での懇親会を実施しました。エンジニアの組織を育てていく上での課題や、コンテナ向けのパイプラインをどう組むのが使いやすいかなど各社で共通する悩みを共有しあうことのできる良い機会となりました。
おわりに
今回は住友不動産六本木グランドタワービルにオフィスを構えるFringe81様、BASE様、エブリー様、ディップ様 との合同イベントとしてre:Invent 2019 Recapを開催しました。同じビル同士ということで行き来もしやすく和気藹々と盛り上がっていたのが印象的です。これからもAWSユーザーの皆様同士で意見交換や交流のできる機会を作り、AWSコミュニティを盛り上げるお手伝いができればと思います!
会場を貸していただいたFringe81 遠山様からも一言いただきました。
最後に、今後も様々な場所でRecapイベントを開催していきますので、ご興味のある方はこちらをご確認の上ぜひご参加下さい。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/2019/reinvent-2019-recap/
このブログの著者
上原 誠(Uehara, Makoto)
AWSのソリューションアーキテクトとして、主にメディア系のお客様に対する技術支援を担当。技術的な得意/興味領域としては、アナリティクス系テクノロジー、広告系ソリューションなど。