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Kiro のエンタープライズ ID 連携と使用状況メトリクス
本記事は 2026 年 2 月 13 日に公開された Ranjith Ramakrishnan による “Enterprise identity and usage metrics” を翻訳したものです。
Kiro が 11 月 17 日に一般提供されて以来、Rackspace、Smugmug、Netsmart などの多くの企業が、エンジニアリングチーム全体でスペック駆動開発アプローチを採用し、AI 開発においてより構造化されたアプローチをもたらし、場合によっては最大 90% の効率向上を実現しています。
本日、外部 ID プロバイダーのサポートとユーザーレベルのアクティビティメトリクスにより、組織が Kiro をさらに簡単に使用できるようになりました。企業には、ID 管理の仕組みやコンプライアンス要件があり、またチームは「何がどのように使われているのか」を可視化して把握する必要があります。この分野は急速に変化しているため、企業は新しいユーザーを迅速にオンボーディングし、AI がエンジニアをどこでどのように支援しているかについての洞察を得たいと考えています。このデータがあれば、ツールとプロセスへの投資を迅速に拡大し、一貫して高い品質基準を保ちながら、はるかに速くリリースできます。
外部 ID プロバイダー: Okta と Microsoft Entra ID
組織が Okta または Microsoft Entra ID を通じて ID を管理している場合、Kiro はそのインフラストラクチャに直接接続できるようになりました。これは、IDE、CLI、Web アプリなど、Kiro ポートフォリオ全体で機能します。開発者は既に持っている認証情報で認証するため、新しいログインを設定する必要はありません。
管理者が既存の ID プロバイダーをオンボーディングすると、SSO ポリシー、条件付きアクセスルール、MFA 適用が設定どおりに Kiro で使用されます。Okta と Microsoft Entra から始めたのは、多くのお客様からのリクエストに基づいています。追加の OIDC プロバイダーのサポートに取り組んでいます。まだサポートされていないプロバイダーを使用している場合は、お知らせください。優先順位の決定に役立てさせていただきます。
これは、Kiro を人気のあるエンタープライズツールやシステム(ID プロバイダー、チケットシステムやバージョン管理システム、デプロイツールなど)に接続する最初のステップです。
ユーザーレベルのアクティビティメトリクス
組織の管理者は、チーム全体の利用状況を日次で集計したデータを提供するユーザーアクティビティレポートを有効にできるようになりました。レポートは、クライアントタイプ(IDE、CLI、IDE プラグイン)ごとにアクティビティを分類するため、開発者が実際に使用しているツールを可視化できます。これらの基本的なメトリクスは始まりに過ぎません。
生産性の測定と使用パターンの確立は繰り返し出てくるテーマであり、今日、私たちはより豊富な分析(トレンドビュー、チームレベルの集計、エクスポート可能なダッシュボード)だけでなく、エージェント型開発を効果的に活用することが、どのように生産性向上につながるのか、その洞察を得られるようにしていきます。企業が重視するソフトウェアデリバリー指標において、どのチームが最も顕著な向上を実現しているのか? そしてその成果を牽引する利用パターンとは何か? 2026年の展開にご期待ください。
エンタープライズ向けの次のステップ
これら 2 つの機能は、企業が既に依存しているシステム内で Kiro を機能させるための、より広範な取り組みの一部です。既存のツールやサービスとのさらなる統合、および開発速度を安全に向上させるために必要なガードレールを提供する追加のガバナンス制御と機能に積極的に取り組んでいます。
組織での Kiro 導入を検討中の方、または既に利用中で特定のエンタープライズ機能の優先的な実装を希望される方は、お知らせいただくか、GitHub で Issues を開いてください。
翻訳は Solutions Architect の吉村が担当いたしました。