Amazon Web Services ブログ
AWS re:Invent 2021 で BugBust の歴史をともに作りましょう
当社では、今年の初めに AWS BugBust Challenge を立ち上げました。これは、100 万個のコードバグを修正し、1 億 USD を超える技術的負債を削減する世界初のグローバルコンペティションです。この取り組みの一環として、今年の AWS re:Invent カンファレンスで初の AWS BugBust re:Invent Challenge を11 月 29 日午前 10 時 (PST)~12 月 2 日午後 2 時 (PST) の日程で開催します。その際、ギネスワールドレコーズ認定の「最大のバグ修正コンペティション」の新しい世界記録を樹立したいと考えています。
これまで、AWS BugBust のイベントは、コードバグの数を減らし、外部の顧客に及ぶ影響を軽減したい組織によって内部的に実行されてきました。これらのイベントでは、組織内のイベント管理者が固有のリンクを介して共有 AWS アカウントで共同作業を行うよう社内のデベロッパーを招待し、チャレンジに参加できるようにします。これは組織にとって有益ですが、社内のバグのみに焦点を当てているため、イベントの範囲は限定的なものとなります。AWS BugBust イベントの影響力を強化するため、今年の re:Invent では、Java または Python の知識を持つすべての人が挑戦できるようにして、オープンソースのコードベースの修正をサポートする予定です。
過去に鑑みれば、バグの発見は多くの労力を必要とする課題であり続けています。毎年、デベロッパーたちは、存在するかどうかわからないバグをコードベースで探し、本番環境で問題が生じる前にパッチを適用することに 6 億 2,000 万時間を費やしています。さらに悪いことに、既に問題を引き起こしている場合はオンザフライで修正しています。AWS BugBust re:Invent Challenge では、コードの品質を向上させ、アプリケーションの最も費用がかかっているコード行を特定するためのインテリジェントなレコメンデーションを提供する、機械学習を利用したデベロッパーツールである Amazon CodeGuru を使用します。Amazon CodeGuru は、バグによって引き起こされたセキュリティおよび運用上のイベントに対応するのではなく、記述中、および本番環境に移行する前に、定義されたコードベースで問題となり得る部分を事前予防的にハイライトします。CodeGuru を利用することで、デベロッパーはすぐにバグ探しを開始でき、チャレンジのためのポイントを獲得できます。
このチャレンジの一環として、AWS では、デベロッパーがイベントを通じてパッチを適用して貢献できるように、無数のオープンソースプロジェクトを含む予定です。バグは、セキュリティ上の問題、重複コード、リソースリークなど、多岐にわたる場合があります。各バグが提出され、問題が解決済みであると CodeGuru によって判断されると、ソフトウェアのバグ潰しのために行われた協力から誰もが恩恵を受けることができるように、パッチが適用されたすべてのソフトウェアがオープンソースプロジェクトに戻されます。
AWS BugBust re:Invent Challenge は、re:Invent に参加しているかどうかにかかわらず、Python または Java の知識を持つすべてのデベロッパーが参加できます。パーカーやはえたたきから Amazon Echo Dot まで、チャレンジに参加して特定のマイルストーンを達成したすべての参加者が付与対象となるさまざまな賞品が用意されています。また、イベント中にバグを潰して最も多くのポイントを獲得した参加者には、1,500 USD の現金とともに、垂涎の的である「Ultimate AWS BugBuster」というタイトルが付与されます。
実際に会場にお越しになって参加する方のために、主要な展示会場に 500 平方フィート (約 46 平方メートル) のスペースである AWS BugBust Hub を設けました。このスペースでは、デベロッパーがチャレンジに参加し、適切なソーシャルディスタンスを維持しながら AWS BugBust リーダーシップボードで自らの進捗状況を追跡できます。AWS BugBust Hub に加えて、AWS BugBust キオスクがイベントスペース内に設けられる予定です。デベロッパーは、この場所で、最大のバグ修正チャレンジの世界記録へのチャレンジに貢献するためにサインアップできます。また、参加者は AWS BugBust SWAT チームに所属する Amazon の職員と話すことができます。これらの職員は、イベントに関する質問に回答したり、製品のデモを提供したりできます。
AWS BugBust re:Invent Challenge に参加するには、デベロッパーは AWS BugBust プレイヤーアカウントと GitHub アカウントを有している必要があります。コンペティションの事前登録はオンラインで行うことができます。re:Invent 2021 に実際にお越しの場合は、AWS BugBust Hub またはキオスクで参加登録が可能です。実際に会場にお越しになって re:Invent に参加する予定がない場合でも、オンラインで参加したり、バグを修正したり、ポイントを獲得して賞品を獲得したりできます。
原文はこちらです。