NEW – Amazon SageMaker JumpStart で組織内での ML モデルとノートブックの共有がより簡単に

Amazon SageMaker JumpStart は、機械学習 (ML) の取り組みを加速するのに役立つ機械学習 (ML) ハブです。SageMaker JumpStart では、一般的なモデルハブの事前トレーニング済みモデルを含む組み込みアルゴリズム、記事の要約や画像生成などのタスクの実行に役立つ事前トレーニング済みの基礎モデル、および一般的なユースケースを解決するためのエンドツーエンドのソリューションを利用できます。

本日、モデルやノートブックなどの ML アーティファクトを、SageMaker JumpStart を使用して AWS アカウントを共有する他のユーザーとより簡単に共有できるようになったことをお知らせします。

SageMaker JumpStart を使用した ML アーティファクトの共有
機械学習はチームスポーツです。モデルやノートブックをチーム内の他のデータサイエンティストと共有して、共同作業や生産性の向上を図りたい場合もあります。また、モデルを運用チームと共有して、本番環境に導入したい場合もあります。SageMaker JumpStart を使用して ML アーティファクトを共有する方法を紹介します。

SageMaker Studio では、左側のナビゲーションメニューで Models (モデル) を選択します。次に、Shared models (共有モデル) と Shared by my organization (組織で共有) を選択します。AWS アカウント内で他のユーザーが共有した ML アーティファクトを見つけて検索できるようになりました。SageMaker で開発された ML アーティファクトだけでなく、SageMaker 外部で開発された ML アーティファクトも追加および共有できることに注意してください。

モデルまたはノートブックを共有するには、Add (追加) を選択します。モデルの場合は、タイトル、説明、データタイプ、ML タスク、フレームワーク、その他のメタデータなどの基本情報を入力します。この情報は、他のユーザーが自分のユースケースに適したモデルを見つけるのに役立ちます。モデルのトレーニングとデプロイを有効にすることもできます。これにより、ユーザーは SageMaker JumpStart を使用して数回クリックするだけで、共有モデルを微調整してモデルをデプロイできます。

モデルトレーニングを有効にするには、すべての関連情報を自動入力する既存の SageMaker トレーニングジョブを選択してください。この情報には、コンテナフレームワーク、トレーニングスクリプトの場所、モデルアーティファクトの場所、インスタンスタイプ、デフォルトのトレーニングおよび検証データセット、ならびにターゲット列が含まれます。構築済みの SageMaker 深層学習コンテナ を選択するか、Amazon ECR でカスタム Docker コンテナを選択して、カスタムモデルトレーニング情報を提供することもできます。モデルトレーニング用のデフォルトのハイパーパラメータとメトリクスを指定することもできます。

モデルデプロイを有効にするには、使用するコンテナイメージ、推論スクリプトとモデルアーティファクトの場所、およびデフォルトのインスタンスタイプも定義する必要があります。モデルトレーニングとモデルデプロイオプションの詳細については、SageMaker デベロッパーガイドをご覧ください。

ノートブックの共有も同様に機能します。ノートブックに関する基本情報と、ノートブックファイルの Amazon S3 の場所を指定する必要があります。

AWS アカウントを共有するユーザーは、SageMaker JumpStart で直接共有モデルを参照して選択し、微調整、エンドポイントのデプロイ、またはノートブックの実行を行うことができます。

SageMaker Studio では、左側のナビゲーションメニューで Quick start solutions (クイックスタートソリューション) を選択し、Solutions, models, example notebooks (ソリューション、モデル、サンプルノートブック) を選択すると、共有されているすべての ML アーティファクトと、一般的なモデルハブやエンドツーエンドソリューションからの事前トレーニング済みモデルにアクセスできます。

今すぐご利用いただけます
Amazon SageMaker JumpStart 内の新しい ML アーティファクト共有機能は、Amazon SageMaker JumpStart が利用可能なすべての AWS リージョンで今すぐご利用いただけます。詳細については、Amazon SageMaker JumpStart と SageMaker JumpStart のドキュメントをご覧ください。

今すぐ Amazon SageMaker JumpStart でモデルとノートブックの共有を始めましょう。

— Antje

原文はこちらです。