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M5、M5d、R5、R5d、および z1d の 5 つの新しい Amazon EC2 ベアメタルインスタンスがご利用いたけるようになりました

本日、AWS は数ヵ月前にお約束した 5 つの新しい EC2 ベアメタルインスタンスの提供を開始します。オペレーティングシステムは基盤となるハードウェア上で実行され、プロセッサおよびその他ハードウェアに直接アクセスできます。これらのインスタンスは、持続的な全コアターボのパフォーマンスを提供する、AWS 向けにカスタマイズされた Intel® Xeon® Scalable Processor (Skylake) プロセッサで駆動します。

仕様は以下のとおりです。

インスタンス名 持続的な全コアターボ
論理プロセッサ メモリ ローカルストレージ EBS最適化帯域幅 ネットワーク帯域幅
m5.metal 最大 3.1 GHz 96 384 GiB 14 Gbps 25 Gbps
m5d.metal 最大 3.1 GHz 96 384 GiB 4 x 900 GB NVMe SSD 14 Gbps 25 Gbps
r5.metal 最大 3.1 GHz 96 768 GiB 14 Gbps 25 Gbps
r5d.metal 最大 3.1 GHz 96 768 GiB 4 x 900 GB NVMe SSD 14 Gbps 25 Gbps
z1d.metal 最大 4.0 GHz 48 384 GiB 2 x 900 GB NVMe SSD 14 Gbps 25 Gbps

M5 インスタンスは、ウェブおよびアプリケーションサーバー、ゲームサーバー、キャッシングフリート、アプリケーション開発環境など、汎用ワークロードのために設計されています。R5 インスタンスは、高機能データベース、ウェブ規模のインメモリキャッシュ、中規模のインメモリデータベース、リアルタイムのビッグデータ分析、およびその他メモリ集約型のエンタープライズアプリケーションのために設計されています。M5d および R5d の派生タイプには、3.6 TB のローカル NVMe SSD ストレージも搭載されています。

z1d インスタンスは優れたコンピューティングパフォーマンスと大量のメモリを提供するため、EDA (Electronic Design Automation)、およびコアあたりのライセンスコストが高いリレーショナルデータベースに最適です。高い CPU パフォーマンスによってライセンスを取得するコアの数を少なくすることができ、Oracle または SQL Server ワークロードの総所有コストを大幅に削減します。

インスタンスはすべて AWS Nitro System を活用しており、EBS 処理 (暗号化操作を含む) のための専用ハードウェアアクセラレーター、各Virtual Private Cloud (VPC) 内にあるソフトウェア定義のネットワーク、ENA ネットワーキング、および M5d、R5d、z1d の各インスタンス上のローカル NVMe ストレージへのアクセスを備えています。ベアメタルインスタンスでは、Elastic Load BalancingAuto ScalingAmazon CloudWatch、および AWS のその他サービスを利用することもできます。

特別にライセンス取得された、物理的な非仮想化ハードウェア専用の古き良きアプリケーションとシステムソフトウェアに最適であることに加えて、ベアメタルインスタンスはパフォーマンスカウンターなどのプロセッサの低レベル機能へのアクセスを必要とするツールとアプリケーションの実行にも使用できます。例えば、Mozilla の Record and Replay Framework (rr) は少ないオーバーヘッドでプログラムの実行を記録して再現するもので、パフォーマンスカウンターを使ってアプリケーションパフォーマンスを測定し、忠実度の高いシグナルとコンテキストスイッチイベントを実現します。詳細については、Mozilla のレポート「Engineering Record And Replay For Deployability」を読むことができます。

今すぐインスタンスを起動
m5.metal インスタンスは、米国東部 (バージニア北部およびオハイオ)、米国西部 (北カリフォルニアおよびオレゴン)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、パリ、およびストックホルム)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、および東京) の各 AWS リージョンでご利用いただけます。

m5d.metal インスタンスは、米国東部 (バージニア北部およびオハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、パリ、およびストックホルム)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、シンガポール、およびシドニー) の各 AWS リージョンでご利用いただけます。

r5.metal インスタンスは、米国東部 (バージニア北部およびオハイオ)、米国西部 (北カリフォルニアおよびオレゴン)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、パリ、およびストックホルム)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、およびシンガポール)、AWS GovCloud (米国西部) の各 AWS リージョンでご利用いただけます。

r5d.metal インスタンスは、米国東部 (バージニア北部およびオハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、欧州 (フランクフルト、パリ、およびストックホルム)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、およびシンガポール)、AWS GovCloud (米国西部) の各 AWS リージョンでご利用いただけます。

z1d.metal インスタンスは、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (北カリフォルニア)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (シンガポールおよび東京) の各 AWS リージョンでご利用いただけます。

ベアメタルインスタンスは、可能な限り早い時期に、さらに多くの AWS リージョンでご利用いただけるようになります。

Jeff;