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大阪ローカルリージョン Snowball / Snowball Edge 提供開始

みなさん、こんにちわ。

アマゾン ウェブ サービス ジャパン、プロダクトマーケティング

エバンジェリストの亀田です。

 

大阪ローカルリージョンで AWS Snowball / Snowball Edgeの提供が開始されました。
Snowball はセキュリティに考慮して設計されたデバイスを使用するペタバイト規模のデータ転送ソリューションで、AWS クラウド内外に大容量データを転送できます。AWSのリージョンへ大量のデータを転送するだけではなく、データの取り出しにもご利用可能です。

Snowballの使い方はシンプルです。例えばImportの場合、マネージメントコンソールでJOBを作成すると、Snowballデバイスが皆さんのところに送付されてきます。Snowballデバイスは業界標準のネットワークインターフェイス (RJ45、銅線 SFP+、光ファイバー SFP+ アダプタを使用した 10Gb イーサネット) とストレージプロトコル (HDFS、S3 API、S3 CLI) をサポートしています。このインターフェースを使用してAWSのリージョンへコピーするデータをSnowballデバイスへ書き込みます。その後指定された住所まで送付すると、指定したS3バケットにデータがアップロードされます。

すべてのデータは256 ビット暗号化を使用して暗号化されます。暗号化キーは、AWS Key Management Service (KMS) を使用して管理されます。キーがデバイスに送信されたり、保存されたりすることはないので、郵送途中のSnowballからデータが漏洩することはないようになっています。

インターネット経由でのデータアップロードとSnowballによるデータアップロードの比較

100 テラバイトのデータを転送するには、1 Gbps の専用接続を使っても 100 日以上かかります。Snowball デバイスは1個80テラバイトのデータを格納可能ですので、 2 個使用すれば同じ容量のデータを 1 週間未満 (別途、運送時間がかかる) で転送することができます。

東京リージョンと大阪ローカルリージョン間のデータコピー

Snowballはリージョン間のデータコピーはサポートしていません。東京リージョンのデータを大阪ローカルリージョンへコピーする場合は、S3 のクロスリージョンレプリケーションを使用してください。

料金表

Snowballの料金表はこちらにあります。

Snowball Edge と Snowballの違い

Snowball Edge はSnowballとことなり、容量が80テラバイトから100テラバイトに拡張されいます。また、NFS v3 および v4.1 をサポートしており、オンプレミス環境におけるストレージとして稼働させることもできます。

– プロダクトマーケティング エバンジェリスト 亀田