Amazon Web Services ブログ
週刊生成AI with AWS – 2025/2/24週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの木村です。
今週の 3 月 6 日 (木) はついに AWS Innovate: Generative AI + Data がオンラインで開催されます。最新の AWS の生成 AI サービスとお客様事例を通じたユースケースを学ぶことができるイベントとなっています。ぜひご参加ください!
それでは、2 月 24 日週の生成 AI with AWS 界隈のニュースを見ていきましょう。
さまざまなニュース
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- ブログ記事「Anthropic の Claude 3.7 Sonnet ハイブリッド推論モデルが Amazon Bedrock で利用可能に」を公開
2 月 24 日に Amazon Bedrock で Anthropic Claude 3.7 Sonnet が利用可能になりました。この記事では、Claude 3.7 Sonnet の特徴であるハイブリッド推論(標準モードと拡張思考モード)や、強化されたコーディング性能などの解説をしています。拡張思考モードの有効化方法や出力例も紹介していますのでぜひご覧ください。 - ブログ記事「第2回 AWS ジャパン 生成 AI Frontier Meet Up ~学びと繋がりの場~ 開催報告」を公開
昨年実施した生成 AI 実用化推進プログラムや GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)の関係者が一堂に会する「生成 AI Frontier Meetup」が、2 月 7 日に開催されました。このブログはそのイベントの報告記事です。プログラム参加者によるライトニングトークや、プログラムを通じて開発されたモデル紹介の様子が記載されています。 - ブログ記事「新しい Amazon Q Developer エージェントで開発を効率化」を公開
Amazon Q Developer に、ドキュメント作成・ユニットテスト・コードレビューといった 3 つの新しい AI エージェントが追加されました。これらは開発ライフサイクルの中の最も時間がかかるプロセスを支援する機能です。本記事では、それぞれのエージェントの概要・プロンプト例・demo を紹介しています。ぜひ本記事を読みながらトライしてみてはいかがでしょうか。
- ブログ記事「Anthropic の Claude 3.7 Sonnet ハイブリッド推論モデルが Amazon Bedrock で利用可能に」を公開
サービスアップデート
サービスアップデート – 生成AIを組み込んだ構築済みアプリケーション
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- AWS Chatbot が Amazon Q Developer に名称変更
AWS Chatbot のサービス名が Amazon Q Developer に変更になりました。Amazon Q Developer により、お客様は Slack や Teams などのチャットを通じて AWS リソースの監視、操作、トラブルシューティングをより迅速に行うことができます。 - Amazon Q Developer が Amazon SageMaker Canvas で一般提供開始
昨年プレビュー版だった Amazon SageMaker Canvas での Amazon Q Developer サポートが一般提供開始されました。本機能は、Amazon SageMaker Canvas 上の Amazon Q Developer とのチャットを通じて機械学習に取り組むことができる機能です。今回のリリースで、時系列モデル構築などの追加のユースケースがサポートされています。 - Microsoft 365のWordとOutlook向けAmazon Q Business統合を発表
Microsoft 365 の Word と Outlook 向け Amazon Q Business 統合の一般提供を開始しました。Word 統合では、生成 AI を活用した下書き作成、文章レビュー、長文書の分析などを容易に行うことができます。Outlook統合では、長いメールスレッドの要約や、フォローアップが必要なアクション項目の特定などが可能です。これらの機能は Q Business が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。
- AWS Chatbot が Amazon Q Developer に名称変更
サービスアップデート – アプリケーション開発のためのツール
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- Amazon Bedrock で Anthropic の Claude 3.7 Sonnet が 利用可能に
Anthropic の最新モデル Claude 3.7 Sonnet が Amazon Bedrock で利用可能になりました。Claude 3.7 Sonnet は特にコーディング性能において大幅な改善がされています。また標準モードと拡張思考モードの 2 つのモードがあり、切り替えて利用することができます。現在、米国東部(バージニア北部)、米国東部(オハイオ)、米国西部(オレゴン)で利用可能です。 - Amazon Bedrock Guardrailsがサービスクォータ制限の引き上げを発表
Amazon Bedrock Guardrails でサービスクォータ制限が引き上げられ、より多くのトラフィックに対応できるようになりました。ApplyGuardrail API の呼び出し数は 2 倍の最大 50 回/秒、コンテンツフィルター・機密情報フィルター・単語フィルターは 8 倍の最大 200 TUPS を処理できるようになりました。 - Amazon Novaの理解モデルがヨーロッパとアジアパシフィックで利用可能に
Amazon Nova 理解モデル(Amazon Nova Lite、Amazon Nova Micro、およびAmazon Nova Pro)が、ヨーロッパとアジアパシフィックのリージョンにて利用できるようになりました。クロスリージョン推論プロファイルを通じてモデルの利用が可能になっています。アジアパシフィックには、東京、ソウル、ムンバイ、シンガポール、シドニーリージョンが含まれます。クロスリージョン推論についてはこちらのガイドをご覧ください。 - Amazon Nova クリエイティブモデルがアジア太平洋地域で利用可能に
Amazon Nova クリエイティブモデル(Amazon Nova Canvas および Amazon Nova Reel )がアジア太平洋(東京)リージョンでの提供を開始しました。画像生成モデルの Nova Canvas、動画生成モデルの Nova Reel を日本のお客様が利用しやすくなりました。モデルの概要やサンプルはこちらのページをご覧ください。 - Amazon Bedrockが生成AIアプリケーション向けセッション管理APIをリリース(プレビュー)
LangGraph や LlamaIndex などの OSS フレームワークで構築された生成 AI アプリケーションの状態やコンテキスト情報を保管する新機能「セッション管理 API 」をプレビューでリリースしました。セッション管理 API を使うことで、開発者はセッション管理のためのバックエンドソリューションを構築する必要なく、複数ステップの生成 AI ワークフローの状態と会話コンテキストを管理できるようになります。アジア太平洋(東京)リージョン含む複数のリージョンで利用可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
- Amazon Bedrock で Anthropic の Claude 3.7 Sonnet が 利用可能に