Amazon Web Services ブログ
週刊生成AI with AWS – 2026/3/23週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの木村です。
関東では先週から桜が咲いていてとても癒されています。
そんな先週の 3 月 26 日には、Amazon Quick が東京リージョンにて一般提供開始されました。日本のお客様がより便利に使えるようになりましたので、ぜひお試しいただければと思います。
「AWS ジャパン生成 AI 実用化推進プログラム」も引き続き募集中ですのでよろしくお願いします。
それでは、3 月 23 日週の生成 AI with AWS界隈のニュースを見ていきましょう。
さまざまなニュース
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- AWS 生成 AI 国内事例ブログ「キヤノン株式会社イメージング事業本部様にて生成 AI ハッカソンを開催!生成 AI をフル活用し社内課題を解決する 5 つのシステムを開発」を公開
キヤノン株式会社イメージング事業本部様と AWS が共同で生成 AI ハッカソンを実施しました。約 20 名のエンジニアが 5 チームに分かれ、Amazon Bedrock や Amazon Q Developer を活用して社内業務の課題を解決するプロトタイプを開発した取り組みと成果を紹介しています。 - AWS 生成 AI 国内事例ブログ「AI 時代に組織はどう変わるか — Jeff Barr が語る開発チームの未来と、三菱電機の挑戦」を公開
三菱電機グループの社内 AWS ユーザーグループ「MAWS」シリーズ第 3 弾です。755 名に成長した MAWS のリーダーたちと AWS VP / Chief Evangelist の Jeff Barr とのセッションを通じて、AI 時代における「2 Pizza チームから 1 Pizza チームへ」の組織変化、生産性向上に伴うダウンストリームのボトルネック、「High Judgment」を軸とした人材育成など、開発組織の未来について議論した内容をレポートしています。 - ブログ記事「AWS Security Agent 徹底解説: 自動ペネトレーションテストのためのマルチエージェントアーキテクチャ」を公開
AWS Security Agent に組み込まれた自動ペネトレーションテストコンポーネントのアーキテクチャを技術的に解説しています。専門化された複数の AI エージェントが連携し、認証・ベースラインスキャン・多段階探索・検証という一連のワークフローで脆弱性を検出するマルチエージェントシステムの仕組みや、CVE Bench ベンチマークでの評価結果を紹介しています。 - ブログ記事「Kiro で Amazon Connect AI エージェント開発を加速」を公開
AI コーディングアシスタント Kiro を使って、15 のバックエンド API を備えた Amazon Connect AI エージェントをわずか 3 日間で構築した事例を紹介しています。仕様駆動設計、高速なコード生成、CloudWatch Logs の自動分析による 10〜20 分のイテレーションサイクルなど、従来 2〜3 週間かかる開発を大幅に短縮した方法を解説しています。 - ブログ記事「エージェンティック AI と AWS Transform でメインフレームアプリケーションを再構想 (reimagine) する」を公開
AWS Transform for mainframe と Kiro を活用し、レガシー COBOL アプリケーションをモダンなクラウドネイティブのマイクロサービスに変換する reimagine パターンを解説しています。リバースエンジニアリング、フォワードエンジニアリング、デプロイとテストの 3 フェーズによるモダナイゼーションアプローチと、Strangler fig パターンによる段階的な移行方法を紹介しています。 - ブログ記事「Amazon Quick が AWS アジアパシフィック (東京) リージョンで利用可能になりました」を公開
AI ベースのデジタルワークスペース Amazon Quick が東京リージョンで利用可能になりました。Quick Index、Quick Research、Quick Sight、Quick Flows、Quick Automate の 5 つの機能により、データからのインサイト取得、ダッシュボード生成、ワークフロー自動化を 1 つのプラットフォームで実現します。お客様はデータを日本国内にとどめつつ、低レイテンシ―で AI 分析や自動化機能を利用可能になりました。 - ブログ記事「AWS DevOps Agent を本番環境にデプロイするためのベストプラクティス」を公開
AWS DevOps Agent の効果を最大化するための Agent Space の設計・実装に関するベストプラクティスを紹介しています。オンコールの責任範囲に基づいた Agent Space の境界設計、IAM ロールの設定、オブザーバビリティツールとの統合、IaC を活用したデプロイの効率化など、調査能力と運用効率のバランスを取るための実践的なガイダンスを提供しています。 - ブログ記事「Claude Code on Amazon Bedrock のデプロイパターンとベストプラクティス」を公開
Claude Code を Amazon Bedrock でエンタープライズ規模にデプロイするための方法を解説しています。認証方式(API キー、SSO、直接の IdP 統合)の比較、専用 AWS アカウントの推奨、OpenTelemetry によるモニタリング戦略、CloudWatch ダッシュボードや分析スタックによるコスト可視化など、安全かつ効率的に運用するためのノウハウを紹介しています。
- AWS 生成 AI 国内事例ブログ「キヤノン株式会社イメージング事業本部様にて生成 AI ハッカソンを開催!生成 AI をフル活用し社内課題を解決する 5 つのシステムを開発」を公開
サービスアップデート
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- Agent Plugin for AWS Serverless で AI 支援開発を加速
AWS が Agent Plugin for AWS Serverless を発表しました。この Plugin により、Claude Code や Cursor などの AI コーディングアシスタントを使って、サーバーレスアプリケーションの開発が格段に簡単になります。従来は手動で行っていた Lambda 関数の作成や EventBridge との連携などの各種サーバーレスサービスの設定が、AI の支援で自動化されます。さらに SAM や CDK を使った Infrastructure as Code の実装、API Gateway の設計まで、ベストプラクティスに従った開発を AI がサポートしてくれます。詳細はこちらの GitHub をご参照ください。 - Writer の Palmyra Vision 7B が Amazon Bedrock で利用可能に
Amazon Bedrock で Writer の Palmyra Vision 7B モデルが利用開始されました。このモデルは画像を理解してテキストを生成する AI で、文書分析やチャート解釈、手書き文字の抽出などが可能です。これまで画像内容を理解するには別のツールが必要でしたが、Bedrock 上で簡単に画像理解機能を組み込めるようになります。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon Bedrock AgentCore Runtime が永続的なエージェントファイルシステム状態のためのマネージドセッションストレージをサポート開始 (プレビュー)
Amazon Bedrock AgentCore Runtime で、エージェントのファイルシステム状態を永続化できる機能がプレビュー開始されました。これまで AI エージェントがコードを書いたりパッケージをインストールしても、セッション終了時に全て失われていました。新機能により、エージェントが作成したファイルやインストールしたパッケージが自動的に保存され、次回のセッションでも継続して作業できるようになります。最大 1GB まで、14 日間データを保持します。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - AWS Step Functions が Amazon Bedrock AgentCore を含む 28 の新しいサービス統合を追加
AWS Step Functions が 28 の新サービス統合を追加し、Amazon Bedrock AgentCore や Amazon S3 Vectors など 1,100 以上の新 API アクションが利用可能になりました。これにより複雑な統合コードを書かずに、AI エージェントの並列実行やドキュメント取り込みパイプラインの自動化などが簡単に構築できます。詳細はこちらの開発者ガイドをご参照ください。 - Amazon SageMaker HyperPod が Slurm オーケストレーションクラスターの継続プロビジョニングをサポート
Amazon SageMaker HyperPod の Slurm 環境で連続プロビジョニング機能が利用可能になりました。従来は一部のインスタンスグループでプロビジョニングが失敗すると、クラスター全体の作成や拡張が失敗してロールバックされていました。今回のアップデートにより、利用可能なインスタンスで即座に AI/ML トレーニングを開始でき、バックグラウンドで残りの容量を自動的にプロビジョニングします。失敗したノードは非同期で再試行され、複数のインスタンスグループでの同時スケーリングも可能です。CreateCluster API で NodeProvisioningMode を Continuous に設定することで有効化できます。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。 - Amazon SageMaker AI が 12 の追加モデルに対してサーバーレス強化学習ファインチューニングをサポート
Amazon SageMaker AI で 12 の新しいモデルに対してサーバーレス強化学習ファインチューニングが利用可能になりました。これまではインフラの準備や管理が必要でしたが、今回のアップデートにより Qwen や DeepSeek シリーズなどの最新モデルを手軽にカスタマイズできます。特にコード生成や数学的推論など、従来の教師あり学習では難しかった複雑なタスクに対応可能で、従量課金制のため小規模な実験からでも始められます。バージニア北部、オレゴン、東京、アイルランドリージョンで提供中です。 - Amazon SageMaker Studio が Kiro と Cursor IDE をリモート IDE としてサポート開始
Amazon SageMaker Studio で Kiro と Cursor IDE のリモート接続がサポートされました。データサイエンティストや ML エンジニアが、普段使い慣れた Kiro や Cursor IDE の環境を維持しながら、SageMaker Studio のクラウド計算リソースにアクセスできます。AWS Toolkit 拡張機能を使って簡単に接続でき、ローカル IDE とクラウド間のコンテキストスイッチを排除して開発効率が向上します。詳細はこちらのドキュメントをご参照ください。
- Agent Plugin for AWS Serverless で AI 支援開発を加速
今週は以上です。それでは、また来週お会いしましょう!