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X1 インスタンスの更新 – X1.16xlarge + リージョンの追加
今年初旬に AWS は x1.32xlarge インスタンスをリリースしました。約 2 TiB の容量を備えるこのインスタンスタイプは、メモリに大きな負担をかけるビッグデータ、キャッシュ、分析などのワークロードに最適です。AWS のお客様は SAP HANA インメモリデータベース、大規模な Apache Spark や Hadoop ジョブ、様々なタイプのハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) ワークロードを実行しています。
そしてこの度、AWS は X1 インスタンスタイプの更新を 2 つリリースしました。
- 新しいインスタンスのサイズ – x1.16xlarge インスタンスの新しいサイズはフットプリントが小さいワークロードの実行を可能にします。
- 新しいリージョン – X1 インスタンスの利用が可能なリージョンを 3 つ追加しました。これでリージョン数は合計 10 になりました。
新しいインスタンスのサイズ
新しい x1.16xlarge の仕様は次のとおりです。
- プロセッサ: 2 x Intel™ Xeon E7 8880 v3 (Haswell) 2.3 GHz – 32 cores / 64 vCPUs で実行
- メモリ: Single Device Data Correction (SDDC+1) 使用の 976 GiB
- インスタンスストレージ: 1,920 GB SSD
- ネットワーク帯域幅: 10 Gbps
- 専用の EBS 帯域幅: 5 Gbps (追加料金なしで EBS の最適化)
x1.32xlarge のように、このインスタンスは Turbo Boost 2.0 (最大 3.1 GHz)、AVX 2.0、AES-NI、TSX-NI をサポートします。こうしたインスタンスは、オンデマンドインスタンス、スポットインスタンスまたは専有インスタンスとしてご利用いただけます。また、リザーブドインスタンスや Dedicated Host の予約を購入することもできます。
新しいリージョン
X1 インスタンスの両サイズは次のリージョンで利用可能です。
- US East (Northern Virginia)
- US West (Oregon)
- Europe (Ireland)
- Europe (Frankfurt)
- Asia Pacific (Tokyo)
- Asia Pacific (Singapore)
- Asia Pacific (Sydney)
- Asia Pacific (Mumbai) – New
- AWS GovCloud (US) – New
- Asia Pacific (Seoul) – New
— Jeff;