AWS JAPAN APN ブログ
内製化支援推進 AWS パートナーの新規参加、内製化における AI 駆動開発支援についてのご紹介
今回の記事では、2025 年 10 月に新たに加わった「内製化支援推進 AWS パートナー」、「内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリング」、「内製化における AI 駆動開発支援」を紹介します。
AWS では様々な AWS パートナープログラム を通じ、AWS パートナーとともにお客様のデジタルトランスフォーメーションの支援を行っています。その中で、AWS に対する深い知見と多くの経験を持ち、ユーザー企業の内製化を支援するためのソリューションを持った AWS パートナーを、日本独自に「内製化支援推進 AWS パートナー」と位置づけました。AWS は、「内製化支援推進 AWS パートナー」とともに企業の内製化に向けての課題解決に取り組んでいます。
新規参加パートナーのお知らせ
本日 2025 年 10 月 9 日、新規参加となった AWS パートナーは 株式会社SHIFT と 株式会社Fusic です。これらのパートナーは、お客様の内製化を支援するソリューションを持ち、お客様の内製化を支援した実績が認められ新規参加となりました。
参加 AWS パートナー | 内製化支援ソリューション名 |
株式会社SHIFT | AWS運用保守自走支援 |
株式会社Fusic | DevOps伴走支援サービス |
今回の発表により、内製化支援推進 AWS パートナーは合計 43 社となりました。
これまでに参加済みの内製化支援推進 AWS パートナーと、その活動実績についてはこちらのブログをご参照ください。
内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリングのご紹介
生成 AI の技術は目覚ましい進歩を続けており、多くのお客様が実用化に向けた取り組みを加速させています。2025 年は AI エージェント の技術が発展し、これまで人間が担ってきた特定のタスクを自律的に実行できる可能性が広がっています。こうした生成 AI 技術を活用してデジタルトランスフォーメーションを実現するためには、お客様自身による主体的な内製化の推進が重要となります。
一方で、生成 AI の本格的な業務展開には高度な専門知識が求められることから、お客様は内製化を進めながらも、AWS パートナーによる専門的な技術支援を必要としています。お客様自身による自立的な AI 活用と AWS パートナーによる専門的支援を戦略的に組み合わせることで、最新の AI 技術への迅速な対応が可能となり、持続可能な開発基盤を構築することができます。
今回は、3 つの新しい「内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリング」をご紹介します。以下のサービスオファリングは、AWS 生成 AI コンピテンシープログラムの取得や、AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) for Service Offerings によって認定された、実績のあるものとなっています。
参加 AWS パートナー | サービスオファリング名 |
NCDC株式会社 | 生成AI活用支援 for AWS |
ソニービズネットワークス株式会社 | Amazon Q Developer 内製化支援パッケージ |
Ragate株式会社 | 生成AI開発内製化・リスキリング・組織定着化支援サービス |
今回の発表により、「内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリング」をお持ちの AWS パートナーは合計 10 社となりました。
これまでご紹介済みの生成 AI 活用支援サービスオファリングについてはこちらのブログをご参照ください。
内製化における AI 駆動開発支援について
ユーザー企業はデジタルトランスフォーメーションを実現するため、顧客のフィードバックをすばやく製品・サービスに反映させるといった、開発プロセスにおけるアジリティの向上を常に求めています。このイノベーションは、生成 AI の登場によりますます加速していると言えます。生成 AI を開発プロセスに採用するにあたり、従来の人間主導の開発スタイルから、AI 活用を前提とした開発プロセスへの移行が必要となっています。つまり、AI をどのように活用すれば自律的な開発が可能になるのか、プロジェクト固有の課題を AI がどのように解決できるのかを、人間が戦略的に考えるというアプローチが求められています。
このような AI 駆動開発を組織に導入するためには、 開発プロセスにおける深い知見と、開発スキルを持つ人材の育成が不可欠です。お客様の AI 駆動開発の実現をサポートするため、AWS パートナーでも導入支援を強化する動きが進んでおり、AWS もパートナーオファリングの開発を支援しています。今後は、高度な専門性を持つ AWS パートナーによる伴走支援を組み合わせることで、お客様は AI 駆動開発をより迅速に実現することが可能となります。
AWS では、Amazon Q Developer や Kiro などの生成 AI を活用したツールとベストプラクティスを提供し、すでにソフトウェアの開発プロセスに革命をもたらし始めています。AWS は、AWS パートナーの皆様とともにお客様に対して、内製化における生成 AI の活用およびデジタルトランスフォーメーションのご支援を進めていきます。
まとめ
今回の記事では、2025 年 10 月に新たに加わった「内製化支援推進 AWS パートナー」と「内製化における生成 AI 活用支援サービスオファリング」について紹介しました。また、「内製化における AI 駆動開発の導入支援」についても取り上げました。生成 AI 技術の活用は、ユーザー企業のデジタルトランスフォーメーションとその実現のための手段である内製化においても、引き続き重要な要素となっています。これらの活動にご興味のある AWS パートナーは是非、貴社の担当までご相談ください。
AWS パートナーアライアンスチームは、ユーザー企業自身が AWS パートナーと連携し、自社のやり方にあった「内製化の形」に向かってオーナーシップを持って取り組めるように、今後も AWS パートナーと連携して支援していきます。