AWS JAPAN APN ブログ

2026 Japan AWS Top Engineers クライテリアのお知らせ

皆様、こんにちは! PSA (Partner Solutions Architect) の森本です。本日は「2026 Japan AWS Top Engineers」の概要および応募クライテリアをお知らせします。表彰を目指しているエンジニアの皆様、申請に向けたご準備をお願いいたします。

概要

「Japan AWS Top Engineer Program」とは、AWS Partner Network (APN) に参加している会社に所属している AWS エンジニアを対象にした日本独自の表彰プログラムです。特定の AWS 認定資格を持ち、AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動を行っている方、または技術力を発揮したその他の重要な活動や成果がある方を、Japan AWS Top Engineers として、AWS Japan が審査し選出します。2025 年度の受賞者発表はこちらです。

Japan AWS Top Engineers に求めるエンジニア像

エンジニアとして AWS の専門知識と経験を保有し、AWS ビジネス拡大に積極的に貢献されている方を対象としています。具体的には :

  • AWS ビジネス開発において、技術的な観点で仕組み化をリードしている方
  • 自社のソフトウエアやソリューションを技術面でリードし、製品の AWS 対応を推進している方
  • プロジェクトをリードし、顧客要件を深く理解し、AWS の技術検討や設計を主導している方
  • 社内外に AWS の技術情報を発信し、セミナーや社内勉強会などでパートナーの AWS ビジネスに貢献している方

Japan AWS Top Engineers ベネフィット

  • Japan AWS Top Engineers 向けイベントへの招待
    • 例 : Partner Tech Study Day / Top Engineer 向け GameDay および Jam / アドホックイベント (2025 年は Kiro/Amazon Q Developer Meetup など)
  • AWS パートナー向けトレーニングの先行案内
    • 例 : Technical Dive Deep トレーニング
  • Japan AWS Top Engineers グッズの贈呈
    • 例 : 2025 年は、Japan AWS Top Engineer T シャツ、デジタルバッジ、Kiro/Amazon Q Developer キャンペーン SWAG (T シャツ、ステッカー) など
  • Japan AWS Top Engineers として Amazon Web Services ブログでの公表 (社内外での認知度向上)
    • 例 : Japan AWS Top Engineers 受賞者発表ブログ、イベント開催報告のブログ

表彰のカテゴリー

AWS ビジネスにつながる技術的な貢献の内容に応じて、Japan AWS Top Engineers 表彰カテゴリーを以下の通り分類しています。

Japan AWS Top Engineers (Services)
AWS に関する活動を総合的に判断して、エンジニアの方を表彰します。

Japan AWS Top Engineers (Software)
自社プロダクトの開発にて活躍されているエンジニアが対象です。自社のソフトウエアやソリューションに対して高度な AWS 技術を用いて活躍いただいているエンジニアの方を表彰します。

Japan AWS Top Engineers (Networking, Security, AI/ML Data Engineer)
専門領域で高度な技術を持つエンジニアの方を表彰します。専門領域のカテゴリーは、AWS 認定 Specialty 資格などの 3 つのカテゴリーが対象となります。

2026 Japan AWS Top Engineers クライテリア

応募いただくにあたり、(1) 各カテゴリー共通の条件 (2) 所属パートナーおよび認定資格の条件 (3) AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動の 3 つを満たしていただく必要があります。詳細は下記を確認ください。

(1) 各カテゴリー共通の条件

  • 活動対象期間は、2025 年 4 月 1 日 ~ 2026 年 3 月 31 日です。
  • 同時に複数の表彰カテゴリーへ応募いただくこともできます。

(2) 所属パートナーおよび認定資格の条件

  • 表彰カテゴリーに応じて、所属パートナーおよび認定資格の条件 (以下のテーブル参照) を満たしていただく必要があります。
  • AWS 認定資格は申し込み時点で有効、かつ審査期間である 2026 年 4 月 30 日まで有効である必要があります。
  • AWS 認定資格保持のエビデンスとして、デジタルバッチが必要となります。申し込み前にデジタルバッチのシェアの設定をお願いいたします。
表彰カテゴリー 所属パートナー条件 認定資格条件
AWS Top Engineers
(Services)
サービスパス or トレーニングパスの AWS セレクトティア以上 AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP) を保持しており、かつ AWS Certified DevOps Engineer – Professional (DOP) または AWS Certified Generative AI Developer – Professional (AIP) のいずれか 1 つを保持していること 
AWS Top Engineers
(Software)
ソフトウェアパス Confirmed ステージ以上 下記例に従い 2 pt 以上保持していること。
・Practitioner 0 pt
・Associate 1 pt
・Specialty 1 pt
・Professional 2 pt
AWS Top Engineers
(Networking, Security, AI/ML Data Engineer)
サービスパス or トレーニングパスの AWS セレクトティア以上、もしくは、ソフトウェアパス Confirmed ステージ以上 応募を希望する専門領域の AWS 認定資格を保持していること。以下に専門領域それぞれで条件となる認定資格を示す。
Networking:
AWS Certified Advanced Networking – Specialty (ANS)

Security:
AWS Certified Security – Specialty (SCS)

AI/ML Data Engineer:
①②のいずれか 1 つを満たしていること
①下記2つの資格両方を保持していること
・AWS Certified Data Engineer – Associate (DEA)
・AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate (MLA)
②下記のいずれか 1 つの資格を保持していること
・AWS Certified Machine Learning – Specialty (MLS)
・AWS Certified Generative AI Developer – Professional (AIP)

補足:“AI/ML Data Engineer” について

生成 AI に注目が集まる中、お客様のビジネスに真の価値をもたらすためにデータの重要性が再認識されています。組織がデータ戦略を構築するためには、分析、機械学習、データ処理に包括的に取り組むことが重要です。そこで、Japan AWS Top Engineer Program では、2025 年に AWS Analytics / Database / Machine Learning のカテゴリーを統合した ”AI/ML Data Engineer” を新設しました。2026 年の AI/ML Data Engineer カテゴリーは、以下の活動例に示す「AI/ML およびデータの活用を推進するエンジニア」を表彰します。

活動例

  • データ分析業務の効率化を AI/ML を用いて実践されているエンジニア
  • データベース業務の効率化を AI/ML を用いて実践されているエンジニア
  • AI/ML やデータエンジニアリングなどの各領域を跨り活動するデータエンジニア
  • 生成 AI アプリケーションおよびソリューションを創造するエンジニア

(3) AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動

  • AWS ビジネス拡大につながる技術力を発揮した活動を、5 つの活動カテゴリーに分類いたします。活動カテゴリーごとに、活動実績を示す記述をお願いします。応募には 1 つ以上の活動カテゴリーの活動実績を示す必要があります。
  • ご自身がリードされた内容を記述ください。
  • 1 つの活動カテゴリーに対して記述いただける活動内容は 3 つまでといたします。 (例:「案件対応」カテゴリーで記述いただけるプロジェクトは 3 つまでです。ブログ等の記事は、1 つ = 1 記事とします。)
  • 活動内容 1 つあたりに記述いただける文字数は、400 文字までです。
  • 技術的難易度は、各カテゴリーにおいて少なくとも 1 つの活動は Level 300 以上の内容を含めるようにお願いします (Level の説明は下記を参照) 。2 つ目以降の活動は、Level 200 の活動についても影響力 (例:案件創出数、参加者数、読者数) を加味して評価するため、該当する情報を添えて記述をお願いします。
活動カテゴリー 活動内容・実績として記述いただきたいこと
パブリックコントリビューション
  • 社外向けに行った活動 (例 : ブログ / ホワイトペーパー / 書籍 /外部登壇など) についての説明
  • パブリックコントリビューションを証明する URL
技術リードとしての活動
  • 社内向けに行った活動 (例 : 社内エンジニア育成活動 / 社内登壇 / ナレッジシェアなど) についての説明
  • AWS Well-Architected レビューについて案件概要、およびハイリスク改善対応内容について
案件対応
  • プロジェクトや案件の概要、およびその対応内容 (例 : プロジェクト提案活動や推進、PM としての活動など) についての説明
  • 対応内容において特筆すべき点 (技術的複雑性 / 工夫ポイント / 他アピールできる部分など) の説明
ISV 自社製品やソリューションの開発
  • ISV 自社製品、ソリューションの開発における概要、およびその対応内容についての説明
  • 対応内容において特筆すべき点 (技術的複雑性 / 工夫ポイント / 他アピールできる部分) の説明
その他、AWS ビジネスに貢献した技術的な活動
  • 具体的な内容 (例 : MSP / Competency / SDP / SRP / FTR の対応や社内 AWS サポート対応など) についての詳細説明

Level の説明

  • Level 100 : AWS サービスの概要を解説するレベル
  • Level 200 : トピックの入門知識を持っていることを前提に、ベストプラクティス、サービス機能を解説するレベル
  • Level 300 : 対象のトピックの詳細を解説するレベル
  • Level 400 : 複数のサービス、アーキテクチャによる実装でテクノロジーがどのように機能するかを解説するレベル

Level 300 および 400 の記載内容のイメージ

Level 300 および 400 の記載内容のイメージは Amazon Web Services ブログに掲載されている記事および AWS Summit Japan 2025 のアーカイブのコンテンツを参考としてください。

応募に関しての留意事項

  • 活動カテゴリーごとに評価点を加算し、総合評価いたします。活動カテゴリーにおいて特筆すべき実績がある場合、高い評価点が付与されます。複数の活動カテゴリーの点数を積み重ねることも、特定の活動カテゴリーに注力することも、総合評価として同様に高く評価される可能性があります。
  • 活動カテゴリーにおける内容・実績について、具体的にどのような活動であったのかが第三者にも分かるように詳細な記述をお願いいたします。
    • 良くない例 :
      XX 案件を提案し、案件が決まった。
    • 良い例 :
      XX 案件を提案する際、XX という立場で活動を行った。提案は、XX という目的において、XX という課題があったが、XX という案を提示したところ、高評価となり案件を獲得した。
  • 専門領域 (Networking, Security, AI/ML Data Engineer) に応募する場合、専門領域に応じた内容を記載ください。
  • パブリックコントリビューションにおいては、誰でもアクセス可能な公開 URL を必須とします。ブログ、登壇の動画、スライドなど種別を問わず、ご自身の活動であることが分かるように名前の記載があるものを指定ください。
  • 選定プロセスにおいて、個別に活動内容について確認する場合があります。

応募要件の変更点

2026 Japan AWS Top Engineers では、以下の点が更新されています。

  • 一部カテゴリーにおける認定資格の条件を更新しました。
      • AI 分野に係る AWS 認定ポートフォリオの更新を踏まえ、Services および AI/ML Data Engineer カテゴリーの認定資格条件を更新しました。変更点の詳細は、下表をご参照ください。
    2025 年 2026 年に向けた変更点 2026 年
    表彰カテゴリー 認定資格条件 表彰カテゴリー 認定資格条件
    Services AWS Certified Solutions Architect Professional と AWS Certified DevOps Engineer Professional の両方を保持していること 対象資格および条件を変更 Services AWS Certified Solutions Architect – Professional (SAP) を保持しており、かつ AWS Certified DevOps Engineer – Professional (DOP) または AWS Certified Generative AI Developer – Professional (AIP) のいずれか 1 つを保持していること
    AI/ML Data Engineer 以下の両方の資格
    ・AWS Certified Data Engineer – Associate (DEA)
    ・AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate (MLA)
    または、以下のいずれか 1 つの資格
    ・AWS Certified Machine Learning – Specialty (MLS)
    ・AWS Certified Database – Specialty (DBS)
    ・AWS Certified Data Analytics – Specialty (DAS)
    対象資格および条件を変更 AI/ML Data Engineer ①②のいずれか 1 つを満たしていること
    ①下記 2 つの資格両方を保持していること
    ・AWS Certified Data Engineer – Associate (DEA)
    ・AWS Certified Machine Learning Engineer – Associate (MLA)
    ②下記のいずれか 1 つの資格を保持していること
    ・AWS Certified Machine Learning – Specialty (MLS)
    ・AWS Certified Generative AI Developer – Professional (AIP)
  • AI/ML Data Engineer カテゴリーの選出対象について更新しました。
    • 認定資格条件の更新と技術トレンドを踏まえ、AI/ML Data Engineer の補足説明に関する記載を更新しました。
  • 活動内容・実績に関する技術的難易度の方針を変更しました。
    • 活動実績・実績で記載いただく技術的難易度の基準を、「一律 Level 300 以上」から「各カテゴリーにおいて、少なくとも 1 つは Level 300 以上」に変更しました。応募者の高度な技術力を評価することに加え、パブリックコントリビューションなどでは、幅広い参加者や読者を得るために難易度を Level 200 程度に調整することもあり、こうしたビジネス上の観点を踏まえた活動も影響力を加味して評価対象としました。

発表までのスケジュール

  • 2025 年 12 月 19 日 : 応募クライテリアのお知らせ
  • 2026 年 2 月末 : 申し込みサイトオープン
  • 2026 年 2 月末 ~ 3 月末 : 応募期間
  • 2026 年 3 月末 : 締め切り
  • 2026 年 4 月 ~ 5 月 : 選定、および受賞者確定
  • AWS Summit Japan 開催期間中に受賞者発表

※ 本ブログの記載内容については変更になる可能性があります。予めご了承ください。