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AWS 初学者向け AWS パートナーのラーニングパスご紹介

パートナーソリューションアーキテクトの高橋(Yukki)です。AWS パートナーの育成を行うテクニカルイネーブルメントチームで日々育成の活動をしています。

その中で、「AWS 初学者の勉強方法を教えて欲しい!」というご要望をいただくことが多いので、今回は本ブログでまとめてお伝えしていきたいと思います。

初学者の目標: まずは AWS 認定クラウドプラクティショナー取得がオススメ

AWS を学ぶという志を持っても、どうすすめていけばよいか皆さん悩まれます。そこでオススメしているのが、短期的な目標を置いて勉強することです。具体的には、AWS 認定を取得することが効率的かつモチベーションを持って勉強できるので、オススメしています。様々な AWS 認定がありますが、特に初学者の皆様には「AWS 認定クラウドプラクティショナーを目指すこと」を推奨しています。AWS クラウドの知識とスキルを身に付け、全体的な理解を効果的に証明することができます。今後の AWS 学習の基礎になるので、全ての初学者にオススメです!

クラウドプラクティショナーの勉強方法

さて、具体的なラーニングステップですが、基本的にAWS学習においてはインプットとアウトプットを繰り返していくことが鉄板です。

インプットとアウトプットとは?

ご自身で取り入れた情報(Input)を、外に出す(Output)することで、より理解が深まり更なる学習に繋がります(次の Input)。これを繰り返していくことが、効率よく AWS を学ぶ方法です。

AWS 初学者向けオススメのラーニングパス

そこで、AWS パートナーの皆様には状況の考え方に沿って、AWS 初学者向けオススメのラーニングパスを 、7 ステップに分けてご紹介します。順にトライいただくことで、体系的に学べるようになっています。

(*)がついているリソースは AWS パートナー限定のコンテンツです。ここからは、各ステップについてご紹介していきます。

1. Input: 入門 – AWS New Grads Training / はじめてのクラウド

クラウドの最初の入り口となるパートナー限定セミナーです。新入社員に特化したトレーニング 「AWS New Grads Training」と、新入社員以外の皆様向けトレーニング 「はじめてのクラウド」を開催しています。「クラウドとは?」といった内容から AWS の学び方までお伝えします。IT 初心者にも伝わる構成となっており、AWS を学ぶ最初の一歩として広くご利用いただけるセミナーです。以下のリンクから録画を公開しておりますのでご視聴ください。

2. Input: 復習 – AWS Partner: Foundation / AWSome Day Online

1. にてクラウド入門を学習した後、AWS 基礎に関して体系的に学べるパートナー限定セミナーが「AWS Partner: Foundation」で、定期開催しています。営業ロール向けの Business 編と、技術ロール向けの Technical 編があります。1.を受講され、クラウドプラクティショナーを目指す皆様には Technical 編の受講をオススメします。こちらからトレーニングを検索いただき、お申し込みいただくことが可能です。

なお、AWS Partner トレーニングは、申込みにパートナーセントラルのアカウントが必要となります。まだお持ちでない方は、こちらをご参照ください。

また、全てのお客様に参加いただける AWSome Day Online は、毎月 1 回開催している基礎 Webinar となっています。AWS のコアサービスについて概要を学べる内容となっていて、Live Q&A もできます。また AWS パートナー限定で、いつでも視聴できるオンデマンド Webinar もあります。動画のみとなりますが、繰り返し視聴可能です。クラウドプラクティショナーの基礎 Input に最適な内容となっており、自習しやすいので、オススメです。AWS パートナー限定 AWSome Day Online On-Demand 申込みリンクはこちら(※2022/12/17 まで)となります。

3. Output: 理解度チェック – AWS パートナー: Accreditation(ビジネス)/(テクニカル)

1-2. で AWS に関する基礎のインプット後、ご自身の理解度を確認できるのが AWS パートナー限定 e-Learning 「Accreditation(ビジネス)」と「Accreditation(テクニカル)」です。こちらもパートナーセントラルのアカウントが必要となります。ビジネス観点と技術観点で網羅的に学ぶことのできる e-Learning です。その中でもオススメなのが、最後のモジュールの認定テスト / 評価テストです。網羅的に内容の確認ができ、何回でも受けられるので、先にトライして理解の足りないモジュールを補足するという方法が効率良く学べます。以下のリンクからアクセスしてください。

4. Input: 個別サービス深堀り – AWS サービス別資料

AWS について学んでいく中で、理解を深めたいサービスがでてくると思います。そうした時にぜひ使っていきたいのが、AWS Black Belt Online SeminarAWS サービス別資料です。AWSサービスに関する技術情報がまとまっています。知りたいサービスの一次情報元として利用することをオススメします。より上位レベルの勉強にも非常に有用です。

5. Output: 体験 – セルフペースラボ / AWS ハンズオン動画チュートリアル

AWS サービスのインプットをすすめる中で、実際の画面操作を行うとより理解が深まります。まさに「百聞は一見にしかず」で、一度AWSサービスに触ってみることをオススメしています。といっても何をすれば良いのか、という声をよくいただきます。そこで AWS アカウントをお持ちの方にオススメなのが、AWS 初心者向けハンズオン動画です。説明付きの動画を見ながら AWS サービスを動かすことができます。AWS アカウントがなくても触れるサービスが、セルフペースラボです。有料と無償のコースがあり、AWS 環境とチュートリアルがセットで提供されているため、すぐに学べます。

6. Input: 試験準備 – AWS 認定クラウドプラクティショナー準備セミナー

AWS 認定クラウドプラクティショナーに特化した、AWS パートナー限定の無償セミナーが AWS 認定クラウドプラクティショナー準備セミナーです(※パートナーセントラルのアカウントが必要です。コース名は AWS Partner: Tailored(Foundational)となっています)。半日で、AWS 認定クラウドプラクティショナー取得に向けた資格試験で問われる各分野のポイントを、サンプル問題も交えながら解説します。知識の確認や、インプットにも最適ですのでとてもオススメしています!毎月開催しているセミナーです。

準備セミナーはライブ開催ですが、もし日程のご都合が難しいという場合は、AWS パートナー限定の動画を公開しています。2 人で掛け合いをしながらクラウドプラクティショナーの知識を説明するという形になっています。分野毎の 4 本のセッション動画になっており、パートナーセントラルのアカウントを用いて視聴いただけます。

7. Output: 復習 – AWS Cloud Practitioner Essentials(Japanese)(日本語実写版)

最後の総復習としてオススメなのが、e-Learning の AWS Cloud Practitioner Essentials です。パートナーセントラルのアカウントをご利用の上、受講ください。特にオススメなのが、最後の「最終認定テスト」です。30 問のクラウドプラクティショナーレベルの網羅的な問題が出題されますので、ご自身の知識確認に有用です。もし分からない問題がありましたら、関連セッションを視聴すると解説動画とテキストがあるので復習できます。全問正解するまで Tryし てみてください!

本番!AWS認定クラウドプラクティショナー受験

ここまできたら、あとは試験を受けるだけです!落ち着いて試験問題に挑んでください。90 分 65 問の一本勝負です。資格の詳細はこちらからご確認いただけます。

最後に

本ブログでは、AWS パートナーの皆様向けに AWS 初学者のラーニングパスをご紹介しました。ぜひこの機会に、AWS の最初の一歩を踏み出していただければと思います。そして、AWS 認定クラウドプラクティショナーをみごと取得されましたら、次の Step へとすすんでいただければと思います。ラーニングパスについてご質問やご相談があれば、貴社の AWS 担当までお問合せください。

Kanako Obayashi

Kanako Obayashi