女性リーダーたちが AWS ユーザーコミュニティに参加する理由

2023-07-03
コミュニティ通信

Author : 沼口 繁

日本には 60 以上の支部から構成される AWS User Group – Japan (JAWS-UG)、Startup 企業のエンジニアが中心となっている AWS Startup Community、そして AWS Amplify ユーザーによる AWS Amplify Japan User Group が活発に IT 勉強会やユーザーイベントを開催しています。

これらのユーザーコミュニティは昨年 2022 年ベースで 398 回の IT 勉強会・ユーザーイベントを開催し、通年で延べ 22,000 人近くのお申込みをいただきました。そしてこれらの AWS ユーザーコミュニティでは女性リーダーも活躍しています。


AWS User Community Leaders Meetup

去る 4 月 22 日、AWS Summit Tokyo 2023 が閉幕した翌日の土曜日、 70 名を超える AWS の日本のユーザーコミュニティのリーダーに集まっていただいた AWS User Community Leaders Meetup が、東京九段下で開催されました。AWS Summit に続く久し振りの対面でのミートアップということもあり、情報交換、親交を深めていただきました。

今回、AWS User Community Leaders Meetup の合間をぬって、3 名の女性運営メンバーに、コミュニティに参加するメリット、どのような楽しさがあるのか、そしてまだコミュニティの参加していないユーザーへのアドバイスを伺いました。


AWSユーザーコミュニティの女性リーダーたち

山崎奈緒美さんは、JAWS-UG 情シス支部、JAWS-UG アーキテクチャ専門支部の運営に関わっており、2015 年には AWS Samurai に選ばれました。

そんな山崎さんがコミュニティで楽しいと感じる瞬間は「いろいろな人との出会い」だといいます。コミュニティ活動を通して勤務先以外のさまざまな人たちと出会うことに価値がある。そして、これからコミュニティ活動に参加する人には「まずはやってみなはれ」という言葉を送りたいと言っています。

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熊谷有輝子さんは、現在 JAWS-UG 東北 (仙台) 支部の運営メンバーとして活躍されていますが、現在お住まいの仙台への引越しを機に「友達を作るため」にコミュニティに参加したとのこと。

縁もゆかりも無かった東北の地で多くのエンジニアと繋がりができたとのことです。コミュニティ参加を考えている同じ女性に対しては、目標・参考となるロールモデルとなる方がいるので、自分のキャリアを開拓するヒントになってほしいと語っています。

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角 潮美さんは、AWS Startup Community の運営メンバーで AWS Community Builder にも選ばれています。

一人でやれる仕事の限界を感じたときコミュニティに助けられた経験からコミュニティ活動に貢献するようになり、他のメンバーから感謝の言葉をもらったときに楽しいと感じるそうです。幸せのいっぱい詰まった場所を作って、仕事もうまくまわる、そんな好循環を作りたいとのこと。

女性としてコミュニティに参加しづらいと感じているのであれば、まずはオンラインで参加してみてはどうか、とアドバイスされています。

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女性による女性のためのユーザーコミュニティ

今回は 3 名の女性リーダーが感じているコミュニティの良さや、コミュニティ参加のヒントを教えてもらいました。他にも多くの女性がAWSユーザーコミュニティに参加し、活躍しています。

JAWS-UG の支部の中には女性による女性のための支部があります。

JAWS-UG クラウド女子会 は、女性エンジニア、女性デザイナーといった方に AWS を知って頂くべく活動をしており、運営メンバーは全て女性です。活動の拠点は東京でしたが、コロナによる行動制限が緩和されてからは、動画インタビューにご協力いただいた熊谷さんが運営メンバーの東北支部と共同勉強会を仙台で開催し、他の地域支部とのコラボレーションも開始しました。

大阪を拠点としていた JAWS-UG 関西女子会は JAWS-UG DE&Iと名称を新たにして、対面の勉強会でのハンズオン企画などを通して実際に AWS に触る機会を提供しています。

このように AWS ユーザーコミュニティには女性が参加しやすい機会を提供しようとする方々やコミュニティが存在しています。また、JAWS-UG の各支部、個別ユーザーグループの活動はもちろん、JAWS DAYS や JAWS FESTA といった大きめのユーザーイベントの実行委員グループにも女性が参加されています。

AWS ユーザーコミュニティはオープンで、さまざまな立場のユーザーが参加しやすいコミュニティを目指しています。IT 業界では比較的割合の少ない女性のエンジニア、デザイナー、開発者が仲間を見つけられるコミュニティがあるので、インタビューを参考に、ぜひ一歩を踏み出してください。「まずはやってみなはれ」。


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著者プロフィール

沼口 繁 (ぬまぐち しげる)
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
コミュニティプログラムマネージャー

AWS のユーザーグループ JAWS-UG (Japan AWS User Group) の活動を支援し、より多くの人が AWS に接する機会を増やすことをミッションとしています。高い熱意をもって活動されている JAWS-UG の運営の皆さんには感謝しかありません。いつも本当にありがとうございます。

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