ポジション名:ソリューションアーキテクト 金融業担当
社歴:約 1 年( インタビュー当時 )

私は金融のソリューションアーキテクトとして、金融のお客様の AWS 活用をご支援しています。既存のオンプレミスデータセンターから AWS への移行支援はもちろんですが、既に AWS の利用が進んでいるお客様に対して、より AWS を活用していただくような支援も行っています。ですので、お客様の開発プロジェクト単体をご支援するだけでなく、お客様のチームの一員のような立場で一緒に新しいアーキテクチャや改善を考えたりすることも多いです。
また、上記のような直接的なお客様の支援だけでなく、技術セミナー等に登壇し、AWS の技術情報の発信を広く行うような事も行なっています。
まずメールや Slack をチェックし、お客様からの問い合わせを確認します。そしてお客様へのヒアリングや提案の準備を行います。具体的には案件のフェーズに合わせてお客様の課題を整理する資料を作成したり、イメージを具体化するためのデモ環境を構築したりします。案件は営業と連携して進めるため社内ミーティングで意識合わせを行い、必要に応じてスペシャリストや事業開発へ協力を依頼します。お客様とミーティングを実施し、その後タスクを整理してネクストアクションを考えます。お客様とのミーティングを軸にして準備の時間を割り当てています。
私は社会人になってから 10 年以上、日本の金融システムに関わってきました。この経験が今まさに AWS で活かせていると考えています。これは金融業界の業務知識というよりも、金融に使われるITシステムはどのような思想やアーキテクチャで作られているのか、そしてそのITシステムはどのように維持運用され、障害の際はどのような対応がされているのか等、実際に金融システムを開発し、維持運用している現場でしか手に入らない経験やスキルです。
IT 業界はもとより、日本の金融システムというのは大きな変革期にあると私は思います。その変革を最前線で体験できるというのは、単純に仕事として考えてしまうと正直大変ではあるのですが、とてもやりがいのある事であると感じています。お客様とともにチャレンジした結果が、世の中に広がり、人々の生活に影響を及ぼしていくということは、大きな緊張感があるのと同時に達成感も大きいです。
私は AWS に入社したことで、見ることのできる情報が一気に世界規模に広がりました。入社直後はその溢れる情報を吸収するだけでも大変でしたが、今ではこの情報を活用し、お客様を支援することができるようになってきていると考えています。今後はこういった有益な情報を利用するだけでなく、私からも発信できるようになることで、担当外のお客様やひいては社会へ貢献していきたいと考えています。