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広域事業統括本部 ソリューションアーキテクト
所属チームの役割
AWS でサービスを構築したいお客様や、すでに AWS をお使いで新しいアイデアに挑戦したいとお考えのお客様に対し、技術設計支援を行っています。私の所属する広域事業統括本部では、特定の業界に限定せず、幅広いお客様をご支援しているのが特徴です。スタートアップから大企業まで、製造業からエンターテインメントまで、多様な業界のお客様と関わることで、様々な技術的チャレンジに触れられる環境です。
一方で、チームとして幅広く対応しながらも、個人としては専門領域を深めることができます。私の場合は生成 AI 領域のスペシャリストとして、AI エージェントや AWS の生成 AI サービスをビジネスにどう組み込むかといったテーマで、お客様のご支援をさせていただいています。
また、お客様との対話の中で見えてきた課題やユースケースは、ブログ記事やワークショップコンテンツなど、より多くの方にお届けできる形にまとめて公開する活動も行っています。一人のお客様への支援が、同じ課題を抱える多くのお客様の助けになる─そんなスケールするインパクトを意識しながら日々の業務に取り組んでいます。
仕事内容、一日の流れ
6 時頃に起床し、朝食や愛犬の散歩を済ませたら仕事に取り掛かります。9 時半頃までは自宅で仕事をすることが多く、Slack の確認やその日の打ち合わせで使う資料や知識の整理を行っています。その後、電車が空いてくる 10 時頃に出社するようにしています。
日中の業務はお客様との打ち合わせがメインです。お客様のビジネス課題をお伺いし、それに対して AWS をどう活用していくか、どのようなアーキテクチャが最適かを一緒に議論させていただきます。お客様の「実現したいこと」を技術で形にしていくこのプロセスが、この仕事の醍醐味だと感じています。
打ち合わせ以外の時間は、チームメンバーや営業メンバーとの 1on1、技術検証、社内勉強会への参加などに充てています。AWSは日々新しいサービスがリリースされるので、常に学び続ける必要がありますが、それが苦ではなく、むしろ新しい技術に触れることで「これをお客様の課題解決に使えるかも」と考えるのが楽しいですね。実際に手を動かして検証する時間も大切にしています。
セミナーの企画や登壇もあるので、コンテンツ作成にも時間を使います。17時頃には帰路につき、帰宅後は夕食や愛犬の散歩。夜は自分の時間として、趣味も兼ねた個人開発を楽しんでいます。
今までのキャリア
新卒で大手金融インフラ企業に入社し、IT 部門へ配属。業務システムの開発から運用保守まで幅広く担当していました。高い信頼性が求められるミッションクリティカルなシステムに携わる中で、技術的な知識だけでなく、現場部門と密に連携しながら要件をヒアリングし、ビジネス課題をシステムとして具現化する経験を積みました。
この「お客様の本質的な課題を理解し、技術を使って解決する」というプロセスは、まさに現在のソリューションアーキテクトの仕事そのものです。また、前職では技術的な仕組みを専門知識のない方にもわかりやすく説明し、プロジェクト関係者全員が同じ方向を向いて進めるためのコミュニケーション力も培われました。
現在の SA の仕事では、新しい技術領域を日々学び続けながらも、前職で磨いた「ビジネスとテクノロジーの橋渡しを行う」というソフトスキルが大きな武器になっていると実感しています。技術力とコミュニケーション力、その両輪があってこそ、お客様に真に価値のある提案ができると考えています。
仕事のやりがい
最も大きなやりがいは、お客様のビジネス成果に直接貢献できることです。技術相談を通じてご支援させていただいたお客様が新しいプロダクトをリリースされたり、相談の中で出てきたアイデアが実際にお客様のサービスに組み込まれて動き始める─そんな瞬間がたまらなく好きです。
お客様のパートナーとして、一社一社のお客様と真摯に向き合い、お客様のチームの一員のような気持ちで伴走できることに、大きなやりがいを感じています。そして、その支援の中で得た知見をブログやワークショップとして公開することで、さらに多くのお客様のお役に立てる。この「個別支援」と「スケールするインパクト」の両立が、この仕事の魅力だと思います。
組織文化も素晴らしく、「まずやってみよう」というマインドが根付いています。新しいアイデアを試すことに対してとてもポジティブな環境なので、私も様々なことにチャレンジさせていただいています。チームの雰囲気も良く、同僚同士で知識を共有し合う文化があります。自分がつまずいたところや気付いたことをどんどん文書化して共有しあう風土は、学び続ける環境として非常に恵まれていると感じています。