Amazon EC2 M8a インスタンス

M8a インスタンスは、最大周波数が 4.5 GHz の AMD EPYC プロセッサを搭載し、前世代のインスタンスと比較して最大 30% 高いコンピューティングパフォーマンスを発揮します。 M8a インスタンスは M7a と比較して、GroovyJVM ワークロードでは最大 60% 高速で、Cassandra データベースでは最大 39% 高速です。つまり、高性能データベース、トランザクションシステム、およびメディアエンコーディングタスクの処理が速くなります。M8AZn インスタンスは、クラウドで最も高い CPU 周波数である 5 GHz を提供します。M8azn インスタンスは、既存の M5zn インスタンスと比較して最大 2 倍高いコンピューティングパフォーマンスと最大 4.3 倍のメモリ帯域幅を提供するため、レイテンシーの影響を受けやすく、計算量の多いワークロードでもより早く結果を得ることができます

M8a インスタンスは、前世代の AMD ベースのインスタンスと比較してコストパフォーマンスが最大 19% 向上しています。この効率性の向上により、Savings Plans、オンデマンド、スポットインスタンスなどの柔軟な購入オプションを通じて運用コストを最適化し、クラウドへの投資からより大きな価値を引き出すことができます。

10 種類の仮想化サイズ (1～192 個の vCPU) と 2 種類のベアメタルバリアントによる広範な構成オプションを提供します。この柔軟性はインスタンス帯域幅設定機能にも及んでおり、特定のワークロード要件に合わせてネットワークまたは EBS の帯域幅を 25% 増加させ、アプリケーションのパフォーマンスを最適化できます。

M8a インスタンスの最大周波数は 4.5 GHz、M8azn インスタンスの最大周波数は 5.0 GHz の第 5 世代 AMD EPYC プロセッサ（旧コード名「Turin」）を活用してください。M8a および M8azn インスタンスの各 vCPU は物理的な CPU コアです。これは、同時マルチスレッディング (SMT) がないことを意味します。AMD セキュアメモリ暗号化 (SME) による常時稼働メモリ暗号化によるセキュリティの強化を体験してください。AES-256 暗号化に対応し、データ保護をさらに強化しました

M8a インスタンスは M7a インスタンスと比較してメモリ帯域幅が 45% 向上しています。ネットワークスループットが最大 75 Gbps、EBS 帯域幅が最大 60 Gbps に 50% 向上するというメリットがあります。インスタンスあたり最大 128 個の EBS ボリュームを接続して、ストレージの拡張性を大幅に向上させます。M8azn インスタンスは、M5zn インスタンスと比較して、最大 4.3 倍のメモリ帯域幅、10 倍大きな L3 キャッシュ、最大 2 倍のネットワークスループットを提供します。

M8a インスタンスは SAP 認定を受けています。AVX-512、VNNI、bfloat16 などの拡張された命令セットサポートを活用してください。これらの機能により、高度な機械学習アルゴリズムや財務モデリングから高性能の動画処理や科学シミュレーションまで、幅広いワークロードを効率的に実行できます。M8azn インスタンスは、自動車、航空宇宙、エネルギー、電気通信業界向けのゲーム、金融分析、高性能コンピューティング、高頻度取引 (HFT)、CI/CD、シミュレーションモデリングなどのアプリケーションに最適です。

AWS Nitro System は、EC2 インスタンスの基盤であり、AWS が、イノベーションの迅速化、お客様のさらなるコスト削減、セキュリティの強化や新しいインスタンスタイプの増加などのさらなる利点を提供することを可能にします。これらのインスタンスは最新の第 6 世代 AWS Nitro Card を使用して構築されており、機能の I/O をオフロードして高速化し、システム全体のパフォーマンスを向上させます。