全般

概要

Q: Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) とは何ですか?

Amazon EC2 は、サイズ変更可能なコンピューティング性能をクラウド内で提供するウェブサービスです。また、ウェブスケールのコンピューティングをデベロッパーが簡単に利用できるよう設計されています。

Q: Amazon EC2 で何ができますか?

Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) がクラウド内のストレージを可能とするのとまったく同様に、Amazon EC2 は、クラウド内での「コンピューティング」を可能にします。  Amazon EC2 のシンプルなウェブサービスインターフェイスによって、手間をかけず、必要な機能を取得および設定できます。お客様のコンピューティングリソースに対して、高機能なコントロールが提供され、Amazon の実績あるインフラストラクチャ上で実行できます。Amazon EC2 では、わずか数分間で新規サーバーインスタンスを取得して起動できるようになります。これにより、コンピューティング要件の変化に合わせて、すばやく容量をスケールアップおよびスケールダウンできます。実際に使用した分のみ料金が発生するため、Amazon EC2 はコンピューティングの経済性も変革します。

Q: どうすれば Amazon EC2 の使用を開始できますか?

Amazon EC2 にサインアップするには、Amazon EC2 詳細ページ上の [このウェブサービスにサインアップ] ボタンを選択します。このサービスにアクセスするには、AWS のアカウントを保有している必要があります。これをまだ持っていない場合は、Amazon EC2 サインアッププロセスの開始時に、プロンプト画面が表示されてこれを作成することができます。サインアップの後、Amazon EC2 ドキュメントをご参照ください。ここには開始方法に関するガイドが含まれています。

Q: Amazon EC2 にサインアップする際、自分の電話番号の検証を求められるのはなぜですか?

Amazon EC2 登録には、有効な電話番号と E メールを AWS に提出することが必要です。これはお客様に連絡する必要が生じた場合のためです。電話番号の検証に要するのは数分のみです。登録プロセス中に電話を受信し、電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力してください。

Q: デベロッパーが以前できなかったことで、現在できるようになったことは何ですか?

小規模なデベロッパーには大規模なコンピューティングリソースを獲得する資本がないため、これまで、予期せぬ負荷の急上昇に対応するためのキャパシティーを確保できませんでした。Amazon EC2 は、すべての開発者が初期費用やパフォーマンスの妥協なしに、Amazon 独自の大規模なメリットを活用できるよう支援します。現在デベロッパーは、ビジネスがどれだけの成功を収めたとしても、そのビジネス要件を満たすのに必要なコンピューティング性能については、安価かつ簡単に確保できることを理解しています。

サービスの「柔軟な」特性により、デベロッパーはすぐに規模を拡張してトラフィックや需要の急上昇に対応することができます。必要となるシステムリソースが予期せず変更する (上下する) 場合でも、Amazon EC2 は即時に対応できます。つまりデベロッパーには、その時々で必要となるリソース数をコントロールする能力が与えられます。対照的に、従来のホスティングサービスは一般的に、固定された時間枠で、固定されたリソース数を提供します。つまり、利用量が急速に変化する、予想不能である、または様々な間隔で大きなピークを迎えることが知られている場合でも、ユーザーが簡単に対応できることはごくわずかです。

Q: Amazon EC2 環境でシステムを稼動させるにはどうすればよいですか?

アカウントをセットアップして AMI を選択または作成すると、インスタンスを起動する準備が整います。RunInstances API コールを使用して、任意の数のオンデマンドインスタンス上で AMI を開始できます。起動したいインスタンス数を明示するだけで完了します。 ご使用のオンデマンドのクォータを超えて実行したい場合は、「Amazon EC2 インスタンス申請フォーム」をご提出ください。

Amazon EC2 でリクエストが対応可能な場合、RunInstances で要求されたインスタンスの起動が開始されます。DescribeInstances API コールを使用して、インスタンスのステータスについて確認できます。また、TerminateInstances API 呼び出しを使用して、任意の数のインスタンスをプログラム的に終了することもできます。

Amazon EBS ブートパーティションを使用してインスタンスを実行中の場合は、StopInstances API コールを使用して、コンピュートリソースを解放しつつ、ブートパーティション上でデータを格納することもできます。Amazon EBS ブートパーティションで関連インスタンスの再起動の準備が整ったら、StartInstances API を使用できます。

さらに、お客様のアプリケーション利用時間が調整可能なものであれば、スポットインスタンスを使用して利用コストをさらに削減することもできます。スポットインスタンスの利用方法に、詳細な説明が記載されていますので、ぜひご覧ください。

ご希望であれば、AWS マネジメントコンソール または当社のコマンドラインツールを使用したコマンドラインで、これらすべてのアクションを実行することもできます。これらの機能は、このウェブサービス API に実装されています。

Q: ルートデバイスにローカルインスタンスストアを使用するのと、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) を使用するのでは、何が違いますか?

Amazon EC2 インスタンスを起動する場合、Amazon EBS またはローカルインスタンスストア上でルートデバイスデータを格納する機能があります。Amazon EBS を使用することにより、ルートデバイス上のデータは、インスタンスの稼動状況とは無関係に永続化します。これによって、インスタンスの停止と再起動を連続して行えます。これはお客様のラップトップをシャットダウンして、それが再度必要になった場合に再起動するのと似ています。

一方、ローカルインスタンスストアは、インスタンスが稼動している間のみ存続します。これはデータがルートデバイスに格納されていない場合に、インスタンスを安価な方法で起動することができます。たとえば、このオプションを使用して、各インスタンスがウェブトラフィックを処理するためのクローンである、大規模なウェブサイトを運営しているお客様がいらっしゃいます。

Q: システムの稼動準備にはどの程度の時間がかかりますか?

一般的には、RunInstances 呼び出しの発行から、リクエストされた全インスタンスで起動シーケンスが開始されるまで、10 分かかりません。この時間は、AMI のサイズ、作成中のインスタンス数、AMI をどれくらい最近に起動したかなど、さまざまな要素に依存します。初めて起動するイメージでは、起動までに多少時間がかかる場合があります。

Q: Amazon EC2 ではシステムの読み込みと保存はどのように実行されますか?

Amazon EC2 では、オペレーティングシステムからアプリケーションに至るまで、インスタンスに関するあらゆることをセットアップして設定することができます。Amazon マシンイメージ (AMI) は、シンプルなパッケージ環境であり、インスタンスをセットアップして起動するのに必要なものはすべて含まれています。AMI は、インスタンスのデプロイのユニットです。1 つの AMI のみを保有することもでき、また複数の AMI (例: ウェブサーバー、アプリケーションサーバー、データベース) をシステムの構成要素として構築してもかまいません。Amazon EC2 はさまざまなツールを提供して、AMI の作成を容易にしています。カスタム AMI を使用した場合は、それをバンドルする必要があります。Amazon EBS でサポートされたルートデバイスにイメージをバンドルしている場合、AWS マネジメントコンソールでバンドルコマンドを簡単に使用することができます。インスタンスストアのブートパーティションでイメージをバンドルしている場合、AMI ツールを使用してそれを Amazon S3 にアップロードする必要があります。Amazon EC2 は Amazon EBS および Amazon S3 を使用して、信頼性の高い、スケーラブルな AMI のストレージを提供して、お客様の依頼があった場合に当社がそれらを起動できるようにします。

または、お客様が望む場合には、お客様自身の AMI を最初からセットアップする必要はありません。世界中で利用可能な数多くの AMI から、自分に役立つ AMI を選択することができます。たとえば、シンプルな Linux サーバーのみが必要な場合、標準の Linux ディストリビューション AMI の 1 つを選択できます。

Q: 自分のシステムにはどのようにアクセスしますか?

アプリケーションスタックの実行を開始する RunInstances 呼び出しは、DNS 名のセットを返します。これは起動中の各システムのために 1 つずつあります。この名前は、これがお客様自身のデータセンターにある場合に、システムに正確にアクセスするために使用することができます。お客様のオペレーティングシステムスタックがこれを実行する間に、このマシンを所有します。

Q: Amazon EC2 を Amazon S3 と連携して使用するのですか?

はい。Amazon EC2 を、ローカルインスタンスストレージにサポートされたルートデバイスと共に、インスタンスのための Amazon S3 と連携して使用します。Amazon S3 を使用することにより、デベロッパーは、Amazon がウェブサイトにおけるそのグローバルネットワークを運用するのに使用しているのと同じ、高い拡張性や信頼性を備えた、迅速で、安価なデータストレージインフラストラクチャにアクセスすることができます。Amazon EC2 環境でシステムを実行するために、デベロッパーは、自身の AMI を Amazon S3 に読み込み、それを Amazon S3 と Amazon EC2 の間で移動するためのツールを使用します。AMI に関する詳細は、Amazon EC2 ではシステムの読み込みと保存はどのように実行されますか をご覧ください。

デベロッパーの方々に、Amazon EC2 および Amazon S3 の組み合わせが非常に便利であると思っていただければ幸いです。Amazon EC2 は、クラウド内で安価で拡張性のある計算処理能力を提供する一方、Amazon S3 を使用すれば、ユーザーがデータを安心して格納することができます。

Q: Amazon EC2 ではいくつのインスタンスを実行できますか?

vCPU ベースのオンデマンドインスタンスの制限ごとにオンデマンドインスタンスを実行すること、20 個のリザーブドインスタンスを購入すること、1 つのリージョンにつき動的スポット制限ごとにスポットインスタンスをリクエストすることという制限があります。新規の AWS アカウントでは、当初この上限よりも少ない数に制限されることがあります。

それを超えるインスタンスを必要とする場合は、お客様のユースケースを含めて「Amazon EC2 上限引き上げ申請フォーム」にご記入ください。上限の引き上げを検討いたします。上限の引き上げは、申請されたリージョンに限定されます。

Q: Amazon EC2 インスタンスから E メールを送信する際に制限はありますか?

はい。E メール送信用の Amazon EC2 アドレスの品質を維持するため、当社は EC2 アカウントから送信できる E メールの量に既定値による制限を実施します。EC2 から大量の E メールを送信したい場合は、このフォームに記入することによって、アカウントからこれらの制限を削除するよう申請できます。

Q: キャパシティーのスケールアップやスケールダウンはどのくらいの時間で実行できますか?

Amazon EC2 は真に柔軟なコンピューティング環境を提供します。Amazon EC2 を使用すれば、数分以内にキャパシティーの増減を行うことができます。数時間あるいは数日かかることはありません。一から数百、または数千のサーバーインスタンスさえ、同時に作動させることができます。インスタンスを増やす必要がある場合は、RunInstance を呼び出すだけです。その後 Amazon EC2 は、一般的には数分以内で、お客様の新しいインスタンスをセットアップします。もちろん、これはすべてウェブサービス API でコントロールされるため、お客様のアプリケーションではそのニーズに応じて、自動的なスケールアップやスケールダウンを行えます。

Q: サポートされるオペレーティングシステム環境はどのようなものですか?

Amazon EC2 では現在、Amazon Linux、Ubuntu、Windows Server、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Linux Enterprise Server、openSUSE Leap、Fedora、Fedora CoreOS、Debian、CentOS、Gentoo Linux、Oracle Linux、および FreeBSD といった、さまざまなオペレーティングシステムがサポートされています。その他のプラットフォームにもサポートを拡大するよう検討しています。

Q: Amazon EC2 は ECC メモリを使用しますか?

当社の経験によれば、サーバーインフラストラクチャには ECC メモリが必要であり、Amazon EC2 の基盤となっているすべてのハードウェアが ECC メモリを使用しています。

Q: このサービスは、単純なホスティングサービスとどのように異なりますか?

従来のホスティングサービスは、一般的にはあらかじめ設定されたリソースを、固定された時間枠で、事前に決定された金額で提供するというものでした。Amazon EC2 は、それがデベロッパーに与える柔軟性、コントロール、著しいコスト削減において根本的に異なっています。これは Amazon.com の堅牢なインフラストラクチャの恩恵と共に、Amazon EC2 を彼ら自身のデータセンターのように扱えることを意味にします。

必要となるシステムリソースが予期せず変更する (上下する) 場合でも、Amazon EC2 は即時に対応できます。つまりデベロッパーには、その時々で必要となるリソース数をコントロールする能力が与えられます。対照的に、従来のホスティングサービスは一般的に、固定された時間枠で、固定されたリソース数を提供します。つまり、利用量が急速に変化する、予想不能である、または様々な間隔で大きなピークを迎えることが知られている場合でも、ユーザーが簡単に対応できることはごくわずかです。

第二に、多くのホスティングサービスは、提供するコンピュートリソースに対して、完全なコントロールをユーザーに付与しません。Amazon EC2 を使用すれば、デベロッパーはいつでもインスタンスを開始してシャットダウンできるだけでなく、それらのインスタンスの設定を、彼らのニーズに合うように完全にカスタマイズしていつでも変更することができます。ほとんどのホスティングサービスは類似したシステム要件を有するユーザーグループをより重視しているため、これらの変更に対しては限られた機能しか提供しません。

最後に、Amazon EC2 を使用すれば、デベロッパーは実際のリソース消費に応じた従量課金の恩恵を享受することができます – しかも非常に低料金です。ほとんどのホスティングサービスでは、実際に使用される計算処理能力とは無関係に、ユーザーが事前に固定料金を支払う必要があります。そのため、短時間でリソースの規模をすばやくスケールアップできない欠点を補うため、ユーザーがリソースを購入しすぎるリスクがあります。 

EC2 オンデマンドインスタンス制限

Q: 何が変更されますか?

Amazon EC2 はオンデマンドインスタンス制限を、現在の数量ベースの制限から、新たに vCPU ベースの制限に移行し、AWS のお客様の制限管理エクスペリエンスを簡素化します。vCPU ベースの制限に対する使用量は、アプリケーションのニーズを満たすインスタンスタイプの任意の組み合わせを起動するための Amazon EC2 インスタンスタイプにおける vCPU (仮想中央演算処理装置) の数によって測定されます。

Q: vCPU ベースの制限とはどのようなものですか?

AWS アカウントでの 1 つ以上のオンデマンドインスタンスの実行は制限されています。Amazon EC2 は、 AWS アカウントで実行中のオンデマンドインスタンスに割り当てられた 総 vCPU (仮想中央演算処理装置) 数に基づき、各制限に対する使用量を測定します。次の表は、各インスタンスサイズの vCPU の数を示しています。インスタンスタイプにおける vCPU のマッピングは異なる可能性があります。詳細については、Amazon EC2 のインスタンスタイプを参照してください。

インスタンスサイズ vCPU
nano 1
micro 1
スモール 1
ミディアム 1
ラージ 2
エクストララージ 4
2xlarge 8
3xlarge 12
4xlarge 16
8xlarge 32
9xlarge 36
10xlarge 40
12xlarge 48
16xlarge 64
18xlarge 72
24xlarge 96
32xlarge 128

Q: Amazon EC2 で実行できるオンデマンドインスタンスの数はどれくらいですか?

5 つの vCPU ベースのインスタンス制限があり、特定のインスタンスファミリーの使用できるキャパシティの量をそれぞれ定義します。ジェネレーション、サイズ、またはバリアント設定 (例: ディスク、プロセッサータイプ) に関係なく、特定のインスタンスファミリーの使用量はすべて、下記の表に記載されているファミリーの総 vCPU 上限に追加されます。新規の AWS アカウントでは、当初この上限よりも少ない数に制限されることがあります。

オンデマンドインスタンス制限名 デフォルトの vCPU 制限
オンデマンド標準 (A, C, D, H, I, M, R, T, Z) インスタンスの実行 1152 個の vCPU
オンデマンド F インスタンスの実行 128 個の vCPU
オンデマンド G インスタンスの実行 128 個の vCPU
オンデマンド Inf インスタンスの実行 128 個の vCPU
オンデマンド P インスタンスの実行 128 個の vCPU
オンデマンド X インスタンスの実行 128 個の vCPU

オンデマンドインスタンスの vCPU ベース制限リージョンはありますか?

はい、AWS アカウントのオンデマンドインスタント制限はリージョンごとに設定されます。

Q: これらの制限は時間経過とともに変わりますか?

はい。制限は時間の経過とともに変わる可能性があります。Amazon EC2 は各リージョン内で使用状況を継続的に監視しており、EC2の使用に基づいて制限が自動的に引き上げられます。

Q: 制限の引き上げをリクエストするにはどうすればよいですか?

EC2 によって使用状況に基づきオンデマンドインスタンス制限は自動的に引き上げられますが、必要に応じて Amazon EC2 コンソールの制限ページ、Service Quotas コンソールの Amazon EC2 サービスページ、または Service Quotas API/CLI から制限引き上げをリクエストできます。

Q: 新しい vCPU 制限は、どのように計算すればよいですか?

Amazon EC2 インスタンスタイプの各 vCPU マッピングをご確認いただくか、簡易 vCPU 計算ツールを使用して AWS アカウントの vCPU 制限要件の合計を計算します。

Q: vCPU制限はリザーブドインスタンスを購入するときか、スポットインスタンスをリクエストするときに適用されますか?

いいえ。vCPU ベース制限はオンデマンドインスタンスおよびスポットインスタンスを実行するときのみ適用されます。

Q: 現在のオンデマンドインスタンス制限を表示するにはどうすればよいですか?

Amazon EC2 コンソールの EC2 サービスの制限ページ、またはService Quotas コンソールや API から現在のオンデマンドインスタンス制限をご確認いただけます。

Q: これにより実行中のインスタンスは影響を受けますか?

いいえ。vCPU ベース制限をオプトインしても実行中のインスタンスには影響ありません。

Q: 引き続き同じ数のインスタンスを作成できますか?

はい。vCPU ベースのインスタンス制限により、数量ベースのインスタンス制限として、少なくとも同じ数のインスタンスを作成できます。

Q: これらの制限に対してインスタンス使用量を表示することはできますか?

Amazon CloudWatch のメトリクス結合により、Service Quotas コンソールの制限に対する EC2 使用率を表示できます。Service Quotas では、CloudWatch も使用でき、アラームを設定することで、制限に近づいていることをお客様に警告できます。加えて、Trusted Advisor と Limit Monitor でインスタンス使用量の追跡と調査を継続できます。

Q: 引き続き DescribeAccountAttributes API を使用できますか?

vCPU 制限では、使用状況を規制するインスタンス制限の合計がなくなりました。したがって、DescribeAccountAttributes API は、最大インスタンス変数を返さなくなります。代わって、Service Quotas の API を使用して EC2 制限に関する情報を取り出せるようになります。Service Quotas API の詳細については AWS ドキュメントを参照してください。

Q: vCPU 制限は月額料金に影響しますか?

いいえ。EC2 の使用量は、引き続き実行している AMI に応じておよび、インスタンスタイプと作成したインスタンスのサイズにより時間単位または秒単位で計算されます。

Q: vCPU 制限はすべてのリージョンで適用されますか?

vCPU ベースのインスタンス制限は、すべての商用 AWS リージョンで適用されます。

EC2 SMTP エンドポイントポリシーに関する変更点

Q: 何が変更されますか?

2020 年 1 月 7 日に、Amazon EC2 は、お客様やその他の受信者をスパムや E メールの悪用から保護するために、ポート 25 経由の E メールトラフィックをデフォルトで制限する変更の導入を開始しました。ポート 25 は、E メール送信用のデフォルトの SMTP ポートとして広く使われています。過去にポート 25 スロットルをリクエストして、削除したことのある AWS アカウントには、今回の変更による影響はありません。

Q: EC2 からポート 25 に E メールを送信する有効なユースケースがあります。今回のポート 25 制限を解除するにはどうすればよいですか?

EC2 からポート 25 (SMTP) に E メールを送信する有効なユースケースがある場合は、これらの制限を緩和するために「E メール送信制限の削除リクエスト」を送信してください。または、別のポートから E メールを送信するか、または Amazon Simple Email Service (Amazon SES) のような既存の認証済み E メールリレーサービスを活用します。

サービスレベルアグリーメント (SLA)

Q: Amazon EC2 サービスレベルアグリーメント (SLA) では何が保証されますか?

SLA では、リージョン内の Amazon EC2 および Amazon EBS の月間稼動率が 99.99% 以上になるよう保証されます。

Q: SLA サービスクレジットの資格を有しているかどうかを知るにはどうすればよいですか?

サービスを実行しているリージョンの月次請求サイクル中における月間稼働率が 99.99% 未満である場合、Amazon EC2 または Amazon EBS (どちらか利用できなかったもの、またはどちらも利用できない場合は両方) の SLA クレジットの付与対象となります。SLA の利用規約に関するすべての詳細、および請求方法の詳細については、Amazon Compute サービスレベルアグリーメントを参照してください。 

インスタンスタイプ

高速コンピューティングインスタンス

Q: 高速コンピューティングインスタンスとは何ですか?

高速コンピューティングインスタンスのカテゴリには、ハードウェアアクセラレーター、またはコプロセッサを使用して、浮動小数点計算やグラフィック処理などの機能を、CPU で実行中のソフトウェアよりも効率的に実行するインスタンスファミリーが含まれます。Amazon EC2 は、汎用コンピューティング向けの GPU コンピューティングインスタンス、グラフィックを多用するアプリケーション向けの GPU グラフィックインスタンス、高度な科学関連ワークロード向けの FPGA プログラム可能ハードウェアコンピューティングインスタンスという 3 つのタイプの高速コンピューティングインスタンスを提供します。

Q: GPU Graphics インスタンスや GPU Compute インスタンスは、どのような場合に使用すべきですか?

GPU インスタンスは、数千のスレッドを使用するワークロードなど、大量の並列処理を行うアプリケーションに最適です。グラフィック処理は、大量の計算が必要な処理の例です。グラフィック処理では、個々のタスクはそれほど大きくありませんが、実行される操作のセットはパイプラインを形成し、個別の操作のレイテンシーより、このパイプラインのスループットの方が重要です。このレベルの並列処理を利用するアプリケーションを構築するには、さまざまなグラフィック API (DirectX、OpenGL) または GPU コンピューティングプログラミングモデル (CUDA、OpenCL) でのプログラム方法を理解することによる、GPU デバイス固有の知識が必要です。

Q: P4d を使用するメリットがあるのは、どんなアプリケーションですか?

お客様が P4d の使用を期待しているアプリケーションとしては、自然言語理解、自律型車両の知覚モデルトレーニング、画像分類、物体検出、レコメンデーションエンジンなどの機械学習 (ML) ワークロードがあります。GPU 性能の向上により、トレーニングにかかる時間が大幅に短縮され、GPU メモリを追加することで、より大きく、より複雑なモデルのトレーニングが可能になります。HPC のお客様は、P4 の向上した処理性能と GPU メモリを使用して、地震分析、創薬、DNA シーケンス、保険リスクモデリングなどを行うことができます。

Q: P4d インスタンスを P3 インスタンスと比較するとどのようになりますか?

P4 インスタンスは、NVIDIA の最新世代の A100 Tensor Core GPU を搭載しており、前世代の V100 と比べて平均 2.5 倍の TFLOP 性能で、2.5 倍のGPUメモリを提供します。P4 インスタンスは、ソケットあたり 24C の Cascade Lake Intel CPU と、ベクトルニューラルネットワーク命令用の追加の命令セットを備えています。P4 インスタンスは、P3dn と比較して、システムメモリの合計が 1.5 倍、ネットワークスループットが 4 倍であり、P3.16xl と比較すると 16 倍になります。もう 1 つの重要な違いは、NVSwitch GPU インターコネクトスループットが P3 で可能なスループットの 2 倍になるため、各 GPU が同じ 600GB/s の双方向スループットとシングルホップレイテンシーで他のすべての GPU と通信できることです。これにより、アプリケーションを開発する際は、複数の GPU とメモリを単一の大きな GPU および統合されたメモリプールと見なすことができます。P4d インスタンスは、EC2 UltraClusters と呼ばれる密結合のハイパースケールクラスターにもデプロイされます。これにより、最も複雑なマルチノード ML トレーニングや HPC アプリケーションの実行も可能になります。

Q: EC2 UltraClusters とは何ですか? どうすればアクセスできますか?

P4d インスタンスは、EC2 UltraCluster と呼ばれるハイパースケールクラスターにデプロイされます。それぞれの EC2 UltraCluster は、4,000 を超える NVIDIA A100 Tensor Core GPU、ペタビット規模のネットワーキング、FSx for Lustre による拡張可能な低レイテンシーストレージで構成されています。それぞれの EC2 UltraCluster が、世界トップクラスのスーパーコンピューターの 1 つということになります。EC2 SuperCluster では、簡単に P4d インスタンスを起動できます。さらに支援が必要な場合は、お問い合わせください

Q: P3 や P3dn で使用していた AMI は P4 で動作しますか?

P4 AMI には、A100 GPU 用の新しい NVIDIA ドライバーと、新しいバージョンの ENA ドライバーがインストールされている必要があります。P4 インスタンスは Nitro System を搭載しており、NVMe および ENA ドライバーがインストールされた AMI が必要です。また、P4 には、更新された命令セットに対応する新しい Intel Cascade Lake CPU も搭載されているため、データの前処理にこれらの新しい命令セットを使用する ML フレームワークの最新のディストリビューションを使用することをお勧めします。

Q: P3 インスタンスと G3 インスタンスの違いは何ですか?

P3 インスタンスは次世代の EC2 汎用 GPU コンピューティングインスタンスで、最大 8 つの最新世代 NVIDIA Tesla V100 GPU が搭載されています。これらの新しいインスタンスによってパフォーマンスとスケーラビリティが大幅に向上し、多数の新機能が追加されています。それには、機械学習 (ML) や深層学習 (DL) のパフォーマンス最適化のための新しい Streaming Multiprocessor (SM) アーキテクチャ、第二世代 NVIDIA NVLink 高速 GPU インターコネクト、効率向上に高度に調整された HBM2 メモリが含まれます。

G3 インスタンスは NVIDIA Tesla M60 GPU を使用して、DirectX または OpenGL を使用するグラフィックアプリケーション向けのハイパフォーマンスプラットフォームを提供します。NVIDIA Tesla M60 GPU では NVIDIA GRID Virtual Workstation 機能、および H.265 (HEVC) ハードウェアエンコーディングがサポートされています。G3 インスタンス内の M60 GPU では、それぞれ最大解像度 4096x2160 のモニタ 4 台がサポートされ、同時接続ユーザー 1 人が NVIDIA GRID Virtual Workstation を使用できるライセンスが付与されています。G3 インスタンスを利用するアプリケーションとして、3D ビジュアライゼーション、グラフィック集約型リモートワークステーション、3D レンダリング、アプリケーションストリーミング、動画エンコーディング、およびその他のサーバー側グラフィックワークロードなどが考えられます。

Q: NVIDIA Volta GV100 GPU にはどのようなメリットがありますか?

新しい NVIDIA Tesla V100 アクセラレーターには、新しい強力な Volta GV100 GPU が統合されています。GV100 は先行モデル Pascal GP100 GPU の利点を基に構築されているだけでなく、パフォーマンスとスケーラビリティが大幅に向上しており、プログラマビリティを高める多数の新機能が追加されています。これらの利点により、HPC、データセンター、スーパーコンピュータ、深層学習のシステムやアプリケーションが強化されます。

Q: P3 インスタンスのメリットを受けるのは誰ですか?

高度なコンピュータパフォーマンスを備えた P3 インスタンスのメリットを受けるのは、人工知能 (AI)、機械学習 (ML)、深層学習 (DL)、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) のアプリケーションを使用するユーザーです。これらのユーザーには、データサイエンティスト、データアーキテクト、データアナリスト、科学研究者、ML エンジニア、IT マネージャー、ソフトウェアデベロッパーが含まれます。主な業界は、運輸、エネルギー/石油およびガス、金融サービス (銀行、生保)、医療、製薬、科学、IT、小売、製造、ハイテク、行政機関、教育機関などです。

Q: P3 インスタンスの主なユースケースはどのようなものですか?

P3 インスタンスでは、GPU を使用して多数の深層学習のシステムやアプリケーションを高速化します。それには、自動運転車プラットフォーム、音声、画像、テキスト認識システム、インテリジェント動画分析、分子シミュレーション、創薬、病気診断、天気予報、ビッグデータ分析、財務モデリング、ロボット工学、ファクトリーオートメーション、リアルタイム言語翻訳、オンライン検索最適化、パーソナライズされたユーザー推薦などが含まれますが、これらはほんの一部にすぎません。

Q: ユーザーが AI/ML や HPC で GPU 搭載の Amazon P3 インスタンスを使用することが推奨されるのはなぜですか?

GPU ベースのコンピューティングインスタンスは優れたスループットとパフォーマンスを提供します。それはこのインスタンスが GPU ごとに何千もの特殊コアを使用して超並列処理を行うように設計されているためです。それに対して、CPU では少数のコアで順次処理を行います。さらに、デベロッパーによってすでに、量子化学、分子力学、気象学などの、GPU に最適化された科学関連 HPC アプリケーションが何百も構築されています。よく使用される大半の HPC アプリケーションの 70% 以上で GPU の組み込みサポートが提供されていることが、調査により明らかです。

Q: P3 インスタンスでは今後、EC2 Classic ネットワーキングと Amazon VPC がサポートされますか?

P3 インスタンスでは今後 VPC のみがサポートされる予定です。

Q: G3 インスタンスと P2 インスタンスの違いは何ですか?

G3 インスタンスは NVIDIA Tesla M60 GPU を使用して、DirectX または OpenGL を使用するグラフィックアプリケーション向けのハイパフォーマンスプラットフォームを提供します。NVIDIA Tesla M60 GPU では NVIDIA GRID Virtual Workstation 機能、および H.265 (HEVC) ハードウェアエンコーディングがサポートされています。G3 インスタンス内の M60 GPU では、それぞれ最大解像度 4096x2160 のモニタ 4 台がサポートされ、同時接続ユーザー 1 人が NVIDIA GRID Virtual Workstation を使用できるライセンスが付与されています。G3 インスタンスを利用するアプリケーションとして、3D ビジュアライゼーション、グラフィック集約型リモートワークステーション、3D レンダリング、アプリケーションストリーミング、動画エンコーディング、およびその他のサーバー側グラフィックワークロードなどが考えられます。

P2 インスタンスは NVIDIA Tesla K80 GPU を使用しており、CUDA または OpenCL のプログラミングモデルを使用する汎用 GPU コンピューティング用に設計されています。P2 インスタンスでは、25 Gbps の高帯域幅ネットワーキング、強力な単精度浮動小数点機能や倍精度浮動小数点機能、エラー修正コード (ECC) メモリを利用できるため、深層学習、高性能データベース、計算流体力学、金融工学、耐震解析、分子モデル、ゲノミクス、レンダリング、およびその他のサーバー側 GPU コンピューティングワークロードに最適です。

Q: P3 インスタンスと P2 インスタンスの違いは何ですか?

P3 インスタンスは次世代の EC2 汎用 GPU コンピューティングインスタンスで、最大 8 つの最新世代 NVIDIA Volta GV100 が搭載されています。これらの新しいインスタンスによってパフォーマンスとスケーラビリティが大幅に向上し、多数の新機能が追加されています。それには、機械学習 (ML) や深層学習 (DL) のパフォーマンスに最適化された新しい Streaming Multiprocessor (SM) アーキテクチャ、第二世代 NVIDIA NVLink 高速 GPU インターコネクト、効率向上に高度に調整された HBM2 メモリが含まれます。

P2 インスタンスは NVIDIA Tesla K80 GPU を使用しており、CUDA または OpenCL のプログラミングモデルを使用する汎用 GPU コンピューティング用に設計されています。P2 インスタンスは、高帯域幅 25 Gbps ネットワーキング、単精度および倍精度の強力な浮動小数点機能、エラー訂正コード (ECC) メモリを提供します。

Q: GPU Graphics インスタンスと GPU Compute インスタンスでは、どのような API とプログラミングモデルがサポートされていますか?

P3 インスタンスでは CUDA 9 と OpenCL、P2 インスタンスでは CUDA 8 と OpenCL 1.2、G3 インスタンスでは DirectX 12、OpenGL 4.5、CUDA 8、および OpenCL 1.2 がサポートされています。

Q: P3 インスタンスと G3 インスタンス向けの NVIDIA ドライバーはどこで入手できますか?

NVIDIA ドライバーの入手方法は 2 つあります。AWS Marketplace では、NVIDIA ドライバーが事前インストールされた Amazon Linux AMI や Windows Server AMI を入手できます。64 ビットの HVM AMI を起動して、ご自身でドライバーをインストールすることもできます。NVIDIA ドライバーのウェブサイトにアクセスして、P3 の場合は NVIDIA Tesla V100 、P2 の場合は NVIDIA Tesla K80、および G3 の場合は NVIDIA Tesla M60 を検索してください。

Q: P3 インスタンス、P2 インスタンス、G3 インスタンスではどの AMI を使用できますか?

現在、P2 インスタンスと G3 インスタンスでは Windows Server、SUSE Enterprise Linux、Ubuntu、および Amazon Linux AMI を使用できます。P3 インスタンスでは HVM AMI のみがサポートされています。これ以外のオペレーティングシステムで AMI を起動する場合は、AWS カスタマーサポートに問い合わせるか、EC2 フォーラムにアクセスしてください。

Q: G2 および G3 インスタンスを使用するにはサードパーティのライセンスが必要ですか?

NVIDIA ドライバーおよび GRID SDK を除き、G2 および G3 インスタンスの使用にサードパーティーのライセンスは必ずしも必要ありません。ただし、G2 および G3 インスタンスで使用されているコンテンツまたはテクノロジーに追加ライセンスが必要かどうかを判断するのは、お客様の責任になります。たとえば、コンテンツをストリーミングしている場合、そのストリーミングの一部または全部についてライセンスが必要な場合があります。Microsoft、Thomson、Fraunhofer IIS、Sisvel S.p.A.、MPEG-LA、Coding Technologies のオペレーティングシステム、オーディオ/ビデオエンコーダやデコーダなどのサードパーティーテクノロジーを使用している場合は、これらのプロバイダーに問い合わせて、ライセンスが必要かどうかを確認してください。例えば、オンボード h.264 ビデオエンコーダを NVIDIA GRID GPU で使用している場合は MPEG-LA に、mp3 テクノロジーを使用している場合は Thomson に問い合わせる必要があります。

Q: NVIDIA のウェブサイトからダウンロードしたドライバーを使用しても、G3 インスタンスで NVIDIA GRID 機能を利用できないのはどうしてですか?

G3 インスタンスで使用されている NVIDIA Tesla M60 GPU では、すべての高度なグラフィック機能、および最大解像度 4096x2160 のモニタ 4 台のサポートを有効化するために、特別な NVIDIA GRID ドライバーが必要になります。NVIDIA GRID ドライバーが事前にインストールされた AMI を使用するか、AWS のドキュメントに従って NVIDIA GRID ドライバーをダウンロードし、インストールする必要があります。

Q: Microsoft Remote Desktop を使用すると GPU が表示されないのはなぜですか?

Remote Desktop を使用すると、WDDM ドライバーモデルを使用している GPU は、高速化されていない Remote Desktop ディスプレイドライバーに置き換えられます。GPU ハードウェアにアクセスするには、VNC などの異なるリモートアクセスツールを使用する必要があります。

Q: Amazon EC2 F1 とは何ですか?

Amazon EC2 F1 は、アプリケーションの高速化に利用できる、プログラミング可能なハードウェアによるコンピューティングインスタンスです。新しい F1 インスタンスタイプは高いパフォーマンスが得られ、FPGA にアクセスしてカスタムハードウェア高速化の開発とデプロイが容易に行えます。

Q: FPGA とは何ですか? なぜ必要ですか?

FPGA はソフトウェアで設定できる、プログラム可能な集積回路です。FPGA を使用することで、CPU のみを使用するサーバーと比較してアプリケーション速度を最大 30 倍に加速できます。FPGA は再プログラミングが可能なため、ハードウェアを再設計することなく、ハードウェアアクセラレーションを更新し、最適化可能な柔軟性が得られます。

Q: F1 は従来の FPGA ソリューションとどのように異なるのですか?

F1 はアプリケーションアクセラレーション向けにプログラム可能なハードウェアを使用した AWS インスタンスです。F1 を使用することで、FPGA ハードウェアに数クリックで簡単にアクセスでき、フルサイクルの FPGA 開発と大規模デプロイに必要な時間とコストを月単位、年単位から日数単位まで削減できます。FPGA テクノロジーは利用できるようになってから数十年が経過していますが、アクセラレーターの開発と従来のエンタープライズ向けカスタムハードウェア販売のビジネスモデルの両面で、開発インフラストラクチャにかかる時間と費用、ハードウェア設計、デプロイ規模の大きさなどのため、アプリケーション高速化への実応用に苦戦してきました。今回のサービス提供により、お客様にはオンプレミスデータセンター用 FPGA 開発に関係する手間のかかる作業が不要になります。

Q: Amazon FPGA Image (AFI) とは何ですか?

FPGA をプログラムするために作成する設計を、Amazon FPGA Image (AFI) と呼びます。AWS では、AFI を登録、管理、コピー、クエリ、および削除するためのサービスを提供しています。AFI を登録すると、実行中の F1 インスタンスに AFI をロードできます。複数の AFI を単一の F1 インスタンスにロードすることができるため、実行時に再起動なしで AFI を切り替えることができます。これにより、複数のハードウェアアクセラレーションをすばやくテストし、実行できるようになります。カスタムソフトウェアや AFI ドライバーを使用して、AWS Marketplace の他のお客様に FPGA アクセラレーションと AMI の組み合わせを提供することもできます。

Q: AWS Marketplace でハードウェアアクセラレーションを出品するにはどうすればよいですか?

AFI と、この AFI を使用するためのソフトウェアドライバー/ツールを開発します。次に、これらのソフトウェアツール/ドライバーを Amazon Machine Image (AMI) に暗号化形式でパッケージします。AWS は、コードのセキュリティを保持するためにお客様が提供した暗号化形式ですべての AFI を管理します。AWS Marketplace で製品を販売するには、お客様またはお客様の会社が AWS Marketplace のリセラーとしてサインアップし、1 つの製品にパッケージされることを意図している AMI ID および AFI ID を送信する必要があります。AWS Marketplace は製品を作成するための AMI および AFI のクローン作成を行い、製品コードをこれらのアーティファクトに関連付けて、この製品コードへのエンドユーザー登録にこの AMI と AFI へのアクセスが付与されるようにします。

Q: F1 インスタンスでは何が利用できますか?

デベロッパー向けに、AWS では開発サイクルの高速化に役立つハードウェア開発キット (HDK)、クラウドでの開発に対応した FPGA デベロッパー AMI、F1 インスタンスを実行する AMI 用 SDK、AFI の登録、管理、コピー、クエリ、削除を行うための API のセットを提供します。デベロッパーと顧客の両方が AWS Marketplace にアクセスし、アプリケーション高速化に使用する AFI の販売や購入を行えます。

Q: F1 インスタンスを使用するには FPGA についての詳細な知識が必要ですか?

AWS のお客様が F1 向けに最適化された AMI を AWS Marketplace でサブスクライブする場合、FPGA についての知識がまったくなかったとしても、AWS Marketplace と F1 インスタンスによって提供されるアクセラレーションのメリットを享受できます。自分のワークロードに適した高速化機能を持つ、F1 向けに最適化された AMI に AWS Marketplace で加入すればよいのです。AMI には FPGA アクセラレーションの利用に必要なすべてのソフトウェアが含まれています。お客様側で必要となるのは、アクセラレーター用の API を使ってソフトウェアを作成し、アクセラレーターの使用を開始することのみです。

Q. FPGA の開発者です。F1 インスタンスの使用はどのように開始できますか?

デベロッパーによる F1 インスタンスの利用は、AWS アカウントを作成し、AWS Hardware Development Kit (HDK) をダウンロードすることで開始できます。HDK には、F1 に関するドキュメント、内蔵 FPGA インターフェイス、AFI 生成用コンパイラスクリプトが含まれます。デベロッパーは、HDK に含まれている、文書化されたインターフェイスへの FPGA コードを作成して高速化機能の作成を開始できます。デベロッパーは、FPGA デベロッパー AMI を使って AWS インスタンスを作成できます。この AMI には、FPGA コードのコンパイルとシミュレーションに必要な開発ツールが含まれています。デベロッパー AMI には C5、M5、R4 の最新のインスタンスが最適です。デベロッパーは FPGA コードの作成に使用されるプログラミング言語 (Verilog や VHDL など) についての経験と、高速化するオペレーションについての知識を有している必要があります。

Q: FPGA のデベロッパーではありません。F1 インスタンスの使用はどのように開始できますか?

お客様は AWS Marketplace でセラーが提供する AWS Marketplace のアクセラレーターを選択し、その AMI で F1 インスタンスを起動することで、F1 インスタンスの使用を開始できます。AMI にはそのアクセラレーター向けのソフトウェアと API がすべて含まれています。そのアクセラレーターの AFI を使用した FPGA のプログラミングは AWS によって管理されます。このようなアクセラレーターを使用するお客様に、FPGA についての知識や経験は不要です。そのアクセラレーター用のソフトウェア API レベルで作業することができます。

Q: AWS によるデベロッパーキットは用意されていますか?

はい。ハードウェア開発キット (HDK) には、シミュレーションツールとシミュレーションモデルが含まれ、デベロッパーは作成した高速化コードのシミュレーション、デバッグ、ビルド、登録を行うことができます。HDK にはコードのサンプル、コンパイルスクリプト、デバッグインターフェイス、および F1 インスタンス用 FPGA コードの開発に必要な他の多くのツールが含まれています。HDK は、AWS の提供する AMI か、自分のオンプレミス開発環境で使用できます。これらのモデルやスクリプトは、公開されているものを AWS アカウントを使用して入手できます。

Q: オンプレミスの開発環境で HDK を使用できますか?

はい。ハードウェア開発キット (HDK) は AWS が提供する AMI、またはお客様のオンプレミスの開発環境で使用できます。

Q: FPGA はどの EC2 インスタンスタイプにでも追加できますか?

いいえ。F1 インスタンスには f1.2xlarge、f1.4xlarge、および f1.16 xlarge.の 2 つのインスタンスサイズがあります。

Q: Inf1 インスタンスで Inferentia チップを使用するにはどうすればよいですか?

P4、P3 や P3dn などの GPU インスタンスを使用して、TensorFlow、PyTorch、MXNet などの一般的な ML フレームワークのいずれかでモデルを構築およびトレーニングすることにより、ワークフローを開始できます。モデルが必要な精度にトレーニングされると、ML フレームワークの API を使用して、Inferentia のソフトウェア開発キットである Neuron を呼び出し、Inferentia チップで実行するためにモデルをコンパイルし、Inferentia のメモリにロードして、推論の呼び出しを実行できます。すぐに開始するには、機械学習フレームワークと Neuron SDK が事前インストールされている AWS Deep Learning AMI を使用できます。完全マネージド型のエクスペリエンスのために、Amazon SageMaker を使用して、トレーニングされたモデルを Inf1 インスタンスにシームレスにデプロイできます。

Q: Inf1 とC6i または C5 とG4 のインスタンスは、いつ推論に使用しますか?

推論のレイテンシーとスループットに敏感な機械学習モデルを実行しているお客様は、Inf1 インスタンスを使用して、高性能で費用対効果の高い推論を行うことができます。推論のレイテンシーとスループットの影響を受けにくい ML モデルの場合、EC2 C6i または C5 インスタンスを使用し、AVX-512/VNNI 指示セットを利用できます。NVIDIA の CUDA、CuDNN、または TensorRT ライブラリへのアクセスが必要な ML モデルの場合、G4 インスタンスを使用することをお勧めします。

モデルの特性と使用されるライブラリ EC2 Inf1 EC2 C6i または C5 EC2 G4
低コストで低レイテンシーと高スループットの恩恵を受けるモデル X    
レイテンシーとスループットの影響を受けないモデル X  
NVIDIA のデベロッパーライブラリを必要とするモデル X

Q: 推論対 Amazon EC2 Inf1 インスタンスで Elastic Inference (EI) を選択する必要があるのはいつですか?

デベロッパーが Inf1 インスタンスよりも EI を選択する 2 つのケースがあります。(1) Inf1 が提供するものとは異なる CPU とメモリサイズが必要な場合、EI を使用して、アプリケーションの CPU とメモリの適切な組み合わせで EC2 インスタンスにアクセラレーションを追加できます。(2) パフォーマンス要件が最小の Inf1 インスタンスが提供するものよりも大幅に低い場合、EI を使用する選択肢が費用対効果が高いです。たとえば、最大 6 つの同時ビデオストリームを処理するのに十分な 5 つの TOPS のみが必要な場合、C5.large インスタンスで EI の最小スライスを使用すると、Inf1 インスタンスの最小サイズを使用するよりも最大 50% 安くなります。

Q: Inferentia チップを使用する EC2 Inf1 インスタンスでサポートされている ML モデルのタイプと演算子は何ですか?

Inferentia チップは、一般的に使用されている機械学習モデルをサポートしています。これには物体検知 (single shot detector、SSD) や画像認識/分類のための ResNet、さらには自然言語処理と翻訳やその他多くのための Transformer と BERT が含まれます。サポートされている演算子のリストは GitHub をご覧ください。

Q: AWS Inferentia の NeuronCore Pipeline 機能を利用してレイテンシーを削減するにはどうすればよいですか?

Inf1.6xlarge や Inf1.24xlarge など、複数の Inferentia チップを備えた Inf1 インスタンスは、高速のチップ間相互接続をサポートしています。Neuron Processing Pipeline 機能を使用して、モデルを分割し、複数のチップにわたってローカルキャッシュメモリにロードできます。Neuron コンパイラは、事前 (AOT) コンパイル手法を使用して入力モデルを分析し、単一または複数の Inferentia チップのオンチップメモリに適合するようにコンパイルします。これにより、Neuron Cores はモデルへの高速アクセスが可能になり、オフチップメモリへのアクセスが不要になり、レイテンシーを制限しながら全体的な推論スループットを向上させることができます。

Q: AWS Neuron と Amazon SageMaker Neo の違いは何ですか?

AWS Neuron はAWS Inferentia チップに特化した SDK で、Inferentia チップの機械学習推論のパフォーマンスを最適化します。これは AWS Inferentia のコンパイラ、ランタイム、プロファイリングツールで構成されています。EC2 Inf1 インスタンスで推論ワークロードを実行するために必要です。一方、Amazon SageMaker Neo は、コンパイラとランタイムで構成されるハードウェアに依存しないサービスであり、デベロッパーは機械学習モデルを一度トレーニングして、さまざまなハードウェアプラットフォームで実行できます。 

Q: Trn1 インスタンスで Trainium チップを使用するにはどうしたらいいですか?

Trainium のソフトウェアスタックである AWS Neuron SDK は、PyTorch や TensorFlow などの主要な機械学習フレームワークと統合されているため、最小限のコード変更で使い始めることができます。AWS Deep Learning AMIAWS Deep Learning Containers には AWS Neuron が事前に設定されているので、すぐに使い始めることができます。コンテナ化されたアプリケーションを使用している場合、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS)Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS)、またはお好みのネイティブコンテナエンジンを使用して、AWS Neuron をデプロイすることができます。AWS Neuron は、Amazon SageMaker もサポートしており、機械学習モデルの構築、トレーニング、デプロイに使用することができます。

Q: Trn1 でトレーニングした深層学習モデルはどこにデプロイできますか?

Trn1 インスタンスでトレーニングした深層学習モデルは、CPU、GPU、その他のアクセラレーターをベースにしたインスタンスなど、深層学習ユースケースをサポートするその他の Amazon EC2 インスタンスにデプロイすることができます。また、オンプレミスデータセンターやエッジの埋め込みデバイスなど、AWS 以外の Trn1 インスタンスでトレーニングしたモデルをデプロイすることもできます。例えば、Trn1 インスタンスでトレーニングしたモデルを、Inf1 インスタンス、G5 インスタンス、G4 インスタンス、またはエッジのコンピューティングデバイスにデプロイすることが可能です。

Q: 機械学習モデルのトレーニングに、GPU ベースのインスタンスではなく Trn1 インスタンスを使用するのはどんな場合ですか?

Trn1 インスタンスは、自然言語処理 (NLP)、大規模言語モデル (LLM)、コンピュータビジョン (CV) モデルのトレーニングのユースケースに適しています。Trn1 インスタンスは、モデルトレーニングを高速化することに重点を置き、高いパフォーマンスを実現すると同時に、モデルトレーニングコストを削減します。NVIDIA CUDA、CUDA Deep Neural Network (cuDNN)、TensorRT ライブラリなど、サードパーティー独自のライブラリや言語を必要とする機械学習モデルをお持ちの場合、NVIDIA GPU ベースのインスタンス (P4、P3) を使用することをお勧めします。

バースト可能なインスタンス

Q: バースト可能パフォーマンスインスタンスはどのような点で、他のインスタンスと異なりますか?

Amazon EC2 では、定常パフォーマンスのインスタンス (C、M、R の各インスタンスファミリーなど) とバーストパフォーマンスインスタンス (T2 など) のいずれかを選択できます。バーストパフォーマンスインスタンスでは、ベースラインレベルの CPU パフォーマンスが提供されますが、そのベースラインを超えてバーストする能力を備えています。

T2 インスタンスのベースラインパフォーマンスとバーストする機能は、CPU クレジットによって制御されます。各 T2 インスタンスは、CPU クレジットを継続的に受け取ります。その速度はインスタンスのサイズによって異なります。T2 インスタンスは、アイドル状態のときに CPU クレジットを蓄積し、アクティブなときに CPU クレジットを消費します。1 CPU クレジットで、最大の CPU コアパフォーマンスを 1 分間発揮できます。 

モデル

vCPU

CPU クレジット/時

最大 CPU クレジット残高

ベースライン CPU パフォーマンス

t2.nano 1 3 72 コアの 5%

t2.micro

1

6

144

コアの 10%

t2.small

1

12

288

コアの 20%

t2.medium

2

24

576

コアの 40%*

t2.large 2 36 864 コアの 60%**

t2.xlarge

4

54

1,296

コアの 90%***

t2.2xlarge

8

81

1,944

コアの 135%****

* t2.medium の場合、シングルスレッドアプリケーションで 1 つのコアの 40% を使用できます。必要であれば、マルチスレッドアプリケーションで 2 つのコアそれぞれの 20% を使用することもできます。

** t2.large の場合、シングルスレッドアプリケーションで 1 つのコアの 60% を使用できます。必要であれば、マルチスレッドアプリケーションで 2 つのコアそれぞれの 30% を使用することもできます。

** t2.xlarge の場合、シングルスレッドアプリケーションで 1 つのコアの 90% を使用できます。必要であれば、マルチスレッドアプリケーションで 2 つのコアそれぞれの 45% または 4 つのコアすべての 22.5% を使用することもできます。

**** t2.2xlarge の場合、シングルスレッドアプリケーションで 1 つのコアの全体を使用できます。必要であれば、マルチスレッドアプリケーションで 2 つのコアそれぞれの 67.5% または 8 つのコアすべての 16.875% を使用することもできます。

Q: T2 インスタンスに適した Amazon マシンイメージ (AMI) を選択するにはどうすればよいですか?

オペレーティングシステムとアプリケーションの最小メモリ要件が、各 T2 インスタンスのサイズに割り当てられているメモリ (t2.nano の場合は 512 MiB など) 以内であることを確認する必要があります。Microsoft Windows など、グラフィックユーザーインターフェイス (GUI) を使用するオペレーティングシステムはメモリや CPU のリソースを大量に消費するため、多くのユースケースでは t2.micro 以上のインスタンスサイズが必要になる可能性があります。t2.nano インスタンスタイプに適した AMI は、AWS Marketplace で見つけることができます。Windows で GUI を使用しないお客様は、Microsoft Windows Server 2012 R2 Core AMI を使用できます。

Q: どのような場合に T2 などのバーストパフォーマンスインスタンスを選択するべきですか?

T2 インスタンスは、さまざまな汎用の本番ワークロードにとってコスト効果の高いプラットフォームとなります。T2 Unlimited インスタンスは、必要な限り、高い CPU パフォーマンスを維持できます。 ベースラインよりも大幅に高い CPU 使用率がワークロードで常に必要な場合は、M や C といった専用の CPU インスタンスを検討してください。

Q: 各 T2 インスタンスの CPU クレジット残高を確認するには、どうすればよいですか?

各 T2 インスタンスの CPU クレジット残高は、Amazon CloudWatch の EC2 インスタンス別メトリクスで確認できます。T2 インスタンスには、CPUCreditUsage、CPUCreditBalance、CPUSurplusCreditBalance、CPUSurplusCreditsCharged の 4 つのメトリクスがあります。CPUCreditUsage は、使用された CPU クレジットの量を示します。CPUCreditBalance は、CPU クレジットの残高を示します。CPUSurplusCredit Balance は、獲得したクレジットがない場合にバーストに使用されるクレジットを示します。CPUSurplusCreditsCharged は、平均使用率がベースラインを上回った場合に課金されるクレジットを示します。

Q: T2 インスタンスのクレジットが残りわずかになる (CPU クレジット残高が 0 に近づく) と、CPU パフォーマンスはどうなりますか?

T2 インスタンスの CPU クレジット残高が 0 になった場合でも、パフォーマンスはベースライン CPU パフォーマンスで維持されます。たとえば、t2.micro のベースライン CPU パフォーマンスは物理的 CPU コアの 10% です。インスタンスの CPU クレジット残高が 0 に近づいている場合は、CPU パフォーマンスがベースラインパフォーマンスまで下げられ、その状態が 15 分間続きます。

Q: T2 インスタンスのクレジット残高は、停止/開始の後も引き継がれますか?

いいえ。インスタンスを停止すると、それまでに獲得したクレジット残高は失われます。

Q: T2 インスタンスは、リザーブドインスタンスまたはスポットインスタンスとして購入できますか?

T2 インスタンスは、オンデマンドインスタンス、リザーブドインスタンス、スポットインスタンスとして購入できます。

Q: Amazon EC2 T4g インスタンスとは何ですか?

Amazon EC2 T4g インスタンスは、Arm ベースの AWS Graviton2 プロセッサを搭載した、次世代のバースト可能な汎用インスタンスです。T4g インスタンスは、T3 インスタンスよりも最大 40% 優れた料金パフォーマンスを実現します。これらは、専有ハードウェアと Nitro Hypervisor の組み合わせである AWS Nitro System で構築されています。

Q: T4g インスタンスの理想的なユースケースはどのようなものですか?

T4g インスタンスは、マイクロサービス、低レイテンシーのインタラクティブアプリケーション、小規模および中規模のデータベース、仮想デスクトップ、開発環境、コードリポジトリ、ならびにビジネスクリティカルなアプリケーションなどの、幅広いバースト可能な汎用ワークロード向けで、T3 インスタンスと比較して最大 40% 優れたコストパフォーマンスを提供します。T インスタンス全体でオープンソースソフトウェア上に構築されたアプリケーションをデプロイするお客様は、T4g インスタンスが最適な料金パフォーマンスを実現する魅力的なオプションであることにお気付きになるでしょう。Arm デベロッパーは、クロスコンパイルやエミュレーションではなく、ネイティブ Arm ハードウェアでアプリケーションを直接構築することもできます。

Q: T4g の無料トライアルを利用するにはどうすればよいですか?

2023 年 12 月 31 日まで、AWS をご利用のすべてのお客様は、AWS 無料利用枠で詳細が説明されているように、T4g 無料トライアルに自動的に登録されます。無料トライアル期間中は、t4g.small インスタンスを実行しても、毎月の請求額から、750 時間の無料枠分が自動的に差し引かれます。750 時間は、t4g.small インスタンスが使用されているすべてのリージョンで合計して計算されます。T4g 無料トライアルプログラムの対象となる 750 時間中にインスタンスに割り当てられたクレジットを超えた場合、超過 CPU クレジットを支払わなければなりません。CPU クレジットの仕組みの詳細については、Linux インスタンスのための Amazon EC2 ユーザーガイドのバーストパフォーマンスインスタンスの主な概念と定義を参照してください。

Q: 誰が T4g の無料トライアルを利用できますか?

AWS アカウントを持つすべての既存および新規のお客様は、T4g の無料トライアルを利用できます。T4g の無料トライアルは、2023 年 12 月 31 日までの期間限定でご利用いただけます。無料トライアルの開始および終了時間は、協定世界時間 (UTC) に基づきます。T4g の無料トライアルは、既存の t2.micro および t3.micro の AWS 無料利用枠に追加される予定です。t2.micro (またはリージョンによっては t3.micro) の無料利用枠を使いきったお客様でも、T4g の無料トライアルの特典を利用できます。

Q: T4g の無料トライアルはどのリージョンで利用できますか?

T4g の無料トライアルは、現在、次の AWS リージョンで利用可能です: 米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、南米 (サンパウロ)、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、および欧州 (ストックホルム)。現在、中国 (北京) および中国 (寧夏) リージョンでは利用できません。

無料トライアルの一環として、お客様は、2023 年 12 月 31 日まで毎月 750 時間無料で利用できる単一の累積バケットから、1 つまたは複数のリージョンで t4g.small インスタンスを実行できます。例えば、お客様はオレゴンで 1 か月間に 300 時間にわたって t4g.small を実行し、同じ月に東京で別の t4g.small を 450 時間実行できます。この場合、1 か月間で最大 750 時間までの無料トライアルを利用できます。

Q: T4g の無料トライアルでは、特定の AMI の実行に追加料金は発生しますか?

t4g.small の無料トライアルでは、EC2 コンソールのクイックスタート経由で使用できる Amazon Linux 2、RHEL、SUSE Linux AMI の Amazon マシンイメージ (AMI) を、1 か月間に最初の 750 時間まで無料でご利用いただけます。1 か月あたり 750 時間の無料枠を超過すると、AMI の料金 (発生した場合) を含む通常のオンデマンド料金が適用されます。AMI フルフィルメントオプションのある AWS Marketplace のオファーに適用されるソフトウェア料金は、無料トライアルには含まれません。t4g.small のインフラストラクチャのコストのみが無料トライアルに含まれ、対象となります。

Q: t4g.small の無料トライアルは AWS の請求書にどのように記載されますか?

T4g の無料トライアルでは、毎月 1 日から月の最終日までを 1 か月とする請求サイクルが適用されます。T4g 無料トライアルのプランで t4g.small を使用しているお客様は、無料トライアル期間中の月ごとの合計 750 時間の使用に対して、請求書のオンデマンド料金プランの欄に 0 USD と記載されます。無料トライアル期間中のいつでも利用を開始でき、その月の残りの期間で無料の 750 時間を使用できます。前月の未使用時間は繰り越されません。お客様は無料トライアルを使用して複数の t4g.small インスタンスを作成できます。お客様の月間合計使用量が 750 時間の 85% に達すると、AWS Budgets からメールで自動的に通知されます。毎月の請求サイクルでインスタンスの合計使用量が 750 時間を超えると、その月の超過時間が通常のオンデマンド料金に基づいて請求されます。Compute Savings Plan または T4g Instance Savings Plan を登録中のお客様は、無料トライアルの 750 時間を超えた時間に対して、Savings Plan (SV) 割引がオンデマンド料金に適用されます。お客様が T4g リザーブドインスタンス (RI) プランを購入した場合には、この RI プランが最初に時間単位で適用されます。RI プランの適用後の残りの使用量については、無料トライアルプランが有効になります。

Q: お客様が、単一の支払いアカウントなどの一括請求 (コンソリデーティッドビリング) にサインアップした場合、関連付けられている各アカウントで T4g 無料トライアルを利用できますか?

いいえ。複数のアカウントのお支払いを統合する一括請求 (コンソリデーティッドビリング) をご使用のお客様も、ご利用いただける無料トライアルは組織に対して 1 度のみです。各支払いアカウントでの使用量は合計され、750 時間まで無料となります。一括請求の詳細については、AWS Billing and Cost Management ユーザーガイドの AWS Organizations の一括請求 (コンソリデーティッドビリング) を参照してください。

Q: T4g の無料トライアルの一部として、超過 CPU クレジットに対して課金されますか?

T4g 無料トライアルプログラムの対象となる 750 時間中にインスタンスに割り当てられたクレジットを超えた場合、超過 CPU クレジットを支払わなければなりません。CPU クレジットの仕組みの詳細については、Linux インスタンスのための Amazon EC2 ユーザーガイドのバーストパフォーマンスインスタンスの主な概念と定義を参照してください。

Q: 無料トライアル期間の終了後、t4g.small インスタンスの料金はどのように請求されますか?

2024 年 1 月 1 日以降、t4g.small インスタンスを実行しているお客様は、無料トライアルプランからオンデマンド料金プラン (または、購入した場合はリザーブドインスタンス (RI)/Savings Plan (SV) プラン) に自動的に切り替わります。蓄積クレジットはゼロに設定されます。無料トライアル期間終了の 7 日前に、お客様に無料トライアル期間が 7 日後に終了する旨の E メール通知が届きます。RI プランを購入すると、2024 年 1 月 1 日以降は RI プランが適用されます。それ以外の場合、t4g.small インスタンスの通常のオンデマンド料金が請求されます。T4g Instance Savings Plan または Compute Savings Plan をお持ちのお客様の場合、t4g.small インスタンスの請求時に、オンデマンド料金に対して Savings Plan の割引が適用されます。

コンピューティング最適化インスタンス

Q: どのようなときにコンピューティング最適化インスタンスを使用するべきですか?

コンピューティング最適化インスタンスは高い処理能力を求められるアプリケーションのために設計されています。これらのアプリケーションには、高パフォーマンスのウェブサーバー、高性能コンピューティング (HPC)、科学的モデリング、分散分析、機械学習推論のような、コンピューティング集約型アプリケーションが含まれます。

Q: Amazon EC2 C7g インスタンスとは何ですか?

最新世代の AWS Graviton3 プロセッサを搭載した Amazon EC2 C7g インスタンスは、コンピューティング集約型ワークロードに対して Amazon EC2 で最高の料金パフォーマンスを提供します。C7g インスタンスは、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、バッチ処理、Electronic Design Automation (EDA)、ゲーム、動画エンコーディング、科学的モデリング、分散分析、CPUベースの機械学習 (ML) 推論、広告配信に理想的です。第 6 世代の AWS Graviton2 ベースの C6g インスタンスと比較して、最大 25% のパフォーマンス向上を実現しています。

Q: Amazon EC2 C6g インスタンスとは何ですか?

Amazon EC2 C6g インスタンスは、Arm ベースの AWS Graviton2 プロセッサを搭載した次世代のコンピューティング最適化されたインスタンスです。C6g インスタンスは、C5 インスタンスよりも最大 40% 優れた料金パフォーマンスを実現します。これらは、専有ハードウェアと Nitro Hypervisor の組み合わせである AWS Nitro System で構築されています。

Q: C6g インスタンスの理想的なユースケースはどのようなものですか?

C6g インスタンスは、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、バッチ処理、広告配信、動画エンコーディング、ゲーム、科学的モデリング、分散分析、CPU ベースの機械学習推論のなどのコンピューティングを多用するワークロード向けに、非常に優れた料金パフォーマンスのメリットを実現します。 C インスタンスファミリー全体でオープンソースソフトウェア上に構築されたアプリケーションをデプロイするお客様は、C6g インスタンスが最適な料金パフォーマンスを実現する魅力的なオプションであることにお気付きになるでしょう。Arm デベロッパーは、クロスコンパイルやエミュレーションではなく、ネイティブ Arm ハードウェアでアプリケーションを直接構築することもできます。

Q: C6g インスタンスで利用できるさまざまなストレージオプションについて教えてください。

C6g インスタンスはデフォルトで EBS に最適化されており、暗号化、非暗号化の両 EBS ボリュームに最大 19,000 Mbps の専用 EBS 帯域幅を提供します。C6g インスタンスは、EBS ストレージボリュームにアクセスするためのインターフェイスとして、Non-Volatile Memory Express (NVMe) インターフェイスのみをサポートします。 さらに、ローカル NVMe インスタンスストレージのオプションも、C6gd インスタンスタイプを介して利用できます。

Q: C6g インスタンスではどのネットワークインターフェイスがサポートされていますか?

C6g インスタンスは ENA ベースの拡張ネットワーキングをサポートしています。C6g インスタンスでは、ENA を使うことにより、同じプレイスメントグループ内で作成したインスタンス間で最大 25 Gbps のネットワーク帯域幅を実現できます。

Q: C6g インスタンスで実行できるように、アプリケーションとワークロードを変更する必要がありますか?

必要とされる変更はアプリケーションによって異なります。オープンソースソフトウェア上に構築されたアプリケーションを実行しているお客様は、Arm エコシステムが十分に開発されています。既にアプリケーションをサポートしている可能性が高いことがわかります。ほとんどの Linux ディストリビューションとコンテナ (Docker、Kubernetes、Amazon ECS、Amazon EKS、Amazon ECR) は Arm アーキテクチャをサポートしています。お客様は、現在使用しているのと同じメカニズムを使用して、一般的に使用されるソフトウェアパッケージの Arm バージョンをインストールできます。ネイティブ CPU 指示セットに依存しない通訳された言語 (Java、Node、Python など) に基づくアプリケーションは、最小限の変更で実行する必要があります。コンパイラ言語 (C、C ++、GoLang) を使用して開発されたアプリケーションは、Arm バイナリを生成するために再コンパイルする必要があります。Arm アーキテクチャは、これらの一般的なプログラミング言語で十分にサポートされており、最新のコードは通常、単純な「Make」コマンドを必要とします。詳細については、Github の開始方法のガイドを参照してください。

Q: C6 インスタンスファミリーで提供されるコンピューティングの選択肢は増えますか?

はい。インテルおよび AMD の CPU 搭載インスタンスを C6 インスタンスファミリーの一部として提供する予定です。

Q: C4 インスタンスを Amazon EBS 最適化インスタンスとして起動できますか?

各 C4 インスタンスタイプは、デフォルトで EBS 最適化されています。EBS に対する C4 インスタンス 500 Mbps~4,000 Mbps は、そのインスタンスで提供される汎用ネットワークスループットをはるかに上回っています。この機能は C4 インスタンスで常に有効になっているため、C4 インスタンスを EBS 最適化インスタンスとして明示的に起動しても、インスタンスの動作に影響はありません。

Q: c4.8xlarge インスタンスで利用可能なプロセッサのステート制御機能を使用するにはどうすればよいですか?

c4.8xlarge インスタンスタイプにより、オペレーティングシステムがプロセッサの C ステートと P ステートを制御できるようになります。この機能は現在のところ、Linux インスタンスでのみご利用いただけます。プロセッサのパフォーマンスの安定性を向上させたり、レイテンシーを減らしたり、インスタンスを特定のワークロード用に調整するために、C ステートまたは P ステートの設定を変更したいと思う場合があるかもしれません。Amazon Linux のデフォルトの構成で、ほとんどのお客様のワークロードに適した最高のパフォーマンスを提供できるようになっています。ただし、アプリケーションにおいて、より高いシングルコアまたはデュアルコアの周波数よりもレイテンシーを低く抑えたい場合、またはバースト的な Turbo Boost 周波数よりも低い周波数で安定したパフォーマンスを維持することを優先する場合、これらのインスタンスで利用可能な C ステートまたは P ステートの構成オプションを試みることを考慮してください。この機能の詳細については、「Amazon EC2 ユーザーガイド」の「プロセッサのステート制御」のセクションを参照してください。

Q: コンピューティング最適化インスタンスのカテゴリではどのインスタンスを使用できますか?

C6g インスタンス: Amazon EC2 C6g インスタンスは、Arm ベースの AWS Graviton2 プロセッサを使用します。C5 インスタンスよりも最大 40% 高い料金パフォーマンスを実現し、高度なコンピューティング集約型ワークロードの実行に最適です。これには、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、バッチ処理、広告配信、動画エンコーディング、ゲーム、科学的モデリング、分散分析、CPU ベースの機械学習推論などのワークロードが含まれます。 

C6a インスタンス: C6a インスタンスは、3.6 GHz のオールコアターボ周波数を備えた第 3 世代 AMD EPYC プロセッサを搭載し、さまざまなワークロードにおいて C5a インスタンスと比較して最大 15% 優れた料金パフォーマンスを提供し、AMD Transparent Single Key Memory Encryption (TSME) を使用した常時オンのメモリ暗号化をサポートします。C6a インスタンスは、最大 192 vCPU と 384 GiB のメモリを備えた新しいインスタンスサイズで、最大の C5a インスタンスの 2 倍となります。また、C6a は、最大 50 Gbps のネットワーク速度と 40 Gbps の帯域幅を Amazon Elastic Block Store に提供します。これは、C5a インスタンスの 2 倍以上です。

C6i インスタンス: C6i インスタンスは、3.5 GHz のオールコアターボ周波数を備えた第 3 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサを搭載し、様々なワークロードにおいてC5 インスタンスと比較して最大 15% 優れた料金パフォーマンスと、インテルの Total Memory encryption (TME) を使用した常時オンのメモリ暗号化を提供します。C6i インスタンスは、128 vCPU と 256 GiB のメモリを備えた新しいインスタンスサイズ (c6i.32xlarge) を提供します。これは最大の C5 インスタンスよりも 33% の増加です。また、C5 インスタンスと比較して、vCPU あたり最大 9% 高いメモリ帯域幅を提供します。また、C6i は、最大 50 Gbps のネットワーク速度と 40 Gbps の帯域幅を Amazon Elastic Block Store に提供します。これは、C5 インスタンスの 2 倍です。また、C6i は、高速かつ低レイテンシーなローカルストレージを必要とするアプリケーション向けに、NVMe ベースの SSD ブロックレベルのローカルストレージ (C6id インスタンス) で利用することも可能です。前世代の C5d インスタンスと比較して、C6id インスタンスは、vCPU あたり最大 138% 高い TB ストレージと、TB あたり 56% 低いコストを提供します。

C5 インスタンス: C5 インスタンスは、Intel Xeon Scalable (コードネーム Skylake-SP または Cascade Lake) プロセッサファミリーの一部である Intel Xeon Platinum プロセッサをベースにしており、9 つのサイズで使用でき、最大 96 の vCPU と 192 GiB のメモリを提供します。C5 インスタンスは、C4 インスタンスと比較して料金/性能が 25% 向上します。C5d インスタンスは、非常に低いレイテンシーや高いランダム読み取りおよび書き込み IOPS 機能を備えたストレージアクセスを必要とする、ワークロード用のローカル NVMe ストレージを持っています。

C5a インスタンス: C5a インスタンスは、バッチ処理、分散分析、データ変換、ログ分析、ウェブアプリケーションなど、コンピューティング集約型の幅広いワークロードにトップレベルの x86 の価格性能比を提供します。C5a インスタンスは、最大 96 台の vCPU と最大 192 GiB のメモリを備えた第 2 世代 3.3 GHz AMD EPYC プロセッサを備えています。C5ad インスタンスは、非常に低いレイテンシーや高いランダム読み取りおよび書き込み IOPS 機能を備えたストレージアクセスを必要とする、ワークロード用のローカル NVMe ストレージを持っています。

C5n インスタンス: C5n インスタンスは、高いネットワーク帯域幅とパケットレートを必要とするアプリケーションに最適です。C5n インスタンスは、HPC、データレイク、ネットワークアプライアンスなどのアプリケーション、およびノード間通信とメッセージパッシングインターフェイス (MPI) を必要とするアプリケーションに最適です。C5n では、最大 72 台の vCPU と 192 GiB のメモリを搭載した Intel Xeon Platinum 3.0 GHz プロセッサを選択できます。

C4 インスタンス: C4 インスタンスは Intel Xeon E5-2666 v3 (コードネーム Haswell) プロセッサをベースにしています。C4 インスタンスは 5 つのサイズで使用でき、最大 36 vCPU と 60 GiB のメモリを提供します。

Q: C5 インスタンスではなく C6i インスタンスを選択すべきなのはなぜですか?

C6i インスタンスは、C5 インスタンスと比較して最大 15% の料金パフォーマンスの向上と、インテル Total Memory encryption (TME) による常時オンのメモリ暗号化を実現しています。C6i インスタンスは、128 vCPU と 256 GiB のメモリを備えた新しいインスタンスサイズ (c6i.32xlarge) を提供します。これは最大の C5 インスタンスよりも 33% の増加です。また、C5 インスタンスと比較して、vCPU あたり最大 9% 高いメモリ帯域幅を提供します。また、C6i は、最大 50 Gbps のネットワーク速度と 40 Gbps の帯域幅を Amazon Elastic Block Store に提供します。これは、C5 インスタンスの 2 倍です。

Q: C4 インスタンスではなく C5 インスタンスを選択すべきなのはなぜですか?

C5 インスタンスは、CPU のパフォーマンスの世代ごとの改善と低価格化により、C4 インスタンスに比べて料金/パフォーマンスが 25% 改善され、現在 C3 または C4 インスタンスで実行されている広範なワークロードを利用できます。浮動小数点を大量に処理するアプリケーションの場合、Intel AVX-512 は、データレベルの並列性を効果的に抽出することで、提供される TFLOPS を大幅に改善します。GPU や FPGA で高速化できるグラフィックスレンダリングや HPC ワークロード向けに極めて優れたパフォーマンスをお求めのお客様は、そのワークロードに理想的なインスタンスを見つけるためのリソースを含む Amazon EC2 ポートフォリオの他のインスタンスファミリーも評価することをお勧めします。

Q: C5 インスタンスではどのストレージインターフェイスがサポートされていますか?

C5 インスタンスは NVMe EBS デバイスモデルのみをサポートします。C5 インスタンスに接続されている EBS ボリュームは、NVMe デバイスとして表示されます。NVMe は最新のストレージインターフェイスであり、レイテンシーを削減して、ディスク I/O とスループットを向上させます。

Q: オペレーティングシステムが報告するメモリ総量とインスタンスタイプの提供メモリが正確に一致しないのはなぜですか?

EC2 インスタンスメモリの一部は、ビデオ RAM、DMI、および ACPI のため、仮想 BIOS によって予約され使用されます。さらに、AWS Nitro Hypervisor を搭載したインスタンスでは、仮想化を管理するために、インスタンスメモリのごく一部が Amazon EC2 Nitro Hypervisor によって予約されます。

ハイパフォーマンスコンピューティング最適化インスタンス

Q: ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) インスタンスのカテゴリ内では、どのインスタンスを利用できますか?

Hpc7g インスタンス: Hpc7g インスタンスは、AWS での HPC ワークロードのために最適な料金パフォーマンスを実現します。 コンピューティングを多用する HPC ワークロード向けに、前世代の AWS Graviton ベースのインスタンスと比較して、最大 70% 向上したパフォーマンスと、約 3 倍向上した料金パフォーマンスを提供します。Hpc7g インスタンスは、AWS Graviton3E プロセッサを搭載しており、既存の AWS Graviton3 プロセッサと比較して最大 35% 高いベクトル命令の性能を提供します。 これらのインスタンスは、Graviton2 プロセッサを搭載したインスタンスと比較して最大 2 倍優れた浮動小数点パフォーマンスを提供します。 Hpc7g インスタンスは AWS Nitro System 上に構築されており、高度に並列化およびクラスター化されたコンピューティングリソースを必要とする密結合ワークロードの低レイテンシーノード間通信に 200 Gbps のネットワーク帯域幅を提供します。

Q: Hpc7g インスタンスは他の EC2 インスタンスとどのように異なりますか?

Hpc7g インスタンスは、メモリバインドされ、コンピューティング集約型の HPC ワークロードに適した機能を提供するように最適化されています。Hpc7g インスタンスは Arm ベースの Graviton3E プロセッサをベースとしており、Graviton3 プロセッサをベースとする既存のインスタンスと比較して最大 35% 高いベクトル命令の性能を提供します。これらのインスタンスは、同じ VPC 内のインスタンス間のトラフィックに最適化された 64 の物理コア、128 GiB のメモリ、 200 Gbps のネットワーク帯域幅を提供し、EFA をサポートしてネットワークパフォーマンスを向上させます。Hpc7g インスタンスは単一のアベイラビリティーゾーンのデプロイで利用できるため、HPC アプリケーションの密結合ノード間通信に必要な低レイテンシーのネットワークパフォーマンスをワークロードで実現できます。

Q: Hpc7g インスタンスはどの料金モデルをサポートしていますか?

Hpc7g インスタンスは、1 年間および 3 年間の Amazon EC2 Instance Savings PlansCompute Savings PlansEC2 オンデマンドインスタンス、および EC2 リザーブドインスタンスを通じて購入できます。

Q: Hpc7g インスタンスではどの AMI がサポートされていますか?

Hpc7g インスタンスは Amazon EBS でバックアップされた AMI のみをサポートしています。

Hpc6id インスタンス: Hpc6id インスタンスは、インテル第 3 世代 Xeon スケーラブルプロセッサの 64 コアを搭載しており、効率を高めるために最大 3.5 GHz の周波数で動作します。これらのインスタンスは、vCPU ごとに 5 GB/秒のメモリ帯域幅を提供することで、メモリバインドのワークロードのパフォーマンスを向上させるように設計されています。Hpc6id インスタンスは、HPC ワークロードを大規模に実行するため、高スループットのノード間通信が可能な 200 Gbps EFA ネットワークに対応しています。

Q: Hpc6id インスタンスはどの料金モデルをサポートしていますか?

Hpc6id インスタンスは、1 年間および 3 年間の Amazon EC2 Instance Savings PlansCompute Savings PlansEC2 オンデマンドインスタンス、および EC2 リザーブドインスタンスを通じて購入できます。

Q: Hpc6id インスタンスと他の EC2 インスタンスはどのように異なりますか?

Hpc6id インスタンスは、メモリバインドされ、データ集約型の HPC ワークロードに適した機能を提供するように最適化されています。vCPU あたりの CPU スループットと、vCPU あたり最大 5 GB/秒のメモリ帯域幅を増やすために、ハイパースレッディングは無効になっています。これらのインスタンスは、同じ仮想プライベートクラウド (VPC) 内のインスタンス間のトラフィックに最適化された 200 Gbps のネットワーク帯域幅を提供し、EFA をサポートしてネットワークパフォーマンスを向上させます。緊密に結合されたワークロード向けに Hpc6id インスタンスのネットワークを最適化するために、各リージョンの単一のアベイラビリティーゾーンで EC2 Hpc6id インスタンスにアクセスできます。

Q: Hpc6id インスタンスではどの AMI がサポートされていますか?

Hpc6id は、Amazon Linux 2、Amazon Linux、Ubuntu 18.04 以降、Red Hat Enterprise Linux 7.4 以降、SUSE Linux Enterprise Server 12 SP2 以降、CentOS 7 以降、Windows Server 2008 R2 以前、および FreeBSD 11.1 以降をサポートしています。

Hpc6a インスタンス: Hpc6a インスタンスは、3.6 GHz のオールコアターボ周波数と 384 GiB の RAM を備えた第 3 世代 AMD EPYC プロセッサの 96 コアを搭載しています。Hpc6a インスタンスは、HPC ワークロードを大規模に実行するため、高スループットのノード間通信が可能な 100 Gbps EFA ネットワークに対応しています。

Q: Hpc6a インスタンスではどの AMI がサポートされていますか?

Hpc6a インスタンスは、Amazon Linux 2、Amazon Linux、Ubuntu 18.04 以降、Red Hat Enterprise Linux 7.4 以降、SUSE Linux Enterprise Server 12 SP2 以降、CentOS 7 以降、FreeBSD 11.1 以降をサポートしています。これらのインスタンスは、Windows Server 2012、2012 R2、2016、および 2019 もサポートしています。

Q: Hpc6a インスタンスはどの料金モデルをサポートしていますか?

Hpc6a インスタンスは、1 年間および 3 年間のスタンダードリザーブドインスタンス、コンバーティブルリザーブドインスタンス、Savings Plans、およびオンデマンドインスタンスを通じて購入できます。

汎用インスタンス

Q: Amazon EC2 M6g インスタンスとは何ですか?

Amazon EC2 M6g インスタンスは、Arm ベースの AWS Graviton2 プロセッサを搭載した次世代の汎用インスタンスです。M6g インスタンスは、M5 インスタンスよりも最大 40% 優れた料金/パフォーマンスを実現します。これらは、専有ハードウェアと Nitro Hypervisor の組み合わせである AWS Nitro System で構築されています。

Q: 新しい AWS Graviton2 プロセッサの仕様について教えてください。

AWS Graviton2 プロセッサは、第一世代の AWS Graviton プロセッサよりも最大 7 倍のパフォーマンス、4 倍の計算コア、2 倍のキャッシュ、5 倍の高速メモリ、コアあたり 50% の暗号化パフォーマンスを提供します。AWS Graviton2 プロセッサの各コアは、シングルスレッドの vCPU です。これらのプロセッサは、常時オンの完全暗号化 DRAM メモリ、圧縮ワークロードのハードウェアアクセラレーション、ビデオエンコーディングなどのワークロードの浮動小数点パフォーマンスを 2 倍にする vCPU ごとの専有エンジン、および int8/fp16 CPU ベースの機械学習推論アクセラレーションの指示も提供します。CPU は、高度な 7 nm 製造技術で AWS が設計した 64 ビット Arm Neoverse コアとカスタムシリコンを使用して構築されています。

Q: メモリ暗号化は AWS Graviton2 プロセッサでサポートされていますか?

AWS Graviton2 プロセッサは、セキュリティをさらに強化するために、常時オンの 256 ビットメモリ暗号化をサポートしています。暗号化キーは、ホストシステム内で安全に生成され、ホストシステムから漏れることはありません。ホストを再起動したり電源を落とした際には、回復不可能な状態に破壊されます。メモリ暗号化では、AWS Key Management Service (AWS KMS) との統合をサポートしていません。また、お客様が独自のキーを導入することはできません。

Q: M6g インスタンスに対して理想的なユースケースを教えてください。

M6g インスタンスは、アプリケーションサーバー、ゲームサーバー、マイクロサービス、中規模のデータベース、キャッシングフリートなどの幅広い汎用ワークロードのために、大幅なパフォーマンスと料金パフォーマンスのメリットを提供します。 M インスタンス全体でオープンソースソフトウェア上に構築されたアプリケーションをデプロイするお客様は、M6g インスタンスが最適な料金パフォーマンスを実現する魅力的なオプションであることにお気付きになるでしょう。Arm デベロッパーは、クロスコンパイルやエミュレーションではなく、ネイティブ Arm ハードウェアでアプリケーションを直接構築することもできます。

Q: M6g インスタンスで利用できるさまざまなストレージオプションについて教えてください。

M6g インスタンスはデフォルトで EBS に最適化されており、暗号化、非暗号化の両 EBS ボリュームに最大 19,000 Mbps の専用 EBS 帯域幅を提供します。M6g インスタンスは、EBS ストレージボリュームにアクセスするためのインターフェイスとして、Non-Volatile Memory Express (NVMe) インターフェイスのみをサポートします。 さらに、ローカル NVMe インスタンスストレージのオプションも、M6gd インスタンスタイプを介して利用できます。

Q: M6g インスタンスではどのネットワークインターフェイスがサポートされていますか?

M6g インスタンスは ENA ベースの拡張ネットワーキングをサポートしています。M6g インスタンスでは、ENA を使うことにより、同じプレイスメントグループ内で作成したインスタンス間で最大 25 Gbps のネットワーク帯域幅を実現できます。

Q: M6g インスタンスで実行できるように、アプリケーションとワークロードを変更する必要がありますか?

必要とされる変更はアプリケーションによって異なります。オープンソースソフトウェア上に構築されたアプリケーションを実行しているお客様は、Arm エコシステムが十分に開発されています。既にアプリケーションをサポートしている可能性が高いことがわかります。ほとんどの Linux ディストリビューションとコンテナ (Docker、Kubernetes、Amazon ECS、Amazon EKS、Amazon ECR) は Arm アーキテクチャをサポートしています。お客様は、現在使用しているのと同じメカニズムを使用して、一般的に使用されるソフトウェアパッケージの Arm バージョンをインストールできます。ネイティブ CPU 指示セットに依存しない通訳された言語 (Java、Node、Python など) に基づくアプリケーションは、最小限の変更で実行する必要があります。コンパイラ言語 (C、C ++、GoLang) を使用して開発されたアプリケーションは、Arm バイナリを生成するために再コンパイルする必要があります。Arm アーキテクチャは、これらの一般的なプログラミング言語で十分にサポートされており、最新のコードは通常、単純な「Make」コマンドを必要とします。詳細については、Github の開始方法のガイドを参照してください。

Q: Amazon EC2 A1 インスタンスとは何ですか?

Amazon EC2 A1 インスタンスは汎用インスタンスで、AWS によって設計された第一世代の AWS Graviton プロセッサを搭載しています。

Q: 第一世代の AWS Graviton プロセッサの仕様について教えてください。

AWS Graviton プロセッサは、Amazon が誇る大規模なクラウドアプリケーション用のプラットフォームソリューションを構築する豊富な専門知識を結集して設計された製品です。これらのプロセッサは 64ビット Arm 命令セットをベースとしており、Arm Neoverse コアと AWS が設計したカスタムシリコンを搭載しています。コアの動作周波数は 2.3 GHz です。

Q: A1 インスタンスはどのような時に使用する必要がありますか?

A1 インスタンスは、利用可能なメモリフットプリント内に収まるスケールアウトワークロードのコストを大幅に節約します。A1 インスタンスは、ウェブサーバー、コンテナ化されたマイクロサービス、データ/ログ処理といったスケールアウト型のアプリケーションに最適です。これらのインスタンスは、Arm デベロッパーコミュニティのあらゆるデベロッパー、愛好家、教育者にとっても魅力的でしょう。

Q: A1 インスタンスで実行できるように、アプリケーションとワークロードを変更する必要がありますか?

必要とされる変更はアプリケーションによって異なります。インタプリタ言語またはランタイムコンパイル言語 (Python、Java、PHP、Node.js など) をベースとしたアプリケーションは、変更を加えずに実行する必要があります。他のアプリケーションを再コンパイルする必要があり、x86 命令に依存しないアプリケーションは通常、ほとんど変更を加えずに作成します。

Q: A1 インスタンスではどのオペレーティングシステム/AMI がサポートされていますか?

A1 インスタンスでは、Amazon Linux 2、Ubuntu 16.04.4 以降、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.6 以降、SUSE Linux Enterprise Server 15 以降の AMI がサポートされています。Fedora、Debian、NGINX Plus のための追加の AMI サポートは、コミュニティ AMI および AWS Marketplace にてご利用可能です。A1 インスタンスで起動される EBS backed HVM AMI の場合、インスタンス起動時に NVMe および ENA ドライバーがインストールされている必要があります。

Q: M6g および A1 インスタンスで AMI を起動する上で特定の要件はありますか?

M6g および A1 インスタンスで使用するのは「arm64」AMI であることを確認する必要があります。x86 AMI は M6g および A1 インスタンスと互換性がありません。

Q: 顧客が新しい M6g インスタンスに対して A1 インスタンスを使用する必要があるのはいつですか?

A1 インスタンスは、複数の小さなコアで実行でき、使用可能なメモリフットプリント内に収まるスケールアウトワークロードに対して、コスト面で引き続き大きなメリットを提供します。新しい M6g インスタンスは、より多くの計算、メモリ、ネットワークリソースを必要とし、プラットフォーム機能全体のスケールアップの恩恵を受けることができる幅広いアプリケーションに適しています。M6g インスタンスは、これらのアプリケーションのインスタンスファミリー内で最高の料金パフォーマンスを提供します。M6g は、最大 16xlarge インスタンスサイズ (A1 は最大 4xlarge をサポート)、vCPU あたり 4 GB のメモリ (A1 は vCPU あたり 2 GB のメモリをサポート)、最大 25 Gbps のネットワーク帯域幅 (A1 は最大 10 Gbps をサポート) をサポートします。

Q: A1 の利用者はどのようなストレージオプションを利用できますか?

A1 インスタンスはデフォルトで EBS に最適化されており、暗号化、非暗号化の両 EBS ボリュームに最大 3,500 Mbps の専用 EBS 帯域幅を提供します。A1 インスタンスは、EBS ストレージボリュームにアクセスするためのインターフェイスとして、Non-Volatile Memory Express (NVMe) インターフェイスのみをサポートします。A1 インスタンスは blkfront インターフェイスをサポートしません。

Q: A1 インスタンスではどのネットワークインターフェイスがサポートされていますか?

A1 インスタンスは ENA ベースの拡張ネットワーキングをサポートしています。ENA の使用により、A1 インスタンスはプレースメントグループ内での起動時に、インスタンス間に最大 10 Gbps のネットワーク帯域幅を提供できます。

Q: A1 インスタンスは AWS Nitro システムをサポートしていますか?

はい。A1 インスタンスは、専用ハードウェアと Nitro Hypervisor が組み合わされた AWS Nitro System を搭載しています。

Q: EC2 M4 インスタンスではなく EC2 M5 インスタンスを選択するとよいのはなぜですか?

新しい EC2 M5 インスタンスは、EC2 M4 インスタンスと比較して、より優れたコンピューティングとストレージのパフォーマンス、より低いコストでのより大きなインスタンスサイズ、整合性、およびセキュリティをお客様に提供します。EC2 M5 インスタンスの最大のメリットは、M4 と比べて最大 20% の価格/パフォーマンス向上を実現する Intel Xeon スケーラブルプロセッサ (Skylake-SP または Cascade Lake) の最新世代の使用に基づいています。M5 での AVX-512 のサポートと、M4 での以前の AVX2 を比べると、お客様は浮動小数点演算を必要とするワークロードにおいて 2 倍優れたパフォーマンスを得ることができます。M5 インスタンスでは、最大 25 Gbps のネットワーク帯域幅と最大 10 Gbps の Amazon EBS 専用帯域幅を利用できます。M5 インスタンスでは、EBS バースト機能によって、より小さいサイズのインスタンスにおけるネットワークと Amazon EBS のパフォーマンスも大幅に高くなっています。

Q: M5 インスタンスではなく M6i インスタンスを選択するとよいのはなぜですか?

Amazon M6i インスタンスは、3.5 GHz のオールコアターボ周波数を備えた第 3 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサ (コード名は Ice Lake) を搭載し、M5 インスタンスと比較して最大 15% 優れたコンピューティングのコストパフォーマンスと、インテルの Total Memory Encryption (TME) を使用した常時オンのメモリ暗号化を提供します。Amazon EC2 M6i インスタンスは、インテルを搭載したインスタンスであることを示すために、小文字の「i」を使用した初めてのインスタンスです。M6i インスタンスは、128 vCPU と 512 GiB のメモリを備えた新しいインスタンスサイズ (m6i.32xlarge) を提供します。これは最大の M5 インスタンスよりも 33% の増加です。また、M5 インスタンスと比較して、vCPU あたりのメモリ帯域幅が最大 20% 向上しており、データ量の多い AI/機械学習、ゲーム、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) アプリケーションのリアルタイム分析を効率的に行うことができます。 また、M6i は、最大 50 Gbps のネットワーク速度と 40 Gbps の帯域幅を Amazon Elastic Block Store に提供します。これは、M5 インスタンスの 2 倍です。 また、M6i では、お客様は、32xlarge サイズで Elastic Fabric Adapter を使用できます。これにより、低レイテンシーおよび高スケールのノード間通信が可能になります。 これらの新しいインスタンスで最適なネットワークパフォーマンスを得るには、Elastic Network Adapter (ENA) ドライバーのアップグレードが必要になります。M6i に最適な ENA ドライバーの詳細については、こちらの記事を参照してください。

Q: インテル AVX-512 のサポートは、EC2 M5 ファミリーや M6i ファミリーを利用しているユーザーにとってどのような利点がありますか?

インテルの Advanced Vector Extensions 512 (AVX-512) は、最新のインテル Xeon スケーラブルプロセッサで利用できる新しい CPU 命令の一式で、科学的シミュレーション、財務分析、人工知能、機械学習/深層学習、3D モデリングと分析、画像と動画の処理、暗号化、およびデータ圧縮などのワークロードや用途のためにパフォーマンスを加速できます。 インテルの AVX-512 は非常に優れた暗号化アルゴリズムの処理を実現し、暗号化のパフォーマンスオーバーヘッドの削減に役立ちます。これは、EC2 M5 ファミリーや M6i ファミリーをご利用のお客様が、パフォーマンスを犠牲にすることなく、よりセキュアなデータとサービスを分散環境にデプロイできることを意味します。

Q: M5zn インスタンスとは何ですか?

M5zn インスタンスはクラウドの中でも最速の Intel Xeon Scalable プロセッサを搭載した M5 汎用インスタンスのバリアントで、最大 4.5 GHz のオールコアターボ周波数、100 Gbps ネットワーキングを備え、Amazon EFA をサポートしています。M5zn インスタンスは、ゲーム、金融アプリケーション、自動車、航空宇宙、エネルギー、電気通信業界、高性能コンピューティングアプリケーションなどで使用されるシミュレーションモデリングアプリケーションなどのワークロードに最適です。

Q: M5zn インスタンスは z1d インスタンスとどのように違うのですか?

z1d インスタンスはメモリ最適化インスタンスで、ローカル NVMe ストレージに加えて、Intel Xeon Scalable プロセッサの高周波バージョン (最大 4.0 GHz) を備えています。M5zn インスタンスは汎用インスタンスで、最大 100 Gbps のネットワークパフォーマンスと EFA のサポートに加えて、第 2 世代 Intel Xeon Scalable プロセッサの高周波バージョン (最大 4.5 GHz) を装備しています。M5zn インスタンスは、z1d と比較してコストパフォーマンスが改善されています。

High Memory インスタンス

Q: EC2 High Memory インスタンスとは何ですか?

Amazon EC2 High Memory インスタンスは、単一インスタンスの 3 TiB、6 TiB、9 TiB、12 TiB、18 TiB、および 24 TiB のメモリを提供します。これらのインスタンスは、クラウド内の SAP HANA 製品のインストレーションを含むラージインメモリデータベースを実行するように設計されています。

EC2 High Memory インスタンスは 8 ソケットのプラットフォームを使用した 3 TiB、6 TiB、9 TiB、12 TiB のメモリを持つインスタンスで、Intel® Xeon® Platinum 8176M (Skylake) プロセッサを採用しています。18 TiB および 24 TiB のメモリを持つ EC2 High Memory インスタンスは、8 ソケットのプラットフォームを使用した最初の Amazon EC2 インスタンスで、ミッションクリティカルエンタープライズワークロードを最適化した第二世代の Intel® Xeon® Scalable (Cascade Lake) プロセッサーを採用しています。EC2 High Memory インスタンスは Amazon Elastic Network Adapter (ENA) に基づいた最大 100 Gbps の総合ネットワーク帯域幅での強化ネットワークを使用して高いネットワークスループットと低いレイテンシーを実現しています。EC2 High Memory インスタンスは、デフォルトで EBS 最適化されており、暗号化および非暗号化の EBS ボリュームをサポートします。

Q: High Memory インスタンスは、SAP HANA ワークロードを実行するために SAP によって認定されていますか?

High Memory インスタンスは、Business Suite on HANA、次世代 Business Suite S/4HANA、Data Mart Solutions on HANA、Business Warehouse on HANA、SAP BW/4HANA を本番環境で実行できることについて、SAP によって認定されています。 詳細については、SAP 認定および SAP HANA サポートハードウェアディレクトリをご覧ください。

Q: High Memory インスタンスにはどのようなインスタンスタイプがありますか?

High Memory インスタンスは、ベアメタルインスタンスと仮想化インスタンスの両方で利用できるため、基盤となるハードウェアリソースに直接アクセスするか、オンデマンド、1 年間、3 年間の Savings Plan 購入オプションなどの仮想化インスタンスが提供する追加の柔軟性を利用するかを選択できます。EC2 インスタンスタイプページの「メモリ最適化」セクションを参照し、High Memory インスタンスで利用できるオプションを確認してください。

Q: High Memory ベアメタルインスタンスと比較して、High Memory 仮想化インスタンスを使用することの利点は何ですか?

High Memory メタルインスタンスと比較した High Memory 仮想化インスタンスの利点には、起動/再起動時間が大幅に短縮されること、柔軟な購入オプション (オンデマンド、 Savings Plan、リザーブドインスタンス、専有ホスト)、テナンシータイプの選択、セルフサービスオプション、およびより多くの EBS ボリュームのサポート(27 対 19)などがあります。

Q: High Memory「メタル」インスタンスとHigh Memory「仮想化」インスタンスのどちらを使うべきですか?

一般に、High Memory「仮想化」インスタンスの使用が推奨されますが、High Memory メタルインスタンスのみが動作する特定の状況もあります。このような状況には、High Memory 仮想化インスタンスでサポートされていない OS バージョンを使用する場合、ライセンス/サポート要件を満たすために非仮想モードで実行する必要があるアプリケーションを使用する場合、ハードウェア機能セット (Intel VT-x など) へのアクセスを必要とするアプリケーション、カスタムハイパーバイザー (ESXi など) を使用する場合などがあります。

Q: High Memory メタルインスタンスからHigh Memory 仮想化インスタンスに移行するにはどうすればよいですか?

High Memory メタルインスタンスをわずか数ステップで仮想インスタンスに移行できます。1/インスタンスを停止する、2/EC2 API を使用してインスタンスとテナンシータイプを変更する、3/インスタンスをバックアップする。Red Hat Enterprise Linux for SAP または SUSE Linux Enterprise Server for SAP を使用している場合は、オペレーティングシステムとカーネルのバージョンが仮想化されたHigh Memory インスタンスと互換性があることを確認する必要があります。詳細については、SAP HANA on AWS を EC2 High Memory インスタンスに移行するのドキュメントを参照してください。

Q: High Memory インスタンスで利用できるストレージオプションにはどのようなものがありますか?

High Memory インスタンスは、Amazon EBS ボリュームのストレージをサポートしています。High Memory インスタンスはデフォルトで EBS 最適化されており、最大 38 Gbps のストレージ帯域幅を提供します。

Q: High Memory インスタンスではどのストレージインターフェイスがサポートされていますか?

High Memory インスタンスは、PCI がアタッチされた NVM Express (NVMe) インターフェイス経由で EBS ボリュームにアクセスします。High Memory インスタンスに接続されている EBS ボリュームは、NVMe デバイスとして表示されます。NVMe は効率的かつスケーラブルなストレージインターフェイスで、フラッシュベースの SSD に一般的によく使用され、レイテンシの削減とディスク I/O とスループットを向上させます。EBS ボリュームは、PCI ホットプラグによってアタッチおよびデタッチされます。

Q: High Memory インスタンスではどのようなネットワークパフォーマンスがサポートされていますか?

High Memory インスタンスは、ネットワーキングに Elastic Network Adapter (ENA) を使用し、デフォルトで拡張ネットワークを有効にします。ENA を使用すると、High Memory インスタンスは最大 100 Gbps のネットワーク帯域幅を利用できます。

Q: 既存の Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) で High Memory インスタンスを実行できますか?

既存の Amazon VPC と新しい Amazon VPC で High Memory インスタンスを実行できます。

Q: High Memory インスタンスの基礎となるハイパーバイザーは何ですか?

High Memory インスタンスは、コア KVM テクノロジーに基づいた新しい軽量の Nitro Hypervisor を使用します。

Q: High Memory インスタンスでは CPU 能力管理のステート制御を有効にできますか?

はい。High Memory インスタンスで、C ステートと P ステートを設定できます。C ステートを使用すると、4.0 GHz までの高いターボ周波数を使用できます。また、P ステートを使用して、すべてのコアを P1 以上の P ステートに固定し (これは Turbo を無効にするのと同様です)、ベース CPU クロック速度で一貫して実行することで、パフォーマンスのばらつきを抑えることもできます。

Q: High Memory インスタンスではどのような購入オプションがありますか?

EC2 High Memory 仮想化インスタンス (u-6tb1.112xlarge など) は、オンデマンド、1 年および 3 年間の Savings Plan、1 年および 3 年のリザーブドインスタンスで購入できます。EC2 High Memory ベアメタルインスタンス (u-6tb1.metal など) は、1 年および 3 年の予約で EC2 専有ホストとしてのみ購入できます。

Q: 専有ホストのライフサイクルはどのようになっていますか?

専有ホストがアカウント内で割り当てられると、ご利用いただけるように待機状態になります。そして RunInstances API を使用して [host] のテナントを持つインスタンスを起動し、API を使用してインスタンスを停止/開始/終了することもできます。AWS マネジメントコンソールを使用して、専有ホストとインスタンスを管理できます。 

Q: AWS CLI/SDK を使用して High Memory インスタンスを起動、停止/開始、終了することはできますか?

AWS CLI/SDK を使用してインスタンスを起動、停止/開始、終了することができます。

Q: High Memory インスタンスでは、どの AMI がサポートされていますか?

ENA ネットワーキングをサポートする EBS を使用する HVM AMI は、High Memory インスタンスで使用できます。最新の Amazon Linux、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Enterprise Linux Server、および Windows Server AMI をサポートしています。High Memory インスタンスでの SAP HANA ワークロードのオペレーティングシステムサポートには、SUSE Linux Enterprise Server 12 SP3 for SAP、Red Hat Enterprise Linux 7.4 for SAP、Red Hat Enterprise Linux 7.5 for SAP、SUSE Linux Enterprise Server 12 SP4 for SAP、SUSE Linux Enterprise Server 15 for SAP、Red Had Enterprise Linux 7.6 for SAP などがあります。サポートされているオペレーティングシステムの最新情報については、「SAP's Certified and Supported SAP HANA Hardware Directory」(SAP の認定およびサポートされる SAP HANA ハードウェアディレクトリ) を参照してください。

Q: High Memory インスタンスおよび AWS クラウド向けに利用可能な、標準 SAP HANA リファレンスデプロイのフレームワークはありますか?

AWS Quick Start reference SAP HANA デプロイを使用して、高いパフォーマンスと信頼性を実現するための SAP の推奨事項に従って、すべての必要な SAP HANA の構成要素を High Memory インスタンスに迅速にデプロイできます。AWS クイックスタートはモジュール式のため、カスタマイズが可能です。追加機能を上に重ねる、機能を変更するなど、独自の実装内容にすることができます。

メモリ最適化インスタンス

Q: メモリ最適化インスタンスはどのような場合に使用する必要がありますか?

メモリ最適化インスタンスでは、インメモリアプリケーション、インメモリデータベース、インメモリ分析ソリューション、HPC、科学計算、およびその他のメモリを大量に消費するアプリケーションといった、大量のメモリが必要なアプリケーションのために、サイズの大きなメモリが準備されています。 

Q: Amazon EC2 R6g インスタンスとは何ですか?

Amazon EC2 R6g インスタンスは、Arm ベースの AWS Graviton2 プロセッサを搭載した次世代のメモリ最適化されたインスタンスです。R6g インスタンスは、R5 インスタンスよりも最大 40% 優れた料金パフォーマンスを実現します。これらは、専有ハードウェアと Nitro Hypervisor の組み合わせである AWS Nitro System で構築されています。

Q: R6g インスタンスの理想的なユースケースはどのようなものですか?

R6g インスタンスは、インスタンスなどのメモリを多用するワークロードに大幅な料金パフォーマンスのメリットを提供し、オープンソースデータベース、メモリ内キャッシュ、リアルタイムビッグデータ分析などのメモリを多用するワークロードの実行に最適です。R インスタンス全体でオープンソースソフトウェア上に構築されたアプリケーションをデプロイするお客様は、R6g インスタンスがインスタンスファミリー内で最適な料金パフォーマンスを実現する魅力的なオプションであることにお気付きになるでしょう。Arm デベロッパーは、クロスコンパイルやエミュレーションではなく、ネイティブ Arm ハードウェアでアプリケーションを直接構築することもできます。

Q: R6g インスタンスで利用できるさまざまなストレージオプションについて教えてください。

R6g インスタンスはデフォルトで EBS に最適化されており、暗号化、非暗号化の両 EBS ボリュームに最大 19,000 Mbps の専用 EBS 帯域幅を提供します。R6g インスタンスは、EBS ストレージボリュームにアクセスするためのインターフェイスとして、Non-Volatile Memory Express (NVMe) インターフェイスのみをサポートします。 さらに、ローカル NVMe インスタンスストレージのオプションも、R6gd インスタンスタイプを介して利用できます。

Q: R6g インスタンスではどのネットワークインターフェイスがサポートされていますか?

R6g インスタンスは ENA ベースの拡張ネットワーキングをサポートしています。R6g インスタンスでは、ENA を使うことにより、同じプレイスメントグループ内で作成したインスタンス間で最大 25 Gbps のネットワーク帯域幅を実現できます。

Q: R6g インスタンスで実行できるように、アプリケーションとワークロードを変更する必要がありますか?

必要とされる変更はアプリケーションによって異なります。オープンソースソフトウェア上に構築されたアプリケーションを実行しているお客様は、Arm エコシステムが十分に開発されています。既にアプリケーションをサポートしている可能性が高いことがわかります。ほとんどの Linux ディストリビューションとコンテナ (Docker、Kubernetes、Amazon ECS、Amazon EKS、Amazon ECR) は Arm アーキテクチャをサポートしています。お客様は、現在使用しているのと同じメカニズムを使用して、一般的に使用されるソフトウェアパッケージの Arm バージョンをインストールできます。ネイティブ CPU 指示セットに依存しない通訳された言語 (Java、Node、Python など) に基づくアプリケーションは、最小限の変更で実行する必要があります。コンパイラ言語 (C、C ++、GoLang) を使用して開発されたアプリケーションは、Arm バイナリを生成するために再コンパイルする必要があります。Arm アーキテクチャは、これらの一般的なプログラミング言語で十分にサポートされており、最新のコードは通常、単純な「Make」コマンドを必要とします。詳細については、Github の開始方法のガイドを参照してください。

Q: R5 インスタンスではなく R6i インスタンスを選ぶ理由は何ですか?

Amazon R6i インスタンス は、3.5 GHz のオールコアターボ周波数を備えた第 3 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサ ( Ice Lake) を搭載し、R5 インスタンスと比較して最大 15% 優れたコンピューティングのコストパフォーマンスと、インテルの Total Memory Encryption (TME) を使用した常時オンのメモリ暗号化を提供します。Amazon EC2 R6i インスタンスは、インテルを搭載したインスタンスであることを示すために、小文字の「i」を使用しています。R6i インスタンスは、128 vCPU と 1,024 GiB のメモリを備えた新しいインスタンスサイズ (r6i.32xlarge) を提供します。これは最大の R5 インスタンスよりも 33% の増加です。また、R5 インスタンスと比較して、vCPU あたりのメモリ帯域幅が最大 20% 向上しており、データ量の多い AI/機械学習、ゲーム、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) アプリケーションのリアルタイム分析を効率的に行うことができます。 また、R6i インスタンスは、最大 50 Gbps のネットワーク速度と 40 Gbps の帯域幅を Amazon Elastic Block Store に提供します。これは、R5 インスタンスの 2 倍です。 R6i インスタンスでは、Elastic Fabric Adapter により、32xlarge およびメタルサイズで Elastic Fabric Adapter (EFA) が使用でき、低レイテンシーかつ大規模なノード間通信が可能になります。これらの新しいインスタンスで最適なネットワークパフォーマンスを得るには、Elastic Network Adapter (ENA) ドライバーの更新が必要になる場合があります。R6i に最適な ENA ドライバーの詳細については、Knowledge Center の「EC2 インスタンスを第 6 世代インスタンスに移行する前に必要なことは何ですか?」を参照してください。

Q: Amazon EC2 R5b インスタンスとは何ですか?

R5b インスタンスは、メモリ最適化 R5 インスタンスの EBS 最適化バリアントで、同じサイズの R5 インスタンスと比較してEBS パフォーマンスは最大 3 倍優れています。R5b インスタンスは、最大 60 Gbps の帯域幅と 260K IOPS の EBS パフォーマンスを提供します。これは、EC2 で最速のブロックストレージパフォーマンスです。これらは、専有ハードウェアと Nitro Hypervisor の組み合わせである AWS Nitro System で構築されています。

Q: R5b インスタンスの理想的なユースケースはどのようなものですか?

R5b インスタンスは、商用プラットフォーム、ERP システム、ヘルスレコードシステムなどのパフォーマンスを重視するアプリケーションを実行する Microsoft SQL Server、SAP HANA、IBM DB2、Oracle などの大規模なリレーショナルデータベースワークロードに最適です。大容量のストレージパフォーマンス要件を持つ大規模なオンプレミスワークロードを AWS に移行しようとお考えのお客様は、R5b インスタンスが最適でしょう。

Q: R5b インスタンスで利用できるさまざまなストレージオプションについて教えてください。

R5b インスタンスはデフォルトで EBS に最適化されており、暗号化、非暗号化の両 EBS ボリュームに最大 60,000 Mbps の専用 EBS 帯域幅と 260K IOPS を提供します。R5b インスタンスは、EBS ストレージボリュームにアクセスするためのインターフェイスとして、Non-Volatile Memory Express (NVMe) インターフェイスのみをサポートします。R5b は、io2 ボリュームを除くすべてのボリュームタイプでサポートされています。

Q: R5b インスタンスはどのようなときに使用すればよいですか?

大規模なリレーショナルデータベースやデータ分析などのワークロードを実行していて、EBS ストレージネットワークのパフォーマンスの向上を活用したいお客様は、R5b インスタンスでより高いパフォーマンスと帯域幅を提供できます。ワークロードをより小さなサイズの R5b インスタンスに移行するか、より少ない R5b インスタンスにワークロードを統合することで、コストを削減することも可能です。

Q: High Memory インスタンスで利用できるストレージオプションにはどのようなものがありますか?

High Memory インスタンスは、Amazon EBS ボリュームのストレージをサポートしています。ハイメモリインスタンスはデフォルトで EBS に最適化されており、暗号化、非暗号化の両 EBS ボリュームに最大 38 Gbps のストレージ帯域幅を提供します。

Q: Amazon EC2 X2gd インスタンスとは何ですか?

Amazon EC2 X2gd インスタンスは、AWS が設計した Arm ベースの AWS Graviton2 プロセッサを搭載した次世代のメモリ最適化インスタンスです。X2gd インスタンスは、x86 ベースの X1 インスタンスと比較して最大 55% 優れたコストパフォーマンスを提供し、Amazon EC2 のメモリの GiB あたりのコストを最小限に抑えます。 これらは、専有ハードウェアと Nitro Hypervisor の組み合わせである AWS Nitro System 上に構築された X インスタンスの最初のインスタンスです。

Q: X2gd インスタンスにはどのようなワークロードが適していますか?

X2gd は、Redis や Memcached インメモリデータベースなど、Arm 互換のメモリバウンドスケールアウトワークロードを使用していて、低レイテンシーのメモリアクセスを必要とし、vCPU あたりのメモリを増やすことでベネフィットが生まれるお客様にとって最適です。X2gd は、PostgreSQL、MariaDB、MySQL、RDS Aurora などのリレーショナルデータベースにも適しています。Apache Hadoop、リアルタイム分析、リアルタイムキャッシングサーバーなどのメモリを大量に消費するワークロードを実行しているお客様は、X2gd の 1:16 vCPU とメモリの比率によるベネフィットを利用できます。EDA バックエンド検証ジョブなどのシングルスレッドワークロードは、物理コアと X2gd インスタンスのより多くのメモリによるベネフィットを利用し、より多くのワークロードを単一のインスタンスに統合できるようになります。X2gd インスタンスは、ローカル NVMe SSD ブロックストレージも備えており、キャッシュレイヤーとして機能することで応答時間を短縮します。

Q: X1、X2i、または R インスタンスと比較して、どのような場合に X2gd インスタンスを使用すべきですか?

X2gd インスタンスは、インメモリデータベース、メモリ分析アプリケーション、オープンソースのリレーショナルデータベースワークロード、EDA ワークロード、大規模なキャッシュサーバーなどの Arm 互換のメモリバウンドスケールアウトワークロードに適しています。X2gd インスタンスは、最大 1 TiB のサイズで、EC2 内のメモリ 1 ギガバイトあたりのコストを最小限に抑えます。X2iezn、X2idn、X2iedn、X1、および X1e インスタンスは x86 プロセッサを使用し、Windows ワークロード、インメモリデータベース (SAP HANA など)、リレーショナルデータベース (OracleDB など) などのメモリを大量に消費するエンタープライズクラスのスケールアップワークロードに適しています。お客様は、最大 4 TiB までの大容量メモリに x86 ベースの X インスタンスを活用できます。R6g および R6gd インスタンスは、ウェブアプリケーション、データベース、検索インデックスのクエリなど、大量のデータを処理する際にさらに多くの vCPU を必要とするワークロードに適しています。1 TiB 未満のメモリを必要とし、Windows アプリケーション、Oracle や SAP のようなアプリケーションなど、x86 命令セットに依存するメモリバウンドワークロードを実行しているお客様は、R5 インスタンスおよび R6 インスタンスの恩恵を受けることができます。

Q: どのような場合に X2idn および X2iedn インスタンスを使用するべきですか?

X2idn および X2iedn インスタンスは、最大 3.5 GHz のオールコアターボ周波数を持つ第 3 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサを搭載しており、コンピューティングについては、同等の X1 インスタンスと比べて最大 50% 高い料金パフォーマンスを提供します。X2idn および X2iedn インスタンスは、いずれも最大 3.8 TB のローカル NVMe SSD ストレージと最大 100 Gbps のネットワーク帯域幅を備え、X2idn は最大 2TiB のメモリ、X2iedn は最大 4 TiB のメモリを提供します。X2idn および X2iedn インスタンスは SAP 認定を受けており、小規模から大規模の従来型データベースやインメモリデータベース、分析などのワークロードに最適な製品となっています。

Q: どのような場合に X2iezn インスタンスを使用すべきですか?

X2iezn インスタンスは、クラウドで最速のインテル Xeon スケーラブルプロセッサを備えており、高いメモリ対 vCPU 比と高速ネットワークを組み合わせた高いシングルスレッドパフォーマンスを必要とするワークロードに最適です。X2iezn インスタンスは、最大 4.5 GHz のオールコアターボ周波数を備え、メモリの vCPU に対する比率は 32:1 であり、X1e インスタンスと比較して最大 55% 高いコンピューティング料金パフォーマンスを実現します。X2iezn インスタンスは、物理検証、静的タイミング分析、電力サインオフ、フルチップゲートレベルシミュレーションなどの Electronic Design Automation (EDA) ワークロードに最適です。

Q: X2gd インスタンスではどのオペレーティングシステム/AMI がサポートされていますか?

Amazon Linux 2、Ubuntu 18.04 以降、Red Hat Enterprise Linux 8.2 以降、および SUSE Enterprise Server 15 以降の AMI がサポートされています。お客様は、Fedora、Debian、NetBSD、CentOS などの追加の AMI を、コミュニティ AMI および AWS Marketplace から入手できます。コンテナ化されたアプリケーションの場合、Amazon ECS および EKS 最適化 AMI も利用できます。

Q: X1 インスタンスはどのような場合に使用すべきですか?

X1 インスタンスは、SAP HANA などのインメモリデータベース、Apache Spark または Presto などのビッグデータの処理エンジン、およびハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) アプリケーションの実行に最適です。X1 インスタンスは、AWS クラウドにおいて、次世代ビジネススイート S/4HANA、Business Suite on HANA (SoH)、Business Warehouse on HANA (BW)、および Data Mart Solutions on HANA の本番環境で実行できることについて、SAP によって認定されています。

Q: X1 および X1e インスタンスでは CPU 能力管理のステート制御を有効にできますか?

はい。x1e.32xlarge、x1e.16xlarge、x1e.8xlarge、x1.32xlarge、および x1.16xlarge の各インスタンスで C ステートと P ステートを設定できます。C ステートを使用すると、1 個または 2 個のコアで 3.1GHz までの高いターボ周波数を使用できます。P ステートを使用すると、すべてのコアを P1 またはそれより高い P ステートにとどめて、変動性が低いパフォーマンスを実現できます。これは、ターボを無効にし、ベース CPU のクロック速度で継続的に実行するのと似ています。

x1e.32xlarge では、Windows Server 2012 R2 および 2012 RTM もサポートされる予定です。x1e.xlarge、x1e.2xlarge、x1e.4xlarge、x1e.8xlarge、x1e.16xlarge、および x1.32xlarge では、Windows Server 2012 R2、2012 RTM および 2008 R2 64 ビットもサポートされる予定です (Windows Server 2008 SP2 以前のバージョンはサポートされません)。x1.16xlarge では、Windows Server 2012 R2、2012 RTM、2008 R2 64 ビット、2008 SP2 64 ビット、2003 R2 64 ビットがサポートされる予定です (Windows Server の 32 ビットの各バージョンはサポートされません)。

Q: High Memory インスタンスおよび AWS 向けに利用可能な、標準 SAP HANA リファレンスデプロイのフレームワークはありますか?

AWS Launch Wizard for SAP または AWS Quick Start reference SAP HANA デプロイを使用し、高いパフォーマンスと信頼性を実現するための AWS と SAP の推奨事項に従って、すべての必要な SAP HANA の構成要素を High Memory インスタンスに迅速にデプロイできます。

旧世代のインスタンス

Q: 料金ページに M1、C1、CC2、HS1 インスタンスが記載されなくなったのはなぜですか?

これらのインスタンスは旧世代のインスタンスページに移動されました。

Q: これらの旧世代のインスタンスはまだサポートされていますか?

はい。旧世代のインスタンスもまだ完全にサポートされています。

Q: 引き続き旧世代のインスタンスを使用または追加することはできますか?

はい。旧世代のインスタンスは、API、CLI、EC2 マネジメントコンソールインターフェイスから、オンデマンド、リザーブドインスタンス、スポットインスタンスとして使用できます。

Q: 旧世代のインスタンスは削除される予定ですか?

いいえ。C1、C3、CC2、CR1、G2、HS1、M1、M2、M3、R3、T1 の各インスタンスは今後も完全に機能し、この変更のために削除されることはありません。

Q: 旧世代のインスタンスはまもなく終了する予定ですか?

現在、旧世代のインスタンスを削除する計画はありません。ただし、急速に進化するテクノロジーに関して言えば、通常、最新の世代は料金に見合った最高のコストパフォーマンスを提供するため、お客様においてはテクノロジーの進化を活用することが推奨されます。

Q: リザーブドインスタンスとして購入した旧世代のインスタンスは影響を受けますか? または変更されますか?

いいえ。リザーブドインスタンスは変更されません。また、旧世代のインスタンスはなくなりません。

ストレージ最適化インスタンス

Q: 高密度ストレージインスタンスとは何ですか?

高密度ストレージインスタンスは、Hadoop 分散コンピューティング、超並列処理データウェアハウジング、ログ処理アプリケーションなど、非常に大規模なデータセットに対する高いシーケンシャル読み取りおよび書き込みアクセスを必要とするワークロード向けに設計されています。高密度ストレージインスタンスは、他の EC2 インスタンスの中で GB-ストレージあたりの料金とディスクスループットあたりの料金が最も安くなっています。

Q: 高密度ストレージインスタンスは High I/O インスタンスとどのように異なりますか?

High I/O インスタンス (Im4gn、Is4gen、I4i、I3、I3en) は、低レイテンシーで高いランダム I/O が必要なワークロードを対象としており、中程度のストレージ密度で、各 EC2 インスタンスタイプの中で IOPS あたりの料金が最も安価です。高密度ストレージインスタンス (D3、D3en、D2) と HDD ストレージインスタンス (H1) は、非常に大規模なデータセット用の高いシーケンシャル読み取り/書き込みアクセスと低コストのストレージを必要とするアプリケーション向けに最適化されており、各 EC2 インスタンスの中で GB-ストレージあたりの料金とディスクスループットあたりの料金が最も安価です。

Q: 高密度ストレージインスタンスと HDD ストレージインスタンスはどの程度のディスクスループットを実現できますか?

現行世代で最大の高密度 HDD ストレージインスタンスである d3en.12xlarge は、128k のブロックサイズで最大 6.2 GiB/秒の読み取りと 6.2 GiB/秒の書き込みのディスクスループットを実現できます。その他のパフォーマンスに関する情報については、製品の詳細ページをご参照ください。Linux で D2、D3、D3en インスタンスから最高のディスクスループット性能を確実に引き出すには、Amazon Linux AMI の最新バージョンか、またはカーネルバージョンが 3.8 以降の Linux AMI を使用することをお勧めします。これらのバージョンは、永続的グラント (ディスクのスループットとスケーラビリティを大幅に向上させる Xen ブロックリングプロトコルに対する拡張機能) をサポートしています。

Q: 高密度ストレージインスタンスと HDD ストレージインスタンスには、フェイルオーバーのメカニズムや冗長化機能がありますか?

D2 および H1 インスタンスがハードウェア障害を通知します。すべてのインスタンスストレージと同様に、高密度 HDD ストレージボリュームはインスタンスの存在期間中のみ持続します。そのため、一定の冗長性を構築する (RAID 1/5/6 など) か、冗長性と耐障害性をサポートするファイルシステム (HDFS や MapR-FS など) を使用することをお勧めします。Amazon EBS や Amazon S3 など、より多くのデータストレージソリューションに定期的にデータをバックアップすることもできます。

Q: 高密度 HDD ストレージインスタンスは Amazon EBS とどのように異なりますか?

Amazon EBS は、Amazon EC2 向けの、シンプルかつ伸縮自在で、信頼性の高い (レプリケートされた) 永続的なブロックレベルストレージを提供し、基盤となる使用中のストレージメディアの詳細を抽象化します。ローカル HDD または NVMe ストレージを備えた Amazon EC2 インスタンスストレージは、さまざまなストレージアプリケーションで利用できる、直接接続された高性能のストレージを構築する構成単位を提供します。高密度ストレージインスタンスは、特に、ローカルストレージの大規模なデータセットに対する高いシーケンシャル読み込み/書き込みアクセスを必要とするお客様を念頭に設計されています。例えば、Hadoop 分散コンピューティングや超並列処理データウェアハウジングなどに使用できます。

Q: 高密度 HDD ストレージインスタンスを Amazon EBS 最適化インスタンスとして起動できますか?

各 HDD ストレージインスタンスタイプ (H1、D2、D3、D3en) は、デフォルトで EBS に最適化されています。この機能は常に有効になっているため、これらのインスタンスの 1 つを EBS 最適化として明示的に起動しても、インスタンスの動作には影響しません。詳細については、「Amazon EBS 最適化インスタンス」を参照してください。

Q: D2 インスタンスを Amazon EBS 最適化インスタンスとして起動できますか?

各 D2 インスタンスタイプは、デフォルトで EBS 最適化されています。EBS に対する D2 インスタンス 500 Mbps~4,000 Mbps は、インスタンスで提供される汎用ネットワークのスループットをはるかに上回っています。この機能は D2 インスタンスで常に有効になっているため、D2 インスタンスを EBS 最適化インスタンスとして明示的に起動しても、インスタンスの動作に影響はありません。

Q: 高密度ストレージインスタンスは EC2 Classic で提供されていますか?

現行世代の高密度ストレージインスタンス (D2 インスタンス) は、EC2 Classic と Amazon VPC の両方で起動できます。ただし、高密度ストレージインスタンスを VPC に対して起動することにより、Amazon VPC プラットフォームでのみ使用可能な多くの機能 (拡張ネットワーキングを有効にする、複数のプライベート IP アドレスをインスタンスに割り当てる、インスタンスのセキュリティグループを変更するなど) を活用できます。VPC を使用するメリットの詳細については、Amazon EC2 と Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) を参照してください。EC2-Classic から Amazon VPC にリソースを移行するには、いくつかの手順を実行します。詳細については、「EC2-Classic の Linux インスタンスから VPC の Linux インスタンスへの移行」を参照してください。

Q: High I/O インスタンスとは何ですか?

High I/O インスタンスは、NVMe ベースのローカルインスタンスストレージを使用して、きわめて高い I/O キャパシティを低レイテンシーで実現します。また、数百万の IOPS を必要とするアプリケーション用に最適化されています。クラスターインスタンスと同様に、High I/O インスタンスは、低レイテンシーネットワーキングを実現するために、クラスタープレイスメントグループによってクラスター化できます。

Q: High I/O インスタンスでは、Amazon EC2 のすべての機能が利用できますか?

High I/O インスタンスは、Amazon EC2 のすべての機能をサポートしています。Im4gn、Is4gen、I4i、I3、および I3en インスタンスは NVMe のみのストレージを提供しますが、前世代の I2 インスタンスはレガシー blkfront ストレージアクセスを許可します。

Q: AWS には、他にもデータベースやビッグデータのためのサービスがあります。High I/O インスタンスはどのような場合に使用すべきですか? また、使用すべきなのはなぜですか?

ハイ I/O インスタンスが適しているのは、アプリケーションが低レイテンシーで百万単位の IOPS を必要としており、データの冗長性と可用性を管理するデータストアとアーキテクチャを活用できる場合です。たとえば、次のようなアプリケーションです。

  • NoSQL データベース (Cassandra や MongoDB など)
  • インメモリデータベース (Aerospike など)
  • Elasticsearch や分析ワークロード
  • OLTP システム

Q: High I/O インスタンスは、フェイルオーバーのメカニズムや冗長化機能を提供していますか?

他の Amazon EC2 インスタンスタイプと同様に、Im4gn、Is4gen、I4i、I3 および I3en インスタンスのインスタンスストレージは、そのインスタンスが稼動している間存続します。弾力性については、開発するアプリケーションにそのための機能をお客様側で組み込んでください。AWS では、冗長化と耐障害性をサポートするデータベースとファイルシステムを使用することをお勧めします。データの耐久性を高めるには、お客様側で定期的にデータを Amazon S3 にバックアップしてください。

Q: High I/O インスタンスでは TRIM がサポートされますか?

TRIM コマンドを使用すると、オペレーティングシステムは、もはや使用されていないとみなされ、内部でワイプできるデータブロックを SSD に通知できます。TRIM がなければ、関係するブロックへのそれ以降の書き込み操作の速度が大きく低下する可能性があります。Im4gn、Is4gen、I4i、I3、I3en インスタンスは、TRIM をサポートしています。

Q: D3 および D3en インスタンスは D2 インスタンスとどのように異なりますか?

D3 および D3en インスタンスは、次のコンピューティング、ストレージ、ネットワーク属性に関して、D2 よりも改善されている仕様を提供します。

  • D3 および D3en インスタンスは、同等の D2 インスタンスよりも最大 30% 高いコンピューティング性能を提供します。正確な性能上の利点は、個別のワークロードによって異なります。
  • D3 インスタンスは D2 インスタンスよりも最大 45%、D3en インスタンスは 100% 高いディスクスループットを提供します。
  • D3 インスタンスは、D2 インスタンスよりも 5% 安価です。D3en インスタンスは D2 インスタンスと比較して、ストレージの TB あたりのコストを最大 80% 削減します。
  • D3 および D3en インスタンスは Intel Advanced Vector Extensions (AVX 512) を提供します。これは、D2 の AVX 2 と比較してサイクルあたり最大 2 倍の FLOPS です。
  • D3en インスタンスは新しいインスタンスサイズ (12xl) を提供し、48 vCPU と vCPU あたり 7 TB のストレージで合計 336 TB のストレージを提供しますが、D2 と 48 TB の合計ストレージと比較して vCPU あたりのメモリは半分です。
  • D3 および D3en インスタンスは最大サイズでそれぞれ最大 25 Gbps と 75 Gbps のネットワーク帯域幅を提供し、ビッグデータワークロードやファイルシステムクラスターを実行するためのネットワーク性能を求めるユーザーのニーズを満たします。

Q: D3 および D3en インスタンスはストレージボリュームとネットワークトラフィックを暗号化しますか?

はい。ストレージボリュームに書き込まれるデータは、AES-256-XTS を使用して保管中に暗号化されます。同じ VPC またはピアリングされた VPC 内の D3 インスタンスと D3en インスタンス間のネットワークトラフィックは、デフォルトで 256 ビットキーを使用して暗号化されます。

ストレージ

Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)

Q: システムが終了すると、データはどうなりますか?

ローカルインスタンスストアに格納されるデータは、インスタンスが存続する間のみ保持されます。しかし Amazon EBS ボリュームに保存されるデータは、インスタンスの寿命とは無関係に存続します。したがって、ローカルインスタンスストアは一時的なデータに使用し、高い耐久性を必要とするデータについては、Amazon EBS ボリュームを使用するかデータを Amazon S3 にバックアップすることをお勧めします。Amazon EBS ボリュームをルートパーティションとして使用する場合に、インスタンスの存続期間が終了した後もこのボリュームを保持するには、「Delete On Terminate (終了時に削除)」フラグを「いいえ」に設定する必要があります。

Q: Amazon EBS ボリュームではどの程度のパフォーマンスが想定できますか?

Amazon EBS には、現行世代として 4 つのボリュームタイプがあり、大きくトランザクションワークロード向けの SSD バックドストレージと、高いスループットを必要とするワークロード向けの HDD タイプストレージの 2 つに分類されます。これらのボリュームタイプはそれぞれ、パフォーマンス特性と料金が異なるため、アプリケーションのニーズに合わせてストレージのパフォーマンスとコストを調整できます。詳細については、「Amazon EBS の概要」を参照してください。パフォーマンスに関する追加情報については、Amazon EC2 ユーザーガイドの EBS パフォーマンスのセクションをご覧ください。

Q: スループット最適化 HDD (st1) および Cold HDD (sc1) ボリュームタイプとは何ですか?

ST1 ボリュームはハードディスクドライブ (HDD) を基盤としており、MapReduce、Kafka、ログ処理、データウェアハウス、ETL のワークロードなどの大容量のデータセットおよび大規模な I/O サイズでの高いスループットを必要とするアクセス頻度の高いワークロードに最適です。これらのボリュームでは、MB/秒で測定されるスループットパフォーマンスが提供されます。TB あたり最大 250 MB/秒のバーストに対応でき、ベースラインスループットは TB あたり 40 MB/秒、最大スループットはボリュームあたり 500 MB/秒です。ST1 は、想定されたスループットパフォーマンスを利用時間の 99% で発揮するように設計されており、バースト速度でフルボリュームスキャンをサポートするのに十分な I/O クレジットを備えています。

SC1 ボリュームは HDD を基盤としており、すべての EBS ボリュームタイプで GB あたり最も低いコストを実現します。これは、大容量のコールドデータセットを含むアクセス頻度の低いワークロードに最適です。st1 と同様に、sc1 ではバーストモデルが提供されます。これらのボリュームでは TB あたり 12 MB/秒ベースラインスループット、ボリュームあたり最大 250 MB/秒のスループットを備え、TB あたり最大 80 MB/秒のバーストが可能です。アクセス頻度の低いデータの場合、sc1 により、極めて安価なストレージが提供されます。SC1 は、想定されたスループットパフォーマンスを利用時間の 99% で発揮するように設計されており、バースト速度でフルボリュームスキャンをサポートするのに十分な I/O クレジットを備えています。

st1 と sc1 のパフォーマンスを最大化するために、EBS 最適化 EC2 インスタンスの使用をお勧めします。

Q: どのボリュームタイプを選べばよいでしょうか?

Amazon EBS には、ストレージの 2 つの主要なカテゴリがあります。トランザクションワークロード向けの SSD タイプのストレージ (パフォーマンスは主に IOPS に応じて異なる) とスループットワークロード向けの HDD タイプのストレージ (パフォーマンスは MB/秒単位で測定されたスループットに応じて異なる) です。SSD タイプのボリュームは、トランザクションの IOPS 負荷の高いデータベースワークロード、ブートボリューム、および高い IOPS を必要とするワークロード向けに設計されています。SSD タイプのボリュームには、プロビジョンド IOPS SSD (io1 と io2) と汎用 SSD (gp2 と gp3) があります。HDD タイプのボリュームは、高いスループットを必要とするワークロードやビッグデータワークロード、大規模 I/O サイズ、シーケンシャル I/O パターン向けに設計されています。HDD タイプのボリュームには、スループット最適化 HDD (st1) や Cold HDD (sc1) があります。詳細については、「Amazon EBS の概要」を参照してください。

Q: 複数のインスタンスが単一のボリュームにアクセスすることをサポートしていますか?

はい。EBS プロビジョンド IOPS io1 ボリュームでマルチアタッチを有効にし、同じアベイラビリティーゾーン内にある最大 16 個の Nitro ベース EC2 インスタンスに同時にボリュームをアタッチできます。Amazon EBS マルチアタッチの詳細については、EBS 製品詳細ページをご参照ください。

Q: 通常の Amazon S3 API を使用して自分の EBS スナップショットにアクセスできますか?

いいえ、EBS スナップショットは Amazon EC2 API 経由でのみ利用可能です。

Q: スナップショットをとるために、ボリュームのマウントを解除する必要がありますか? ボリュームを再度使用可能にする前に、スナップショットを完了する必要がありますか?

いいえ。スナップショットはボリュームがアタッチされ使用中の状態でもリアルタイムで実行できます。ただし、スナップショットは、お客様の Amazon EBS ボリュームに対して記述されたデータのみを捕捉します。つまりお客様のアプリケーションまたは OS によってローカルにキャッシュされたデータは除外される可能性があります。インスタンスにアタッチされるボリューム上で安定してスナップショットを取得するために、ボリュームを一旦明確に取り外し、スナップショットコマンドを発行して、ボリュームを再度アタッチすることをお勧めしています。ルートデバイスとしてサービスを提供する Amazon EBS ボリュームについては、明確なスナップショットを取得するためにマシンをシャットダウンすることをお勧めしています。

Q: スナップショットはバージョン管理されますか? ポイントインタイムリカバリを行うために古いスナップショットを読み込めますか?

スナップショットにはそれぞれ一意の識別子が付与され、どのスナップショットからでもボリュームを作成することができます。

Q: Amazon EBS の共有スナップショットを使用する場合、どのような料金が適用されますか?

スナップショットを共有している場合、他のユーザーがお客様のスナップショットをコピーする際に課金されることはありません。別のユーザーの共有ボリュームのコピーを作成する場合、通常の EBS 料金が課金されます。

Q: 自分の Amazon EBS 共有スナップショットを他のユーザーが変更することは可能ですか?

お客様の共有スナップショットを基にしてボリュームを作成する権限を有しているユーザーは、彼らのアカウントに対して最初にスナップショットのコピーを作成します。ユーザーはデータのコピーに変更を加えることができます。しかしお客様のオリジナルのスナップショット上のデータ、およびお客様のオリジナルのスナップショットから他のユーザーによって作成された他のボリュームは変更されません。

Q: 自分が利用できる Amazon EBS 共有スナップショットを見つけるにはどうすればよいですか?

AWS マネジメントコンソールの [スナップショット] セクションにあるドロップダウンを閲覧し、[プライベートスナップショット] を選択することで、お客様が共有しているスナップショットを見つけることができます。このセクションには、お客様が所有するスナップショットおよび共有しているスナップショットの両方がリストアップされます。

Q: グローバルに共有されている Amazon EBS スナップショットを見つけるにはどうすればよいですか?

グローバルに共有されているスナップショットを探すには、AWS マネジメントコンソールの [Snapshots] セクションにあるドロップダウンメニューから [Public Snapshots] を選択します。

Q: Amazon EBS ボリュームおよびスナップショットの暗号化サービスはありますか?

はい。EBS は、データボリュームとスナップショットのシームレスな暗号化を提供します。EBS 暗号化により、セキュリティまたは暗号化に関するコンプライアンス要件をより適切に満たすことができます。

Q: Amazon パブリックデータセットの一覧はどこで確認できますか?

パブリックデータセットに関するすべての情報は、パブリックデータセットリソースセンターで公開しています。[スナップショット] セクションでドロップダウンを閲覧して、[Amazon スナップショット] を選択することにより、AWS マネジメントコンソール内でパブリックなデータセットのリストを取得することもできます。

Q: EBS に関する詳しい情報はどこで確認できますか?

Amazon EBS のよくある質問」を参照してください。

Amazon Elastic File System (Amazon EFS)

Q: Amazon EC2 インスタンスからファイルシステムにアクセスするにはどうすればよいですか?

ファイルシステムにアクセスするには、標準の Linux のマウントコマンドとファイルシステムの DNS 名を使用してファイルシステムを Amazon EC2 Linux ベースのインスタンスにマウントします。マウントが完了すると、ローカルファイルシステム内と同じように、ファイルシステム内でファイルやディレクトリを操作できるようになります。

Amazon EFS は NFSv4.1 プロトコルを使用します。Amazon EC2 インスタンスからファイルシステムにアクセスする方法のステップバイステップの例については、「Amazon EFS の開始方法」を参照してください。

Q: Amazon EC2 インスタンスタイプと AMI のうち、Amazon EFS と一緒に使用できるのはどれですか?

Amazon EFS はすべての Amazon EC2 インスタンスタイプに対応しており、Linux ベースの AMI からアクセスできます。同じファイルシステムに複数の異なるインスタンスタイプを接続できます。Amazon EC2 インスタンスからファイルシステムにアクセスする方法のステップバイステップの例については、「Amazon EFS の開始方法」を参照してください。

Q: データをファイルシステムにロードするにはどうすればよいですか?

データは Amazon EC2 インスタンスまたはオンプレミスのデータセンターサーバーから Amazon EFS ファイルシステムにロードできます。

Amazon EFS ファイルシステムは Amazon EC2 インスタンスにマウントできるため、Amazon EC2 インスタンスでアクセス可能なデータであれば、Amazon EFS に対する読み取り/書き込みが可能です。Amazon クラウドに保存されていないデータをロードするには、Secure Copy (SCP) など現時点で Amazon EC2 へのファイル転送を行っている方法を使用できます。

また、Amazon EFS ファイルシステムはオンプレミスサーバーにマウントできるため、オンプレミスのサーバーにアクセスできるデータは標準の Linux ツールを使用して Amazon EFS に読み取り/書き込みが可能です。オンプレミスサーバーからファイルシステムへのアクセスの詳細については、Amazon EFS のよくある質問のOn-premises Access sectionセクションを参照してください。

Amazon クラウドへのデータ移行の詳細については、「クラウドデータの移行」ページを参照してください。

Q: VPC の外部からファイルシステムにアクセスするにはどうすればよいですか?

VPC 内の Amazon EC2 インスタンスはファイルシステムに直接アクセスでき、VPC の外部の Amazon EC2 Classic インスタンスは ClassicLink 経由でファイルシステムをマウントできます。オンプレミスサーバーでは、VPC に対する AWS Direct Connect 接続を介してファイルシステムをマウントできます。

Q: 1 つのファイルシステムに接続できる Amazon EC2 インスタンスの数はいくつですか?

Amazon EFS は、ファイルシステムに同時に接続する 1~数千の Amazon EC2 インスタンスをサポートします。

Q: EFS に関する詳しい情報はどこで確認できますか?

Amazon EFS のよくある質問のページをご覧ください。

NVMe インスタンスストレージ

Q: Amazon EC2 の NVMe インスタンスストレージに保存されるデータは暗号化されますか?

はい。すべてのデータは AWS Nitro ハードウェアモジュールで暗号化された後、NVMe インスタンスストレージで提供されるローカルにアタッチされた SSD に書き込まれます。

Q: Amazon EC2 の NVMe インスタンスストレージの暗号化には、どのような暗号化アルゴリズムが使用されていますか?

Amazon EC2 の NVMe インスタンスストレージの暗号化には、XTS-AES-256 のブロック暗号が使用されています。

Q: 暗号化キーは NVMe インスタンスストレージのインスタンスまたは特定のデバイスに対して一意のキーですか?

暗号化キーは、Nitro ハードウェア モジュール内で安全に生成され、EC2 インスタンスで提供される各 NVMe インスタンスストレージ デバイスに固有です。

Q: NVMe インスタンスストレージの暗号化キーの有効期限はどのくらいですか?

ストレージの割り当てが解除されると (インスタンスの停止や終了といったアクションを含む)、すべてのキーは永久的に破棄されます。

Q: NVMe インスタンスストレージの暗号化を無効にできますか?

いいえ。NVMe インスタンスストレージの暗号化は常に有効になっており、無効にすることはできません。

Q: 公開されている I3 および I3en の IOPS パフォーマンスの数値にはデータの暗号化が含まれていますか?

はい。記載されている Im4gn、Is4gen、I4i、I3 および I3en NVMe インスタンスストレージの 記載されている IOPS 数値には暗号化が含まれています。

Q: Amazon EC2 の NVMe インスタンスストレージは AWS Key Management Service (KMS) をサポートしていますか?

いいえ。NVMe インスタンスストレージのディスクの暗号化では、AWS KMS システムとの統合をサポートしていません。そのため、NVMe インスタンスストレージで独自のキーをご利用いただくことはできません。 

ネットワークとセキュリティ

Elastic Network Adapter (ENA) Express

Q: ENA Express とは何ですか?

ENA Express は、Scalable Reliable Datagram (SRD) プロトコルを従来の TCP および UDP ネットワーキングで利用できるようにする Elastic Network Adapter の拡張機能です。アプリケーションに対して透過的な ENA Express は、シングルフローの帯域幅を改善し、スループットを多用するワークロードのテールレイテンシーを低減します。

Q: ENA Express はどのように機能しますか?

ENA Express を設定すると、アベイラビリティーゾーン (AZ) 内のサポートされている任意の 2 つのインスタンス間で機能します。ENA Express は、EC2 インスタンス間の互換性を検出し、通信中の双方のインスタンスで ENA Express が有効になっている場合に SRD 接続を確立します。接続が確立されると、トラフィックは SRD とそのパフォーマンス上の恩恵を享受できます。

Q: ENA Express はどのような場合に使用すべきですか?

ENA Express は、分散ストレージシステムやライブメディアエンコーディングなど、高いシングルフロースループットを必要とするアプリケーションに最適です。これらのワークロードには、高いシングルフロー帯域幅と低いテールレイテンシーが必要です。

Q: ENA Express を有効にするにはどうすればよいですか?

ENA Express は、ENI ごとに有効にすることができます。インスタンスへのネットワークカードのアタッチ中、または変更コマンドの実行中に、ENA Express を有効にすることができます。ポイントツーポイント通信を確立するには、通信する両方の ENI で ENA Express を有効にする必要があります。さらに、Jumbo Frames を使用している場合、ENA Express を使用するには、最大 MTU を 8900 に調整する必要があります。

Q: ENA Express はどのプロトコルをサポートしていますか?

ENA Express はデフォルトで TCP をサポートします。UDP は、API 引数を介して、またはマネジメントコンソール内において、オプションで有効にすることができます。

Q: どのようなインスタンスをサポートしていますか?

ENA Express は C6gn.16xl でサポートされています。今後数か月間で、さらに多くのインスタンスタイプとサイズがサポートされるようになる予定です。
 
Q: Elastic Fabric Adapter (EFA) と ENA Express はどのように異なりますか?

EFA は、HPC および機械学習アプリケーション用に構築されたネットワークインターフェイスであり、SRD プロトコルも活用します。EFA には、LibFabric インターフェイスを使用して通信を ENI に渡す別のネットワークプログラミングモデルが必要です。EFA とは異なり、ENA Express は、TCP および UDP でアプリケーションを透過的に実行するのに役立ちます。さらに、ENA Express はアベイラビリティーゾーン (AZ) 間の通信を可能にしますが、EFA は現在、同じサブネット内の通信に制限されています。

Q: あるインスタンスで ENA Express を実行していて、そのインスタンスが、ENA Express をサポートしていないか、またはそれを ENI で有効にしていない別のインスタンスと通信している場合はどうなりますか?

ENA Express は、別のインスタンスで ENA Express が有効になっているかどうかを検出します。そのインスタンスが ENA Express をサポートしていないか、または有効にしていない場合、インスタンスは通常の ENA オペレーションにフォールバックします。この場合、SRD のパフォーマンス上のメリットは得られませんが、悪影響もありません。

Q: どのオペレーティングシステムがサポートされていますか?

SRD 機能はすべてのオペレーティングシステムでサポートされます。ただし、ENA Express モニタリングメトリクスは、最新の Amazon Linux AMI の EthTool でのみ、または GitHub から ENA ドライバーバージョン 2.8.0 以降をインストールすることによってのみ利用可能であることに注意してください。なお、将来的にはすべてのオペレーティングシステムでこのメトリクスをサポートする予定です。

Q: これを追跡するために利用できるモニタリングツールにはどのようなものがありますか?

ENA Express は、SRD で実際に送受信されたパケットに加えて、SRD 送信に適格なパケットを追跡するための EthTool カウンターを提供します。さらに、EthTool はパーセント (%) 単位で SRD リソース使用率メトリクスをサポートし、アーキテクチャのスケールアウトを検討すべき場合に関するインサイトを提供します。最後に、ブール値は、ENA Express と UDP プロトコルのオンとオフのステータスを提供します。

Q: ENA Express はどのリージョンで利用できますか?

ENA Express は、すべての商用リージョンで利用できます。同じ AZ 内で有効になっている任意の 2 つのインスタンス間の通信を確立するために使用できます。

Q: ENA Express の実行に追加コストはかかりますか?

いいえ。ENA Express は無料でご利用いただけます。

Elastic Fabric Adapter (EFA)

Q: EFA を使用するメリットは何ですか?

EFA は、密結合な HPC アプリケーションに、クラウドのスケーラビリティ、柔軟性、伸縮性をもたらします。EFA を使用すると、密結合な HPC アプリケーションは、従来の TCP チャネルと比較して、一貫した低レイテンシー、高スループットを実現し、スケーリングを改善できます。EFA サポートは、事前に予約せずにサポートされている EC2 インスタンスで動的にオンデマンドで有効にすることができ、変化するビジネス/ワークロードの優先順位に柔軟に対応できます。

Q: EFA の使用でどのような種類のアプリケーションがメリットを得られますか?

HPC アプリケーションでは、計算ワークロードをインスタンスのクラスターに分散して並列処理します。HPC アプリケーションの例には、計算流体力学 (CFD)、衝突シミュレーション、気象シミュレーションなどがあります。HPC アプリケーションは、一般に Message Passing Interface (MPI) を使用して作成され、レイテンシーと帯域幅の両方に関してインスタンス間通信に厳しい要件を課します。MPI や、libfabric 通信スタックをサポートするその他の HPC ミドルウェアを使用するアプリケーションは、EFA のメリットを得られます。

Q: EFA 通信の仕組みを教えてください。

EFA デバイスは、すべての ENA デバイスの機能に加え、新しい OS バイパスハードウェアインターフェイスを提供します。このインターフェイスにより、ハードウェアが提供する信頼性の高いトランスポート機能とユーザー空間アプリケーションが直接通信できます。ほとんどのアプリケーションは、EFA とのインタフェースに MPI などの既存のミドルウェアを使用します。AWS は、EFA の OS バイパス機能をサポートするために、多数のミドルウェアプロバイダと協力してきました。OS バイパス機能を使用する通信は、仮想プライベートクラウド (VPC) の単一サブネット内のインスタンスに限られていることにご注意ください。

Q: どのインスタンスタイプで EFA がサポートされていますか?

EFA は現在、次のインスタンスサイズでご利用いただけます: m7g.metal, m7gd.16xlarge、m6a.48xlarge、m6i.32xlarge、m6i.metal、m6id.32xlarge、m6id.metal、m6idn.32xlarge、m6idn.metal、m6in.32xlarge、m6in.metal、m5n.24xlarge、m5dn.24xlarge、m5n.metal、m5dn.metal、r7g.16xlarge、r7g.metal, r7gd.16xlarge、r6idn.32xlarge、r6idn.metal、r6in.32xlarge、r6in.metal、r6a.48xlarge、r6a.metal、r6i.32xlarge、r6i.metal、r6id.32xlarge、r6id.metal、r5n.24xlarge、r5dn.24xlarge、r5n.metal、r5dn.metal、x2idn.32xlarge、x2iedn.32xlarge、c7g.16xlarge、c7g.metal, c7gd.16xlarge、c7gn.16xlarge、c6a.48xlarge、c6i.32xlarge、c6i.metal、c6id.32xlarge、c6id.metal、c6in.32xlarge、c6in.metal、c5n.18xlarge、c5n.metal、p3dn.24xlarge、i3en.24xlarge、i3en.metal、hpc6a.48xlarge、hpc6i.32xlarge、hpc7g.4xlarge、hpc7g.8xlarge hpc7g.16xlarge の各インスタンスサイズ。

Q: EFA ENI と ENA ENI はどのように異なりますか?

ENA ENI は、VPC ネットワーキングをサポートするために必要な従来の IP ネットワーキング機能を提供します。EFA ENI は、ENA ENI のすべての機能に加え、拡張プログラミングインターフェイスを使用したインスタンスカーネル (OS バイパス通信) を伴わずにアプリケーションが EFA ENI と直接通信するためのハードウェアサポートを提供します。EFA ENI の高度な機能により、EFA ENI は、起動時または停止したインスタンスにのみ接続できます。

Q: インスタンスで EFA を有効にするための前提条件は何ですか?

EFA サポートは、インスタンスの起動時または停止したインスタンスへの追加時に有効にできます。実行中のインスタンスに EFA デバイスをアタッチすることはできません。

拡張ネットワーキング

Q: この機能にはどのようなネットワーキング機能が含まれていますか?

現在のところ、SR-IOV (シングルルート I/O 仮想化) を利用した拡張ネットワーキング機能のみをサポートしています。SR-IOV は、従来の実装と比較し、I/O パフォーマンスが高く、CPU 利用率が低いデバイス仮想化の手法です。サポートされる Amazon EC2 インスタンスに対してこの機能を利用すると、パケット毎秒 (PPS) のパフォーマンスが高くなり、インスタンスレイテンシーは軽減され、ネットワークのストレスが少なくなります。

Q: なぜ拡張ネットワーキングを使用するのですか?

秒あたりのパケット数での高いパフォーマンスや低いネットワークレイテンシーからメリットを得られるアプリケーションを使用している場合は、拡張ネットワーキングを利用することで、性能が大幅に上がり、一貫性と拡張性を得ることができます。

Q: サポートされているインスタンスで拡張ネットワーキングを有効にするにはどうすればよいですか?

この機能を有効にするには、適切なドライバーで HVM AMI を起動する必要があります。現行世代と記載されているインスタンスは、強化されたネットワークのために ENA を使用しています。Amazon Linux AMI には、デフォルトでこれら 2 つのドライバが含まれています。これらのドライバが含まれていない AMI については、使用を予定しているインスタンスタイプに応じて適切なドライバーをダウンロードしてインストールする必要があります。デフォルトで SR-IOV ドライバーを含まない AMI で拡張ネットワーキングを有効化するには、Linux または Windows の手順を使用できます。拡張ネットワーキングは Amazon VPC でのみサポートされます。

Q: 拡張ネットワーキングを使用するために追加料金を支払う必要はありますか?

いいえ。拡張ネットワーキングに追加料金はありません。拡張ネットワーキングを最大限に利用するには、VPC のサポートされるインスタンスタイプで適切な AMI を起動する必要があります。

Q: 拡張ネットワーキングが Amazon VPC でのみサポートされるのはなぜですか?

Amazon VPC を利用すると、EC2-Classic では不可能なあらゆる高度なネットワーキング機能を利用できます。拡張ネットワーキングは、Amazon VPC により実現される機能の一例です。

Q: どのインスタンスタイプが拡張ネットワーキングをサポートしていますか?

インスタンスタイプに応じて、次のいずれかのメカニズムを使用して、拡張ネットワーキングを有効にすることができます。

Intel 82599 Virtual Function (VF) インターフェイス – インテル 82599 Virtual Function インターフェイスでは、サポートされているインスタンスタイプについて最大 10 Gbps のネットワーク速度がサポートされています。C3、C4、D2、I2、M4 (m4.16xlarge を除く)、R3 インスタンスは、拡張ネットワーキングにインテル 82599 VF インターフェイスを使用します。

Elastic Network Adapter (ENA) - Elastic Network Adapter (ENA) は、サポート対象のインスタンスタイプのために最大 200 Gbps のネットワーク速度をサポートします。C4、D2、および m4.16xlarge より小さい M4 インスタンスを除き、現行世代としてリストされているインスタンスは、ネットワークを強化するために ENA を使用しています。

Q: EC2 インスタンスのために複数のネットワークカードを持つということは何を意味しますか? なぜ必要なのですか?

新しい世代の EC2 インスタンスは、VPC データプレーンのオフロードのために Nitro ネットワークカードを使用します。より高いネットワーク帯域幅と改善されたパケットレートパフォーマンスを提供するために、特定の EC2 インスタンスで複数のネットワークカードを使用してパケット処理を行うように設定できます。これにより、最終的にはシステム全体のパフォーマンスが向上します。

Q: どのインスタンスタイプで複数のネットワークカードがサポートされていますか?

p4d.24xlarge などの高速インスタンスや、c6in.32xlarge などのネットワーク最適化インスタンスでは、複数のネットワークカードがサポートされています。複数のネットワークカードをサポートするインスタンスの詳細なリストについては、Elastic ネットワークインターフェイスをご覧ください。

Q: 複数のカードインスタンスを起動できるネットワークインターフェイスの数はデフォルトでいくつですか?

これは、インスタンスタイプによって異なります。p4 などの高速化されたインスタンスは、ネットワークカードごとに最大 15 個のネットワークインターフェイスまでスケールアップできます。最近リリースされた c6in インスタンスなどの高ネットワークインスタンスは、2 つのネットワークカード間で均等に (7 と 7) 分割された 14 のネットワークインターフェイスの集約をサポートします。ネットワークカードごとのネットワークインターフェイスの規模については、ネットワークカードを参照してください。

Elastic Load Balancing

Q: Elastic Load Balancing サービスによって提供されるロードバランスオプションには、どのようなものがありますか?

Elastic Load Balancing では、高可用性、自動スケーリング、および強固なセキュリティを特徴とした 2 つのタイプのロードバランサーが提供されます。これには、アプリケーションまたはネットワークレベルの情報に基づいてトラフィックをルーティングする Classic Load Balancer と、リクエストのコンテンツを含む拡張アプリケーションレベル情報に基づいてトラフィックをルーティングする Application Load Balancer が含まれます。

Q: Classic Load Balancer および Application Load Balancer は、それぞれどのような場合に使用しますか?

Classic Load Balancer は、複数の EC2 インスタンス間でのシンプルなトラフィックの負荷分散に最適です。一方、Application Load Balancer は、高度なルーティング機能、マイクロサービス、およびコンテナベースのアーキテクチャが必要なアプリケーションに最適です。詳細については、Elastic Load Balancing ページを参照してください。

Elastic IP

Q: Elastic IP アドレスが 1 つのリージョンにつき 5 個までと制限されているのはなぜですか?

パブリックな (IPV4) インターネットアドレスは、貴重なリソースです。利用可能なパブリックの IP スペースには限られた容量しかなく、Amazon EC2 では、そのスペースを効率的に利用するよう努めています。

デフォルトでは、全アカウントは 1 リージョンに付き 5 つの Elastic IP アドレスまでに制限されています。5 つを超える Elastic IP アドレスを使用する必要がある場合は、お客様に制限数を増やす申請を行っていただきます。お客様に自身のユースケースをご検討いただき、追加アドレスの必要性を当社が理解できるようにしていただくようお願いいたします。ここでさらに多くの Elastic IP アドレスを申請できます。拡大は、リクエストのあったリージョンに限定されます。

Q: 実行中のインスタンスに関連付けられていない Elastic IP アドレスに課金されるのはなぜですか?

Elastic IP アドレスを効率的に使用していただくために、実行中のインスタンスに関連付けられていないアドレスについては少額の時間料金を請求しています。

Q: Elastic IP アドレスは、実行中のインスタンスすべてに 1 つずつ必要ですか?

いいえ。すべてのインスタンスに Elastic IP アドレスが必要なわけではありません。デフォルトでは、各インスタンスにはプライベート IP アドレスとインターネット経由可能なパブリック IP アドレスが割り当てられています。プライベート IP アドレスは、インスタンスが停止されてから再開始されるときはネットワークインターフェイスに関連付けられたままとなり、インスタンスが終了されると解放されます。パブリックアドレスはそのインスタンスのみに関連付けられ、この関連付けはそのインスタンスが停止または終了するか、Elastic IP アドレスで置き換えられるまで続きます。これらの IP アドレスは、インターネット上で長期的にルーティング可能なエンドポイントをお客様が必要としない限り、多くのアプリケーションにとって適切なはずです。計算処理クラスター、ウェブクローリング、バックエンドサービスなどはすべて、一般的には Elastic IP アドレスを必要としないアプリケーションの例です。

Q: Elastic IP アドレスを再マップするのにどのくらいの時間がかかりますか?

再マッププロセスに要する時間は、お客様が Elastic IP の再マップ指示を出してから、それが AWS システム全体に伝播し終わるまでであり、現状では数分ほどです。

Q: 自分の Elastic IP アドレスに、逆引き DNS レコードを設定できますか?

すべての Elastic IP アドレスには、逆引き DNS が ec2-1-2-3-4.region.compute.amazonaws.com 形式の標準テンプレートで付属しています。IP ベースの相互認証 (EC2 インスタンスからの E メール送信など) を使用するインターネット対応アプリケーションのカスタム逆引き DNS 設定を必要とするお客様の場合、このフォームに記入することで Elastic IP アドレスの逆引き DNS レコードを設定できます。別の方法として、Elastic IP の逆引き DNS の管理を権限のある DNS ネームサーバー (Amazon Route 53 など) に委任することによって、これらのユースケースのサポート向けの独自の逆引き DNS PTR レコードをAWSによって管理できるようになります。ご希望の場合は、AWS カスタマーサポートにお問い合わせください。ただし、その Elastic IP アドレスをポイントする正引き DNS が存在しないと、逆引き DNS レコードは作成できませんのでご注意ください。

セキュリティ

Q: 自分のシステムが第三者に公開されるのを防ぐにはどうすればよいですか?

お客様はシステムの公開レベルを完全にコントロールすることができます。Amazon EC2 セキュリティシステムによって、実行中のインスタンスを、お客様が選択する任意のグループに配置することができます。ウェブサービスインターフェイスを使用して、どのグループが別のどのグループとデータをやりとりできるのか、またインターネット上のどの IP サブネットが、どのグループと通信できるのか指定することができます。これによって、当社の非常に動的な環境上でのアクセスのコントロールが可能となります。もちろん、他のサーバーに対して行うのと同様に、インスタンスのセキュリティを保護してください。

Q: セキュリティ分析および運用に関するトラブルシューティングの目的で、自分のアカウントで実行したすべての EC2 API 呼び出しの履歴を取得できますか?

はい。アカウントで実行したすべての EC2 API コール (VPC および EBS を含む) の履歴を取得するには、AWS マネジメントコンソールで CloudTrail を有効にします。詳細については、CloudTrail のホームページを参照してください。

Q: AWS のセキュリティについてどこで詳細な情報を入手することができますか?

AWS のセキュリティの詳細については、AWS のホワイトペーパーのアマゾン ウェブ サービス: セキュリティプロセスの概要および Amazon EC2 running Windows Security Guide をご参照ください。 

マネジメント

Amazon CloudWatch

Q: Amazon CloudWatch によるデータの取得と集計は、最短でどれぐらいの時間間隔で実行できますか?

メトリクスは 1 分間隔で取得および集計されます。

Q: どのオペレーティングシステムが Amazon CloudWatch をサポートしていますか?

Amazon CloudWatch では、あらゆる Amazon EC2 インスタンスのメトリクスが受信および提供されるので、現在 Amazon EC2 サービスによってサポートされている、すべてのオペレーティングシステムに対応します。

Q: Amazon EC2 インスタンスのモニタリングを無効にした場合、メトリクスデータを失いますか?

モニタリングを開始してから最大 2 週間、Amazon EC2 インスタンスのメトリクスデータを取得することができます。2 週間後、Amazon EC2 インスタンスでモニタリングが無効になっている場合は、その Amazon EC2 インスタンスのメトリクスデータは利用できません。2 週間を超えてメトリクスをアーカイブしたい場合は、コマンドラインツールで mon-get-stats コマンドを呼び出し、Amazon S3 または Amazon SimpleDB に結果を格納することによってそれを行うことができます。

Q: 終了した Amazon EC2 インスタンスや削除された Elastic Load Balancer のメトリクスデータにアクセスできますか?

はい。Amazon CloudWatch は終了した Amazon EC2 インスタンスまたは削除された Elastic Load Balancer のメトリクスを 2 週間格納します。

Q: Amazon CloudWatch のモニタリング料金は、モニタリング対象となる Amazon EC2 インスタンスタイプによって変わりますか?

いいえ、Amazon CloudWatch モニタリング料金に Amazon EC2 インスタンスタイプによる違いはありません。

Q: 同じ時間範囲で表示したグラフが 5 分と 1 分の間隔で見ると異なるのはなぜですか?

同じ時間範囲で表示したグラフを 5 分と 1 分の間隔で見ると、データポイントがグラフの異なる位置にあるのが分かります。Amazon CloudWatch は、グラフで指定した期間に対して利用可能なすべてのデータポイントを見つけて、その期間を代表する 1 つの集合点を計算します。5 分間の場合は、1 つのデータポイントが 5 分の期間の最初に配置されます。1 分の場合は、1 つのデータポイントが 1 分の箇所に配置されます。トラブルシューティングの場合、および正確な時間間隔のグラフを表示したい場合は 1 分の期間を使ってください。

Amazon EC2 Auto Scaling

Q: Amazon EC2 Auto Scaling グループは自動的にスケールできますか?

はい。Amazon EC2 Auto Scaling は、Amazon EC2 のインスタンスを自動的に作成または終了するように設計された、完全マネージド型サービスであり、アプリケーションの負荷を処理するために適切な数の EC2 インスタンスを利用できるように準備することができます。EC2 Auto Scaling では、EC2 インスタンスのフリート管理によって異常なインスタンスを検出して置き換えることや、お客様が定義する条件に応じて Amazon EC2 のキャパシティーを自動的に縮小したり拡張したりすることによって、アプリケーションの可用性を維持できます。EC2 Auto Scaling を使用することで、需要が急激に上昇したときには Amazon EC2 インスタンスの数を自動的に増やしてパフォーマンスを維持し、需要が落ち着いた状態にあるときには能力を縮小してコストを削減できます。

EC2 Auto Scaling の配分戦略は、スポットインスタンスプールから、フリート内のスポットインスタンスをどのように構成するかを決定します。容量の最適化配分戦略は、キャパシティーメトリクスを分析することにより、利用可能なスポットインスタンスプールからのスポットインスタンスのプロビジョニングを試みます。この戦略は、ビッグデータと分析、イメージおよびメディアレンダリング、機械学習、ハイパフォーマンスコンピューティングなどの、中断によるコストが高いワークロードに適しています。最低価格の配分戦略は、N 個の最低価格プール全体の多様化に厳密に基づいてスポットインスタンスを起動します。

詳細については、Amazon EC2 Auto Scaling のよくある質問を参照してください。

ハイバネーション (休止)

Q: インスタンスを休止する必要があるのはなぜですか?

ブートストラップに時間がかかる場合 (メモリキャッシュのロードなど)、インスタンスを休止してインスタンスとアプリケーションをすばやく稼働状態にできます。インスタンスを起動し、目的の状態にして休止させることができます。その後に、これらの「事前ウォーミング済み 」インスタンスを再開して、インスタンスがサービス復帰するまでの時間を短縮可能です。ハイバネーションは停止/開始サイクル間でメモリ状態を保持します。

Q: インスタンスを休止するとどうなりますか?

インスタンスを休止した場合、EBS ルートボリュームとアタッチされたすべての EBS データボリュームに保存されたデータは維持されます。さらに、インスタンスのメモリ (RAM) の内容が EBS ルートボリュームに維持されます。インスタンスが再起動されると、以前の状態に戻り、RAM の内容が再ロードされます。

Q: 休止と停止の違いは何ですか?

休止の場合、インスタンスは休止され、RAM データは維持されます。停止の場合、インスタンスはシャットダウンされ、RAM は消去されます。

どちらの場合も、EBS ルートボリュームとアタッチされたすべての EBS データボリュームに保存されたデータは維持されます。プライベート IP アドレスと Elastic IP アドレス (該当する場合) は変わりません。ネットワークレイヤーの動作は、EC2 の停止と起動のワークフローの動作と似ています。停止と休止は、Amazon EBS-Backed インスタンスに対してのみ使用できます。ローカルインスタンスストレージは維持されません。

Q: インスタンスの休止にどれくらいのコストがかかりますか?

インスタンスの休止は、ストレージ向けの標準 EBS 料金で課金されます。停止したインスタンスと同様に、インスタンスが休止状態の間インスタンス使用料は発生しません。

Q: インスタンスを休止する方法を教えてください。

インスタンスを起動するとき、ハイバネーションを有効にする必要があります。有効になったら、StopInstances API で「Hibernate」パラメーターを追加して、ハイバネーションをトリガーできます。インスタンスを選択し、[アクション] > [インスタンスの状態] > [停止 - Hibernate] をクリックすることで、コンソールからも実行できます。詳細については、ユーザーガイドを参照してください。

Q: 休止状態のインスタンスを再開する方法を教えてください。

通常の停止したインスタンスと同様に、StartInstances API を呼び出すことで再開できます。インスタンスを選択し、[Actions] (アクション) > [Instance State] (インスタンスの状態) > [Start] (開始) をクリックすることで、コンソールからも実行できます。

Q: 既存のインスタンスでハイバネーションを有効にできますか?

いいえ。既存のインスタンス (実行中または停止状態) ではハイバネーションを有効にすることはできません。インスタンスの起動時に有効にする必要があります。

Q: インスタンスが休止状態であるかはどうやってわかりますか?

状態の理由を調べることで、インスタンスが休止状態になっていることがわかります。「Client.UserInitiatedHibernate」になっていると考えられます。これは、コンソールの [インスタンス - 詳細] ビューまたは DescribeInstances API レスポンスの [理由] フィールドに表示されます。

Q: 休止しているインスタンスの状態は何ですか?

休止しているインスタンスの状態は「停止」です。

Q: インスタンスを休止しているときに保存されるデータは何ですか?

EBS ボリュームストレージ (ブートボリュームとアタッチされたデータボリューム) とメモリ (RAM) が保存されます。プライベート IP アドレス (VPC の場合) と Elastic IP アドレス (該当する場合) は変わりません 。ネットワークレイヤーの動作は、EC2 の停止と起動のワークフローの動作と似ています。

Q: インスタンスを休止すると、データはどこに保存されますか?

停止機能の場合と同様に、ルートデバイスとアタッチされたデバイスのデータは、対応する EBS ボリュームに保存されます。メモリ (RAM) の内容は EBS ルートボリュームに保存されます。

Q: メモリ (RAM) データが EBS に移動する場合、データは暗号化されますか?

はい。RAM データは EBS ルートボリュームに移動すると常に暗号化されます。EBS ルートボリュームの暗号化は、インスタンスの起動時に適用されます。これは、休止時にメモリに格納されている重要なコンテンツを確実に保護するためです。

Q: インスタンスを休止状態にできる時間はどれくらいですか?

60 日間以上にわたる休止はサポートしていません。インスタンスをもっと長期間にわたって休止したい場合は、インスタンスを再開し、停止と開始 (休止なし) を行う必要があります。アップグレードやセキュリティパッチを使用してプラットフォームを最新の状態に保てるよう常に尽力しています。アップグレードやパッチの中には、古い休止状態のインスタンスと競合するものがあります。重要なアップデートの場合は、シャットダウンや再起動のために休止状態のインスタンスを再開する必要があることをご連絡します。

Q: インスタンスを休止するための前提条件は何ですか?

ハイバネーションの使用には、ルートボリュームが暗号化された EBS ボリュームである必要があります。インスタンスは、休止の ACPID 信号を受信するように設定する必要があります (または休止用に設定された Amazon の公開 AMI を使用します)。さらに、メモリからデータを書き込むためには、インスタンスは EBS ルートボリュームに十分な空き容量を用意する必要があります。

Q: 休止機能をサポートしているインスタンスとオペレーティングシステムはどれですか?

Amazon Linux、Amazon Linux 2、Ubuntu、および Windows を実行するインスタンスでは、休止の機能は、C3、C4、C5、C5d、I3、M3、M4、M5、M5a、M5ad、M5d、R3、R4、R5、R5a、R5ad、R5d、T2、T3、および T3a の各インスタンスで利用が可能です。 

CentOS、Fedora、および Red Hat Enterprise Linux を実行するインスタンスでは、休止の機能は、C5、C5d、M5、M5a、M5ad、M5d、R5、R5a、R5ad、R5d、T3、および T3a の各インスタンスで利用が可能です。

Windows の場合、休止機能がサポートされるのは、使用する RAM が最大で 16 GB のインスタンスまでです。その他のオペレーティングシステムの場合、休止がサポートされるのは RAM が 150 GB 未満のインスタンスです。サポートされている OS バージョンとインスタンスタイプのリストを確認するには、ユーザーガイドを参照してください。

Q: インスタンスを休止する場合は、特定の Amazon マシンイメージ (AMI) を使用する必要がありますか?

休止をサポートするよう設定されている AMI であれば、いずれも使用できます。デフォルトでは、休止をサポートする AWS 公開 AMI を使用できます。代わりに、休止の前提条件チェックリストに従い、インスタンスを適切に設定した後で、インスタンスからカスタムイメージを作成することもできます。

Q: EBS ルートボリュームの容量が十分でなく、休止するときにメモリの状態 (RAM) を保存できない場合はどうなりますか?

休止を有効にするために、インスタンスメモリ (RAM) を保存するための容量がルートボリュームに割り当てられます。ルートボリュームに、RAM の内容を保存し、予想使用量 (OS、アプリケーションなど) に対応するのに十分な容量があることを確認してください。EBS ルートボリュームに十分な空き容量がない場合、休止は失敗し、インスタンスはシャットダウンされます。

VM Import/Export

Q: VM Import/Export とは何ですか?

VM Import/Export を使用すると、Amazon EC2 インスタンスを作成するために仮想マシン (VM) イメージをインポートすることができます。また、以前インポートした EC2 インスタンスをエクスポートして、VM を作成することもできます。VM Import/Export を使用することで、VM を Amazon EC2 に移行して VM を作成する際に、以前の投資を活用することができます。

Q: どのオペレーティングシステムがサポートされていますか?

VM Import/Export は現在、Windows Server、Red Hat Enterprise Linux (RHEL)、CentOS、Ubuntu、Debian などの複数のエディションを含む Windows および Linux VM をサポートしています。サポートされているファイル形式、アーキテクチャ、オペレーティングシステムの構成など、VM Import の詳細については、「VM Import/Export ユーザーガイド」の「System requirements」を参照してください。

Q: どの VM ファイル形式がサポートされていますか?

Amazon EC2 インスタンスとしてインポートできるのは、VMware ESX VMDK イメージ、Citrix Xen VHD イメージ、Microsoft Hyper-V VHD イメージ、および RAW イメージです。EC2 インスタンスは、VMware ESX VMDK イメージ、VMware ESX OVA イメージ、Microsoft Hyper-V VHD イメージ、または Citrix Xen VHD イメージにエクスポートできます。サポートされているすべてのオペレーティングシステム一覧については、「どのオペレーティングシステムがサポートされていますか?」を参照してください。

Q: VMDK とは何ですか?

VMDK は、1 つのファイルにカプセル化された仮想マシンのハードディスクを指定するファイル形式です。これは通常、仮想 IT インフラストラクチャ (VMware, Inc. が販売するものなど) に使用されています。

Q: VMware vSphere クライアントを使用してインポートする VMDK ファイルを準備するにはどうすればよいですか?

VMDK ファイルは、VMware vSphere Client で File-Export-Export to OVF テンプレートを呼び出して準備できます。作成された VMDK ファイルは、イメージサイズを縮小するために圧縮されており、VM Import/Export で使用できる状態になっています。Amazon EC2 VM Import Connector vApp for VMware vCenter を使用する場合は、特別な準備は必要ありません。

Q: VHD とは何ですか?

VHD (Virtual Hard Disk) は、仮想マシンのハードディスクを 1 つのファイルにカプセル化して定義するためのファイル形式です。VHD イメージフォーマットは、Microsoft Hyper-V や Citrix Xen などの仮想化プラットフォームで使用されます。

Q: Citrix Xen からのインポートのために VHD ファイルを準備するにはどうすればよいですか?

Citrix XenCenter を開き、エクスポートする仮想マシンを選択します。[Tools] メニューで [Virtual Appliance Tools] を選択し、[Export Appliance] を選択するとエクスポートタスクが開始します。エクスポートが完了すると、エクスポートダイアログで指定した宛先ディレクトリに VHD イメージファイルが配置されます。

Q: Microsoft Hyper-V からのインポートのために VHD ファイルを準備するにはどうすればよいですか?

Hyper-V Manager を開き、エクスポートする仮想マシンを選択します。仮想マシンの [Actions] ペインで [Export] を選択するとエクスポートタスクが開始します。エクスポートが完了すると、エクスポートダイアログで指定した宛先ディレクトリで VHD イメージファイルが配置されます。

Q: VM を Amazon EC2 にインポートするときの要件は他にもありますか?

仮想マシンは、VMDK または VHD イメージを生成する前に停止状態になっている必要があります。VM が一時停止または保留状態であってはなりません。接続されているブートボリュームのみで、仮想マシンをエクスポートすることをお勧めします。ImportVolume コマンドを使って、AttachVolume で仮想マシンに追加のディスクを添付して、それらをインポートすることができます。また、暗号化ディスク (Bit Locker など) や暗号化イメージファイルには対応していません。また、ユーザーは、AWS へのインポートおよび VM イメージに含めるソフトウェアに必要なすべての権利およびライセンスを備えておく責任も負っています。

Q: Amazon EC2 へのインポートを有効にするには、仮想マシンを特定の方法で設定する必要がありますか?

リモートアクセスのために Remote Desktop (RDP) または Secure Shell (SSH) が有効になっているようにします。また、ホストのファイアウォール (Windows ファイアウォール、iptables など) が設定されている場合は、RDP や SSH へのアクセスが許可されていることを確認します。アクセス権がない場合には、インポート後のインスタンスにはアクセスできなくなります。また、管理者を含むすべてのユーザーのために強力なパスワードを使用するように Windows VM を設定し、Linux VM は SSH のアクセス用のパブリックキーを使用して設定するようにしてください。

Q: 仮想マシンを Amazon EC2 インスタンスにインポートするにはどうすればよいですか?

Amazon EC2 API ツールを使用して VM イメージをインポートすることができます。

  • ec2-import-instance API 経由で、VMDK、VHD、または RAW ファイルをインポートします。インスタンスのインポートタスクでは、Amazon EC2 インスタンスのプロパティ (インスタンスのサイズ、アベイラビリティーゾーン、セキュリティグループ) を適切に設定するために必要なパラメータがキャプチャされ、ディスクイメージが Amazon S3 にアップロードされます。
  • アップロードが完了する前に ec2-import-instance が中断または終了した場合は、ec2-resume-import を使ってアップロードを再開します。インポートタスクは、それが中断されたところから再開されます。
  • ec2-describe-conversion-tasks コマンドを使って、インポートの進行を監視し、結果として出た Amazon EC2 インスタンス ID を取得します。
  • インポートタスクが完了すると、ec2-run-instances API にそのインスタンス ID を指定することにより、Amazon EC2 インスタンスを起動することができます。
  • 最後に、ec2-delete-disk-image コマンドラインツールを使用してディスクイメージを Amazon S3 から削除します (これ以降は不要のため)。

または、VMware vSphere 仮想化プラットフォームを使用する場合は、AWS Management Portal for vCenter が提供するグラフィカルなユーザーインターフェイスを使用して、仮想マシンを Amazon EC2 にインポートできます。AWS Management Portal for vCenter の開始方法に関するガイドを参照してください。AWS Management Portal for vCenter には、VM Import の統合サポートがあります。ポータルが vCenter 内にインストールされたら、[VM] を右クリックし、[Migrate to EC2] を選択して VM から EC2 インスタンスを作成します。ポータルがユーザーに代わって、vCenter から VM をエクスポートし、S3 にアップロードし、EC2 インスタンスに変換させる処理を行います。追加の操作も必要ありません。さらに、ポータル内で VM の移行の進行状況を追跡できます。

Q: Amazon EC2 インスタンスを元のオンプレミス仮想化環境にエクスポートするにはどうすればよいですか?

Amazon EC2 インスタンスをエクスポートするために、Amazon EC2 の CLI ツールを使用できます。

  • インスタンスをエクスポートするには、ec2-create-instance-export-task コマンドを使用します。このエクスポートコマンドによって必要なパラメータが取り込まれ (インスタンス ID、エクスポートされたイメージを保持する S3 バケット、エクスポートされたイメージの名前、VMDK、OVA、または VHD フォーマット)、選択したフォーマットでインスタンスが適切にエクスポートされます。エクスポートされたファイルは、作成済みの S3 バケットに保存されます。
  • エクスポートの進行状況を監視するには、ec2-describe-export-tasks を使用します。
  • エクスポートタスクを完了前にキャンセルするには、ec2-cancel-export-task を使用します。

Q: VM Import/Export を使用して EC2 インスタンスをエクスポートするときの要件は他にもありますか?

インポート済みの EC2 インスタンスは、稼動中でも停止状態でも VM Import/Export を使用してエクスポートできます。インスタンスが稼動中の場合は、ブートボリュームのスナップショットを作成するために短時間停止させられます。EBS データボリュームのエクスポートはできません。EC2 インスタンスに複数のネットワークインターフェイスがある場合はエクスポートできません。

Q: Amazon EC2 インスタンスに 1 つ以上の EBS データボリュームが関連付けられている場合でもエクスポートできますか?

はい。ただし、VM Import/Export でエクスポートされるのは EC2 インスタンスのブートボリュームのみです。

Q: 仮想マシンのインポートにはどの程度の費用がかかりますか?

VM イメージファイルのアップロードと保存について、標準の Amazon S3 データ転送とストレージ料金が課金されます。VM をインポートした後は、標準の Amazon EC2 インスタンス時間と EBS サービス料金が加算されます。インポート処理の終了後、VM イメージを S3 に保存したくない場合は、ec2-delete-disk-image コマンドラインツールを使用して Amazon S3 からディスクイメージを削除します。

Q: VM のエクスポートにかかる費用はどれくらいですか?

エクスポートされた VM イメージファイルの保存について、Amazon S3 標準のストレージ料金がかかります。また、エクスポートされた VM ファイルをオンプレミスの仮想化環境にダウンロードするときは、S3 標準のデータ転送料金が発生します。さらに、EC2 インスタンスの一時的スナップショットを保存するために EBS 標準の料金が発生します。ストレージ料金を最小限にするには、VM イメージファイルを仮想化環境にダウンロードした後で S3 から削除してください。

Q: Windows Server 2003 または 2008 の VM をインポートする場合、オペレーティングシステムのライセンスを提供することに責任を負うのは誰ですか?

インポートした VM を、Microsoft Windows Server 2003 または 2008 を使用して起動すると、該当する Windows Server バージョンを Amazon EC2 で実行するための標準のインスタンス料金 (時間単位) が発生しますが、これにはそのオペレーティングシステムを Amazon EC2 内で利用する権利が含まれています。その他にインストールされるすべてのソフトウェアについては、適切なライセンスを用意するのはお客様の責任となります。

では、オンプレミスの Microsoft Windows ライセンスキーは、Windows Server 2003 または 2008 の VM をインポートするとどうなるのでしょうか? その VM に関連付けられていた、オンプレミスの Microsoft Windows ライセンスキーは、インポート済みの VM を EC2 インスタンスとして実行するときには使用されないため、オンプレミス環境内の別の VM に再利用できます。

Q: AWS が提供する Microsoft Windows ライセンスキーは、EC2 インスタンスを元のオンプレミス仮想化環境にエクスポートした後も使用できますか?

いいえ。EC2 インスタンスのエクスポート後は、その EC2 インスタンスで使用されていたライセンスキーは使用できなくなります。エクスポートした VM をオンプレミスの仮想化プラットフォーム上で起動した後で、新しいライセンスキーを再アクティブ化して指定する必要があります。

Q: Red Hat Enterprise Linux (RHEL) を使用して VM をインポートする場合、オペレーティングシステムのライセンスを提供する責任を負うのは誰ですか?

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) VM イメージをインポートする場合、RHEL インスタンスのライセンスポータビリティを使用できます。ライセンスポータビリティでは、ユーザーがインポートしたインスタンスの RHEL ライセンスの管理責任を負います。ライセンスの管理を行うには、Red Hat Enterprise Linux の Cloud Access サブスクリプションを使用します。Cloud Access の詳細と適格性を確認するには、Red Hat にお問い合わせください。

Q: 仮想マシンのインポートにはどの程度の時間がかかりますか?

仮想マシンのインポートにかかる時間は、ディスクイメージのサイズとネットワーク接続速度により異なります。たとえば、10 GB の Windows Server 2008 SP2 VMDK イメージの場合は、10 Mbps ネットワーク接続で約 2 時間かかります。より低速のネットワーク接続を使用しているか、より大きいディスクをアップロードする場合は、インポート時間が極めて長くなる可能性があります。

Q: どの Amazon EC2 リージョンで VM Import/Export を使用できますか?

リージョン別の利用可能な製品サービスについては、リージョン表のページを参照してください。

Q: インポートやエクスポートのタスクは同時にいくつまで実行できますか?

各アカウントは、リージョンごとに最大 5 つのアクティブなインポートタスクと 5 つのエクスポートタスクを持つことができます。

Q: インポートした仮想マシンは、Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) で実行できますか?

はい。インポートした仮想マシンは Amazon VPC で起動できます。

Q: AWS マネジメントコンソールを VM Import/Export で使用できますか?

いいえ。VM Import/Export のコマンドは、EC2 の CLI および API 経由で実行できます。さらに、AWS Management Portal for vCenter を使用して、VM を Amazon EC2 にインポートできます。インポート後は、作成されたインスタンスを AWS マネジメントコンソール経由で使用できます。

請求と購入のオプション

請求

Q: Amazon EC2 を利用すると、どのように課金され、請求されますか?

お客様が使用した分にのみお支払いいただきます。表示される料金は時間単位の料金ですが、お客様が選択したインスタンスに応じて、各インスタンスタイプに対して時間または秒単位 (最低 60 秒) でお支払いいただきます。消費される 1 時間未満のインスタンス時間は、インスタンスの使用量に基づいて課金されます。異なるリージョンの AWS サービス間で転送されるデータは、標準のリージョン間データ転送レートに沿って請求されます。その他のアマゾン ウェブ サービスの使用料金は、Amazon EC2 とは別に請求されます。

EC2 の料金情報については、EC2 詳細ページの料金セクションをご覧ください。

Q: Amazon EC2 システムの請求開始と終了のタイミングはいつですか?

請求は、Amazon EC2 が AMI インスタンスの起動シーケンスを開始する時点から始まります。インスタンスの削除時に請求が終了します。これはウェブサービスコマンドで "shutdown -h" を実行することにより、またインスタンスの障害により発生する場合があります。インスタンスを停止した場合、そのインスタンスはシャットダウンされます。停止後のインスタンスに対して時間単位の使用料金やデータ転送料金が課金されることはありませんが、Amazon EBS ボリュームのストレージについては課金されます。詳細は、AWS ドキュメントをご覧ください。

Q: 請求可能な EC2 インスタンスの使用はどのように定義されていますか?

インスタンスの使用は、お客様のインスタンスが「実行中」の状態にあるすべての時間で請求されます。これ以上インスタンスの課金を望まない場合、追加のインスタンスの使用料金に対して請求が行われないようにするには、インスタンスを「停止」または「終了」する必要があります。請求は、インスタンスが稼動状態になったときに開始されます。

Q: 異なるアベイラビリティーゾーンに 2 つのインスタンスを保有している場合、リージョン間のデータ転送にはどのように課金されますか?

各インスタンスのデータ受信およびデータ送信に対して、対応するデータ転送料金レートに従い課金されます。そのため、データがこのような 2 つのインスタンス間で転送される場合、1 つ目のインスタンスには「EC2 から別の AWS リージョンへのデータ送信」で課金され、2 つ目のインスタンスには「別の AWS リージョンからのデータ受信」で課金されます。データ転送の料金の詳細については、こちらのページを参照してください。

Q: 異なるリージョンに 2 つのインスタンスがある場合、データ転送についてはどのように課金されますか?

各インスタンスは、リージョン間データ転送料金に従って、データ (IN および OUT) について課金されます。そのため、データをこれら 2 つのインスタンス間で転送する場合、送信側インスタンスではリージョン間データ送信、受信側インスタンスではリージョン間データ受信として請求されます。

Q: 毎月の請求書では秒単位と時間単位はどのように示されますか?

毎月の請求書の EC2 料金は秒単位で計算されますが、毎月の EC2 請求書では、一貫性を保つために、所定の月に実行された各インスタンスの累積使用量が小数点の時間で表示されます。例えば、1 時間 10 分 4 秒実行されたインスタンスは 1.1677 と表示されます。請求明細レポートの例は、こちらのブログをご覧ください。

Q: 料金は税込み価格ですか?

別途記載がない限り、表示される料金には付加価値税、売上税など、一切の税金等および関税は含まれません。日本の居住者であるお客様が AWS サービスをご利用になった場合には、料金とあわせて別途消費税をご請求させていただきます。詳細はこちら

コンバーティブルリザーブドインスタンス

Q: コンバーティブル RI とは何ですか?

コンバーティブル RI は、期間中に属性を変更できるタイプのリザーブドインスタンスです。

Q: スタンダード RI の代わりとして、いつコンバーティブル RI を購入するべきですか?

コンバーティブル RI は、EC2 の使用量に応じた大幅な割引を受ける代わりに EC2 インスタンスを 3 年間ご利用いただけるお客様、将来どの程度のインスタンスが必要になるかが明確ではないお客様、価格変更のメリットを受けたいお客様に適しています。

Q: コンバーティブル RI で利用できる期間オプションは何ですか?

コンバーティブル RI は、スタンダード RI と同様に 1 年または 3 年の期間で購入することができます。

Q: コンバーティブル RI をインスタンスタイプ、オペレーティングシステム、テナンシー、または支払いオプションが異なる コンバーティブル RI に交換できますか?

はい。コンバーティブル RI を交換する際に、新しいインスタンスタイプ、オペレーティングシステム、テナンシー、または支払いオプションを選択できます。コンバーティブル RI の一部を交換することも、1 回の交換で複数の コンバーティブル RI の金額をまとめることもできます。

Q: コンバーティブル RI または スタンダード RI を、1 つのリージョンから別のリージョンに移行できますか?

いいえ。RI は特定のリージョンに関連付けられており、予約期間中は変更できません。

Q: コンバーティブル RI の設定を変更するにはどうすればよいですか?

コンバーティブル RI の設定を変更するには、EC2 マネジメントコンソールまたは GetReservedInstancesExchangeQuote API を使用します。コンバーティブル RI の一部を交換することも、1 回の交換で複数のコンバーティブル RI の金額をまとめることもできます。コンバーティブル RI の交換の詳細については、こちらをクリックしてください。

Q: コンバーティブル RI を交換する場合、手数料を支払う必要がありますか?

いいえ。RI を交換する場合、手数料は必要ありません。ただし、保有する コンバーティブル RI と必要な コンバーティブル RI の差額を調整料金として 1 回限りお支払いいただくことがあります。

Q: コンバーティブル RI の交換はどのような仕組みで行われますか?

ある コンバーティブル RI を別の コンバーティブル RI に交換する場合、交換中に コンバーティブル RI の合計金額が変動しないように EC2 が管理します。たとえば、合計金額が 1000 USD の RI を別の RI に変換する場合、金額が 1000 USD 以上になるような数の コンバーティブル RI を受け取ります。合計金額が少なくなるような数を設定することはできません。

Q: 合計金額とは何ですか?

合計金額は、RI の期間中にお支払いいただく予定の金額の合計です。

Q: 全前払いの コンバーティブル RI を変換する場合は、どのように調整コストを計算しますか?

1000 USD を前払いして全前払いの コンバーティブル RI を購入した後、期間が半分経過した時点で RI の属性を変更するとします。RI の期間が半分経過しているため、RI の按分計算された金額の残りは 500 USD です。変換先となる全前払いの コンバーティブル RI に対する本日の前払いコストは 1,200 USD です。現在の コンバーティブル RI の期間は半分しか残っていないため、新しい コンバーティブル RI の残額は 600 USD です。お支払いいただく調整料金は、元の コンバーティブル RI と新しい コンバーティブル RI の前払い金額の差額、つまり 100 USD (600 USD – 500 USD) となります。

Q: 前払いなしの コンバーティブル RI を変換する場合は、どのように計算しますか?

前払い金額ありの コンバーティブル RI の変換とは異なり、前払いコストなしの RI の変換では調整料金が発生しません。ただし、交換前にお支払いいただく時間ベースの金額は、交換後にお支払いいただく時間ベースの合計金額以上にする必要があります。

たとえば、1 時間あたりの料金が 0.10 USD の コンバーティブル RI (A) を前払いなしで購入した後、コンバーティブル RI A を 1 時間あたりのコストが 0.06 USD の別の RI (B) に交換するとします。変換する場合は、B にお支払いいただく時間ベースの金額が A にお支払いいただいている時間ベース金額以上でなければならないため、B の RI を 2 つ受け取ることになります。

Q: コンバーティブル RI を交換した結果として受け取るインスタンス数はカスタマイズできますか?

いいえ。EC2 では、交換元のコンバーティブル RI の金額に基づいて、交換後の金額が同額以上になるよう、お客様が受け取るコンバーティブル RI の最少数が自動的に計算されます。

Q: コンバーティブル RI の交換に限度はありますか?

いいえ。コンバーティブル RI の交換に限度はありません。

Q: コンバーティブル RI を交換する場合は、インスタンスタイプを自由に選択できますか?

いいえ。現在 AWS で利用できる コンバーティブル RI 以外に交換することはできません。

Q: コンバーティブル RI に関連付けられた支払いオプションはアップグレードできますか?

はい。RI に関連付けられた支払いオプションはアップグレードできます。たとえば、前払いなしの RI を一部または全額前払いの RI に交換して、コストを削減することができます。支払いオプションを全額前払いから前払いなしに、または一部前払いから前払いなしに変更することはできません。

Q: コンバーティブル RI の価格が低下した場合、その低い金額で RI を利用できますか?

はい。RI を交換すれば、その低い金額で RI を利用できます。たとえば、新しい コンバーティブル RI の価格が 10% 低下した場合、コンバーティブル RI を交換すれば、10% 低い金額で利用できます。

EC2 Fleet

Q: Amazon EC2 Fleet とは何ですか?

EC2 Fleet では単一の API コールで、さまざまなインスタンスタイプ、アベイラビリティーゾーン、およびオンデマンド、リザーブドインスタンス (RI)、スポットインスタンスの購入モデルにわたってコンピューティングキャパシティをプロビジョニングして、スケール、パフォーマンス、コストを最適化できます。

Q: 現在 Amazon EC2 スポットフリートを使っている場合、Amazon EC2 Fleet に移行すべきですか?

スポットフリートで Amazon EC2 スポットインスタンスを利用している場合は、引き続き使用できます。スポットフリートと EC2 フリートは同じ機能を提供します。移行しなければならないという要件はありません。

Q: リザーブドインスタンス (RI) 割引を Amazon EC2 Fleet で使用できますか?

はい。EC2 インスタンスを起動するその他の EC2 API やその他の AWS のサービス同様、EC2 フリートの起動するオンデマンドインスタンスが既存の RI にマッチする場合、そのインスタンスは RI 割引の対象となります。例えば、M4 インスタンス用にリージョンレベルの RI を利用しており、EC2 Fleet 内の M4 インスタンスのみを指定した場合、RI 割引はこの M4 の使用に対して自動的に適用されます。

Q: Amazon EC2 Fleet は、EC2 スポットキャパシティが完全に使われなかった場合にオンデマンドにフェイルオーバーしますか?

いいえ。EC2 Fleet は、フリート起動の仕様でリクエストしたスポットインスタンスの数に基づいて、希望するスポットキャパシティを満たすように引き続き試みます。

Q: Amazon EC2 Fleet の料金はどのようになっていますか?

EC2 Fleet は追加料金なしで提供されます。EC2 Fleet が起動する基盤となるリソースの料金のみをお支払いいただきます。

Q: Amazon EC2 Fleet の使用方法を示す実例を教えてください。

ビッグデータワークロード、コンテナ化されたアプリケーション、グリッド処理ワークロードなど、Amazon EC2 Fleet を活用する方法は多数あります。このゲノムシーケンシングワークロードの例では、1 つの API コールでワーカーノードのグリッドを次のように起動できます。お気に入りのインスタンスを選択し、これらのインスタンスに重みを割り当てます。その後、オンデマンドとスポットインスタンスにターゲットキャパシティを指定し、数秒でフリートを構築してゲノムデータを高速で処理できます。

Q: Amazon EC2 Fleet にリソースを割り当てるにはどうすればよいですか?

デフォルトでは、EC2 は最も料金の低いオンデマンドオプションで起動します。スポットインスタンスの場合、EC2 フリートは、容量の最適化、最低料金、diversified の 3 つの配分戦略を提供します。容量の最適化配分戦略は、キャパシティーメトリクスを分析することにより、利用可能なスポットインスタンスプールからのスポットインスタンスのプロビジョニングを試みます。この戦略は、ビッグデータと分析、イメージおよびメディアレンダリング、機械学習、ハイパフォーマンスコンピューティングなどの、中断によるコストが高いワークロードに適しています。

最低料金の戦略では、リクエストの時点でキャパシティーあたりの単価が最低となるプールでスポットインスタンスをプロビジョニングできます。多様な戦略により、複数のスポットプールにわたってスポットインスタンスをプロビジョニングでき、フリートのターゲットキャパシティを維持してアプリケーションを増やすことができます。

Q: マルチリージョンの Amazon EC2 Fleet リクエストを送信することはできますか?

いいえ。マルチリージョンの EC2 Fleet リクエストを送信することはできません。

Q: Amazon EC2 Fleet をタグ付けできますか?

はい。EC2 Fleet リクエストにタグを付けてビジネス関連のタググループを作成し、リソースをテクニカル、ビジネス、セキュリティーのディメンション別に整理できます。

Q: Amazon EC2 Fleet は変更できますか?

はい。EC2 Fleet の合計ターゲットキャパシティは維持モードで変更できます。その他のリクエスト設定パラメータを変更するには、リクエストをキャンセルして新しいリクエストを送信する必要がある場合があります。

Q. 使用するインスタンスタイプごとに異なる AMI を指定できますか?

はい。EC2 Fleet で指定する各起動仕様で、使用する AMI を指定してください。

オンデマンドキャパシティー予約

オンデマンドキャパシティー予約とは、EC2 が提供するもので、Amazon EC2 でのリザーブドキャパシティーの作成と管理を可能にします。キャパシティー予約は、アベイラビリティーゾーンと数量 (インスタンスの数)、およびインスタンスタイプとテナンシーなどのその他のインスタンス仕様を選択することで作成できます。作成されると、その EC2 キャパシティは、インスタンスを実行するか否かにかかわらず取り置かれます。

Q: キャパシティ予約にはどの程度のコストがかかりますか?

キャパシティ予約がアクティブになっているときは、インスタンスを実行するか否かにかかわらず、相当するインスタンス料金が発生します。予約を使用しない場合、この料金は EC2 請求書に未使用予約として記載されます。予約の属性に一致するインスタンスを実行するときは、そのインスタンスの料金のみを支払い、予約に料金はかかりません。前払い、または追加の料金はありません。

例えば、20 個の c5.2xlarge インスタンスに対するキャパシティー予約を作成し、15 個の c5.2xlarge インスタンスを実行する場合でも、この15 個の インスタンスと共に予約内の 5 個の未使用インスタンスに課金されます (事実上 20 個のインスタンスに対する課金)。

Q: キャパシティー予約の使用に割引はありますか?

はい。Savings Plans またはリージョン RI (リージョンを適用範囲とする RI) の割引は、キャパシティ予約に適用されます。予約内でインスタンスを実行している場合は、予約料金はかかりません。Savings Plans やリージョン RI は、この利用に対してオンデマンド利用と同様に適用されます。予約が使用されていない場合、未使用のキャパシティー予約の属性がアクティブな Savings Plan またはリージョン RI の属性と一致する場合、AWS Billing は割引を自動で適用します。

例えば、10 個の c5.2xlarge インスタンスに対するリージョン RI があり、同じリージョンに 10 個の c5.2xlarge インスタンスに対する未使用のキャパシティー予約がある場合、RI 割引はその予約の10個全てのインスタンスに適用されます。なお、リージョン RI 割引は、未使用のキャパシティ予約を対象とする前に、実行中のインスタンス使用に優先的に適用することに注意してください。つまり、リージョン内で他の c5 インスタンスが実行している場合、それらのインスタンスにはまずリージョン RI を適用し、残りの割引を未使用のキャパシティ予約に適用します。

注意: リージョン RI は、AWS リージョンを適用範囲とする EC2 RI です。ゾーンレベルの RI (リージョン内のアベイラビリティーゾーンを範囲とする RI) には既にキャパシティ予約があるため、ゾーンレベルの RI の割引はオンデマンドキャパシティ予約には適用されません。

Q: Savings Plans、EC2 RI、およびキャパシティ予約は、どのような場合に使用すべきですか?

1~3 年間の期間で契約する場合は、Savings Plans または リージョンレベルの RI を使用して請求額を削減します。EC2 RI と同様に、Savings Plans はオンデマンドと比較して大幅な節約を実現しますが、使用量が変化しても、任意の AWS リージョン全体でのコンピューティング使用量の請求額が自動的に削減されます。インスタンスを起動する能力の確実性を高める必要がある場合は、キャパシティー予約を使用します。キャパシティー予約は任意の期間で作成することができ、Savings Plans または RI とは個別に管理できます。Savings Plans またはリージョン RI 割引がある場合は、それらが一致するキャパシティー予約に自動で適用されます。これにより、インスタンスフットプリントの一部にキャパシティ予約を選択的に追加しながら、その使用についての請求額も削減するという柔軟性が得られます。

Q: キャパシティ予約も提供するゾーンレベルの RI (アベイラビリティーゾーンを範囲とする RI) があります。これはキャパシティ予約と比べてどうですか?

ゾーン RI では、特定のアベイラビリティーゾーンにおいて、1 年から 3 年の契約に対する見返りとして、割引およびキャパシティーの予約の両方を提供しています。キャパシティー予約は、RI の契約と期間とは無関係にリザーブドキャパシティーを作成して管理することを可能にします。

オンデマンドキャパシティ予約を Savings Plan またはリージョン RI と併用して、少なくとも追加料金なしですべての ゾーン RI のメリットを得ることができます。また、強化された Savings Plan (またはリージョン RI) の柔軟性と、いつでも予約を増減し、リアルタイムで予約の使用率を表示して、特定のワークロードのためにキャパシティ予約をターゲットにする能力といったキャパシティ予約の機能も活用できます。

リージョンに対するゾーン RI の適用範囲の再設定は、RI 割引がどのように適用されるかにおいて、アベイラビリティーゾーンとインスタンスサイズの柔軟性をすぐさま提供します。EC2 コンソールまたは ModifyReservedInstances API を使用して、RI の範囲を特定のアベイラビリティーゾーンからリージョンに変更することによって、標準のゾーンレベルの RI をリージョンレベルの RI に変換できます。

Q: キャパシティ予約を作成しました。使用方法は?

キャパシティー予約は特定のアベイラビリティーゾーンに関連付けられており、そのアベイラビリティーゾーンでインスタンスを実行すると、デフォルトで自動的に使用されます。予約属性に一致する新しいインスタンスを起動すると、自動的に予約が照合されます。

また、ユーザーの好みに応じて、特定のワークロード/インスタンスの予約に絞り込むこともできます。絞り込みのオプションに関する詳細は、Linux または Windows の技術文書を参照してください。

Q: 予約できるインスタンス数はいくつですか?

予約できるインスタンスの数は、アカウントのオンデマンドインスタンス上限に基づきます。上限に到達しない限り、すでに実行されているインスタンスの数を差し引いた任意の数のインスタンスを予約できます。

上限を引き上げる必要がある場合は、AWS 日本担当チームの担当者にご連絡いただくか、お客様のユースケースを含めて Amazon EC2 インスタンスの「リクエストフォーム」にご記入ください。インスタンスの増加を検討いたします。上限の引き上げは、リクエスト対象のリージョンに紐付けられています。

Q: キャパシティ予約開始後に予約を変更することはできますか?

はい。予約するインスタンスの数はいつでも減らすことができます。また、インスタンスの数を増やすことも可能です (使用可能なインスタンスがある場合)。予約の終了時刻を変更することもできます。終了したか、または削除されたキャパシティ予約を変更することはできません。

Q: キャパシティ予約開始後に予約を終了することはできますか?

はい。キャパシティー予約は、コンソールまたは API/SDK を使用してキャンセルする、または予約を変更して自動的に失効するように終了時刻を指定することによって終了できます。実行中のインスタンスは、キャパシティ予約の削除または失効を含むキャパシティ予約への変更の影響を受けません。

Q: キャパシティ予約の使用に関する詳細情報はどこで確認できますか?

キャパシティ予約の作成と使用については、Linux または Windows のテクニカルドキュメントを参照してください。

Q: キャパシティ予約を別の AWS アカウントと共有できますか?

はい。キャパシティ予約は、他の AWS アカウントと共有することも、AWS Resource Access Manager サービスを通じて AWS Organizations 内で共有することもできます。EC2 キャパシティー予約は、AWS Resource Access Manager を使用してリソース共有を作成し、リソース共有にリソース (キャパシティー予約) を追加して、リソースを共有するターゲットアカウントを指定するという 3 つの簡単なステップで共有できます。

キャパシティ予約の共有は、新しい AWS アカウントや、請求履歴が限られている AWS アカウントでは利用できないことに注意してください。適格なプライマリ (支払者) アカウントまたは AWS Organization を通じて連結された新しいアカウントは、この制限の対象から免除されます。

Q: キャパシティ予約を別の AWS アカウントと共有するとどうなりますか?

キャパシティ予約が他のアカウントと共有されている場合、それらのアカウントはリザーブドキャパシティを消費して EC2 インスタンスを実行できます。正確な動作は、キャパシティ予約に設定されたプリファレンスによって異なります。デフォルトでは、キャパシティ予約は、予約に対する共有アクセス権を持つ他のアカウントの既存インスタンスと新規インスタンスを自動的にマッチします。また、ユーザーの好みに応じて、特定のワークロード/インスタンスの予約に絞り込むこともできます。個々のアカウントは、キャパシティー予約を使用するインスタンスを制御できます。インスタンス照合マッチングのオプションに関する詳細は、Linux または Windows の技術ドキュメントを参照してください。

Q: 予約の共有に追加料金はかかりますか?

予約の共有には追加料金はかかりません。

Q: キャパシティ予約が複数のアカウントで共有されている場合、その料金は誰に請求されますか?

複数のアカウントがキャパシティ予約を消費している場合、各アカウントは、自らのインスタンス使用量の料金を請求されます。未使用のリザーブドキャパシティがあれば、キャパシティ予約を所有するアカウントに課金されます。キャパシティ予約を共有するアカウント間にコンソリデーティッドビリング (一括請求) が設定されている場合、プライマリアカウントは、すべての連結アカウントでのインスタンスの使用量について請求されます。

Q: 共有アクセスを持っている AWS アカウントの中で、キャパシティ予約へのアクセスを優先させることはできますか?

いいえ。キャパシティ予約のインスタンススポットは、共有アクセスを備えたアカウントであれば、先着順で利用できます。

Q: アベイラビリティーゾーン (AZ) 名のマッピングが AWS アカウント間で異なる可能性がある場合、CR の AZ を別のアカウントと通信するにはどうすればよいですか?

AZ 名の代わりにアベイラビリティーゾーン ID (AZ ID) を使用できるようになりました。アベイラビリティーゾーン ID は静的な参照であり、すべてのアカウントのリソースの場所を一貫して特定する方法を提供します。これにより、リソースを 1 つのアカウントで一元的にプロビジョニングし、複数のアカウント間で共有することがより容易になります。

Q: キャパシティ予約を共有した後で、キャパシティ予約の共有を停止できますか?

はい。予約を共有した後で、予約の共有を停止できます。CR の共有を停止したり、特定のアカウントと共有を完全に停止したりすると、他のアカウントは、CR に新しいインスタンスを起動できなくなります。他のアカウントから実行されているインスタンスが占有するキャパシティは、お客様が使用するために CR に復元されます (使用できる場合)。

Q: キャパシティ予約の共有に関する詳細情報はどこで確認できますか?

キャパシティ予約の共有については、Linux または Windows の技術ドキュメントを参照してください。

Q: キャパシティー予約の使用に対して割引を受けることはできますか?

はい。キャパシティー予約には Savings Plans または リージョン RI の割引が適用されます。AWS 請求は、キャパシティー予約の属性が Savings Plan またはリージョン RI の属性に一致する場合に割引を自動で適用します。キャパシティー予約がインスタンスによって使用されるときは、インスタンスのみに課金されます (Savings Plan または RI 割引適用)。割引は、未使用のキャパシティー予約を対象とする前に、インスタンスの使用に優先的に適用されます。

注意: リージョン RI は、AWS リージョンを適用範囲とする EC2 RI です。ゾーン RI (リージョン内のアベイラビリティーゾーンを適用範囲とする RI) にはすでにキャパシティー予約があるため、ゾーン RI の割引はオンデマンドキャパシティー予約には適用されません。

リザーブドインスタンス

Q: リザーブドインスタンスとは何ですか?

リザーブドインスタンス (RI) は、1 年または 3 年契約を結んでいる場合に、EC2 の使用量に応じて大幅な割引を提供する EC2 のサービスです。

Q: スタンダード RI と コンバーティブル RI の違いは何ですか?

スタンダード RI では、特定のインスタンスファミリーを契約している場合に、EC2 インスタンスの使用量に応じて大幅な割引が提供されます。コンバーティブル RI では、期間中にインスタンスの構成を変更できるオプションが提供されます。EC2 の使用量に応じて割引を受けることができます。コンバーティブル RI の詳細については、こちらをクリックしてください。

Q: RI ではキャパシティーの予約ができますか?

はい。スタンダード RI または コンバーティブル RI が特定のアベイラビリティーゾーン (AZ) を対象範囲とする場合、RI の構成に正確に一致するインスタンスのキャパシティーを予約して使用できます (これらは「ゾーン RI」と呼ばれます)。ゾーン RI により、必要なときにインスタンスを作成できるようになります。

また、キャパシティ予約を行わずに、リージョンを対象範囲とする スタンダード RI または コンバーティブル RI を購入することもできます (これは「リージョン RI」と呼ばれます)。リージョン RI では、リージョン内のすべてのアベイラビリティーゾーンとインスタンスサイズの使用に対して割引が自動的に適用されるため、RI の割引料金を簡単に利用できます。

Q: ゾーン RI はどのような場合に購入するべきですか?

キャパシティーの予約を利用する場合に、特定のアベイラビリティーゾーンの RI を購入するのが適しています。

Q: リージョン RI はどのような場合に購入するべきですか?

キャパシティ予約が不要な場合は、リージョン RI を購入するのが適しています。リージョン RI では、AZ およびインスタンスサイズの柔軟性が強化され、RI の割引料金が幅広く適用できるようになっています。

Q: アベイラビリティーゾーンとインスタンスサイズの柔軟性とは何ですか?

アベイラビリティーゾーンとインスタンスサイズの柔軟性により、リージョン RI の割引料金が利用しやすくなります。アベイラビリティーゾーンの柔軟性により、リージョン内のすべてのアベイラビリティーゾーンでの使用に対して割引料金が適用されます。インスタンスサイズの柔軟性により、インスタンスファミリー内のあらゆるインスタンスサイズの使用に対して RI の割引料金が適用されます。たとえば、米国東部 (バージニア北部) で、テナンシーがデフォルトの m5.2xlarge Linux/Unix リージョン RI を所有しているとします。この RI の割引料金は、us-east-1a の 2 つの m5.xlarge インスタンスまたは us-east-1b の 4 つの m5.large インスタンスに自動的に適用されます。

Q: インスタンスサイズの柔軟性が提供されるのはどのようなタイプの RI ですか?

インスタンスサイズの柔軟性が提供されるのは、デフォルトテナンシーが設定されている Linux/Unix のリージョン RI です。インスタンスサイズの柔軟性は、Windows、Windows with SQL Standard、Windows with SQL Server Enterprise、Windows with SQL Server Web、RHEL、SLES、G4 インスタンスといった他のプラットフォームの RI では利用できません。

Q: アベイラビリティーゾーンとインスタンスサイズの柔軟性を利用するには何らかのアクションが必要ですか?

リージョン RI でアベイラビリティーゾーンとインスタンスサイズの柔軟性を利用するために必要なアクションはありません。

Q: ゾーン RI を所有しています。リージョンに割り当てるにはどうしたらよいですか?

Standard ゾーン RI をリージョンに割り当てるには、EC2 コンソールまたは ModifyReservedInstances API を使用して、RI の対象範囲を特定のアベイラビリティーゾーンからリージョンに変更します。

Q: RI 購入するにはどうすればよいですか?

EC2 コンソールまたは AWS CLI を使用して、RI を購入できます。インスタンスタイプ、プラットフォーム、テナンシー、期間、支払いオプション、リージョンまたはアベイラビリティーゾーンを指定します。

Q: 実行中のインスタンス用に RI を購入できますか?

はい。AWS では、すべての該当するインスタンスの使用に対して、インスタンスの購入時から、RI の割引料金が自動的に適用されます。詳細は、開始方法のページをご覧ください。

Q: どのインスタンスが割引料金で課金されるかを制御できますか?

いいえ。AWS では、どのインスタンスが割引料金で課金されるかは自動的に判断され、お支払いいただく料金が常に最小限になるように調整されます。請求、およびそれが RI に適用される方法に関する情報は、請求メリットおよびお支払い方法をご覧ください。

Q: インスタンスサイズの柔軟性の仕組みについて教えてください。

EC2 では、次のスケールが使用されており、インスタンスファミリー内のさまざまなサイズを比較できます。RI のインスタンスサイズの柔軟性では、このスケールを使用して、RI の割引料金をインスタンスファミリーの正規化された使用量に対して適用します。たとえば、リージョンを対象範囲とする m5.2xlarge の RI を使用している場合、割引料金は 1 つの m5.2xlarge インスタンスか 2 つの m5.xlarge インスタンスに適用されます。

RI のインスタンスサイズの柔軟性がどのように EC2 の使用量に適用されるかについての詳細は、こちらをクリックしてください。また、RI のインスタンスサイズの柔軟性がコストと使用状況レポートにどのように表示されるかについては、こちらをクリックしてください。

インスタンスサイズ

正規化係数

nano

 0.25

micro 0.5
スモール 1
ミディアム 2
ラージ 4
エクストララージ 8
2xlarge 16
4xlarge 32
8xlarge 64
9xlarge 72
10xlarge 80
12xlarge 96
16xlarge 128
18xlarge 144
24xlarge 192
32xlarge 256

Q: インスタンスの期間中に RI を変更できますか?

はい。RI のアベイラビリティーゾーンを修正し、RI の対象範囲をアベイラビリティーゾーンからリージョンに変更し (またはその逆)、ネットワークプラットフォームを EC2-VPC から EC2-Classic に変更し (またはその逆)、同一インスタンスファミリー内のインスタンスサイズを (Linux/Unix プラットフォームで) 修正します。

Q: インスタンスの期間中に RI のインスタンスタイプを変更できますか?

はい。コンバーティブル RI では、RI のインスタンスタイプ、オペレーティングシステム、テナンシー、支払いオプションをインスタンスの期間中に変更できるオプションが提供されています。詳細については、よくある質問の コンバーティブル RI のセクションを参照してください。

Q: RI のさまざまな支払いオプションについて教えてください。

RI の購入時に、3 つの支払いオプションから選択できます。全額前払いの場合は、RI の期間の料金全額を一括で前払いしていただきます。一部前払いの場合は、少額を前払いしていただき、RI 期間が終了するまでの間、割引時間単価で計算したインスタンス料金をお支払いいただきます。前払いなしの場合は、前払いの必要はなく、期間が終了するまでの間、時間単価が割引となります。

Q: RI はどの時点でアクティブになりますか?

割引料金とキャパシティーの予約 (該当する場合) は、支払いが承認されるとアクティブになります。RI のステータス (保留中、アクティブ、リタイア) は、Amazon EC2 コンソールの [リザーブドインスタンス] ページで確認できます。

Q: RI は、スポットインスタンスや Dedicated Host で実行しているインスタンスに適用されますか?

いいえ。RI はスポットインスタンスまたは Dedicated Host で実行しているインスタンスには適用されません。Dedicated Host の使用コストを削減するには、Dedicated Host の予約を購入してください。

Q: RI と一括請求 (コンソリデーティッドビリング) はどのように連動しますか?

割引料金をどのインスタンスに適用するかについては自動的に最適化されるので、一括請求アカウントからお支払いいただく金額は可能な限り常に低く抑えられます。アベイラビリティーゾーンに適用された RI を所有している場合、その RI を所有しているアカウントのみでキャパシティーを予約できます。ただし、一括請求 (コンソリデーティッドビリング) ファミリーのどのアカウントでも割引は自動的に適用されます。

Q: RI の購入に割引を利用できますか?

はい。EC2 では、RI の購入に対して範囲による割引を提供しています。この割引は、リージョンごとのアクティブな RI の価額 (割引前) の合計に基づいて決定されます。価額の合計とは、その RI の期間内に支払うことになっている金額の合計であり、前払いと時間単位料金の両方が含まれます。価額の範囲と対応する割引率は次のとおりです。

価額の範囲

前払い料金の割引率

時間単位料金の割引率

50 万 USD 未満

0%

0%

50 万 USD~400 万 USD

5%

5%

400 万 USD~1,000 万 USD 10% 10%
1,000 万 USD 超 お問い合わせください  

Q:従量制割引が RI の購入にどのように適用されるかについて教えてください。

はい。現在、40 万 USD に相当するアクティブな RI を US-east-1 リージョンで使用していると仮定します。ここで、15 万 USD に相当する RI を同じリージョンで購入した場合、この購入の最初の 10 万 USD には割引は適用されません。しかし、この購入の残りの 5 万 USD には 5% の割引が適用されるため、お客様の支払いオプションに基づいて、期間を通じて購入のこの部分には 47,500 USD のみが請求されます。

詳細については、リザーブドインスタンス割引料金範囲についての項をご覧ください。これは Amazon EC2 ユーザーガイドの中にあります。

Q: RI の価額はどのように計算されますか?

一部前払いで 3 年契約のリザーブドインスタンスの価額計算の例を次に示します。

3 年一部前払いの場合の従量制割引 (米国東部)

  前払い金額 時間単価 時間単位の分の価額 価額
m3.xlarge 1,345 USD 0.060 USD 1,577 USD 2,922 USD
c3.xlarge 1,016 USD 0.045 USD 1,183 USD 2,199 USD

Q: 一括請求 (コンソリデーティッドビリング) を使用している場合、従量制割引はどのように計算されますか?

AWS では、一括請求 (コンソリデーティッドビリング) 対象の全アカウントのアクティブな RI の価額を合計し、この合計額がどの従量制割引レベルに該当するかに応じて割引率が決定します。従量制割引レベルは購入時点で決定されるため、RI を購入する前に一括請求 (コンソリデーティッドビリング) を有効にしておくと、可能な限り高い割引レベルを一括請求アカウントでのご利用分に適用できるようになります。

Q: コンバーティブル RI は従量制割引の対象ですか?

いいえ。ただし、それぞれの コンバーティブル RI の購入価格には従量制割引レベルが適用されます。

Q: どの従量制割引レベルに該当するかを知るにはどうすればよいですか?

現在適用されている従量制割引レベルを確認するには、 課金の仕組みの項をご覧ください。これはAmazon EC2 ユーザーガイドの中にあります。

Q: 後で RI を追加購入して別の割引レベルの金額に達した場合、現在の RI の料金は変化しますか?

いいえ。従量制割引は購入時点で決定されるため、別の割引レベルの金額に達しても、RI の料金は引き続き同じです。新しく購入した場合も、購入時の従量制割引レベルに従って割引が適用されます。

Q: 従量制割引を受けるために、購入時に何らかのアクションが必要ですか?

いいえ。既存の PurchaseReservedInstance API または EC2 マネジメントコンソールインターフェイスを使用して RI を購入すると、従量制割引が自動的に適用されます。1,000 万 USD 分を超える RI を購入する場合、自動的に適用される分を超える割引については、お問い合わせください

リザーブドインスタンスマーケットプレイス

Q: リザーブドインスタンスマーケットプレイスとは何ですか?

リザーブドインスタンスマーケットプレイスとは、AWS のお客様が購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスを他の企業や組織に柔軟に売却できる、オンラインのマーケットプレイスです。お客様は、リザーブドインスタンスマーケットプレイスを参照して、他の AWS のお客様が販売しているリザーブドインスタンスの期間と価格オプションのさらに幅広い選択肢を見つけることもできます。

Q: いつリザーブドインスタンスマーケットプレイスにリザーブドインスタンスを出品できますか?

次の場合に、リザーブドインスタンスを出品できます。

  • リザーブドインスタンスマーケットプレイスに出品者として登録している。
  • リザーブドインスタンスのお支払いが済んでいる。
  • リザーブドインスタンスの所有期間が 30 日を超えている。

Q: リザーブドインスタンスマーケットプレイスに出品者として登録するにはどうすればよいですか?

リザーブドインスタンスマーケットプレイスに登録するには、EC2 マネジメントコンソールからリザーブドインスタンスを販売するか、AWS ポータルの [Account Settings] (アカウント設定) ページからプロファイルを設定して、登録ワークフローを実行できます。どちらの場合も、次に示すステップを完了する必要があります。

  1. 初めに、登録プロセスの概要をよく読みます。
  2. AWS アカウントにログインします。
  3. 売却代金を受け取る銀行口座の情報を入力します。[Continue] を選択すると、その銀行口座がデフォルトの代金受け取り方法として設定されます。
  4. 確認画面で、[Continue to Console to Start Listing] を選択します。

20,000 USD を超えるリザーブドインスタンスを販売する場合や、50 個を超えるリザーブドインスタンスを売却する予定の場合は、リザーブドインスタンスを出品する前に税金情報を入力する必要があります。[Continue with Tax Interview] を選択してください。Tax Interview のパイプラインで、指示に従って会社名、連絡先の名前、住所、および納税者番号を TIMS ワークフローを使用して入力してください。

さらに、リザーブドインスタンスの売却額が 1 年あたり 50,000 USD を超える予定の場合は、上限引き上げの申請も必要です。

Q: リザーブドインスタンスマーケットプレイスでの売却を開始できる時期を知るにはどうすればよいですか?

登録パイプラインを通じて銀行口座を追加した後に、リザーブドインスタンスマーケットプレイスでの販売を開始できます。アクティベーションが完了すると、確認メールが送信されます。ただし、お客様がご利用の銀行から当社が確認を受け取ることができるまで、お客様は支払いを受け取ることはできませんのでご注意ください。ご利用の銀行によっては 2 週間ほどかかる場合があります。

Q: リザーブドインスタンスを出品するにはどうすればよいですか?

リザーブドインスタンスを出品するために必要なのは、Amazon EC2 コンソールで次のステップを実行することだけです。

  1. 売却するリザーブドインスタンスを選択し、[Sell Reserved Instances] を選択します。登録プロセスがまだ完了していない場合は、画面の指示に従い、登録パイプラインを使用して登録を行ってください。
  2. リザーブドインスタンスのタイプごとに、売却を希望するインスタンスの数と、1 回払い料金の金額を設定します。なお、お客様が設定する 1 回限りの料金は、残りの期間の長さに応じて変えることもできます。つまり、リザーブドインスタンスがすぐには売れないときに 1 回限りの料金を調整し続ける必要はありません。デフォルトでは、お客様が設定する必要があるのはその時点の料金だけであり、それ以降は毎月同じ額が 1 回限り料金から自動的に減額されます。
  3. 出品の設定が完了すると、最終確認画面が表示されます。[Sell Reserved Instance] (リザーブドインスタンスの販売) を選択します。

Q: どのリザーブドインスタンスを出品できますか?

アクティブになってから 30 日間以上経過しており、当社が支払いを受け取っていれば、あらゆるリザーブドインスタンスを出品できます。通常、アクティブ状態になっているリザーブドインスタンスはどれでも出品できることになります。なお、請求書払いのお客様の場合は、AWS へのお支払いが完了する前にリザーブドインスタンスがアクティブ状態になることがあります。この場合、リザーブドインスタンスは、支払いが完了するまで出品されません。

Q: 出品されたリザーブドインスタンスは購入者にどのように表示されますか?

リザーブドインスタンスマーケットプレイスに出品されているリザーブドインスタンス (サードパーティーと AWS が提供するものの両方) は、Amazon EC2 コンソールの [Reserved Instances] (リザーブドインスタンス) セクションで表示できます。DescribeReservedInstancesListings API 呼び出しを使用することもできます。

出品されたリザーブドインスタンスは、インスタンスのタイプ、残りの期間、前払い価格、および時間単価に基づいてグループ化されます。このグループ化により、購入者は希望するリザーブドインスタンスをより簡単に見つけることができます。

Q: リザーブドインスタンスのどの程度の期間を出品できますか?

リザーブドインスタンスの残り期間分を売却できますが、期間は月単位で切り捨てられます。例えば、残り期間が 9 か月と 13 日間である場合、期間が 9 か月間であるリザーブドインスタンスとして出品します。

Q: リザーブドインスタンスを出品した後で取り下げることはできますか?

はい。リザーブドインスタンスの出品取り下げは、売買が保留中 (購入者がそのリザーブドインスタンスを購入したが、支払いの確認が保留中の状態) になる前であれば、いつでもできます。

Q: 出品するリザーブドインスタンスの価格のどの部分を出品者が設定できるのですか?

リザーブドインスタンスマーケットプレイスに出品するときは、お客様が受け取りたい前払い料金を設定できます。時間単価の設定はできません (元のリザーブドインスタンスに対して設定された単価のままになります)。また、時間単価に関連する支払いから徴収された金銭がお客様に提供されることはありません。

Q: リザーブドインスタンスマーケットプレイスに出品している間、自分の予約を引き続き使用できますか?

はい。予約のキャパシティと割引は、売却が成立するまで引き続きご利用いただけます。売却の成立後、新しい予約を購入するか、インスタンスを削除するまでは、割引料金が適用されていた実行中のインスタンスにオンデマンド料金が適用されます。

Q: リザーブドインスタンスマーケットプレイスで購入したリザーブドインスタンスを転売できますか?

はい。リザーブドインスタンスマーケットプレイスで購入したリザーブドインスタンスは、他のリザーブドインスタンスと同様に転売できます。

Q:リザーブドインスタンスを売りに出すときに、何か制約はありますか?

はい。リザーブドインスタンスをリザーブドインスタンスマーケットプレイスで売却する場合、お客様は米国の銀行口座を保有している必要があります。米国外の銀行口座のサポートについては、間もなく開始する予定です。また、US GovCloud リージョンのリザーブドインスタンスを売却することはできません。

Q: パブリックボリュームの料金帯から購入したリザーブドインスタンスを販売できますか?

いいえ。現時点ではできません。

Q: リザーブドインスタンスをリザーブドインスタンスマーケットプレイスで売却する際に、手数料は発生しますか?

はい。AWS は、リザーブドインスタンスマーケットプレイスで販売する各リザーブドインスタンスの合計前払い料金の 12% に相当するサービス料金を請求します。

Q: AWS は、出品したリザーブドインスタンスの一部のみを売却できますか?

はい。AWS は、お客様が出品したリザーブドインスタンスの数量のうち一部のみを売却する場合があります。たとえば、お客様がリザーブドインスタンスを 100 個出品しているときに、50 個のリザーブドインスタンスの購入を希望している購入者しかいない場合です。この 50 個のインスタンスが売却され、残りの 50 個のリザーブドインスタンスは、お客様が取り下げない限り、出品されたままになります。

Q: リザーブドインスタンスの購入者は、どのように支払いを行いますか?

リザーブドインスタンスの売買が成立した場合の支払いは、米国の銀行口座への ACH 電信送金によって行われます。

Q: 売却代金はいつ受け取ることができますか?

お客様の予約を購入した顧客から AWS に送金があると、代金が AWS からお客様の銀行口座に電信送金されます。送金先は、リザーブドインスタンスマーケットプレイスへの登録時に指定された銀行口座です。

その後、送金手続きが完了したことをお客様に E メールでお知らせします。一般的に、送金がお客様の口座に反映されるのは、リザーブドインスタンスの売却が成立してから 3~5 日後です。

Q: リザーブドインスタンスをリザーブドインスタンスマーケットプレイスで売却する場合、自分が支払ったプレミアムサポートの料金も返金されますか?

いいえ。AWS プレミアムサポートの前払い料金が日割りで返金されることはありません。

Q: リザーブドインスタンスマーケットプレイスでのアクティビティについての通知を受け取ることができますか?

はい。お客様には、リザーブドインスタンスマーケットプレイスでのお客様のアクティビティの詳細について、1 日に 1 回、E メールでお知らせします。お知らせするのは、お客様がリザーブドインスタンスを出品またはキャンセルしたとき、出品物が購入されたとき、または AWS が代金をお客様の銀行口座に送金したときです。

Q: 売買取引の税金計算に関連して、購入者と販売者の間でどのような情報がやり取りされますか?

購入者の国、郵便番号、都道府県、州、および市町村の情報が、支払いレポートを通じて販売者に通知されます。この情報によって、販売者は取引に関連して支払う税金 (売上税、付加価値税など) を計算できるようになります。購入請求書には、販売者の法人名も記載されます。

Q: サードパーティーのリザーブドインスタンスを購入する際に、何か制約はありますか?

はい。(コンソリデーティッドビリング (一括請求) 経由で) 連結されたアカウントのリザーブドインスタンスを含め、出品されている自分のリザーブドインスタンスを購入することはできません。

Q: リザーブドインスタンスをリザーブドインスタンスマーケットプレイスで購入する際、プレミアムサポートの料金を支払う必要はありますか?

はい。プレミアムサポートをご利用のお客様は、リザーブドインスタンスマーケットプレイスを通じてリザーブドインスタンスを購入すると、プレミアムサポートの料金が請求されます。

Savings Plans

Q: Savings Plans とは何ですか?

Savings Plans は、1~3 年期間で一貫したコンピューティング使用量 (USD/時間で測定) を契約するかわりに、EC2、Lambda、および Fargate が低価格で使用できるようになる柔軟な料金モデルです。Savings Plans にサインアップすると、契約した量までの使用料金は割引された Savings Plans 料金で課金されます。例えば、1 時間あたり 10 USD のコンピューティング使用量を契約したとすると、10 USD までの使用には Savings Plans 料金が適用され、契約量を超える使用にはオンデマンドレートが課金されます。

Q: AWS はどのようなタイプの Savings Plans を提供していますか?

AWS が提供する Savings Plans には 2 つのタイプがあります。

  1. Compute Savings Plans は、最も優れた柔軟性を提供し、コストを最大 66% 削減するために役立ちます。これらのプランは、インスタンスファミリー、サイズ、アベイラビリティーゾーン、リージョン、OS、またはテナンシーに関わらず EC2 インスタンスの使用に自動で適用されます。また、AWS Fargate、Lambda の使用にも適用されます。Compute Savings Plans を使っていても、たとえば、C4 インスタンスから M5 インスタンスへの変更、欧州 (アイルランド) から欧州 (ロンドン) へのワークロードのシフト、または EC2 から Fargate へのワークロードの移動などはいつでも行えます。この場合も、Savings Plans の料金は、引き続き自動的に適用されます。
  2. EC2 Instance Savings Plans は料金が最も低く、リージョン内の個々のインスタンスファミリーの契約 (例: バージニア北部で M5 の使用量) と引き換えに、最大 72% の節約を提供します。これは、アベイラビリティーゾーン、サイズ、OS、またはテナンシーに関わらず、そのリージョン内で選択されたインスタンスファミリーのコストを自動的に削減します。EC2 Instance Savings Plans は、そのリージョンのファミリー内におけるインスタンス間で使用量を変更する柔軟性を提供します。例えば、Windows を実行する c5.xlarge から Linux を実行する c5.2xlarge に移動しても、自動で Savings Plan 料金の恩恵を受けることができます。

Q: Savings Plans は EC2 RI と比べてどうですか?

EC2 RI と同様に、Savings Plans はオンデマンドと比較して大幅な節約を実現しますが、使用量が変化しても、任意の AWS リージョン全体でのコンピューティング使用量の請求額が自動的に削減されます。このプランにより、お客様のニーズに最適なコンピューティングオプションを使用しながら、継続的にコストを節約できる柔軟性が提供されます。これらすべてを利用するために、交換や変更を行う必要は一切ありません。

コンバーティブル RI と同じく最大 66% の節約を提供する Compute Savings Plans は、リージョン、インスタンスファミリー、サイズ、OS、またはテナンシーに関わらず、そして AWS Fargate や Lambda の使用時でも、あらゆる EC2 インスタンスの使用コストを自動的に削減します。標準の RI と同様に最大 72% の節約を提供する EC2 Instance Savings Plans は、サイズ、OS、またはテナンシーに関わらず、選択したリージョン内の所定の EC2 インスタンスファミリーにおけるどのインスタンスの使用 (例: バージニア北部で M5 を使用) でも自動的に料金を節約します。

Q: Savings Plans では EC2 インスタンスのキャパシティ予約を使えますか?

いいえ。Savings Plans ではキャパシティ予約をサポートしません。代わりに、オンデマンドキャパシティ予約でキャパシティーを予約することで、Savings Plans を適用し、支払う料金を抑えることができます。

Q: Savings Plans の使用を開始する方法を教えてください。

Savings Plans の使用は、マネジメントコンソールの AWS Cost Explorer から、または API/CLI を使用して開始することができます。Savings Plan への契約は、最大節約額を実現するため、AWS Cost Explorer で提案されるレコメンデーションを使用することによって簡単に行うことができます。推奨される 1 時間あたりの契約量は、履歴的なオンデマンド使用量と、プランタイプ、期間、および支払いオプションの選択に基づいています。Savings Plan にサインアップすると、コンピューティング使用量については割引された Savings Plan 料金で自動的に課金され、契約量を超える使用については通常のオンデマンドレートで課金されます。

Q: 引き続き EC2 RI を購入することはできますか?

はい。既存のコスト管理プロセスとの互換性を維持するために引き続き RI を購入することができ、お使いの RI は全体的な請求額を削減するために Savings Plans と並行して機能します。ただし、Savings Plans は RI と同様の節約を実現しながら追加の柔軟性を提供するため、RI の期限が切れたときは Savings Plans にサインアップすることをお勧めします。

スポットインスタンス

Q:スポットインスタンスとは何ですか?

スポットインスタンスは、オンデマンド価格と比較して最大 90% の割引料金で利用できる予備の EC2 キャパシティーです。スポットインスタンスは AWS によって中断されることがあり、その際には 2 分前までに通知されます。スポットインスタンスでは、基盤として、オンデマンドインスタンスやリザーブドインスタンスと同じ EC2 インスタンスが使用されており、耐障害性を備えた柔軟なワークロードに最適です。スポットインスタンスはコンピューティング性能を入手するための選択肢の 1 つで、オンデマンドインスタンスやリザーブドインスタンスと一緒に使用できます。

Q:スポットインスタンスと、オンデマンドインスタンスやリザーブドインスタンスとの違いは何ですか?

実行中のスポットインスタンスは、オンデマンドインスタンスやリザーブドインスタンスとまったく同じです。主な違いは、スポットインスタンスの料金は通常、オンデマンド料金よりも大幅に下回ること、インスタンスは 2 分前の通知が行われた後にキャパシティー要件が原因で Amazon EC2 によって中断される可能性があること、スポット料金は予備の EC2 キャパシティーに対する長期的な需要と供給に基づいて段階的に調整されることです。

スポットインスタンスの詳細については、こちらをご覧ください。

Q:スポットインスタンスの購入と開始はどのように行うのですか?

スポットインスタンスは、AWS マネジメントコンソール、Auto Scaling グループ、インスタンスを実行、スポットフリートなど、現在インスタンスを開始するときに使用しているものと同じツールを使用して開始できます。また、AWS の多くのサービスでは、EMR、ECS、Datapipeline、CloudFormation、Batch といったスポットインスタンスの開始をサポートしています。

スポットインスタンスを開始するには、開始テンプレートとリクエストするインスタンスの数を選択する必要があります。

スポットインスタンスのリクエスト方法の詳細については、こちらをご覧ください。

Q:リクエストできるスポットインスタンスの数はいくつですか?

スポットインスタンスは、各リージョンのスポットインスタンスの制限数までリクエストできます。AWS を初めて利用されるお客様の制限数は、最初は少ない場合があります。スポットインスタンスの制限の詳細については、「Amazon EC2 ユーザーガイド」をご覧ください。

制限数を増やす必要がある場合は、お客様のユースケースを含めて「Amazon EC2 インスタンス申請フォーム」にご記入ください。インスタンス数の増加を検討いたします。制限数の増加は、リクエストがあったリージョンに限定されます。

Q:スポットインスタンスに対して支払う料金について教えてください。

お客様は、実行中のインスタンスの各インスタンス時間の開始時にスポット料金が発生します。インスタンスの開始後にスポット料金が変更された場合、次の時間のインスタンスの使用から新しい料金が請求されます。

Q:スポットキャパシティープールとは何ですか?

スポットキャパシティープールは、インスタンスタイプ、オペレーティングシステム、アベイラビリティーゾーン、ネットワークプラットフォーム (EC2-Classic あるいは EC2-VPC) が同じで、未使用の EC2 インスタンスのセットです。各スポットキャパシティープールの料金は、需要と供給に基づいて異なる可能性があります。

Q:スポットインスタンスを使用するときのベストプラクティスはどのようなものですか?

複数のスポットキャパシティープールを使用して、お客様が利用できるスポットキャパシティーを最大限確保することを強くお勧めします。EC2 にはオートメーションが組み込まれており、EC2 Auto Scaling、EC2 フリート、あるいはスポットフリートを使用して、複数のスポットキャパシティープールでコスト効果が最も高いキャパシティーを特定できます。詳細については、「スポットのベストプラクティス」を参照してください。

Q:スポットリクエストのステータスを判断するにはどうすればよいですか?

スポットリクエストステータスのコードとメッセージでスポットリクエストのステータスを判断できます。スポットリクエストステータスの情報は、AWS マネジメントコンソールの EC2 コンソールにある [スポットインスタンス] ページ、API、CLI で確認できます。詳細については、「Amazon EC2 デベロッパーガイド」を参照してください。

Q:すべてのリージョンで、すべてのインスタンスファミリーおよびサイズでスポットインスタンスを利用できますか?

スポットインスタンスは、すべてのパブリック AWS リージョンで利用できます。スポットは、最新のコンピューティング最適化インスタンス、アクセラレーテッドグラフィックス、FPGA インスタンスタイプを含む、EC2 インスタンスのほぼすべてのファミリーとサイズで利用できます。各リージョンでサポートされるインスタンスタイプの一覧については、こちらをご覧ください。

Q:スポットインスタンスとして利用できるのはどのオペレーティングシステムですか?

Linux/UNIX、Windows Server、および Red Hat Enterprise Linux (RHEL) を利用できます。SQL Server の Windows Server は現在利用できません。

Q:サードパーティーのソフトウェア (IBM のソフトウェアパッケージなど) 向けの有料 AMI でスポットインスタンスを使用できますか?

現時点では使用できません。

Q:実行中のスポットインスタンスを停止できますか?

はい。インスタンスを終了したりスポットリクエストをキャンセルしたりする代わりに、実行中のスポットインスタンスが不要なときに「停止」し、停止したインスタンスを後で使用できるように保持できます。 停止は、永続的なスポットリクエストで使用できます。

Q:スポットインスタンスを停止するにはどうすればよいですか?

StopInstances API を呼び出して、オンデマンドインスタンスの停止と同様のスポットインスタンスのインスタンス ID を提供することにより、スポットインスタンスを停止できます。インスタンスを選択し、[Actions] (アクション) > [Instance State] (インスタンスの状態) > [Stop] (停止) をクリックすることで、AWS マネジメントコンソールからも実行できます。

Q: 停止したスポットインスタンスを開始するにはどうすればよいですか?

停止したスポットインスタンスを開始するには、StartInstances API を呼び出し、オンデマンドインスタンスを開始するのと同様に、スポットインスタンスのインスタンス ID を提供します。インスタンスを選択し、[アクション] > [インスタンスの状態] > [開始] をクリックすることで、AWS マネジメントコンソールからも実行できます。

注: スポットインスタンスは、スポット容量が最大料金内で利用可能な場合にのみ開始されます。スポットは、停止したスポットインスタンスを開始するたびに、容量の可用性を評価します。

Q: スポットインスタンスを停止したか、中断されたかを確認するにはどうすればよいですか?

スポットリクエストステータスコードを見ると、お客様によってスポットインスタンスが停止されたか、中断されたことがわかります。これは、AWS マネジメントコンソールの [スポットリクエスト] ページの [スポットリクエストステータス] として、または [ステータスコード] フィールドとして DescribeSpotInstanceRequests API に応答されます。

スポットリクエストのステータスコードが「instance-stopped-by-user」の場合、スポットインスタンスが停止されていることを意味します。

Q:スポットインスタンスが停止または中断された場合、料金の請求はどのようになりますか?

スポットインスタンスが最初の 1 時間のインスタンス時間のうちに Amazon EC2 によって終了または停止された場合、その使用に対して料金は請求されません。ただし、お客様がスポットインスタンスをご自分で停止または終了させた場合は、秒単位で四捨五入された料金が請求されます。それ以降の時間でスポットインスタンスが Amazon EC2 によって終了または停止された場合は、使用時間に対して秒単位で四捨五入された料金が請求されます。Windows または Red Hat Enterprise Linux (RHEL) で実行中のスポットインスタンスをお客様がご自分で停止または終了した場合は、1 時間分の料金が請求されます。

Q:スポットインスタンスはどのようなタイミングで中断されますか?

過去 3 か月に発生したスポットインスタンスの中断のうち 92% は、アプリケーションでの作業が完了したため、お客様が手動でインスタンスを終了したことによるものでした。

EC2 がスポットインスタンスの返却を要求する場合には、2 つの理由が考えられます。1 つ目は、Amazon EC2 のキャパシティー要件 (オンデマンドインスタンスまたはリザーブドインスタンスの使用など)、あるいは、お客様が「最大スポット料金」を設定し、スポット料金がそれを上回った場合、終了の 2 分前に通知され、インスタンスの返却が要求されます。このパラメータによって、スポットインスタンス時間に支払う上限価格が決まります。デフォルトでは、オンデマンド価格に設定されています。前述のとおり、お客様には、インスタンスを実行していた時点での (上限価格ではなく) スポット市場価格が 1 秒単位で請求されます。

Q:中断されると、スポットインスタンスはどうなりますか?

中断時にスポットインスタンスの終了、停止、休止のいずれかを選択できます。停止と休止のオプションは、永続スポットリクエストと「維持」オプションが有効なスポットフリートに使用できます。デフォルトでは、インスタンスが終了されます。

中断の処理の詳細については、スポットインスタンスの休止をご覧ください。

Q:停止と休止の中断動作の違いは何ですか?

休止の場合、インスタンスは休止され、RAM データは維持されます。停止の場合、インスタンスはシャットダウンされ、RAM は消去されます。

どちらの場合も、EBS ルートボリュームとアタッチされたすべての EBS データボリュームに保存されたデータは維持されます。プライベート IP アドレスと Elastic IP アドレス (該当する場合) は変わりません。ネットワークレイヤーの動作は、EC2 の停止と起動のワークフローの動作と似ています。停止と休止は、Amazon EBS-Backed インスタンスに対してのみ使用できます。ローカルインスタンスストレージは維持されません。

Q:EBS ルートボリュームの容量が十分でなく、休止するときにメモリの状態 (RAM) を保存できない場合はどうなりますか?

メモリからデータを書き込むためには、EBS ルートボリュームに十分な空き容量を用意する必要があります。EBS ルートボリュームに十分な空き容量がない場合、休止は失敗し、インスタンスはシャットダウンされます。休止オプションを選択する前に、EBS ボリュームにメモリデータを維持するために十分な容量があることを確認してください。

Q:中断時にスポットインスタンスを休止するとどのような利点がありますか?

休止すると、スポットインスタンスは一時停止され、中断の終了後再開されるため、中止された場所からワークロードを再開できます。シャットダウンと起動のサイクル中にインスタンスの状態を維持する必要がある場合、つまり、スポットインスタンスで実行中のアプリケーションが RAM に保存されているコンテキストデータ、ビジネスデータ、セッションデータを利用している場合、休止を使用できます。

Q:スポットインスタンスに対して休止を有効にするためには何をする必要がありますか?

スポットインスタンスに対して休止を有効にする方法の詳細については、スポットインスタンスの休止をご覧ください。

Q:スポットインスタンスを休止する際に料金は発生しますか?

EBS ストレージコストと使用しているその他の EC2 リソースを除けば、インスタンスの休止に対して追加料金は発生しません。インスタンスが休止されると、インスタンス使用料は請求されません。

Q:休止状態のインスタンスを再開できますか?

いいえ。休止したインスタンスの再開を直接行うことはできません。休止と再開のサイクルは、Amazon EC2 によって制御されます。インスタンスがスポットによって休止された場合は、キャパシティーが利用可能になった時に Amazon EC2 によって再開されます。 

Q:休止をサポートしているインスタンスとオペレーティングシステムはどれですか?

現時点でスポットインスタンスの休止をサポートしているのは、C3、C4、C5、M4、M5、R3、R4 インスタンスのいずれかのインスタンスタイプ (ただし、メモリ (RAM) のサイズが 100 GiB 未満) で実行されている Amazon Linux AMI、Ubuntu、Microsoft Windows の各オペレーティングシステムです。

サポートされている OS バージョンのリストを確認するには、スポットインスタンスの休止を参照してください。

Q:スポットインスタンスの実行中にスポット料金が変わった場合、料金の請求はどのようになりますか?

その 1 時間については、各インスタンス時間の最初に設定されたインスタンス時間あたりの料金 (秒単位で四捨五入) をお支払いいただきます。

Q:スポットインスタンスの利用履歴や請求額をどこで閲覧できますか?

AWS マネジメントコンソールで詳細な請求レポートを入手できます。これには、すべてのスポットインスタンスの開始時刻と終了/停止時刻が記載されています。お客様は、API を使用して請求レポートとスポット料金履歴を比較し、請求されたスポット料金に間違いがないことを確認できます。

Q: スポットブロック (期間が固定されたスポットインスタンス) は中断されますか?

スポットブロックは中断を前提にしては設計されておらず、選択した期間継続的に実行され、スポット市場価格から独立しています。まれに AWS のキャパシティーの都合で中断が発生する場合があります。この場合、インスタンスが終了する前に 2 分間の警告 (終了の通知) が与えられ、影響を受けるインスタンスについては課金されません。

Q:スポットフリートとは何ですか?

スポットフリートを利用すると、複数のスポットインスタンスのリクエストや管理を自動的に実行し、クラスターやアプリケーション (バッチ処理ジョブ、Hadoop ワークフロー、HPC グリッドコンピューティングジョブなど) のキャパシティー単位あたりの価格を最低に抑えることができます。アプリケーションで使用できるインスタンスタイプを指定できます。アプリケーションのニーズに基づいて (インスタンス、vCPU、メモリ、ストレージ、ネットワークスループットなどの単位で) ターゲットキャパシティーを定義し、フリートの起動後にターゲットキャパシティーを更新します。スポットフリートを使用すると、ターゲットキャパシティーを起動して管理すること、中断または手動で停止されたリソースを置き換えるためのリソースを自動的にリクエストすることができます。スポットフリートの詳細をご覧ください

Q:スポットフリートのリクエストに追加料金はかかりますか?

いいえ。スポットフリートリクエストに追加料金はかかりまません。

Q:Q: スポットフリートリクエストにはどのような制限が適用されますか?

スポットフリートリクエストに適用される制限の詳細については、Amazon EC2 ユーザーガイドのスポット群 の制限セクションをご覧ください。

Q:Q: スポットフリートリクエストでスポットインスタンスを作成しようとしたものの、リージョンあたりのスポットリクエストの制限を超える場合はどうなりますか?

スポットフリートリクエストがリージョンあたりのスポットインスタンスリクエストの制限を超える場合、個々のスポットインスタンスリクエストは「Spot request limit exceeded (スポットリクエスト制限を超えました) というリクエストステータス」で失敗します。スポットフリートリクエストの履歴には、そのフリートリクエストが受信したスポットリクエスト制限のエラーがすべて表示されます。スポットフリートリクエストの履歴の記載方法に関する詳細については、Amazon EC2 ユーザーガイドのスポット群 のモニタリングセクションをご覧ください。

Q:スポットフリートリクエストの受理は保証されていますか?

いいえ。スポットフリートリクエストでは複数のスポットインスタンスに同時にリクエストすることができますが、入手の可否や料金といった条件は単一のスポットインスタンスをリクエストする場合と同じです。例えば、スポットフリートリクエストに記載されているインスタンスタイプについて利用できるリソースがない場合は、リクエストの一部またはすべてを受理できないことがあります。このため、スポットフリートのワークロードに適したインスタンスタイプとアベイラビリティーゾーンをすべて入力することをお勧めします。

Q:Q: マルチアベイラビリティーゾーンのスポットフリートリクエストを送信することはできますか?

はい。マルチアベイラビリティーゾーンのスポットフリートリクエストを送信する方法については、Amazon EC2 ユーザーガイドのスポット群 設定例セクションをご覧ください。

Q:Q: マルチリージョンのスポットフリートリクエストを送信することはできますか?

いいえ。マルチリージョンのスポットフリートリクエストを送信することはできません。

Q:スポットフリートでは、起動仕様で指定されたさまざまなスポットインスタンスプール間においてリソースはどのように割り当てられますか?

RequestSpotFleet API には、容量の最適化、最低料金、diversified の 3 つの配分戦略が用意されています。容量の最適化配分戦略は、キャパシティーメトリクスを分析することにより、利用可能なスポットインスタンスプールからのスポットインスタンスのプロビジョニングを試みます。この戦略は、ビッグデータと分析、イメージおよびメディアレンダリング、機械学習、ハイパフォーマンスコンピューティングなどの、中断によるコストが高いワークロードに適しています。

lowestPrice の方法では、リクエストの時点でキャパシティーあたりの単価が最低となるインスタンスプールでスポットフリートリソースをプロビジョニングできます。diversified の方法では、複数のスポットインスタンスプールにスポットフリートリソースをプロビジョニングできます。これにより、スポットフリートのターゲット容量を維持しつつ、スポット容量の変動に応じてアプリケーションの可用性を高めることができます。

また、アプリケーションのリソースを複数のスポットインスタンスプールで実行することで、長期的に見てスポットフリートの運用経費をさらに引き下げることができます。詳細については、「Amazon EC2 ユーザーガイド」をご覧ください。

Q:スポットフリートリクエストにタグを付けることはできますか?

スポットフリートでタグ付きのスポットインスタンスの作成をリクエストできます。フリート自体にタグを付けることはできません。

Q:自分のスポットインスタンスを所有しているスポットフリートは、どうすれば確認できますか?

フリートリクエストを説明することで、スポットフリートに関連付けられているスポットインスタンスを特定できます。フリートリクエストは、すべてのスポットインスタンスの終了後 48 時間使用できます。スポットフリートリクエストの説明方法については、「Amazon EC2 ユーザーガイド」をご覧ください。

Q:Q: 自分のスポットフリートリクエストを変更できますか?

はい。スポットフリートリクエストのターゲットキャパシティーは変更できます。その他のリクエスト設定パラメーターを変更するには、リクエストをキャンセルして新しいリクエストを送信してください。

Q.使用するインスタンスタイプごとに異なる AMI を指定することはできますか?

はい。スポットフリートリクエストで指定する各起動仕様で、使用する AMI を指定してください。

Q:Q: Elastic Load Balancing、Auto Scaling、Elastic MapReduce でスポットフリートを使用できますか?

ターゲット追跡、ヘルスチェック、CloudWatch メトリクスなど、Auto Scaling 機能でスポットフリートを使用し、インスタンスを Elastic Load Balancer (Classic Load Balancer と Application Load Balancer の両方) にアタッチできます。Elastic MapReduce には、スポットフリートに似た機能を実現する「インスタンスフリート」という名前の機能があります。

Q:スポットインスタンスが実行されている場所が、料金の最も低い、あるいは容量が最適化されたスポットプールではなくなった場合、スポットフリートリクエストによってスポットインスタンスが終了され、再起動されますか?

いいえ。スポットフリートリクエストにより実行中のインスタンスが自動的に終了および再起動されることはありません。ただし、スポットインスタンスを手動で終了させると、スポットフリートにより、配分戦略に基づき、その時点で料金が最も低いプールあるいは容量が最適化されたプールから新しいスポットインスタンスで補充されます。

Q: スポットフリートで停止または休止中断の動作を使用できますか?

はい。「維持」フリートオプションが有効になっているスポットフリートでは、停止と開始および休止と再開がサポートされます。 

プラットフォーム

Amazon Time Sync Service

Q:Q: このサービスを使用するにはどうすればよいですか?

このサービスを使用すると、VPC 内で実行されている任意のインスタンスからアクセスできるリンクローカル IP アドレス (169.254.169.123) で NTP エンドポイントを設置できます。NTP クライアントを設定する手順については、LinuxWindows 用の説明をご覧ください。

Q:Q: このサービスを使用する主な利点は何ですか?

一貫性があり正確な基準時刻のソースは、多くのアプリケーションやサービスにとって非常に重要です。Amazon Time Sync Service では、VPC の設定の変更や更新を行わなくても、インスタンスから時刻基準を安全に利用できます。Amazon の実績のあるネットワークインフラストラクチャで構築されており、冗長性のある基準時刻のソースを使用して、高い精度と可用性を実現しています。

Q:Q: このサービスでサポートされているインスタンスタイプはどれですか?

VPC 内で実行されているすべてのインスタンスでこのサービスを利用できます。

アベイラビリティーゾーン

Q: アベイラビリティーゾーンは他のゾーンとどの程度隔離されていますか?

各アベイラビリティーゾーンは、その独自の、物理的にはっきりと独立したインフラストラクチャ上で稼動しています。また高い信頼性を保つように設計されています。発電機や冷却装置などの障害対策用装置がアベイラビリティーゾーン間で共有されることはありません。さらに、これらは物理的にそれぞれ別々の場所にあるため、火災、竜巻、または洪水などの極めてまれな災害が発生しても、影響を受けるのは単一のアベイラビリティーゾーンのみです。

Q: Amazon EC2 は 2 つ以上の AWS リージョンで稼動しますか?

はい。Amazon の製品およびサービスがリージョンごとに提供されているかの詳細については、製品およびサービス一覧 (リージョン別) を参照してください。

Q: 別のデベロッパーと同じアベイラビリティーゾーンを共有するにはどのようにすればよいですか?

別の AWS デベロッパーアカウントと同じアベイラビリティーゾーン内で起動するよう調整する機能は、現在サポートされていません。AWS のお客様のアカウントが違う場合、アベイラビリティーゾーン名 (たとえば、us-east-1a) が同じであっても、物理的なアベイラビリティーゾーンも同じであるとは限りません。

Q: パブリック IP アドレスを使用してアベイラビリティーゾーン間でデータを転送する場合、(1 つはゾーンを越え、もう 1 つはパブリックな IP アドレスを使用していることから) 課金額はリージョン内データ転送の 2 倍になりますか?

いいえ。少なくとも以下のいずれかに該当する場合はリージョン内データ転送量が適用されます。ただし、両方が当てはまる場合でも、付与されるインスタンスに対して課金されるのは 1 回のみです。

  • 使用するアドレスタイプに関わらず、他方のインスタンスが別の利用アベイラビリティーゾーンにある。
  • 他方のインスタンスがどのアベイラビリティーゾーンにあるかに関わらず、パブリック IP アドレスまたは Elastic IP アドレスを使用します。

クラスターインスタンス

Q:クラスターコンピューティングインスタンスとは何ですか?

クラスターコンピューティングインスタンスは、HPC アプリケーションのための高性能ネットワークを持つハイコンピュートリソースとその他の要件の厳しいネットワークバウンドアプリケーションを組み合わせたものです。クラスターコンピューティングインスタンスは、他の Amazon EC2 インスタンスと同様の機能を提供しますが、特に高性能ネットワーキングを提供するように設計されています。

新しい Amazon EC2 のクラスタープレイスメントグループの機能により、ユーザーはクラスターコンピューティングインスタンスをクラスター内にグループ化することができます。これにより、多くの HPC アプリケーションに典型の密結合ノード間通信に必要な少ないレイテンシーのネットワーク性能をアプリケーションに備えることができます。さらにクラスターコンピューティングインスタンスは、Amazon EC2 環境内、そしてインターネットへ著しく向上したネットワークスループットを提供します。このためこのインスタンスは、ネットワークに負荷が集中する操作を実行する必要があるお客様のアプリケーションにも適しています。

このインスタンスタイプの HPC アプリケーションへの使用についての詳細はこちらをご覧ください。

Q:クラスタープレイスメントグループでインスタンスを起動した場合、どのようなネットワークパフォーマンスが期待できますか?

インスタンスタイプおよびそのネットワーキングパフォーマンスの仕様によっては、クラスタープレイスメントグループ内で EC2 インスタンスの帯域幅が利用できます。同じリージョン内でのインスタンス間のトラフィックは、シングルフローで 5 Gbps、マルチフローで最大 25 Gbps まで利用できます。プレイスメントグループに作成した場合、選択された EC2 インスタンスはシングルフロートラフィックで最大 10 Gbps まで利用できます。

Q:クラスター GPU インスタンスとは何ですか?

クラスター GPU インスタンスとは、汎用 GPU (Graphics Processing Unit) を提供するものであり、CPU とネットワークのパフォーマンスが比較的高いのが特徴です。このタイプが適しているのは、CUDA および OpenCL のプログラミングモデルを使用し、GPU による高速化が可能な高度な並列処理を必要とするアプリケーションです。一般的なアプリケーションの例としては、モデリングとシミュレーション、レンダリングとメディア処理などがあります。

クラスター GPU インスタンスは、HPC ワークロードの処理のために、クラスターコンピューティングインスタンスにはない能力が求められる場合の選択肢であり、高パフォーマンスクラスターをクラウド内でカスタマイズできるようになります。このタイプのインスタンスは、GPU の並列コンピューティング能力が生かされるアプリケーションに適しています。

クラスター GPU インスタンスでは、クラスターコンピュートインスタンスで使用されているのと同じクラスタープレイスメントグループ機能によってインスタンスがグループ化され、クラスターが作成されます。これによって実現する低レイテンシー、高帯域幅のネットワークパフォーマンスは、多くの HPC アプリケーションで一般的である密結合ノード間通信の要件を満たします。

AWS での HPC についての詳細はこちらをご覧ください。

Q:ハイメモリクラスターインスタンスとは何ですか?

ハイメモリクラスターインスタンスは、高性能ネットワークに加えて、インスタンスごとに大量のメモリおよび CPU 能力とを備えています。これらのインスタンスタイプは、インメモリ分析システム、グラフ分析、および科学・工学アプリケーションなど、メモリ集約型のワークロードに最適です。

ハイメモリクラスターインスタンスでは、クラスターコンピューティングインスタンスで使用されているのと同じクラスタープレイスメントグループ機能によってインスタンスがグループ化され、クラスターが作成されます。これによって実現する低レイテンシー、高帯域幅のネットワークパフォーマンスは、多くの HPC やその他のネットワーク集約型アプリケーションで一般的である密結合ノード間通信の要件を満たします。

Q:クラスターコンピューティングインスタンスとクラスター GPU インスタンスの使用は、他の Amazon EC2 のインスタンスタイプと異なりますか?

はい。クラスターコンピューティングインスタンスとクラスター GPU インスタンスの使用は、Amazon EC2 の他のインスタンスタイプと比べて、2 つの点で異なります。

まず、クラスターコンピューティングインスタンスとクラスター GPU インスタンスは、ハードウェア仮想マシン (HVM) ベースの仮想化を使用し、HVM 上の仮想化に基づいた Amazon マシンイメージ (AMI) のみを実行します。他の Amazon EC2 のインスタンスタイプで使用される Paravirtual Machine (PVM) ベースの AMI は、クラスターコンピューティングインスタンスまたはクラスター GPU インスタンスでは使用できません。

また、利用可能な低レイテンシーとインスタンス間の完全な二分帯域幅を最大限活用するには、クラスターコンピューティングインスタンスとクラスター GPU インスタンスを起動して、Amazon EC2 の API または AWS マネジメントコンソールを介してクラスタープレイスメントグループに入れる必要があります。

Q:クラスタープレイスメントグループとは何ですか?

クラスタープレイスメントグループは、グループの一部としてインスタンスを作成することにより、インスタンスのクラスターを作成することができる論理的エンティティです。インスタンスのクラスターでは、グループ内のインスタンスを低レイテンシーで接続できます。クラスタープレイスメントグループは、Amazon EC2 API または AWS マネジメントコンソールを介して作成されます。

Q:クラスターコンピューティング/クラスター GPU インスタンスで使用できない Amazon EC2 の機能はありますか?

現在、クラスターコンピューティングまたはクラスター GPU インスタンスでは、Amazon DevPay がご利用いただけません。

Q:クラスターコンピューティングインスタンス/クラスター GPU インスタンスを起動してクラスタープレイスメントグループに入れる場合に、使用できるクラスターコンピューティング/クラスター GPU インスタンスの数や作成できるクラスターのサイズに制限はありますか?

クラスターコンピューティングインスタンスについては、制限はありません。クラスター GPU インスタンスについては、インスタンスを 2 つまでお客様自身で起動できます。それを超えるキャパシティが必要な場合は、「Amazon EC2 インスタンス申請フォーム」(適切なプライマリインスタンスタイプを選択してください) にご記入ください。

Q.クラスタープレイスメントグループを介してクラスターにリクエストしたすべての数のインスタンスをなるべく受け取れるようにする方法はありますか?

1 つのクラスターに参加させる必要がある最小数のインスタンスを一度に起動することをお勧めします。非常に大きなクラスターの場合は、複数のプレイスメントグループを起動してください。たとえば、128 インスタンスから成るプレイスメントグループ 2 つを組み合わせて、256 インスタンスのクラスターを作成します。

Q:クラスター GPU とクラスターコンピューティングインスタンスは、1 つのクラスタープレイスメントグループで起動できますか?

同一プレイスメントグループ内にタイプの異なるクラスターインスタンスを起動することは可能ですが、現在サポートされているのは同一タイプのクラスターインスタンスで構成されるプレイスメントグループのみです。

Q:クラスタープレイスメントグループのインスタンスが停止して再起動した場合、クラスタープレイスメントグループに現在の状態が維持されますか?

はい。停止したインスタンスは、それが停止された時のクラスタープレイスメントグループの一部として起動します。クラスタープレイスメントグループ内で起動するだけの容量がない場合、起動は失敗します。

ハードウェア情報

Q: EC2 インスタンスで使用できる CPU オプションには何がありますか?

EC2 インスタンスは、お客様がパフォーマンスとコスト要件のバランスを取るのに役立つさまざまな CPU オプションを提供します。  インスタンスタイプに応じて、EC2 は AWS Graviton/Graviton2 プロセッサ (Arm)、AMD プロセッサ (x86)、およびインテルプロセッサ (x86) を含む CPU の選択肢を提供します。

Q: アプリケーションスタックはどのタイプのハードウェアで実行されますか?

リージョンごとに利用できる EC2 インスタンスのリストについては、Amazon EC2 のインスタンスタイプをご覧ください。

Q: EC2 はどのようにメンテナンスを行いますか?

AWS は、すべての EC2 インスタンスタイプ全体で中断を最小限に抑えながら、ハードウェア、ソフトウェア、電源、ネットワークのメンテナンスを定期的に実施します。これは、ライブアップデートやライブ移行、冗長性があり同時メンテナンスが可能なシステムなど、AWS Global インフラストラクチャ全体にわたる技術やメソッドの組み合わせによって実現されています。ライブアップデートやライブ移行などの非侵入型のメンテナンス技術では、インスタンスの停止や再起動は必要ありません。お客様は、ライブ移行やライブアップデートの前、間、後に何らかのアクションを起こす必要はありません。これらのテクノロジーは、アプリケーションの稼働時間を向上させ、お客様の運用の手間を軽減するのに役立ちます。Amazon EC2 は、ライブアップデートを使用して、お客様のインスタンスへの影響を最小限に抑えながら、ソフトウェアを迅速にサーバーにデプロイします。ライブアップデートにより、お客様のワークロードは、セキュリティパッチ、インスタンスの新機能、パフォーマンスの改善など、最新のソフトウェアを搭載したサーバー上で実行されるようになります。Amazon EC2 は、ハードウェアのメンテナンス、インスタンスの配置の最適化、CPU リソースの動的な管理のために、稼働中のインスタンスをあるサーバーから別のサーバーに移動させる必要がある場合に、ライブ移行を使用します。Amazon EC2 は、非侵入型メンテナンス技術の範囲と適用を年々拡大しており、定期メンテナンスイベントは、定期メンテナンスを可能にする主要な手段ではなく、フォールバックオプションとなっています。

Q: 最適なインスタンスタイプを選択するにはどうすれば良いですか?

Amazon EC2 インスタンスは、汎用、コンピューティング最適化、メモリ最適化、ストレージ最適化、高速コンピューティングインスタンスの 5 つのファミリーにグループ化されています。汎用インスタンスのメモリと CPU との比率は、ほとんどの汎用アプリケーションに適しており、定常パフォーマンスタイプとバーストパフォーマンスタイプがあります。コンピューティング最適化インスタンスでは、メモリ (RAM) より CPU リソースが重視され、大量の演算が必要なスケールアウトアプリケーションやハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) ワークロードに適しています。メモリ最適化インスタンスでは、データベースやメモリキャッシュアプリケーションといった大量のメモリが必要なアプリケーションのために、サイズの大きなメモリが準備されています。高速コンピューティングインスタンスは、ハードウェアアクセラレーターまたはコプロセッサを使用して、浮動小数点数計算、グラフィック処理、データパターンマッチングなどの機能を、CPU 上で動作するソフトウェアよりも効率的に実行します。ストレージ最適化インスタンスは、大量の I/O が必要なアプリケーション向けに SSD ベースのローカルインスタンスストレージを使用して低レイテンシー I/O キャパシティーを提供し、データウェアハウジング、Hadoop およびその他の大量のデータを扱うアプリケーション向けにローカルの高いストレージ密度とシーケンシャル I/O パフォーマンスを提供する、高密度 HDD ストレージインスタンスも提供しています。インスタンスタイプを選択するときは、リソースの使用状況 (CPU、メモリ、ストレージ) に関するアプリケーションの特性を考慮して、最適なインスタンスファミリーとインスタンスサイズを選択してください。

Q:「EC2 コンピューティングユニット (ECU)」とは何ですか? またそれを導入する理由は何ですか?

ユーティリティコンピューティングモデルへの移行は、デベロッパーが CPU リソースに対してこれまで持っていた考え方を根本的に変えるものです。特定のプロセッサを購入またはリースして数か月から数年間使用する代わりに、時間単位で処理能力をレンタルすることができます。Amazon EC2 は、コモディティなハードウェア上に構築されているため、EC2 インスタンスが内在する物理的なハードウェアの種類は、時間と共に異なる可能性があります。当社の目的は、実際に利用するハードウェアがどのようなものであろうと、一定量の CPU 能力を安定したかたちで供給することです。

Amazon EC2 は様々な手段を使用し、各インスタンスに安定した期待通りの CPU 能力を提供します。異なるインスタンスタイプ間でデベロッパーが簡単に CPU 能力値を比較できるように、Amazon EC2 コンピュートユニット (ECU) が定義されています。特定のインスタンスに配分されている CPU 量は、これらの EC2 コンピュートユニットで明示されます。当社はいくつかのベンチマークとテストを使用して、EC2 コンピュートユニットのパフォーマンスの安定性と予測可能性を管理します。EC2 コンピューティングユニット (ECU) は、Amazon EC2 インスタンスの整数処理能力を相対的に測定します。将来的に、コンピューティング性能についてお客様により明確な図を提供するメトリクスが見つかった場合には、EC2 コンピュートユニット (ECU) の定義方法が追加または交換される場合があります。

Q: EC2 は、インスタンスタイプのパフォーマンスをどのようにして長期にわたって安定させますか?

AWS では、EC2 インスタンスタイプにおける Linux と Windows のコンピューティングパフォーマンスのパフォーマンスベンチマークを、毎年実施しています。ベンチマークの結果、お客様が独自のテストを実施するために使用できるテストスイート、および予想されるパフォーマンスの差異に関するガイダンスは、NDA の下で、M インスタンス、C インスタンス、R インスタンス、T インスタンス、z1d インスタンスで利用可能です。詳細は販売担当者にご連絡ください。

Q: 各リージョンで利用できる Amazon EC2 インスタンスタイプを教えてください。

利用できるすべてのインスタンスおよびリージョンのリストについては、Amazon EC2 の料金を参照してください。

マイクロインスタンス

Q:マイクロインスタンスにはどのくらいの処理能力がありますか?

マイクロインスタンスは、少量の整合性のある CPU リソースを提供し、他のサイクルが可能になると、CPU 容量を 2 ECU までバーストできます。これらは、定期的にかなりの計算サイクルを消費するが、通常は少量のスループットアプリケーションやウェブサイトに最適です。例えばバックグラウンドプロセスやデーモンなどは非常に少量の CPU で稼動します。このインスタンスタイプの使用についての詳細はこちらをご覧ください。

Q:マイクロインスタンスとスタンダードスモールインスタンスの処理能力には差がありますか?

定常状態でマイクロインスタンスは、スモールインスタンスが実行するコンピュートリソースの一部を受け取ります。したがって、莫大な計算量や定常状態を必要とするアプリケーションには、スモールインスタンス (または、必要に応じてより大きいもの) の使用をお勧めします。しかしマイクロインスタンスは、2 ECU まで定期的にバーストすることができます (短期間)。これは、スタンダードスモールインスタンスで利用可能な ECU の 2 倍に相当します。したがって、スループットが比較的低いアプリケーション、時折かなりのコンピューティングサイクルを消費するウェブサイトではマイクロインスタンスの使用を勧めます。

Q:マイクロインスタンスが提供している以外の CPU リソースがより多く必要な場合、どのようにしてそれがわかりますか?

インスタンスがバーストして CPU リソースの許容量を超過すると、CloudWatch の CPU 使用率メトリクスは使用率 100% を報告します。CloudWatch が 100% の CPU 使用率をリポートするということは、手動または Auto Scaling により、より容量の大きいインスタンスタイプにスケーリングしたり、複数のマイクロインスタンスにスケールアウトしたりすることを検討する時期に来ているということです。

Q:マイクロインスタンスで Amazon EC2 のすべての特徴を利用できますか?

現在、マイクロインスタンスでは Amazon DevPay をご利用いただけません。

Nitro Hypervisor

Q:Nitro Hypervisor とは何ですか?

C5 インスタンスの提供開始に伴い、Amazon EC2 の新しいハイパーバイザーである Nitro Hypervisor が導入されました。Nitro Hypervisor は Nitro システムのコンポーネントであり、主に EC2 インスタンスでの CPU とメモリの分離を実現します。VPC ネットワーキングと EBS ストレージのリソースは、すべての最新世代の EC2 インスタンスファミリーの一部である専用ハードウェアコンポーネントの Nitro Card によって実装されます。Nitro Hypervisor は、Linux カーネルベースの仮想マシン (KVM) のコアテクノロジーをベースに構築されていますが、汎用オペレーティングシステムコンポーネントは含まれていません。

Q:Nitro Hypervisor はユーザーにとってどのような利点がありますか?

Nitro Hypervisor を使用すると、ホストシステムのソフトウェアコンポーネントを排除することで、EC2 仮想化インスタンスの一貫したパフォーマンスを実現し、コンピューティングやメモリのリソースを増やすことができます。これにより、AWS はより大きなインスタンスサイズ (c5.18xlarge など) を提供でき、実質的にすべてのリソースをサーバーからお客様に提供することができます。これまで、C3 インスタンスと C4 インスタンスのそれぞれは、VPC 機能と EBS 機能を AWS によって設計および構築されたハードウェアに移行することでソフトウェアコンポーネントを排除していました。このハードウェアによって、Nitro Hypervisor を非常に小さくして、ネットワーキングとストレージのためのデータ処理タスクに関与しないようにすることができます。

Q:すべての EC2 インスタンスが Nitro Hypervisor を使用するようになりますか?

最終的にはすべての新しいインスタンスタイプが Nitro Hypervisor を使用するようになる予定ですが、短期的には、いくつかの新しいインスタンスタイプはプラットフォームの要件に応じて Xen を使用します。

Q:AWS では、引き続き Xen ベースのハイパーバイザーに投資しますか?

はい。AWS がグローバルなクラウドインフラストラクチャを拡張するにつれ、EC2 での Xen ベースのハイパーバイザーの使用も引き続き増加します。Xen は、これからも、予測可能な将来を実現するための EC2 インスタンスのコアコンポーネントとして機能します。AWS は、Xen Project が Linux Foundation Collaborative Project として開始されたときから参加している創設メンバーであり、その Advisory Board に現在も積極的に参加しています。AWS がグローバルなクラウドインフラストラクチャを拡張するにつれ、EC2 の Xen ベースのハイパーバイザーも引き続き発展します。そのため、EC2 での Xen への投資は増え続け、縮小されません。

Q:Q: Nitro Hypervisor で実行されているインスタンスには、いくつの EBS ボリュームと Elastic Network Interface (ENI) を接続できますか?

Nitro Hypervisor で実行しているインスタンスは、EBS ボリュームと VPC ENI 用に最大 27 個の追加の PCI デバイスをサポートします。各 EBS ボリュームまたは VPC ENI は PCI デバイスを使用します。たとえば、Nitro Hypervisor を使用するインスタンスに 3 つのネットワークインターフェイスを追加接続すると、そのインスタンスに最大 24 個の EBS ボリュームを接続できます。

Q:Nitro Hypervisor によって EC2 インスタンスとのやり取りに使用される API は変更されますか?

いいえ。Nitro Hypervisor を使用して実行される EC2 インスタンスとやり取りするための一般向け API は、いずれも変更されません。例えば、DescribeInstances 応答の [hypervisor] フィールドには、Nitro Hypervisor で実行されているものであっても、すべての EC2 インスタンスに対して引き続き "xen" と表示されます。このフィールドは、EC2 API の将来の改訂で削除される可能性があります。

Q:Nitro Hypervisor を使用するインスタンスではどの AMI がサポートされていますか?

Nitro Hypervisor で実行されるインスタンスでは、ENA ネットワーキングと NVMe ストレージからの起動をサポートする EBS を使用する HVM AMI を使用できます。Amazon が提供する最新の Amazon Linux AMI と Windows AMI のほか、Ubuntu、Debian、Red Hat Enterprise Linux、SUSE Enterprise Linux、CentOS、FreeBSD の最新の AMI もサポートされています。

Q:Xen ハイパーバイザーを使用しているインスタンスと Nitro Hypervisor を使用しているインスタンスの間に違いはありますか?

はい。例えば、Nitro Hypervisor で実行されているインスタンスは、NVMe インターフェイスを使用して EBS ボリュームから起動されます。Xen で実行されているインスタンスは、エミュレートされた IDE ハードドライブから起動され、Xen 準仮想化ブロックデバイスドライバーに切り替わります。

オペレーティングシステムは、インスタンスがハイパーバイザーでいつ実行されているかを識別できます。一部のソフトウェアは、EC2 インスタンスが Xen ハイパーバイザーで実行され、この検出に依存することを前提としています。オペレーティングシステムは、インスタンスが Nitro Hypervisor を使用するときに KVM で実行されていることを検出するため、両方のハイパーバイザーで実行されている EC2 インスタンスを識別するには、EC2 インスタンスを識別するプロセスを使用する必要があります。

インスタンスメタデータサービスなどの EC2 のすべての機能は、Xen と Nitro Hypervisor のどちらで実行されているインスタンスでも違いがありません。オペレーティングシステムに ENA ネットワーキングと NVMe ストレージに必要なサポートが備わっている限り、大半のアプリケーションは Xen と Nitro Hypervisor の両方で同じように機能します。

Q:Nitro Hypervisor では、インスタンスの再起動と終了の EC2 API リクエストがどのように実装されますか?

Nitro Hypervisor は、インスタンスで実行されているオペレーティングシステムに、業界標準の ACPI メソッドによって正常にシャットダウンする必要があることを通知します。ただし、Linux インスタンスの場合は、acpid がインストールされており、正常に機能している必要があります。インスタンスで acpid が機能していない場合、終了イベントは数分間遅れ、ハードリセットまたは電源オフとして実行されます。

Q:NVMe インターフェイスでアクセスすると、EBS ボリュームはどのように動作しますか?

オペレーティングシステムの NVMe ドライバーの動作は、Xen 準仮想 (PV) ブロックドライバーと比較した場合、いくつかの重要な違いがあります。

第 1 に、Linux ベースのオペレーティングシステムで使用される NVMe デバイスの名前は、EBS ボリューム接続リクエストのパラメータとは異なり、/dev/xvda や /dev/xvdf などのデバイスマッピングエントリをブロックします。NVMe デバイスは、オペレーティングシステムによって /dev/nvme0n1、/dev/nvme1n1 などとして列挙されます。NVMe デバイス名はボリュームへの永続マッピングではないため、ファイルシステムやその他の起動アクティビティの自動マウントを設定するときは、ファイルシステムの UUID やラベルなどの他の方法を使用する必要があります。NVMe インターフェイスを介して EBS ボリュームにアクセスする場合、EBS ボリューム ID はコントローラのシリアル番号から入手でき、EC2 API リクエストで指定されたデバイス名はコントローラ識別コマンドの NVMe ベンダー拡張によって提供されます。これにより、下位互換性のあるシンボリックリンクをユーティリティスクリプトで作成できます。詳細については、デバイスの命名と NVMe ベースの EBS ボリュームに関する EC2 ドキュメントを参照してください。

第 2 に、デフォルトでは、ほとんどのオペレーティングシステムに含まれている NVMe ドライバーは、I/O タイムアウトを実装します。実装時固有の時間 (通常は数十秒) で I/O が完了しない場合、ドライバーは I/O をキャンセルまたは再試行するか、I/O を発行したコンポーネントにエラーを返します。Xen PV のブロックデバイスインターフェイスでは、I/O のタイムアウトはありません。そのため、I/O を待っていてプロセスを終了できない場合があります。Linux NVMe ドライバーの動作は、nvme.io timeout カーネルモジュールのパラメータに大きい値を指定することで調整できます。

第 3 に、Xen PV ブロックインターフェイスと比較すると、NVMe インターフェイスで転送できる I/O あたりのデータ量ははるかに多く、場合によっては、より優れた I/O リクエストをサポートすることができます。EBS スループット最適化 HDD (st1) ボリュームやコールド HDD (sc1) ボリュームなどのスループットのワークロードをサポートするように設計されたボリュームに対して、非常に大きな I/O や多数の I/O リクエストが発行された場合は、これによって I/O レイテンシーが高くなる可能性があります。この I/O レイテンシーは、このようなシナリオのスループット最適化ボリュームでは正常ですが、NVMe ドライバーでは I/O タイムアウトが発生する可能性があります。Linux ドライバーの I/O タイムアウトは、nvme_core.io_timeout カーネルモジュールのパラメータに大きい値を指定することで調整できます。

CPU の最適化

Q: CPU 最適化とは何ですか?

最適化された CPU は 2 つの点で EC2 インスタンスのコントロールを向上します。まず 1 つは新規インスタンスの作成時に指定する vCPU の数をカスタム化でき、vCPU に基づいたライセンスコストを削減できます。二つ目に、ある種の HPC アプリケーションのように単一スレッドの CPU でも良好に動作するワークロードに対して、インテルのハイパースレッドテクノロジー (Intel HT Technology) を無効化できます。

Q: CPU 最適化機能を使う理由は何ですか?

次の場合は CPU 最適化を使用してください:

  • コンピューティングにかかわらないが、vCPU に基づいたライセンスコストを支払っている EC2 ワークロードを実行している場合。vCPU の数をカスタム化したインスタンスを作成すると、ライセンスへのお支払いを軽減できることがあります。
  • EC2 インスタンスでハイパースレッディングを無効化することに利点のあるワークロードを実行している場合。

Q: CPU を最適化したインスタンスの料金はどのようになりますか?

CPU を最適化したインスタンスは、同等のフルサイズインスタンスと同じ料金となります。

Q: 最適化した CPU を EC2 で使うと、アプリケーションのパフォーマンスはどのように変化しますか?

最適化した CPU でのアプリケーションのパフォーマンスは、EC2 で実行するワークロードによって大きく異なります。最適化した CPU でのアプリケーションのパフォーマンスのベンチマークを測定して、アプリケーションに対する vCPU の最適な数と、ハイパースレッドの動作を求められることを推奨します。

Q: 最適化した CPU は EC2 ベアメタルインスタンスタイプ (i3.メタルなど) に使えますか?

いいえ。最適化した CPU は仮想化 EC2 インスタンスにのみ使えます。

Q. EC2 インスタンスへの最適化した CPU はどのようにして使い始められますか?

最適化した CPU とサポートされるインスタンスタイプについての詳細は、こちらの CPU 最適化のドキュメントをご覧ください。

ワークロード

IBM プラットフォーム向け Amazon EC2

Q: Amazon EC2 running IBM の利用に対して請求はどのように行われるのですか?

お客様が使用した分に対してのみお支払いいただきます。最低料金はありません。料金は、各インスタンスタイプに対して消費されたインスタンス時間ごとに設定されています。消費される 1 時間未満のインスタンス時間は、1 時間分として請求されます。Amazon EC2 running IBM のためのデータ転送は、Amazon EC2 とは別に請求されます。同一リージョン内における 2 つの Amazon Web Services 間でのデータ転送料金はありません (例: Amazon EC2 米国西部と、米国西部内の別の AWS サービスとの間)。異なるリージョンの AWS の各種サービスとのデータ転送には、転送の両側でインターネットデータ転送料金が課金されます。

IBM を実行する Amazon EC2 の料金情報については、「IBM を実行する Amazon EC2 の詳細」ページの料金セクションを参照してください。

Q: Amazon EC2 running IBM で Amazon DevPay を利用できますか?

いいえ。現在は DevPay を使用して、Amazon EC2 running IBM 上で製品をバンドルすることはできません。

Microsoft Windows プラットフォームやその他のサードパーティーソフトウェア向け Amazon EC2

Q: 既存の Windows Server ライセンスを EC2 で使用できますか?

はい、できます。ImportImage ツールを使用して自分の Windows Server マシンイメージをインポートした後、それらのマシンイメージから EC2 Dedicated Hosts にインスタンスを起動して、インスタンスを効果的に管理し、使用量をレポートすることができます。通常、Microsoft はソケットやコアなどの物理リソースに応じてライセンス使用量を追跡するように要求しますが、Dedicated Hosts を使用するとそれが簡単に行えます。自分の Windows Server ライセンスを Amazon EC2 Dedicated Hosts で使用する方法について詳しくは Dedicated Hosts の詳細に関するページを参照してください。

Q: Windows 環境へライセンス持ち込み可能なソフトウェアにはどのようなものがありますか?

ソフトウェアライセンス条件の詳細はベンダーによって異なります。それゆえ、ソフトウェアベンダーのライセンス規約を確認し、既存のライセンスが、Amazon EC2 での使用のために許可されているかどうかを判断することをお勧めします。

macOS ワークロード

Q: Amazon EC2 Mac インスタンスとは何ですか?

Amazon EC2 Mac インスタンスにより、お客様は、クラウドでオンデマンドの macOS ワークロードを初めて実行できるようになり、すべての Apple デベロッパーが AWS の柔軟性、スケーラビリティ、およびコストメリットの恩恵を受けることができます。EC2 Mac インスタンスを使用すると、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TV、および Safari 用のアプリを作成するデベロッパーは、macOS 環境を数分でプロビジョニングしてアクセスし、必要に応じて容量を動的にスケールし、AWS の従量制料金の利点を享受できます。

Q: EC2 Mac インスタンスで実行すべきワークロードは何ですか?

Amazon EC2 Mac インスタンスは、iOS、iPadOS、watchOS、tvOS、macOS、Safari などの Apple プラットフォーム向けのアプリケーションを構築、テスト、署名、公開するために設計されています。Pinterest、Intuit、FlipBoard、Twitch、Goldman Sachs などのお客様は、オンプレミスで macOS を実行する場合と比較して、最大 75% のビルドパフォーマンスの向上、最大 80% のビルド失敗率の低減、最大 5 倍の並列ビルド数を実現しています。

Q: EC2 x86 Mac インスタンスとは何ですか?

x86 ベースの EC2 Mac インスタンスは、Intel Core i7 プロセッサを搭載した Apple Mac mini コンピュータ上に構築されており、AWS Nitro System を搭載しています。Amazon マシンイメージ (AMI) として、macOS Mojave (10.14)、macOS Catalina (10.15)、macOS Big Sur (11)、macOS Monterey (12) から選択できます。x86 ベースの EC2 インスタンスは、米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (ストックホルム、フランクフルト、アイルランド、ロンドン)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー、東京) の 12 のリージョンでご利用いただけます。こちらから詳細を確認したり、x86 ベースの EC2 Mac インスタンスの使用を開始したりできます。

Q: EC2 M1 Mac インスタンスとは何ですか?

EC2 M1 Mac インスタンスは Apple M1 Mac mini コンピュータ上に構築されており、AWS Nitro System を搭載しています。 このインスタンスは、iOS および macOS アプリケーションビルドワークロード用の x86 ベースの EC2 Mac インスタンスよりも最大 60% 優れた料金パフォーマンスをもたらします。EC2 M1 Mac インスタンスは、AWS で初めて ARM64 macOS 環境を有効にし、Amazon マシンイメージ (AMI) として macOS Big Sur (11) と macOS Monterey (12) をサポートします。EC2 M1 Mac インスタンスは、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、アジアパシフィック (シンガポール) の 4 つのリージョンでご利用いただけます。EC2 M1 Mac インスタンスの詳細と使用開始はこちら

Q: EC2 Mac インスタンスには、どのような料金モデルがありますか?

Amazon EC2 Mac インスタンスは、オンデマンドおよび Savings Plans の両方の料金モデルで Dedicated Hosts として利用できます。EC2 Mac インスタンスでは、Dedicated Host が課金単位となります。課金は 1 秒単位で、Apple macOS ソフトウェアライセンス契約に遵守するため、Dedicated Host の最小割当期間は 24 時間です。24 時間の最小割当期間の終了時に、ホストはそれ以上のコミットメントなしでいつでも解放できます。EC2 Mac インスタンスには、Compute Savings Plans と Instance Savings Plans の両方が用意されており、オンデマンド料金から最大 44% オフの料金で提供されています。詳細については Dedicated Host 料金表ページを参照してください。(注: 詳細を見るには、「Dedicated Host」テナンシーと「Linux」オペレーティングシステムを選択してください。) また、EC2 Mac インスタンスの料金については、Dedicated Hosts の AWS 料金見積りツールをご覧ください。

Q: どのように Dedicated Host をリリースするのですか?

EC2 Mac インスタンス Dedicated Host の最小割当期間は 24 時間です。割当期間が 24 時間を超えたら、まずホスト上で動作しているインスタンスを停止または終了させ、aws ec2 release-hosts CLI コマンドまたは AWS マネジメントコンソールを使用してホストを解放してください。

Q: 組織内の他の AWS アカウントと EC2 Mac Dedicated Hosts を共有することはできますか?

はい。AWS Resource Access Manager を介して、AWS 組織内の AWS アカウント、AWS 組織内の組織単位、または AWS 組織全体と EC2 Mac Dedicated Hosts を共有することが可能です。詳しくは、AWS Resource Access Manager のドキュメントをご参照ください。

Q: EC2 Mac Dedicated Host では、いくつの EC2 Mac インスタンスを実行できますか?

EC2 Mac インスタンスは、基盤となる Mac mini ハードウェアの能力をフルに活用します。各 EC2 Mac Dedicated Host で、1 台の EC2 Mac インスタンスを実行できます。

Q: EC2 Mac インスタンスの EFI NVRAM 変数をアップデートできますか?

はい、お客様は EC2 Mac インスタンス上の特定の EFI NVRAM 変数を更新することができ、それは再起動後は維持します。しかし、インスタンスが停止または終了すると、EFI NVRAM 変数はリセットされます。詳細については、EC2 Mac インスタンスのドキュメントを参照してください。

Q: EC2 Mac インスタンスで Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) のブートボリュームを暗号化するために FileVault を使用できますか?

FileVault は、macOS にブートする前、およびリモートアクセスを有効にする前にログインを必要とします。FileVault を有効にすると、インスタンスの再起動、停止、終了時にブートボリューム上のデータへのアクセスが失われます。FileVault を有効にしないことを強くお勧めします。代わりに、EC2 Mac インスタンスのブートとデータの両方の EBS ボリュームに Amazon EBS 暗号化を使用することをお勧めします。

Q: EC2 Mac インスタンスで、マイク入力やオーディオ出力にアクセスすることはできますか?

EC2 Mac インスタンスでは、マイク入力にアクセスすることはできません。組み込みの Apple Remote Desktop VNC サーバーは、オーディオ出力をサポートしていません。Teradici CAS などのサードパーティーのリモートデスクトップソフトウェアは、macOS 上のリモートオーディオをサポートしています。

Q: EC2 Mac インスタンスで利用できる macOS ベースの Amazon マシンイメージ (AMI) にはどのようなものがありますか?

EC2 Mac インスタンスは、macOS を実行するために物理的な Mac mini ハードウェアを使用します。Apple のハードウェアは、ハードウェアに付属する (またはそれ以降の) macOS のバージョンしかサポートしていません。x86 ベースの EC2 Mac インスタンスは、2018 Intel Core i7 Mac mini を使用しており、2018 Mac mini は Mojave に付属しているので、macOS Mojave (10.14.x) は、限界まで「はるか前の」ものであることを意味します。EC2 M1 Mac インスタンスでは、macOS Big Sur (11.x) が付属している 2020 M1 Mac mini を使用しています。EC2 Mac AMI として利用可能な macOS の最新バージョンを確認するには、ドキュメントを参照してください。

Q: EC2 Mac インスタンスで古いバージョンの macOS を実行するにはどうすればよいですか?

EC2 Mac インスタンスはベアメタルインスタンスであり、Nitro Hypervisor を使用しません。x86 ベースの EC2 Mac インスタンスにタイプ 2 の仮想化レイヤーをインストールして実行すると、macOS High Sierra、Sierra、または古いバージョンの macOS にアクセスできるようになる。EC2 M1 Mac インスタンスでは、macOS Big Sur が Apple Silicon をサポートする最初の macOS バージョンであるため、古い macOS バージョンは仮想化下でも実行されません。

Q: EC2 Mac インスタンスで、macOS のベータ版やプレビュー版を実行するにはどうすればよいですか?

ベータ版およびプレビュー版の macOS は、現在 EC2 Mac インスタンスではサポートされていません。

Q: EC2 Mac インスタンスで EC2 ユーザーデータを使用するにはどうすればよいですか?

EC2 Linux および Windows インスタンスと同様に、EC2 Mac インスタンスにカスタムユーザーデータを渡すことができます。EC2 Mac インスタンスは、cloud-init の代わりに、オープンソースの起動デーモンである ec2-macos-init を使用します。お客様はこのデータを EC2 Launch Wizard に、プレーンテキスト、ファイル、または Base64 エンコードテキストとして渡すことができます。

Q: どのように EC2 M1 Mac インスタンスに Xcode をインストールしますか?

AWS は、Xcode IDE を事前にインストールすることなく、ベースとなる macOS AMI を提供します。お客様は、他の macOS システム上と同様に、Xcode をインストールすることができます (そして EULA に同意します)。App Store から最新の Xcode IDE を、または Apple Developer のウェブサイトから以前の Xcode バージョンをインストールすることができます。Xcode をインストールしたら、将来の使用のために、AMI のスナップショットを作成することをお勧めします。

Q: macOS AMI のリリースサイクルはどのようになっていますか?

新しい macOS AMI は、ベストエフォートの原則で提供されます。SNS で更新のお知らせをサブスクライブすることができます。macOS のマイナーバージョンアップデートから 30~60 日後、macOS のメジャーバージョンアップデートから 90~120 日後を目標に、公式の macOS AMI をリリースしています。

Q: EC2 macOS AMI に含まれるエージェントとパッケージは何ですか?

EC2 の macOS AMI には、次のエージェントとパッケージがデフォルトで含まれています。

  • macOS 用 ENA ドライバー
  • AWS CLI
  • EC2-macos-init
  • Amazon CloudWatch エージェント
  • Chrony
  • Homebrew
  • AWS Systems Manager エージェント

Q: macOS AMI に含まれるエージェントやパッケージのアップデートは可能でしょうか?

macOS のベースイメージに追加されたすべてのエージェントとパッケージの Homebrew タップのパブリック GitHub リポジトリがあります。Homebrew を使用して、macOS インスタンスに最新バージョンのエージェントとパッケージをインストールすることができます。

Q: OS とソフトウェアのアップデートを Apple Update Servers から直接 Mac インスタンスに適用できますか?

EC2 Mac インスタンスでは、macOS ソフトウェアの自動アップデートは無効になっています。必要なバージョンの macOS を起動するために、公式に提供されている macOS AMI を使用することをお勧めします。x86 ベースの EC2 Mac インスタンスでは、ソフトウェアアップデート環境設定ペイン、またはソフトウェアアップデート CLI コマンドで macOS のバージョンをアップデートできます。現時点では、EC2 M1 Mac インスタンスでの macOS アップデートはサポートしていません。どちらの EC2 Mac インスタンスでも、アプリケーションやその他のユーザースペースのソフトウェアをインストールおよびアップデートすることができます。

Q: EC2 Mac インスタンスに SSH で接続するにはどうすればよいですか?

インスタンスを起動してインスタンス ID を受け取ったら、次のコマンドでインスタンスをポーリングして、SSH アクセスの準備ができたかどうかを判断することができます。EC2 Mac インスタンスへの SSH 接続は、Linux や Windows を実行しているような他の EC2 インスタンスへの接続と同じプロセスに従います。SSH を使用したインスタンスへの接続をサポートするには、SSH アクセスを許可するキーペアとセキュリティグループを使用してインスタンスを起動します。インスタンスに接続するときに、キーペアの .pem ファイルを提供します。詳細については、ドキュメントをご覧ください

Q: EC2 Mac インスタンスに VNC で接続するにはどうすればよいですか?

macOS には画面共有機能が組み込まれており、デフォルトでは無効になっていますが、これを有効にして EC2 Mac インスタンスのグラフィカル (デスクトップ) セッションに接続するために使用することは可能です。組み込みの画面共有を有効にする方法の詳細については、ドキュメントを参照してください

Q: AWS Systems Manager Session Manager を使用して EC2 Mac インスタンスに接続するにはどうすればよいですか?

AWS Systems Manager Session Manager (SSM) を使用して、EC2 Mac インスタンスに接続することができます。Session Manager は、安全で監査可能なインスタンス管理を提供する、AWS Systems Manager のフルマネージド機能です。インバウンドポートの開放、踏み台ホストの維持、SSH キーの管理をする必要がありません。SSM エージェントは、すべての EC2 macOS AMI にデフォルトでプレインストールされています。詳細については、このブログをご覧ください。

Q: EC2 Mac インスタンスでサポートされている Amazon EBS ボリュームと Elastic Network Interface (ENI) の数はいくつですか?

x86 ベースの EC2 Mac インスタンスは 16 個の EBS ボリュームと 8 個の ENI アタッチメントをサポートし、EC2 M1 Mac インスタンスは最大で 10 個の EBS ボリュームと 8 個の ENI アタッチメントをサポートしています。

Q: EC2 Mac インスタンスは EBS をサポートしていますか?

EC2 Mac インスタンスはデフォルトで EBS に最適化されており、暗号化、非暗号化の両 EBS ボリュームに最大 8 Gbps の専用 EBS 帯域幅を提供します。

Q: EC2 Mac インスタンスは、ローカルストレージからのブートをサポートしていますか?

EC2 Mac インスタンスは、EBS バックド macOS AMI からしかブートできません。Mac mini の内蔵 SSD はディスクユーティリティに存在しますが、ブート可能ではありません。

Q: EC2 Mac インスタンスは、Amazon FSx をサポートしていますか?

はい。EC2 Mac インスタンスは、SMB プロトコルを使用して FSx をサポートしています。EC2 Mac インスタンスで FSx を有効にするには、サポートされているディレクトリサービス (アクティブディレクトリまたは AWS Directory Service など) に EC2 Mac インスタンスを登録する必要があります。FSx の詳細については、製品ページを参照してください。

Q: EC2 Mac インスタンスは Amazon Elastic File System (Amazon EFS) をサポートしていますか?

はい、EC2 Mac インスタンスは、NFSv4 プロトコル上の EFS をサポートしています。EFS の詳細については、製品ページを参照してください。

前世代向けの Nitro System サポート

Q: 旧世代のインスタンス向けの Nitro System サポートとはどのようなものですか?

AWS Nitro System は、基盤となるハードウェアの通常のライフタイムを超えてサービスを提供するために、前世代の EC2 インスタンス向けに最新のハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを提供するようになりました。Nitro System のサポートにより、お客様は、ワークロードとアプリケーションを、それらが構築されたインスタンスファミリーで引き続き実行できます。

Q: どの前世代のインスタンスが Nitro System のサポートの対象となりますか? また、その時間枠はどのようになっていますか?

2022 年時点で、M1、M2、M3 といった前世代のインスタンスが Nitro System のサポート対象となります。これらのインスタンスのお客様には、Nitro System への移行に関するメンテナンス通知が送信されます。2023 年に追加のインスタンスタイプのサポートを追加する予定です。

Q: 既存の前世代のインスタンスを移行するには、どのようなアクションを実行する必要がありますか?

旧世代のハードウェアで実行されているアクティブな前世代のインスタンスを移行するために、お客様側で必要なアクションはありません。古い世代のハードウェア上にあるインスタンスについては、インスタンスにマッピングされたお客様の各アカウント ID に対して、スケジュールされたメンテナンスの 2 週間前に E メール通知が送信されます。

通常のメンテナンスイベントと同様に、お客様は、元のスケジュールされたメンテナンス時間からさらに 2 週間の期間内に、必要な回数だけメンテナンスを再スケジュールできます。

Q: このメンテナンスイベント中にインスタンスはどうなりますか?

標準の AWS メンテナンスプロセスの一環として、お客様と連携して作業します。いくつかの AWS チームは既に移行しており、Nitro ハードウェアで前世代のインスタンスを実行しています。メンテナンス中、インスタンスは再起動されます。インスタンスのサイズと属性によっては、最長で 30 分かかる場合があります。例: ローカルディスクのあるインスタンスは、ローカルディスクのないインスタンスよりも移行に時間がかかります。再起動後、インスタンスは IP アドレス、DNS 名、およびローカルインスタンスストアボリューム上のすべてのデータを保持します。

Q: AWS Nitro System に移行された前世代のインスタンスで実行するために、ワークロードを再構築/再認証する必要はありますか?

いいえ。お客様は AWS Nitro System に移行された前世代のインスタンスのワークロードを再構築/再認証する必要はありません。

Q: AWS Nitro System に移行すると、インスタンスの仕様は変更されますか?

インスタンスが AWS Nitro System に移行される際、前世代のインスタンスのインスタンス仕様が変更されることはありません。

Q: 前世代のインスタンスのすべての機能と AMI は、この移行の一部としてサポートされますか?

はい。これらのインスタンスを AWS Nitro System に移行しても、前世代のインスタンスでサポートされていた既存のすべての機能と AMI はサポートされます。ただし、使用停止が発表されており、Nitro System で実行されている前世代のインスタンスではサポートされなくなる従来のネットワークに注意してください。当社は、お客様が VPC に移行した後にのみ、従来のネットワークを実行している前世代のインスタンスを移行します。

Q: 前世代のインスタンスが AWS Nitro System に移行されると、料金と請求に変更はありますか?

請求と料金に変更はありません。当社は、前世代のインスタンス (オンデマンド、1 年/3 年のリザーブドインスタンス、Savings Plan、スポット) 向けに現在サポートしているものと同じ料金モデルを引き続きサポートします。

 

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