Amazon EventBridge

独自のアプリケーション、SaaS、AWS のサービスからのアプリケーションデータを接続するサーバーレスイベントバス

Amazon EventBridge は、独自のアプリケーション、SaaS (Software-as-a-Service) アプリケーション、AWS のサービスからのデータを使用してアプリケーションどうしを簡単に接続することを可能にするサーバーレスイベントバスです。EventBridge は、Zendesk、Datadog、Pagerduty などのイベントソースからリアルタイムデータのストリームを配信し、そのデータを AWS Lambda などのターゲットにルーティングします。お客様は、データの送信先を判断するためのルーティングルールを設定して、すべてのデータソースにリアルタイムで反応するアプリケーションアーキテクチャを構築できます。EventBridge では、イベントの取り込みと配信、セキュリティ、承認、エラー処理が自動的に行われるため、イベント駆動型アプリケーションを簡単に構築することができます。

AWS New York Summit 2019: Intro to Event-driven Architectures and Amazon EventBridge (51:38)

利点

SaaS アプリケーションからのデータを接続

EventBridge は、サポートされている SaaS アプリケーションからのデータを取り込み、AWS マネジメントコンソールでのネイティブな統合を通してそのデータを AWS のサービスにルーティングします。SaaS アプリケーションからのデータを使用して、カスタマーサポート、ビジネスオペレーションなどのワークフローをトリガーできます。詳細については、統合 SaaS パートナーを参照してください。

コードを削減

カスタムコードを作成せずにイベントの取り込み、フィルタリング、配信を行えるため、アプリケーションどうしを簡単に接続できます。EventBridge は、イベントをソースから、AWS LambdaAmazon Kinesis Data Streams など、サポートされている 1 つまたは複数の AWS のサービスターゲットに自動的にルーティングします。

イベント駆動型アーキテクチャを簡単に構築

EventBridge はイベント駆動型アーキテクチャの構築プロセスを簡素化します。フィルタリングと EventBridge へのパブリッシュは自動的に行われるため、イベントターゲットがイベントソースを認識する必要はありません。設定は不要です。イベント駆動型アーキテクチャは疎結合かつ分散型のため、開発者の俊敏性とアプリケーションの弾力性が向上します。

オペレーションのオーバーヘッドを削減

EventBridge には、プロビジョニングやパッチ、管理用のサーバーだけでなく、インストール、メンテナンス、運用するソフトウェアもありません。EventBridge は、取り込んだイベントの数に応じて自動的にスケーリングします。料金は AWS アプリケーションや SaaS アプリケーションによってパブリッシュされたイベントに対してのみ発生します。EventBridge には、可用性と耐障害性が組み込まれています。

仕組み

EventBridge はイベントを使ってアプリケーションを接続します。イベントとは、カスタマーサポートチケットのステータスの変更など、システムの状態が変わったことを示す信号です。幅広いイベントソースからのデータを使って、弾力性のあるイベント駆動型アプリケーションを簡単に構築できます。

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ユースケース

カスタマーサポート

カスタマーサポートチケットのステータスの変更を EventBridge に送信して自動化されたワークフローをトリガーすることや、機械学習を使って感情分析モデルのトレーニングやデプロイを行うことができます。例えば、Amazon Sagemaker を使用して、オリジナルの Zendesk チケットに顧客満足度スコアを添付できます。

セキュリティオペレーション

セキュリティイベントを EventBridge に送信し、複数のチャネルにわたる関連するユーザーグループに伝えることができます。例えば、Whispir コミュニケーションワークフローに脅威検出イベントを含めることや、イベントベースのルールを使ってセキュリティシステムレポートの配信を自動化することが可能です。

ビジネスオペレーション

EventBridge を使用して、オペレーションデータへのアクセス、処理、システム間の送信を行えます。例えば、EventBridge を使用して PagerDuty インシデントを Amazon Redshift データウェアハウスに接続し、エンジニアリングチームで修復速度や平均的なオペレーション負荷を分析できます。

アプリケーションのモニタリング

EventBridge を使用してアプリケーションメトリクスのリアルタイムストリームを収集することで、アプリケーションパフォーマンスの変化に迅速に対応できます。例えば、DataDog から EventBridge に負荷ボリュームのアラートを送信し、予想される負荷の増大に対応できるよう EC2 インスタンスをスケーリングする AWS Lambda 関数をトリガーできます。

ディレクトリ登録

ユーザー情報を EventBridge に送信してワークフローをトリガーすることで、ディレクトリ登録プロセスを自動化できます。例えば、OneLogin から EventBridge に新規ユーザー作成イベントを送信し、新規採用のエンジニアが技術リソースを利用できるようにする Lambda 関数にそのイベントをルーティングできます。

カスタマーデータの更新

カスタマーリレーションシップマネジメント (CRM) システムでのカスタマーデータの変更を使って他のシステムのワークフローをトリガーできます。例えば、SugarCRM オポチュニティのステータスが「Closed Won」に変更されたら EventBridge にイベントを送信し、会計システムで請求レコードをプロビジョニングするワークフローをトリガーできます。

リソース

ドキュメント
詳細については、Amazon EventBridge の使用方法に関するドキュメントを参照してください。 
 
Amazon EventBridge – Event-Driven AWS Integration for your SaaS Applications
Jeff Barr、2019 年 7 月 11 日
 
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