2023 陸前高田市
陸前高田市、電話による災害時の情報伝達・安否確認システムに AWS を活用し、住民の自助を支援する新たな防災の未来へ
自治体
概要
2011 年の東日本大震災で甚大な津波被害を受けた
陸前高田市。被災経験をいかし、すべての人にとって安心、安全なまち作りを目指す同市では、災害発生時に防災行政無線や電話連絡、SNS を使用して情報を提供していますが、迅速で確実な情報伝達や職員のマンパワー不足が課題でした。そこで NTT東日本の協力のもと、一斉架電と AI を活用した新しい情報伝達システムをアマゾン ウェブ サービス(AWS)上に開発し、住民の意見を取り入れながら実用化に取り組んでいます。

課題・ソリューション・導入効果

AI をはじめ最新のデジタル技術を活用しながら、誰もが使いやすいシステムを目指しています。東日本大震災の際に多くの支援をいただいた当市からの恩返しの形の 1 つとして命を守る仕組みを広めていければと願っています
中村 吉雄 氏
陸前高田市 防災課 課長兼防災対策監陸前高田市
岩手県の東南端、三陸沿岸に位置する陸前高田市。縄文時代からの文化圏が根付き、平安時代には金や海産物が経済の基盤となり、藩政時代には気仙地方の政治経済の中心として栄えた。比較的温暖な気候に恵まれ、りんごやゆずなどの農産物や、ワカメやホタテなどの海産物が特産。東日本大震災の大津波に耐えた「奇跡の一本松」が復興のシンボルとなっていることでも知られる。
取組みの成果
- 災害時の確実な情報伝達
- 電話連絡、安否確認の迅速化
- 二次被害リスクの低減
東日本電信電話株式会社
AWS 公共部門パートナー
AWS の導入から 24 時間 365 日の監視運用、AWS への閉域接続ネットワーク、お客さまの LAN 環境など、クラウド利用に必要なサービスを総合的に提供する AWS アドバンスドコンサルティングパートナー。各県域の身近な担当者が、お客さまの課題に寄り添い、最適なソリューションを提供し、ビジネスの成功をリードしている。
