投稿日: Aug 25, 2021

AWS Storage との間でデータを転送する AWS DataSync タスクを作成するときに、データの転送方法をさらに細かく制御できるように、エクスクルードフィルターだけでなくインクルードフィルターも指定できるようになりました。この機能強化により、エクスクルードフィルターとインクルードフィルターの両方を使用するタスクをスケジュールして、ソースの場所にあるファイルのサブセットのみを転送できるようになりました。また、実行ごとにフィルター設定が異なる場合に、タスクの複数の実行をキューに入れることができるようになりました。

DataSync フィルターを使用すると、タスクを実行するたびに転送するファイル、フォルダ、またはオブジェクトを指定できます。タスクの作成時にインクルードフィルターとエクスクルードフィルターを構成でき、タスクの開始時にフィルター設定を上書きできます。インクルードフィルターを使用するには、転送に含めるファイル、フォルダ、またはオブジェクトのパターンのリストを指定します。エクスクルードフィルターを使用するには、転送からエクスクルードするファイル、フォルダ、またはオブジェクトのパターンのリストを指定します。異なるフィルター設定を使用してタスクの複数の実行を開始でき、サービスはタスクの実行を開始された順序でキューに入れて実行するように設計されています。これらの強化されたフィルターとキュー機能を使用すると、データ転送タスクの時間を短縮し、ファイルやフォルダのスキャンや不必要な転送を回避して、時間とコストを節約できます。

これらの新しい拡張機能は、AWS DataSync が利用可能なすべての リージョン で使用できます。詳細について Data Sync ユーザーガイドや DataSync ウェブサイト を参照するか、AWS DataSync コンソール にサインインして使用を開始してください。