AppStream 2.0 の使用方法

AppStream 2.0 では開発作業が不要です。アプリケーションは Windows コンピュータにインストールするのと同じようにインストールしてください。それからオンプレミスまたは AWS 上で、ネットワーク、ID、ストレージに接続し、設定します。または、AppStream 2.0 内蔵のユーザー管理と永続的ストレージを使うこともできます。アプリケーションは AppStream 2.0 上で一元的に管理でき、ユーザーはオンデマンドでアプリケーションに安全にアクセスできます。これらすべては従量制の料金体系でお届けしています。

AppStream 2.0 は簡単に使用を開始できます。入門ガイドをダウンロードして、AppStream 2.0 で 2 つのアプリケーションをインストールして設定する方法、基本的な管理タスクを実行する方法、用意されている AWS Cloud​Formation テンプレートを使用して Amazon Virtual Private Cloud (VPC) をプロビジョニングする方法を確認できます。また、使用開始に役立つ特定のアプリケーションデプロイガイドをダウンロードすることもできます。 

10 個の手順で使用を開始する

AppStream 2.0 で 2 つのアプリケーションをインストールおよび設定し、ユーザーにストリーミングします。アプリケーションへのアクセスには HTML 5 ブラウザを使用し、アクセス可能なユーザーを制御できます。

AppStream 2.0 コンソールを使用して、基本的な管理タスクを実行します。イメージビルダーを使用してアプリケーションをインストールする方法、Image Assistant でアプリケーションを最適化する方法、アプリケーションのフリートをプロビジョニングする方法、スタックをプロビジョニングしてアプリケーションをユーザーにストリーミングする方法を学習します。

用意されている AWS CloudFormation テンプレートを使用して、Amazon Virtual Private Cloud (VPC) をプロビジョニングします。VPC によって、隔離された仮想ネットワークインフラストラクチャ内に AppStream 2.0 リソースがホストされます。

AWS アカウント: AppStream 2.0 の使用を開始するには AWS アカウントが必要です。

ユーザーの E メールアカウント: ユーザー設定プロセスを完了するには、少なくとも 1 人のユーザーの E メールアカウントにアクセスする必要があります。

スキルレベル: 使用を開始するのに AWS の経験は不要ですが、ネットワークと仮想デスクトップインフラストラクチャの基本的な知識があると役立ちます。

AppStream 2.0 を使用したアプリケーションのストリーミングの総コストは、ニーズと設定に応じて異なります。このガイドに記載されているリソースを 1 営業週使用した場合、総コストは約 25 USD です。 

使用するサービスとコスト

月請求額の見積り: AppStream 2.0 を使用したアプリケーションのストリーミングの総コストは、ニーズと設定に応じて異なります。コストには選択した AWS リージョンと、インスタンスに向けて選択したパフォーマンスオプションが含まれます。このガイドに記載されているリソースを 1 営業週使用した場合、総額は約 25 USD です。サービスの使用量とコスト: AWS の料金設定は、個別サービスそれぞれの使用量に基づきます。各サービスの使用量の総計によって毎月の請求額が決まります。各サービスの内容と請求に与える影響については、下にある各タブをご覧ください。

Amazon AppStream 2.0

料金の仕組み: AppStream 2.0 では、使用するストリーミングリソース (フリートとイメージビルダー) に対する料金と、認証されたユーザー 1 人あたりの少額の月額料金のみが発生します。Amazon AppStream 2.0 を使用する際に、前払い料金や長期契約はありません。

フリート: AppStream 2.0 フリートインスタンスは、時間単位の課金です。インスタンス料金には、コンピューティング、ストレージ、およびストリーミングプロトコルによって消費される帯域幅が含まれます。常時稼働フリートでは、ユーザーが接続していない場合でも、実行中のすべてのインスタンスに対して、インスタンスのタイプおよびサイズに基づく実行中のインスタンス料金が発生します。オンデマンドフリートでは、ストリーミングに使用しているインスタンスに対して、インスタンスのタイプとサイズに基づく実行中のインスタンス料金が発生します。オンデマンドフリートで、アクティブなストリーミング接続のない停止中のインスタンスに対しては、1 時間単位で小額の停止中料金が発生します。これはすべてのインスタンスタイプおよびサイズで共通です。

イメージビルダー: AppStream 2.0 イメージビルダーは、時間単位の課金です。イメージビルダーの料金には、コンピューティング、ストレージ、ストリーミングプロトコルによって消費される帯域幅の料金が含まれます。実行中のすべてのイメージビルダーでは、管理者が接続していない場合でも、実行中のインスタンス料金が発生します。

ユーザー料金: 各 AWS リージョンで AppStream 2.0 フリートインスタンスに接続するユーザー 1 人につき毎月課金され、日割り計算されません。管理者がイメージビルダーに接続し、イメージビルダーを使用してそのフリートのイメージを作成する場合は、ユーザー料金が発生しません。

: このプロジェクトでは、汎用インスタンス (stream.standard.medium) 向けのイメージビルダーを使用して、汎用インスタンス (stream.standard.medium) を使う 2 つのオンデマンドフリートインスタンスをプロビジョニングし、ユーザーを 2 人追加します。

米国東部 (バージニア北部) リージョンの場合、stream.standard.medium の 1 時間あたりの料金は 0.10 USD です。オンデマンド停止中インスタンス料金は 1 時間あたり 0.025 USD です。さらに、AppStream 2.0 フリートインスタンスに接続している認証されたユーザー 1 人につき、4.19 USD のユーザー料金が課金されます。管理者がイメージビルダーに接続し、イメージビルダーを使用してそのフリートのイメージを作成する場合は、ユーザー料金が発生しません。

イメージビルダーインスタンスは 4 時間実行され、ユーザーを 2 人追加したとします。2 つのオンデマンドストリーミングインスタンスがそれぞれ 1 営業週 (50 時間) にわたって 1 日 5 時間実行され、その営業週の残り (190 時間) では停止された場合、合計料金は約 19 USD になります。

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

料金の仕組み: VPC 自体の作成と使用に追加料金はかかりません。AppStream 2.0 などの他のアマゾン ウェブ サービスの利用料金が、データ転送料金を含めこれらのリソースに指定レートで適用されます。

VPC 内に NAT ゲートウェイを作成することを選択した場合は、NAT ゲートウェイがプロビジョニングされ利用可能であった "NAT ゲートウェイ時間" に対して料金が請求されます。データ処理料金は、トラフィックの送信元か送信先にかかわらず、NAT ゲートウェイで処理されたギガバイト単位で適用されます。1 時間未満の NAT ゲートウェイ時間は、1 時間分として請求されます。また、NAT ゲートウェイを介して転送されるすべてのデータの標準的な AWS データ転送料が発生します。NAT ゲートウェイへの課金を止めたい場合は、AWS マネジメントコンソール、コマンドラインインターフェイス、API を使用して NAT ゲートウェイを削除します。

: このプロジェクトでは、プロジェクト中に実行される NAT ゲートウェイを VPC 内に作成します。これにかかるコストは約 6 USD です。この見積りは、VPC 内の NAT ゲートウェイの時間料金が 0.045 USD である米国東部 (バージニア北部) リージョンにディレクトリが配置されることを想定し、作成しています。

アプリケーションのデプロイガイド

基本を学習した後は、特定のアプリケーションデプロイガイドをダウンロードするか、別のデスクトップアプリケーションをインストールできます。 

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ワークショップ

独立系ソフトウェアベンダーのためのワークショップ

AppStream 2.0 の ISV プロジェクトシリーズをご覧ください。このシリーズでは、AppStream 2.0 を使用して、デスクトップアプリケーションのオンライントライアルと SaaS (Software-as-a-Service) ソリューションを書き換えずに構築するためのステップバイステップガイドが提供されます。

使用を開始するには、「AppStream 2.0 ISV ワークショップ」を参照してください。

デプロイの管理

Amazon AppStream 2.0 の使用を開始する
AWS での Amazon AppStream 2.0 デプロイのコストを削減する方法
Amazon AppStream 2.0 でゼロトラスト環境を実現
適切な Amazon 仮想アプリまたはデスクトップの入手

次のステップ

ガイドを確認したら、次のステップに従って AppStream 2.0 を組織にデプロイしてください。
1

イメージビルダーを用いた自社アプリケーションのインポート

イメージビルダーを使用して短時間で簡単にアプリケーションをインポート、インストール、テスト、更新できます。

2

グラフィックスの最適化などのアプリケーションに様々な仮想マシンを使用

グラフィックス、コンピューティング、メモリ、または汎用インスタンスタイプから選んでアプリケーションのパフォーマンスを最適化し、全体的なコストを削減してください。

3

SAML 2.0 を用いて AppStream 2.0 へのフェデレーテッドアクセスを有効化

ユーザーが既存の認証情報を用いて AppStream 2.0 にサインインできるようにできます。

4

お使いの AppStream 2.0 フリートとイメージビルダーを Microsoft AD のドメインで統合

既存のアクティブディレクトリドメインを用いて、クラウドベースまたはオンプレミスでドメイン統合ストリーミングインスタンスを起動してください。

5

フリートの Auto Scaling を AppStream 2.0 に対して設定

AppStream 2.0 フリートのサイズを自動的に変更して、ユーザーの需要に合わせて使用可能なインスタンスを供給できます。

6

AppStream 2.0 を API を用いて統合、拡張

AppStream 2.0 の API を用いて、アプリケーションを自動化ワークフロー、またはサービスとしてのソフトウェアソリューションと統合

Amazon AppStream 2.0 リソースの詳細

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