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Amazon RDS for MySQL バージョン 5.6 サポート延長のお知らせ
この投稿は、AWS フォーラムで案内されたアナウンスメントの参考和訳です。
Amazon RDS は MySQL メジャーバージョン 5.6 サポートを延長します。Amazon RDS をお使いのお客様は2022 年 2 月 1 日まで引き続き MySQL 5.6 の新規インスタンスを作成できますが、2022 年 3 月 1 日より MySQL 5.6 インスタンスに対する自動アップグレードが開始されます。このアップグレードは Amazon Aurora クラスターには適用されません。
以前 Amazon RDS for MySQL バージョン 5.6 のサポート終了のお知らせの中で 2021 年 8 月 3 日から自動アップグレードを行い、2021 年 9 月 1 日に残りの全てのインスタンスのアップグレードを行うとお知らせ致しましたが、サポートの延長を行うことを決定致しました。
今回のサポート終了までの間に MySQL 5.6 から MySQL 5.7 以降へできるだけ早くアップグレードすることを強くお勧めします。MySQL コミュニティは 2021 年 2 月 5 日より MySQL 5.6 の開発を停止しており、バグ修正やセキュリティパッチの開発は行われなくなっています。 MySQL 5.7 には、JSON データ型のネイティブサポート、ネイティブ InnoDB 空間インデックスを使用した GIS、新しい SYS スキーマを使用した新しいパフォーマンスメトリクスのパフォーマンススキーマなど、主要な機能強化が追加されています 。MySQL 8.0 には、ウインドウ関数と共通テーブル式が追加された他、MySQL 5.7 と比較して 2 倍高いパフォーマンスを提供します。どちらのバージョンでも、以前のバージョンの欠陥に対する修正が多数行われています。
以下が新しい MySQL 5.6 サポート終了のタイムラインの要約です。
- 現在 Amazon RDS for MySQL 5.6 から 5.7、または 8.0 へのアップグレードをいつでも開始できます。また MySQL 5.6 のスナップショットからの復元、MySQL 5.6 のリードレプリカの作成も行えます。
- 2022 年 2 月 1 日より AWS コンソール、CLI どちらからでも MySQL 5.6 の新規インスタンスは作成できなくなります。
- 2022 年 3 月 1 日より Amazon RDS for MySQL 5.6 から 5.7 への自動アップグレードが開始されます。MySQL 5.6 のスナップショットから復元したデータベースも自動的に MySQL 5.7 へアップグレードされます。
アップグレードによる予期しないデータベースの停止を防ぐために、予めデータベースのスナップショットを利用したアップグレードプロセスのテストを行うことをお勧めします。Amazon RDS での MySQL メジャーバージョンのアップグレードの詳細については、データベースバージョンのアップグレードを参照してください。バージョンアップグレードに伴うダウンタイムを削減するベストプラクティスに関してはこちらのブログをご覧ください。
(※複数のメジャーバージョンを跨るアップグレードの場合はこちらもご参考ください)
ご質問やご不明な点がある場合は、AWS サポートまでお問い合わせください。