Amazon Web Services ブログ
Amazon RDS Proxy が大阪リージョンでご利用可能になりました
みなさん、こんにちは。シニアエバンジェリストの亀田です。今年もAWSのアップデート情報をお届けしていきますのでよろしくお願いいたします。2022年最初のアップデートは、大阪リージョンの機能追加です。Amazon RDS Proxy が大阪リージョンでご利用可能になりました。
Amazon RDS Proxy
RDS Proxy はアプリケーションのスケーラビリティ、復元力、および安全性を向上させるフルマネージド型データベースプロキシです。RDSに対するアプリケーションクライアントの接続を、クライアントの代わりに行いセッションを維持する機能を提供します。これによりアプリケーションがデータベースと確立した接続をプールおよび共有でき、データベースの効率とアプリケーションのスケーラビリティが向上しフェイルオーバー時間が最大 66% 短縮します。
また、サーバレスアーキクチャベースとしたアプリケーションがRDSと連携する場合、例えばAWS Lambda は1リクエストごとにマイクロVMが起動し、RDSへの接続を試みます。この場合、リクエストごとにマイクロVMがスケールされ起動しRDSへの接続を試みるため、通常よりも大量のデータベース接続の開閉が行われ、データベースメモリやコンピューティングリソースを消耗する可能性があります。このようなアーキテクチャの場合、Lambda関数の接続先をRDS Proxy にすることで、接続がプールされ、RDSへの接続数を適正に保つことができます。
Aurora MySQL、Aurora PostgreSQL、RDS MySQL、RDS PostgreSQL でご利用が可能です。さらに、データベースアクセスに IAM 認証を強制的に適用して、データベース認証情報をアプリケーションコードにハードコーディングすることを回避できるため、データセキュリティの制御性をより向上させることができます。AWS Secrets Manager を介して、データベースの認証情報を一元管理することもでき、よりセキュアなデータベースへのアクセス環境の実現が可能となります。
サポートしている以下のデータベースエンジンのプロトコルと完全な互換性があり、お客様のアプリケーションコードを変更することなく、アプリケーションに RDS Proxy をデプロイできます。
- RDS for MySQL : MySQL 5.6 および 5.7
- Aurora MySQL : バージョン 1 (MySQL 5.6 と互換) およびバージョン 2 (MySQL 5.7 と互換)
- RDS PostgreSQL : バージョン 10.10 以降のマイナーバージョンおよびバージョン 11.5 以降のマイナーバージョン
- バージョン 10.11 以降のマイナーバージョンおよびバージョン 11.6 以降のマイナーバージョン
詳しくは、こちらのドキュメントをご覧ください。また現在RDS Proxy は日本語でのAWS公式ハンズオンシナリオが用意されていないため、私の方で簡単にお試しいただく日本語ワークショップを公開しておりますので合わせてお試しください。
– シニアエバンジェリスト 亀田