Amazon Web Services ブログ

AWS CodeBuild が大阪リージョンでご利用いただけるようになりました。

みなさん、こんにちは。アマゾン ウェブ サービス ジャパン、シニアエバンジェリストの亀田です。

AWS CodeBuild が大阪リージョンでご利用いただけるようになりましたのでお知らせいたします。

AWS CodeBuild

CodeBuild はAWS Codeサービスファミリーの一つであり、ソースコードをコンパイルし、テストを実行し、デプロイ可能なソフトウェアパッケージを作成できる完全マネージド型のビルドサービスです。大阪リージョンでは、すでにプライベート Git リポジトリをホストする AWS CodeCommit 、オンプレミスを含めたさまざまなコンピューティングサービスへのソフトウェアのデプロイを自動化する AWS CodeDeploy 、がご利用可能でしたが、新しいラインナップが加わったことになります。

CodeBuildを用いることで、ビルド用サーバーのプロビジョニング、運用管理、スケーリング等が不要になり、複数のビルドが同時に処理されるので、ビルドが待機状態でキュー内に残されることを防ぐことができ、ビルドにまつわる全体のパフォーマンスを向上させることができます。利用に際しては、パッケージ済みのビルド環境で、すぐに開始可能ですし、ご自身が今ご利用中のビルドツールを使用するために、カスタムビルド環境を作成することもできます。例えば、分散ビルド用にこれまで使用してきた Jenkins サーバーのワーカーノードとして CodeBuild を使用できます。

従量課金となるため、ビルドの開始から、実行が完了するまでにかかった時間に対して、分単位で料金が発生します。このため、アイドル状態のビルドサーバーキャパシティーに対して料金が発生しないため、現状のビルド環境維持におけるコスト低減が期待できます。

ビルド環境

CodeBuild では、タスクの完了に必要なオペレーティングシステム、プログラミング言語ランタイム、ビルドツール (Apache Maven、Gradle、npm) が含まれる、事前設定されたビルド環境でビルドが実行されます。ユーザーが行う必要があることは、ソースコードの場所を指定し、使用するビルド環境やビルド中に実行されるビルドコマンドなど、ビルドの設定を選択ことのみで、ビルドされたアーティファクトは Amazon S3 バケットに保存され、さらに、ビルドコマンドを使用して、それらをアーティファクトリポジトリにアップロードできます。Java、Python、Node.js、Ruby、Go、Android、.NET Core for Linux、および Docker 用のビルド環境がサポートされています。詳細はこちらをご覧ください。

CodeBuild はオペレーティングシステムとして Linux と Windows をサポートし、ビルド環境のカスタマイズも可能です。例えばMicrosoft .NET Framework などの自分のビルド環境を作成する場合、ビルド用のランタイムとツールを Docker イメージにパッケージ化して、それを公開された Docker ハブリポジトリまたは Amazon EC2 Container Registry (Amazon ECR) にアップロードしておくことで、新しいビルドプロジェクトを作成する際に Docker イメージの場所を指定すると、CodeBuild によりそのイメージがプルされ、ビルドプロジェクト設定として使用されます。

ビルド用ソースレポジトリは以下から複数を選択可能です。

くわしくはこちらをご覧ください。

– シニアエバンジェリスト 亀田