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AWS Summit Tokyo における IoT 関連セッションのご紹介

日本最大の「AWS を学ぶイベント」、AWS Summit Tokyo が 4月20日(木)、21日(金) の 2 日間にわたり幕張メッセで開催されます。AWS Summit は、クラウドコンピューティングコミュニティが一堂に会して、アマゾン ウェブ サービス (AWS) に関して学習し、ベストプラクティスの共有や情報交換ができる、 AWS に興味がある全ての皆様のための無料のイベントです。基調講演・150 を超えるセッション・180 を超える EXPO コンテンツがありますが、今回はその中から IoT に関するセッションをご紹介させて頂きます。

【AWS セッション】

IoT の最新情報に関しては下記のセッションがお勧めです。

・4月20日(木) 15:20-16:00 スマートファクトリの実現における AWS IoT での検討ポイント
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 技術統括本部 ソリューションアーキテクト 戸塚 智哉

    製造業では、人材の不足や育成また品質向上やコスト削減に関する課題が旧来から叫ばれています。デジタルを活用し、それらの問題を解決すべく、稼働状況の可視化、故障の予兆保全に取り組まれているお客様が多く増えています。その一つの手段として、近年注目されている視認性の高いデジタルツインを構築することにより、機器の故障に対するアクションをより迅速化・高度化させることが期待できます。本セッションでは、製造機器からのデータを収集しデジタルツインを構築するまでの一連の流れと、ビジネスにどのような効果をもたらすのかをご説明します。

・4月21日(金) 14:20-15:00 AWS IoT で実現する IoT プラットフォーム構成と IoT データの活用
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 プロフェッショナルサービス本部 シニア IoT コンサルト 小林 嗣直

    IoT プラットフォームには、デバイスとのスケーラブルな形での接続、データの収集と保存、デバイスの管理や監視機能が必要です。さらに集められたデータを活用しビジネス価値を生む洞察を得るためには、データを分析するためのデータ分析基盤を構築する必要があります。そのため IoT プラットフォームの構築には一般的には高い実装/運用コストが発生します。AWS IoT ではそれらを実現する様々なサービスや機能がフルマネージドなサービスとして用意されており、低い実装/運用コストで IoT プラットフォームやデータ分析を実現できます。本セッションでは、IoT データからビジネス価値を生む洞察を得るために、どのような AWS IoT サービスを利用してどのようにシステムを構成すれば良いのか紹介します。

【事例セッション】

AWS Summit Tokyo では AWS サービスの最新情報だけではなく、 AWS にて IoT ソリューションを実装されているお客様のナマの声もセッションで聴く事ができます。 今回の AWS Summit Tokyo では AWS IoT を用いて実際に運用をされているお客様の事例セッションがございます。(開催日順)

・4月20日(木) 12:20-12:50 なぜ、清水建設の社員が IoT・AI を駆使できるようになったのか?~土木現場の施工分析ダッシュボード~
清水建設株式会社 技術研究所 未来創造技術センター ロボティックスグループ 研究員 横島 喬 様

    建設業界での従事者の縮小と残業時間の縮小に向けた業務の効率化は喫緊の課題です。清水建設では従来の施工管理に対してデジタル技術を積極的に活用して、土木現場内の建機の稼働状況を AWS 上に構築したデータ分析基盤(ダッシュボード)により施工管理・保守することを実現しました。建機の稼働状況の把握には GNSS 測位による位置情報や LiDAR の点群データの AI による認識を ROS 上で構築しました。本セッションでは当社が推し進める土木現場のデジタル化戦略とその戦略に基づき挑んだ取組みを紹介します。

・4月20日(木) 12:20-12:50 ユーザー体験を向上させるカギは “分断の解消” 〜絶対に止められないスマートロックを扱うシステムの裏側
株式会社ビットキー Vice President of Product 町田 貴昭 様

    • ビットキーは、”人々の生活” をアップデートするプロダクトを開発・提供しています。”暮らし” の領域では「homehub」、”働く” 領域では「workhub」。どちらもスマートロックなどのデバイスを活用しながら、”物理空間の出入り” を軸としたユーザー体験の向上に挑戦しています。
    ただし、鍵による入室/退室はできてアタリマエ。100 万分の 1 の失敗も許されない領域です。そのような領域で、ユーザー体験をどのようにデザインし、プロダクトを作り、マーケットに届けているのか、AWS IoT の活用事例も踏まえた試行錯誤のストーリーをお伝えします。

・4月21日(金)15:40-16:10 18 万台のカメラが接続する Safie のモダナイゼーションへの取り組み
セーフィー株式会社 開発本部 第1開発部 インフラグループ 佐伯 航 様

    セーフィーでは 2015 年より、クラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」を提供しています。現在では約 18 万台のカメラが接続するサービスとなり、サービスが成長するとともに AWS リソースも増えシステム規模も大きくなりつつあります。一方で AWS は新サービスや新機能を次々とリリースしており、サービスローンチ時の構成を維持するのみでは運用管理における課題が多く日々改善が必要です。本セッションでは Safie のアーキテクチャとマルチアカウント管理、セキュリティ、CI/CD などの課題と改善に取り組んだ事例をご紹介します。

【EXPO】

EXPO では AWS Summit Tokyo 初となる事例展示他、AWS と AWS パートナーによるソリューション展示、AWS DeepRacer リーグ観戦、AWS 認定者限定ラウンジ、AWS GameDay、AWS JAM など 180 以上 の様々なコンテンツをご用意しています。また、IoT に関連したデモも多く展示されます。https://aws.amazon.com/jp/summits/tokyo/expo/
リアルイベントならではの楽しみをぜひ幕張で体験してみてください!

AWS Summit Tokyo は下記からご登録できます。今回ご紹介させて頂いたセッション以外にも数多くのセッションがあり、セッション内容の確認・受講登録が出来ます。ぜひアクセス頂ければと思います。
https://aws.amazon.com/jp/summits/tokyo/

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戸塚 智哉

AWS IoT を得意領域としているソリューション アーキテクトで、製造・小売業界のお客様を中心にクラウド活用のご支援をさせていただいております。