Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2019/12/9週
こんにちは、AWSソリューションアーキテクトの小林です。今年もあと2週間になってしまいました。季節も本格的な冬に入り、肌寒い日が続くようになってきていますね。こういう季節になると、恋しくなるのが温泉です。年末年始はチャンスを見つけて温泉に出かけたいなぁと思いながら、なかなか果たすことができないのがここ数年の傾向で、ついつい寝正月になってしまう私です。たまには一風変わった年末年始の過ごし方をしてみたいなとおもうのですが、なかなか良いアイデアがありません。お勧めの過ごし方があれば是非教えてください。
さて、それでは先週のアップデートを振り返ってみましょう。re:Invent明けの週なので若干少なめです。
2019年12月9日週の主要なアップデート
- 12/9(月)
- Introducing Open Monitoring with Prometheus for Amazon MSK
Amazon Managed Streaming for Apache Kafka(Amazon MSK)でPrometheusを利用したモニタリングが可能になりました。元々Amazon CloudWatchによるモニタリングがサポートされていましたが、用途に応じて選択することができるようになったのがポイントです。
- Introducing Open Monitoring with Prometheus for Amazon MSK
- 12/10(火)
- 大きなアップデートはありませんでした。
- 12/11(水)
- AWS Security Token Service Now Supports AWS PrivateLink in 13 New Regions
AWS STSはAWSリソースへのアクセスに利用する認証情報を一時的に払い出すためのサービスです。このSTSが東京リージョンでもPrivateLinkをサポートしました。これによって認証情報の取得をAWSネットワーク内で閉じて実行できるようになり、セキュリティポリシー上インターネットへの経路を設定できない場合でも利用することが可能になりました。 - Amazon SQS Now Supports 1-Minute CloudWatch Metrics
Amazon SQSがCloudWatchに対して発行するメトリクスの送信間隔が、これまでの5分から1分に短縮されました。これによってこれまでよりも俊敏に負荷を検知し対策を打つことが可能になります。この機能は東京、オハイオ、アイルランド、ストックホルムの各リージョンで利用可能で、他も近日中に対応予定です。 - Amazon EC2 instances featuring AMD EPYC processors are now available in additional regions
AMD EPYCプロセッサを搭載したAmazon EC2 M5adとR5adインスタンスが東京リージョンでも利用可能になりました。
- AWS Security Token Service Now Supports AWS PrivateLink in 13 New Regions
- 12/12(木)
- Amazon SageMaker Ground Truth Adds Auto-Segment Feature for Semantic Segmentation Labeling
SageMaker Ground Truthで自動セグメント機能が追加されました。この機能を利用すると、セマンティックセグメンテーションを行う機械学習モデルをトレーニングする際に利用する教師データ生成作業の精度と速度を改善し、作業者の負担を軽減することが可能です。機能概要についてはブログ記事がよくまとまっているので、こちらもご覧ください。 - Amazon CloudFront now provides seven new data fields in access logs
CloudFrontが出力するログに7つの新しいデータフィールドが追加されました。これによってコンテンツ配信状況の詳細を深掘りしていくことが可能になります。追加された内容についてはドキュメントをご確認ください。
- Amazon SageMaker Ground Truth Adds Auto-Segment Feature for Semantic Segmentation Labeling
- 12/13(金)
- DNS Resolution for EKS Clusters Using Private Endpoints
プライベートエンドポイントのみが有効になったAmazon EKSクラスタにおいて、外部からエンドポイントの名前を引くとプライベートIPアドレスが応答されるようになりました。これまではIPアドレスを直接指定する必要がありましたが、この機能によってDNSを利用してダイナミックにIPアドレスを取得できます。
- DNS Resolution for EKS Clusters Using Private Endpoints
re:Invent速報のウェブセミナーはご覧いただけましたでしょうか?今年はホテルのインターネット回線が不安定で、配信品質に懸念があったのですが概ね問題なかったようで安心しております。資料はこちらで公開しておりますので、是非ご覧ください。ウェブセミナー本編ではご紹介できなかった、事前に発表された新サービスのスライドもご注目を。
それでは、今週はこのあたりで。See you next week!
ソリューションアーキテクト 小林正人(@maccho_j)