Amazon Web Services ブログ
週刊AWS – 2021/7/19週
みなさん、こんにちは。AWSソリューションアーキテクトの小林です。
関東ではここしばらくのところ、夏真っ盛りというような気候が続いています。日中に外に出ると凄く体力を消耗してしまうような気温と日差しですので、みなさん健康には気をつけてお過ごしください。私はどちらかというとオリンピックには興味がない側の人間だったのですが、中継をやっているとついつい見入ってしまっていることに気づきました。せっかく東京で開催されるのですから、もう少し色々な競技の中継を見てみようかなと思います。
それでは、7月19日週のアップデートを振り返ってみましょう。
2021年7月19日週の主要なアップデート
- 7/19(月)
- Amazon EBS io2 Block Express Volumeの一般利用開始(GA)が発表されました
従来のio2ボリュームと比較して最大4倍のスループット、より高いIOPS、より大きなボリュームあたりの容量、ミリ秒未満の低レイテンシを実現するio2 Block Express Volumeが一般利用可能になりました。io2 Block Express VolumeはAmazon EC2のR5bインスタンスでご利用頂けるようになっていますが、他のインスタンスでも近日中に利用可能になる予定です。詳細についてはブログ記事をご覧ください。
- Amazon EBS io2 Block Express Volumeの一般利用開始(GA)が発表されました
- 7/20(火)
- Amazon RDS Cross-Region Automated Backupが利用可能なリージョンが拡大
災害対策機能の向上を目的に、送信先と指定したリージョンにスナップショットとトランザクションログをレプリケーションするCross-Region Automated Backup機能を利用できるリージョンが拡張されました。この機能はDBインスタンスが稼働する送信元リージョンに応じて、送信先として指定できるリージョンがある程度限られています。送信元リージョン毎に指定できる送信先についてはドキュメントをご覧ください(本記事執筆時点では和訳が間に合っていませんので、英語版に切り替えてご覧ください)。 - AWS CodeBuildが大阪リージョンでもご利用頂けるようになりました
フルマネージドな継続的インテグレーション(CI)のサービス、AWS CodeBuildが大阪リージョンでもご利用頂けるようになりました。 - Amazon RDS for SQL Serverで新たなマイナーバージョンが利用可能に
Amazon RDS for SQL Serverで新たなMicrosoft SQL Serverのマイナーバージョンが利用できるようになりました。今回ご利用頂けるようになったのはSQL Server 2017 14.00.3381.3.v1とSQL Server 2016 13.00.5882.1.v1です。 - Amazon EKSとEKS DistroがKubernetes version 1.21をサポート
Amazon EKSとAmazon EKS DistroがKubernates version 1.21をサポートしました。Amazon EKSは少なくとも4つのKubernetesをサポートします。現在Kubernetes 1.17/1.18/1.19/1.20/1.21がサポートされていますが、version 1.17は2021年10月4日にサポートが終了となります。現在ご利用中の場合は期限までにアップグレードを実施するようお願いします。
- Amazon RDS Cross-Region Automated Backupが利用可能なリージョンが拡大
- 7/21(水)
- Amazon AthenaのPower BI用データソースコネクタを発表
Microsoft Power BI Desktopの7月リリース版をご利用頂くことで、Amazon Athena向けの内蔵型コネクタを利用してレポートやダッシュボードを作成できるようになります。これによってPower BIを利用している場合に、Amazon Athenaを介してAmazon S3のデータレイクを始めとした各種のデータソースを活用してデータの分析・可視化を行えるようになります。
- Amazon AthenaのPower BI用データソースコネクタを発表
- 7/22(木)
- Amazon VPCでEC2インスタンスに対してIPプレフィックスを割り当てることが可能に
Amazon VPCにおいて、EC2インスタンスに対してIPv4およびIPv6プレフィックスを割り当てることができるようになりました。これによってインスタンスに複数のIPアドレスを割り当てることを必要とするコンテナアプリケーションやネットワークアプリケーションの管理が容易になります。この機能は中国(北京)と中国(寧夏)以外の全てのリージョンでご利用頂けます。詳細についてはドキュメントをご覧ください。 - AWS Serverless Application Model Pipelines(AWS SAM Pipelines)のパブリックプレビューを開始
サーバレスアプリケーション向けの新しいパイプライン構成機能としてAWS Serverless Application Model Pipelines(AWS SAM Pipelines)をご利用他頂けるようになりました。これはAWS SAM CLIの新機能で、CI/CDのメリットを数分で適用できるようになります。詳細についてはブログ記事をご確認ください。
- Amazon VPCでEC2インスタンスに対してIPプレフィックスを割り当てることが可能に
- 7/23(金)
- AWS Glue DataBrewが自動生成するデータクオリティに関する統計処理を指定可能に
AWS Glue DataBrewでプロファイルジョブを実行する際に、自動的にデータクオリティに関する統計処理を指定できるようになりました。この機能を利用するとデータセットの性質やサイズに基づいて、重複値・相関・外れ値を指定するなどの統計処理をカスタマイズし、所望のデータプロファイルの概要を作成することが容易になります。詳細についてはドキュメントをごらんください。 - AWS Glue DataBrewでプリパレーションが完了したデータをJDBCを介して直接書き込み可能に
AWS Glue DataBrewでクリーンナップや正規化といったプリパレーションが完了したデータを、JDBCをサポートするデータベースやデータウェアハウスに直接書き出すことができるようになりました。簡単な操作でAmazon Redshiftを始め、MySQL、PostgreSQL、Microsoft SQL Server、Oracle Database、Snowflakeに出力するレシピジョブを作成できます。詳細に付いてはドキュメントをご確認ください。
- AWS Glue DataBrewが自動生成するデータクオリティに関する統計処理を指定可能に
それでは、また来週!
ソリューションアーキテクト 小林 正人 (twitter – @maccho_j)