Amazon Web Services ブログ

正式リリース – Amazon WorkSpaces Streaming Protocol (WSP)

様々なデバイスから、場所を問わずにクラウド上のデスクトップにアクセスできるマネージド型でセキュアなサービスとしてのデスクトップ(DaaS)ソリューションであるAmazon WorkSpacesは、日本でも普及・浸透が進むリモートワーク(テレワーク)での活用など、多くのお客様にご利用いただいています。

この記事では、12月1日に正式リリースが発表されたAmazon WorkSpaces Streaming Protocol (WSP)をご紹介します。WSPはネットワーク環境に影響されづらい一貫した仮想デスクトップ体験と、リモートワーク時代に即したWebカメラサポートなどの新機能を提供するクラウドネイティブなストリーミングプロトコルとして開発されました。

WSPがお客様に提供する価値

・リッチなリモートワーク体験を実現するWebカメラのサポート(2021年4月に正式リリース済み

WindowsおよびmacOSクライアントからPCに内蔵、もしくは接続されたWebカメラをご利用いただけます。これにより、オンライン会議などのユースケースにおいて、Amazon WorkSpaces経由でもWebカメラを通じたFace-to-Faceのコミュニケーションが可能となります。PCoIPプロトコルと同様に、マイク入力や音声出力についてもPC/Macに内蔵、もしくは接続されたデバイスをご利用いただけます。

・ネットワーク環境に影響されづらい一貫した仮想デスクトップ体験

接続元からAWS クラウドへのネットワーク品質に応じて、WSPはリアルタイムで画面転送プロトコルを調整します。これにより、接続元のネットワーク環境に影響されづらい一貫したユーザー体験を提供します。また、AWS側で接続状況の分析や画面転送の調整、仮想デスクトップのエンコードを実行するクラウドネイティブなアーキテクチャを採用しています。

・セキュリティ強化に繋がるスマートカードのサポート

Windows版クライアントアプリケーションからCAC/PIV スマートカードをAmazon WorkSpacesインスタンスへの接続時の認証、および仮想デスクトップ内のアプリケーション認証用途としてご利用いただけます。

 

Getting Started

WSPはアジアパシフィック (東京) リージョンを含むAmazon WorkSpacesが利用可能なリージョンにおいて、Windows 10 Value, Standard, Performance, Power, PowerProバンドルでご利用いただけます。クライアント側のOSとしてはWindows及びmacOSがサポートされています。

WSPをお使いになる場合、AWS マネジメントコンソール上の選択画面でWSPと書かれたバンドルをご選択ください。PCoIPプロトコルも継続してご利用いただけます。

既存のPCoIPベースの環境をWSPに変更する場合には、WorkSpaceの移行が必要となります。

 

WSPの詳細については、Amazon WorkSpaces Streaming Protocolをご参照ください。
Amazon WorkSpacesには無料利用枠が用意されており、1ユーザーからお試しいただくことが可能です。