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地球環境を救う:Hexa on AWS による大規模な没入型店舗体験の実現

2021 年の AWS による企業の社会的責任の調査によると 83% の消費者が、企業は環境・社会・ガバナンス (ESG) 問題を中心に積極的にベストプラクティスを形成すべきだと考えていることがわかりました。小売企業は、二酸化炭素排出量を削減することにより気候変動の影響を遅らせることに真剣に取り組んでいます。多くの企業は、今後数年以内に排出量をゼロにすることを目標に掲げています。しかしながら、消費者のオンラインショピングの増加による、過剰な包装・フルフィルメント・輸送の全てが排出量を増加させています。

商品の生産と販売は、長くて複雑な取引の連鎖です。それぞれの取引が温室効果ガスの排出に寄与しています(例:商品サンプル、商品デザインの変更、商品の写真、商品の返品など)。その中でも小売商品や消費財商品のための顧客体験を強化するビジュアル資産は、排出量増加の大きな要因となっています(例:モデルやカメラマンの出張経費、ビジュアル資産を作るための配送と廃棄など)。さらに、多くの消費者ブランド企業はこれらの間に明確な関連性を見出すことができません。もし、商品を発送し、モデルに合わせて着せては撮影、レタッチする必要がなかったらどうでしょう?さらに、3D ビジュアライゼーションにより、コンバージョン・レートを 70% 向上させ返品を最大 40% 削減できるとしたらどうでしょう?この問題に取り組むことは、とりわけ小さな企業にとっては大変なことに感じる(実際そうなのですが)かもしれません。しかし最初の一歩は明確です。

この問題を解決するために、我々は 3D コマースと AR (仮想現実)のエキスパートで、かつ AWS パートナーでもある Hexa に依頼しました。Hexa は 3D アセットパイプラインと AR 機能を小売業者に提供します。これにより、オンラインショピングを拡張して消費者に仮想的で没入型の体験を購入前に提供することができます。没入型オンライン・ショッピング体験は、消費者の確信を強め、小売業者のコンバージョン・レートを向上させ、それによって収益を増加させることができます。さらに返品の削減と、物理的な商品マーケティングに頼った消費者への不必要なインパクトの削減により、ブランド企業と小売業者は持続可能性の目標を達成することができます。

効率的かつコスト効率よく小売商品の 3D 表現を作成し、合成コンテンツを大規模に作成する Hexa の能力によって、小売企業や消費財企業の新たな可能性が広がります。これはブランド企業に、実際の写真撮影に伴う廃棄物削減の一段階上の柔軟性と手段を提供します。いまや小売業者はクリック一つで、商品の入れ替え、色や構成の変更、商品セットの入れ替えが可能です。 Hexa は、消費者ブランド企業が追加の工事や消耗品を伴うことなく、チームや素材の輸送による二酸化炭素排出量をさらに削減することを可能にします。

Hexa は包括的な 3D 技術スタックを備えた没入型オペレーティングシステムを小売/消費財企業に提供します。これにより、ブランド企業は、わずか数枚の既存の画像を忠実に再現された 3D モデルに変換することで、3D プロジェクトの作成、管理、表示、および分析を行うことができます。Hexa は、AWS のクラウドベースのソリューションを使って、ほぼすべての画像を 3D モデルに変換します。そして、これを現実の環境に重ね( AR の場合)、商品ページで 360 度表示することで、消費者に商品の特性をより実感してもらうことができるのです。 Hexa の強力なインフラは、ブランド企業が品質を犠牲にすることなく、これらのモデル、 360 度体験、 AR を大規模に作成、配布するために必要なデータレベルをサポートします。

Hexa のサステナビリティを最優先にするアプローチは、顧客が市場シェアと売上を拡大し、顧客獲得コストと可視化費用を削減し、返品を減らすことに貢献します。さらに、これらはすべて環境への影響を軽減しながら達成されます。そして、この業界初の機能は、 3D モデル、商品写真、マーケティング用バックプレートなどの合成ビジュアルコンテンツを活用して、マーケティングや広告用のプロダクション品質の 2D 画像や動画を簡単に作成することで実現されています。

Hexa は最近、GPU を使用して大規模に CO2 を削減する新機能を発表しました。これによりクリックだけでビジュアル資産を誰もが簡単に作成できるようになります。Hexa  はビジュアル資産をほぼ全てのアプリケーション、メタバース、ソーシャルプラットフォームで配布して再利用することにより、顧客が継続的にその価値を引き出すことを可能にします。

AWS は、オンデマンドの G5 GPU インスタンスと手頃な価格で耐久性のあるストレージオプションとして可視化用の AWS Thinkbox Deadline を提供しています。また、資産管理用に Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) を提供しており、 Hexa のプラットフォームは、小売業者がブランド価値と持続可能性との間で妥協しなくて済むようになります。

今日の消費者は、エシカルコマースで真にサステナブルなブランドを求めています。Hexa の機能と AWS のパワーの組み合わせは、ブランドがこれらの要求に応え、競争優位を獲得するためのテクノロジーであることを示しています。


AWS パートナースポットライト

Hexa は、AI を使用して 3D 資産を作成し、必要な時間、費用、スキルのセットを低減し、あらゆる画像をコスト効率よく 3D モデルに変換して、オンラインで商品をよりよく紹介する 3D ビジュアライゼーション・プラットフォームです。Hexa は、ブランド企業の 3D コマース資産の作成、管理、分析、配信を可能にする 3D 技術スタックにより、小売企業および 消費財 ブランド企業のeコマース体験を向上させることを支援します。

Hexa についてご興味がある場合はこちらをクリックください。

著者について

Krithika Ganesamoorthi

Krithika Ganesamoorthiは、小売/消費財のAWSパートナー向けグローバルテクニカルリードです。小売業での経験を生かし、小売/消費財技術およびAWSのコンサルティングパートーナーのソリューションアーキテクチャーと技術戦略を担当しています。また、AWSでソリューションを提供するパートナーの募集、育成、支援を行っています。また、Amazon Retail、AWS Sales、AWS Productの各チームにおいて、パートナーを支援する役割を担っています。

Gavin Goodvach

Gavin Goodvachは、Hexaの戦略的パートナーシップの責任者です。技術系プラットフォーム、スタートアップ企業、デジタルエージェンシーとのパートナーシップを構築、管理、拡大を行なっています。3D/AR、eコマース、合成データ、メタバース、そしてHexaがパートナーシップを通じて価値を付加できる新しい分野の開拓に注力しています。

翻訳はソリューションアーキテクトの斉藤が担当しました。原文はこちらです。