Pop Family Entertainment が AWS re:Invent 2021 で Being Betty Flood をプレビュー

この記事は、“Pop Family Entertainment previews Being Betty Flood at AWS re:Invent 2021” を翻訳したものです。

Amazon Nimble Studio と Epic Games の Unreal Engine を含む魔法の長編アニメーションの革新的な制作ワークフロー

シドニーに拠点を置く制作会社 Pop Family Entertainment は、ドキュメンタリー、実写ドラマ、コメディアニメなど、あらゆる年齢層にうったえかける、ジャンルと視聴者を問わないコンテンツを制作しています。Amazon Web Services (AWS) re:Invent 2021 で、Pop Family Entertainment の COO である Gerry Travers 氏は、彼のスタジオの最新プロジェクトであり間もなく発表される長編アニメーション Being Betty Flood について中身を少し見せました。

ティーンエイジャーの自分探しの旅についての物語で、自由奔放な Betty Flood が魔法が支配するファンタスティックな世界を進みながら、彼女の家族の秘密を解き明かしていきます。このプロジェクトについて、Travers 氏はコンセプトデザイン、キャラクターや主要な場所の背景にあるインスピレーションを詳しく説明しました。この作品の美学はリッチな質感と詳細な環境に向けられており、Amazon Nimble Studio と Epic Games の Unreal Engine に支えられています。これらの技術を導入することは Pop に3DCG 映像の最適化、ワークフローの効率化、ハイエンド品質の映画を効率的かつ経済的に制作することを可能にしました。

「Amazon Nimble Studio は、安全で高性能なツールへのアクセスと、高速サーバーによる高品質なレンダリングを従量制で提供し、さらにアーティスト同士の結束力のあるコラボレーションを可能にします」と Travers 氏は述べています。

81 週間という制作スケジュールをプレゼンテーション全体を通して紹介しながら、トラバースは彼のスタジオがテクノロジーを賢く利用することで、コンテンツ制作やコラボレーションをより効果的に行えるようになる様々な方法を説明しました。オーストラリア全土でアーティストがリモートで仕事をすることで、クラウドベースのツールはクリエイティブ面でもロジスティック面でも有益であることが証明されています。Amazon Nimble Studio は、仮想ワークステーション、ストレージ、レンダリングへのアクセスを提供し、ユーザーが完全にクラウド上でコンテンツを制作できるようにする AWS サービスです。これは Pop がアーティストを迅速に採用し、仮想ワークステーションのスペックを調整することを可能にします。

Travers 氏は、「人材は従来、アーティストの職場への近さに依存していましたが、Amazon Nimble Studio により、小規模なスタジオはより広い網を張ることができ、これによりオーストラリア全土からより多様な労働力が生まれます。」と述べています。

Being Betty Flood のコンセプトアート、提供：Pop Family Entertainment

Pop が Being Betty Flood で 3D レイトレーシングから望ましい照明を得るには、GPU レンダリングもまた重要です。Travers 氏は、予想されるレンダリングのピークに対応するためにコンピュートリソースを購入するよりも、彼のチームがクラウドベースの Amazon Nimble Studio で拡張し、インフラをアイドル状態にして浪費するのを避ける方法を述べました。また、彼はこのプロジェクトにおけるプリビジュアライゼーションとシーンコンポジションに Unreal を使用することで、より大きな反復作業を可能にすること、さらによりリッチな結果をもたらす高速レンダリングのために本番環境で Unreal をより深く使用する計画に言及しました。

Being Betty Flood やその他の Pop Family Entertainment のプロジェクトの最新情報は、こちらをご覧ください。
https://www.popfamilyentertainment.com/

Amazon Nimble Studioの詳細については、こちらをご覧ください。
https://aws.amazon.com/nimble-studio/

参考リンク
AWS Media Services
AWS Media & Entertainment Blog (日本語)
AWS Media & Entertainment Blog (英語)
AWS のメディアチームの問い合わせ先: awsmedia@amazon.co.jp
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翻訳はSA 門田とSA 斎藤が担当しました。原文はこちらです。