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Kiro のハロウィンハッカソン Kiroween 2026 が始まりました
本記事は、Kiroween 2026 の公式ページ「Kiroween 2026」(Devpost、英語)と「Official Rules」の内容を、2026 年 10 月 31 日時点の情報で日本語にまとめたものです。参加条件や日程の正式な内容は英語の公式ページに従います。各節の原文は、下の表のページで読めます。
| この記事の節 | 原文(英語) |
|---|---|
| 誰が参加できるか | Official Rules の「3. Eligibility」 |
| 日程 | Schedule、Official Rules の「1. Dates and Timing」 |
| 何を作るか、提出するもの | Overview の「Requirements」、Official Rules の「4. How To Enter」 |
| 賞 | Overview の「Prizes」、Official Rules の「8. Prizes」 |
| 審査 | Overview の「Judging Criteria」、Official Rules の「6. Judges & Criteria」 |
| 始めるまでの準備 | Resources、FAQ |
Kiro が毎年ハロウィンの時期に開いているハッカソン Kiroween が、今年も始まりました。作品づくりと提出の受付は日本時間 2026 年 10 月 31 日(土)午前 1 時に始まっていて、締め切りは日本時間 12 月 5 日(土)午前 7 時です。オンラインで参加でき、賞金の総額は 10 万ドルです。10 月 31 日の時点で 2,882 人が参加登録しています。
昨年の Kiroween では、数千人の開発者が Kiro を使い、廃れた技術をよみがえらせたり、意外な技術を組み合わせたりした作品を作りました(昨年の告知は「これが Kiroween です」)。今年は Kiro IDE、Kiro CLI、Kiro Web に加えて、Kiro Crew も使えます。
誰が参加できるか
居住地で成年に達している個人、3 人までのチーム、法人や団体が参加できます。参加できない国・地域の一覧に日本は含まれていません。個人として参加しながら、別のチームに加わることもできます。
Kiro の一部の機能や AI モデルは地域によって使えないことがあり、自分の地域で使えるかどうかは参加者の責任で確かめることになっています。
日程
公式ページの時刻は米国太平洋時間です。米国の夏時間が 11 月 1 日に終わるため、日本との時差は 10 月中が 16 時間、11 月以降が 17 時間です。
| 項目 | 米国太平洋時間 | 日本時間 |
|---|---|---|
| 参加登録の開始 | 2026 年 10 月 13 日 8:30 | 2026 年 10 月 14 日 0:30 |
| 作品づくりと提出の開始 | 10 月 30 日 9:00 | 10 月 31 日 1:00 |
| Devpost Build Session | 11 月 11 日 10:00 | 11 月 12 日 3:00 |
| 無料の Kiro クレジットの申請締め切り | 12 月 1 日 12:00 | 12 月 2 日 5:00 |
| 登録と提出の締め切り | 12 月 4 日 14:00 | 12 月 5 日 7:00 |
| 審査期間 | 12 月 16 日 13:00〜2027 年 1 月 29 日 13:00 | 12 月 17 日 6:00〜2027 年 1 月 30 日 6:00 |
| 結果発表 | 2027 年 2 月 3 日 9:00 ごろ | 2027 年 2 月 4 日 2:00 ごろ |
締め切りの延長はなく、締め切り後の提出は受け付けられません。
何を作るか
Kiro(IDE、CLI、Web、Kiro Crew のどれか、または組み合わせ)を使って動くソフトウェアを作り、次の 4 つのカテゴリーから 1 つを選んで提出します。カテゴリーは昨年と同じで、1 つの作品が入れるカテゴリーは 1 つだけです。
- Resurrection(復活):お気に入りの廃れた技術をよみがえらせます。古くなった技術を今の技術で作り直すか、これからの課題を解くものにします。
- Frankenstein(フランケンシュタイン):ふつうは組み合わせない技術をつなぎ合わせて 1 つのアプリにし、思いがけない力を引き出します。
- Skeleton Crew(スケルトンクルー):分かりやすさを保てるほど小さく、いろいろな用途に使えるほど柔軟なコードの骨組み(テンプレート)を作ります。その骨組みから作った 2 つの別々のアプリで、使い道の広さを示します。
- Costume Contest(コスチュームコンテスト):どんなアプリでも構いませんが、作り込まれた、忘れられないほど不気味なユーザーインターフェースを見せます。不気味なデザインは、アプリの機能を引き立てるものにします。
作品は提出期間(米国時間 10 月 30 日〜12 月 4 日)に新しく作ったものに限ります。10 月 30 日より前に作り始めたものは、Kiroween 2025 の作品も含めて対象外です。フレームワーク、ライブラリ、スターターテンプレートは使えますが、それ以外に以前からあったコードを取り込んだ場合は申告します。Kiro の使い方が足りないと審査員が判断した作品は、失格になることがあります。
提出するもの
- GitHub の公開リポジトリの URL。GitLab と Bitbucket は使えません。作品を動かすのに必要なソースコード、素材、手順をすべて入れ、リポジトリの画面の About 欄に表示されるようにオープンソースライセンスのファイルを置きます。ルートには、スペック、フック、ステアリングを使ったことを示す
/.kiroディレクトリを置き、.gitignoreに入れないようにします(入れると失格になることがあります)。Skeleton Crew では、2 つのアプリを別々のフォルダーに置きます。 - 動いているアプリの URL。ログインが必要なら、審査員向けの認証情報と手順を提出フォームに書きます。この欄は公開されず、審査員だけが見ます。
- 機能を説明する文章。
- デモ動画。3 分未満にし(審査員は 3 分を超えた部分を見るとは限りません)、作った端末の上で作品が動く様子を映して、YouTube に公開します。許可を得ていない第三者の商標や、著作権のある音楽などは入れません。
- Kiro をどう使ったかの説明。Kiro をどれだけうまく使って作ったかが、審査員に分かるように書きます。
5 つ目の説明に書く内容として、公式ページは次の例を挙げています。
- Kiro IDE、CLI、Web、Crew のうち何を使ったか。複数使ったなら、どう違ったか
- カスタムエージェントを作ったか、使ったか。どの Kiro で試し、作業にどう効いたか
- エージェントフックでどの作業を自動化し、開発の進め方がどう良くなったか
- スペック駆動開発で、Kiro に実装させるスペックをどう組み立てたか。バイブコーディングと比べてどうだったか
- ステアリングで Kiro の応答をどう良くしたか。いちばん効いたやり方は何か
- MCP で Kiro の機能を広げたことが、作品づくりにどう役立ったか。MCP がなければ難しかったことは何か
- プロパティベーステスト(PBT)で、ユニットテストでは見逃したかもしれない問題が見つかったか。どの要件に PBT を使ったか
- Kiro powers のどれを使ったか。powers がなければ使わなかった外部のツールや連携はあったか
提出物は英語で用意します。英語以外で作った場合は、デモ動画、説明文、テスト手順を含め、提出物すべての英訳を付けます。
賞
賞金の総額は 10 万ドルです。1 つの作品が受け取れるのは、総合賞かカテゴリー賞のどちらか 1 つです。ボーナス賞は、条件を満たせばいくつでも受け取れます。
| 賞 | 賞品 | 数 |
|---|---|---|
| 総合 1 位 | 30,000 ドル | 1 |
| 総合 2 位 | 20,000 ドル | 1 |
| 総合 3 位 | 10,000 ドル | 1 |
| Best Resurrection、Best Frankenstein、Best Skeleton Crew、Best Costume Contest(カテゴリー賞) | 各 5,000 ドル | 各 1 |
ボーナス賞は次のとおりです。応募するボーナス賞は提出フォームで選びます。
| 賞 | 賞品 | 数 | 条件と選び方 |
|---|---|---|---|
| Best Startup Project | 10,000 ドル | 1 | スタートアップの創業者であること。LinkedIn のプロフィールとスタートアップの Web サイトを提出します。 |
| Best Ghost of Kiroween Past | 2,000 ドル | 1 | Kiroween 2025 に参加登録していたこと。昨年の記録と照らし合わせて確かめられます。作品は今年新しく作ったものに限ります。 |
| Best Kiro Crew App | 1,000 ドル | 1 | 今回作った Kiro Crew のアプリの GitHub リポジトリと、機能の説明を提出します。アプリのリポジトリを付けた作品のうち点数の上位 50 件から、Kiro チームが役立ち度と技術の新しさで選びます。 |
| Best Student Project(4 つのカテゴリーごと) | 各 1,500 ドルと Kiro Pro Max 1 年分 | 各 1 | チーム全員が学生であること。全員分の LinkedIn のプロフィール、学生用のメールアドレス、学年と学位、学校名を提出します。在学の証明を求められることがあります。 |
| Best Demo | 1,000 ドル | 1 | 手続きは要りません。総合点で上位 10% に入った作品のうち、審査の観点 Presentation の点数がいちばん高い作品が選ばれます。 |
| Bonus Blog Prize | 2,000 Kiro クレジット | 100 | 提出期間中に、Kiro と作品についての記事を外部のブログサービスで公開します。Kiroween 2026 のために書いた記事であることを本文に明記します。記事の URL を提出し、条件を満たした作品のうち点数の上位 100 件が選ばれます。 |
| Social Blitz Prize | Kiro Pro+ 3 か月分 | 5 | 提出期間中に、先頭に #KiroweenHackathon26 を付けて SNS に投稿し、Kiro のいちばん好きなところと、それで開発の進め方がどう変わったかを書きます。投稿の URL を提出します。Kiro チームが、自分の言葉で書いているか、Kiro についての気づきがあるか、画像や動画の質を見て 5 件を選びます。 |
Kiro Crew のアプリは、Crew の中で動き、ダッシュボードの画面、エージェント、スキル、MCP サーバー、定期実行の処理などを追加できるものです。作り方は Kiro のドキュメントの「Apps」に、Kiro Crew そのものは「Kiro Crew の紹介」にまとまっています。
審査
審査は 2 段階です。1 段階目では、テーマに合っているか、Kiro を使っているかを合否で判定します。通った作品は 2 段階目で、次の 5 つの観点からそれぞれ 10 点満点で採点されます(配点は各 20%)。
| 観点 | 見られること |
|---|---|
| Potential Impact | 実在する利用者の実際の課題を解くと、説得力をもって示せているか。デモで見せた内容がその課題に応えているか。役に立ち、分かりやすく、誰でも使えるか。実際に使われそうか |
| Technological Implementation | Kiro をどれだけ深く、うまく使ったか。AI を使った開発の進め方を考えて決めたか。Kiro のいろいろな機能を効果的に使い、試行錯誤しているか |
| Design | 技術の試作で終わらず、まとまった製品として体験できるか。デザインが分かりやすく、作り込まれ、意図をもって作られているか |
| Innovation/Idea | 発想が独創的で、既存のものと違うか。珍しい技術や公開データセットなどを独自に組み合わせているか |
| Presentation | 動画で作品が最初から最後まで動く様子を示せているか。何の課題を、誰のために、なぜ解くのかが伝わるか。分かりやすく、記憶に残るか |
昨年からの主な違い
- 対象の Kiro として Kiro Crew が追加、Kiro Crew のアプリを対象にした Best Kiro Crew App ができました。
- 審査の観点が、昨年の Potential Value、Implementation、Quality and Design の 3 つから 5 つになりました。Innovation/Idea と Presentation が別の観点になり、動画とピッチの出来も全体の 20% として採点されます。
- Best Ghost of Kiroween Past、Best Student Project、Best Demo が新しくでき、昨年の Most Creative と Influencer Judges’ Choice はなくなりました。
- Bonus Blog Prize は昨年の 100 ドル × 50 件から 2,000 Kiro クレジット × 100 件に、Social Blitz Prize は 100 ドル × 5 件から Kiro Pro+ 3 か月分 × 5 件に変わりました。
- リポジトリは GitHub の公開リポジトリに限られました。
始めるまでの準備
- 公式ページの「Join hackathon」から参加登録します。無料の Devpost アカウントが必要です。
- Official Rules を、作り始める前に読みます。
- 無料の Kiro クレジット 4,000 を申請します。申請は Resources タブにあるフォームから、米国時間 12 月 1 日 12:00(日本時間 12 月 2 日 5:00)までです。Kiro のアカウントと Kiro のユーザー ID(AWS アカウントで使っている場合は AWS アカウント ID)が要ります。クレジットのコードは審査のうえ 48 営業時間以内に届きます。コードは米国時間 12 月 4 日までに引き換え、引き換えたクレジットは米国時間 12 月 31 日 23:59(日本時間 2027 年 1 月 1 日 16:59)に失効します。もらえるのは参加者 1 人につき 1 回で、追加はありません。
- Kiro の Discord の #kiroween-hackathon チャンネルで、Kiro チーム、Kiro アンバサダー、ほかの参加者に質問できます。米国時間の隔週月曜 9:30(日本時間では火曜 2:30)には、Kiro チームのオフィスアワーもあります。
- 米国時間 11 月 11 日 10:00(日本時間 11 月 12 日 3:00)の Devpost Build Session では、Kiro での始め方が紹介されます。10 月 31 日の時点では、申し込みの受付はまだ始まっていません。
- チームで出る場合は、Participants タブで仲間を探せます。チームは 3 人までで、代表者 1 人がチームとして提出します。
- 提出フォームの「Enter a Submission」は早めに開いて、下書きをこまめに保存します。締め切り後は提出内容を編集できません。
作品の発想に迷ったら、Kiroween 2025 の作品ギャラリーで昨年の作品を見られます。登録と提出は Kiroween 2026 の公式ページから行い、締め切りは日本時間 12 月 5 日(土)午前 7 時です。