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Know Before You Go – AWS re:Invent 2022 一元化された運用管理
クラウドへの移行やクラウドでの運用プロセスのどの段階にあっても、AWS では一元化された運用管理サービスを提供しており、これを使用して AWS 上、オンプレミス、ハイブリッド環境、またはエッジでアプリケーションを管理および運用できます。自動化、統合、組み込みのベストプラクティス、およびハイブリッド機能により、アプリケーションを一元的に運用できます。IT サービス管理 (ITSM) ツールを強化して効率と一貫性を向上させたい場合には、現在の統合と投資をAWSを使用して自動化すると同時に、運用にはオールインワンツールを使用する事ができます。
今年、AWS Cloud Operations チームは re: Invent にて、一元化された運用管理に関する幅広いセッションを用意しています。これらのセッションでは、運用ワークフローを自動化するためのベストプラクティス、インシデント対応の自動化のほか、一元化された運用管理がどのようにクラウドへの移行を加速させたかについての顧客事例を取り上げます。以下のセッションをチェックして、クラウドへの移行を加速させる方法について詳しく学んでください。
セッションのご紹介
COP320 | How to be an operational hero: Complete operations management on AWS
COP320 | 運用ヒーローになる方法: AWS での完全な運用管理
Nov 28, 11:30 am, MGM Grand 101
AWS では、日々の運用タスクからインシデントアラームが止まらないときまで、あらゆる業務の管理に役立つサービスを提供しています。このセッションでは、さまざまな AWS サービスと、それらが連携して解決までの平均時間を大幅に短縮する方法について説明します。このセッションでは、皆さんの質問に基づいた、ホワイトボーディングも行います。
COP310 | Automate operations management on AWS – Workshop
COP310 | AWS での運用管理の自動化 — Workshop
Nov 28, 1 :00 pm, Mandalay Bay (MND) Ballroom L
俊敏性、稼働時間の最大化、コンプライアンス、組織の効率化などのバランスを取るのは複雑になります。オンプレミスやその他のクラウドリソースを追加すると、その複雑さは倍増する可能性があります。このワークショップでは、AWS Systems Manager を使用して自動化ワークフローを構築し、ITSM 運用プロセス、データ収集、レポートを自動化することで、クラウド環境やハイブリッド環境における多数のアプリケーションやリソースの管理と運用の複雑さを軽減する方法について説明します。参加する際はラップトップを持参してください。
COP319 | Automating patch management and compliance using AWS – Chalk talk
COP319 | AWS を使用したパッチ管理とコンプライアンスの自動化 — Chalk talk
Nov 29, 11:45 am, MGM Grand 304
このセッションでは、クラウドへの移行過程で最も一般的な運用上の課題の 1 つである、パッチ管理とコンプライアンスを AWS を使用して自動化する方法を学びます。AWS では、AWS Systems Manager を使用してインフラストラクチャを可視化および制御できます。AWS、ハイブリッド、オンプレミスインスタンスに対する、マルチアカウント、マルチリージョンの自動パッチ処理を構成する方法について説明します。
COP332 | Learn how to monitor and operate your AWS environments with AWS Chatbot – Builders’ session
COP332 | AWS Chatbot で AWS 環境をモニタリングし運用する方法を学ぶ — Builders’ session
Nov 29, 4:15 pm, Wynn (WYN) Latour 7
AWS Chatbot を使用すると、チャットコラボレーションチャネルを通じて問題をモニタリング、診断、修正できます。このセッションでは、ChatOps に可観測性のベストプラクティスを適用するハンズオンを体験できます。また、さまざまな AWS サービスイベントの組み込み通知と AWS アプリケーションのカスタム通知を受け取るように AWS Chatbot を設定します。CLI コマンドを実行して AWS 環境の状態を把握し、リソースを設定するタスクを実行することもできます。セッションの前にアクティブな AWS アカウントがあることを確認してください。参加する際はラップトップを持参してください。
COP305 | Best practices for organizing and operating on AWS – Breakout session
COP305 | AWS での組織化と運用のベストプラクティス — Breakout session
Nov 30, 11:30 am, The Venetian (VEN) Lido 3106
複数の事業部門のクラウド環境の管理と運用は困難な場合があります。このセッションでは、Warner Brothers Discovery 社のクラウドエンジニアリングとガバナンスのグローバルヘッドであるシニアディレクター Bianca Lankford に、どのようにクラウド環境を整備し、アジリティを保ちつつもセキュアで自動化され、信頼性が高く、費用対効果が高い方法でアプリケーションを管理および運用できるようにしたのかについて、話してもらいます。AWS Organizations と AWS Systems Manager を使用して、アプリケーションを大規模に運用し、合併や買収を管理し、環境に合わせた製品としてのガバナンスを構築する方法をご覧ください。
COP331 | Automate incident response with AWS Systems Manager Incident Manager – Builders’ session
COP331 | AWS Systems Manager Incident Manager によるインシデント対応の自動化 – Builders’ session
Nov 30, 3:15 pm, Wynn (WYN) Latour 7
インシデント対応は、組織が開発すべき重要なセキュリティ機能であり、AWS CAF (AWS Cloud Adoption Framework、AWS クラウド導入フレームワーク)の中核的な要素です。予防的及び発見的統制がきわめて成熟したとしても、組織はセキュリティインシデントの潜在的な影響に対応し、軽減するためのプロセスを整備する必要があります。このセッションでは、AWS Systems Manager Incident Manager runbook automation を使用して、AWS の一元化されたハブでセキュリティイベントを自動化および解決する方法を示します。参加する際はラップトップを持参してください。
COP321 | Best practices for operating in hybrid environments – Chalk talk
COP321 | ハイブリッド環境での運用に関するベストプラクティス – Chalk talk
Nov 30, 3:15 pm, Wynn (WYN) Montrachet 1
このセッションでは、クラウド、オンプレミス、エッジ、またはハイブリッド環境で運用するためのベストプラクティスを紹介します。1 セットの AWS サービスを使用してすべての環境を管理する方法をご覧ください。セッションでは、モニタリング、インベントリ、ソフトウェア配布、リモートセッションアクセスなどの一般的なユースケースについて説明します。質問をお待ちしています!
COP213 | Migrate and operate like an expert – Chalk talk
COP213 | エキスパートのような移行と運用 – Chalk talk
Nov 30, 4:45 pm, Caesars Forum (CSR) 115
移行は遂行するのが難しい場合があります。複数の環境を組み込みのツールやプロセスとともに運用すると、移行プロセス全体を通じて、IT 運用やコンプライアンスにかかるコスト、複雑さ、リスクが増大することがよくあります。このチョークトークでは、移行の迅速化、運用効率の向上、移行中および移行後のすべての環境のガバナンス、リスク、コンプライアンス (GRC) の基盤構築に役立つベストプラクティスについて学びます。
COP209 | Automate everything: Options and best practices – Breakout session
COP209 | すべての自動化に向けて : 選択肢とベストプラクティス – Breakout session
Dec 1, 11:00 am, Mandalay Bay (MND) South Seas C
世の中は絶え間なく変化しています。過去数年間に多くの AWS のお客様が世界的なパンデミックと大量離職時代を経験したように、最も適応力のある組織は生き残っており、一部の組織にとっては繁栄さえしています。クラウドへの移行は、予想外の変化に適応するための重要な要素となっています。このセッションでは、AWS の運用サービスによって、アカウント作成からアプリケーションやリソース運用までの自動化がどのように実現されるかを学びます。AWS サービスを利用して、セキュリティ、ID管理、運用管理、ネットワークに投資することのメリットをご覧ください。
COP204 | Proactive governance and compliance for AWS workloads – Breakout session
COP204 | AWS ワークロードに対するプロアクティブなガバナンスとコンプライアンス – Breakout session
Dec 1, 12:30 pm, Wynn (WYN) Lafite 5
ガバナンスとコンプライアンスの維持は、手作業で時間のかかるプロセスであり、大規模にセルフサービス化や自動化を実現できない場合があります。このセッションでは、NextEra Energy 社と Capital One 社が AWS の運用サービスを使用して大規模に自動化とセルフサービス化を実現する方法について説明します。AWS Config、AWS CloudFormation、AWS Service Catalog、AWS Systems Manager、そして AWS Service Management Connectors を使用して、コンプライアンスを維持しながら本番環境のワークロードとリソースをスケールする方法について説明します。
著者について
翻訳はSA石橋が担当しました。原文はこちら。