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AWS でロボットを構築・配備・管理する方法を学ぶ新入門コース

自律移動ロボット(AMR)やロボットアームから、ドローンや無人潜水艦(USV)まで、AWS はお客様が次世代ロボットを構築するために使用する様々なクラウドとエッジのサービスを提供しています。

次世代ロボットは、DDIL(Denied, Disrupted, Intermittent, or Limited)ネットワーク環境では定期的に、信頼できるネットワーク環境では継続的に接続されます。エッジサービスやクラウドサービスの AWS 環境に接続されたロボットは、事実上無限のデータを取得、保存、集約することができます。このデータは、新しい機能の構築、機械学習モデルのトレーニング、自動化の最適化、効率化の推進に使用されます。接続されたロボットは、信頼性を確保し、メンテナンス時のダウンタイムを短縮するために、自律的にアップデートすることができます。オペレーターや技術者は、地理的に分散したロボット群にリモートで接続し、操作することができます。さらにロボットは、GPU ベースの強力なクラウドコンピューティングを搭載したシミュレーションツールを使って構築、テストすることも可能です。

自宅の掃除、芝刈り、ピザの配達、e コマース注文の梱包と発送、製造プロセスの自動化、あるいは地球外世界の探査など、AWS で構築されたロボットは、多くの産業で現実世界の問題を解決することができます。

AWS でロボットを構築する方法をお客様に学んでいただくために、AWS Training and Certification を通じて、新しい AWS Skill Builder コース「Introduction to Robotics on AWS」を提供することになりました。この自習用デジタルコースは、世界中のロボティクス企業で使用されている主要なパターンを要約しています。コースの内容は以下の通りです。

  • ロボティクス業界の進化: 業界のトレンドが、クラウドが次世代ロボティクスの原動力となることにどのようにつながっているのかを確認することができます。
  • ロボティクスに共通する課題: ロボティクスのお客様が直面する課題についてご紹介します。
  • ロボット開発に AWS を使用する利点: AWS を利用することで、より迅速なイノベーション、コスト削減、規模の拡大、柔軟性の維持が可能になることをご紹介します。
  • AWS でのロボット開発における共通パターン: ロボット開発における共通の課題を解決するために、お客様が使用している共通のアーキテクチャとワークロードにアクセスできます。

この入門レベルのデジタルコースは、センサ、アクチュエータ、マイクロコントローラなどのロボット工学の概念をすでに基本的に理解している人におすすめです。

このコースは100%デジタルで、無料で提供されます。30分で概要を説明し、3つのモジュールと知識確認問題を提供します。学習者は、このオンデマンドのインタラクティブなコースを自分のペースで受講することができます。

AWS で Introduction to Robotics on AWS 今すぐ始めましょう!

著者について

Sophie Pagalday

Sophie Pagalday は、AWS for Robotics のシニアプロダクトマーケティングマネージャーです。製品マーケティングのキャリアのほとんどをロジスティクスとサプライチェーンの分野で過ごし、エンタープライズワークマネジメントシステムから産業オートメーションやロボット工学に至るテクノロジーに焦点を当ててきました。Sophie は、お客様の支持者として、お客様が直面している課題や、当社のサービスがお客様をどのように支援できるか伝える方法について絶えず学んでいます。

Erica Goldberger

Erica Goldberger は、アマゾン ウェブ サービス (AWS) でロボティクスを専門とするソリューションアーキテクトです。ソリューションアーキテクトになる前は、技術カリキュラム開発者として AWS 向けにコンテナや IoT などのトピックに関するトレーニングコースを作成していました。エリカはペンシルベニア大学でロボット工学の修士号を取得しています。

この記事は New introductory course on how to build, deploy, and manage robots with AWS の日本語訳です。ソリューションアーキテクトの安田京太が翻訳しました。