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週刊生成AI with AWS – 2024/12/9週
みなさん、こんにちは。AWS ソリューションアーキテクトの小林です。
12月初頭に開催されたAWS re:Inventのアップデートはチェックしましたか?AWSブログの日本語版でも、それぞれの新サービス・新機能を深掘りする記事の和訳版が出ていますので、ぜひご確認ください。今までは独自の仕組みを作る必要があったものが、サービスとして提供されるようになったケースもありますので、お見逃しなく。
それでは、12 月 9 日週の生成AI with AWS界隈のニュースを見ていきましょう。
さまざまなニュース
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- ブログ記事「2025 年に注目のトレンド:小売業界向け生成 AI」を公開
この記事では小売業界のテクノロジートレンドについて、生成AIというキーワードで考えてみたときに注目されるであろうユースケースと、テクノロジーを紹介しています。小売業界に関わる方はもちろんですが、そうでない方も世間のトレンドをつかむという意味では興味深くお読みいただけますので、ぜひどうぞ。 - ブログ記事「エージェント AI システムは今日の医療における最も差し迫った 3 つの問題をどのように解決するのか」を公開
GEヘルスケアさんによるゲスト記事の和訳版です。この記事ではGEヘルスケアが考えるエージェントAIシステムの可能性について説明しています。医療事例の解読などの複雑なタスク処理や、複数の診療科・部署にまたがる一貫したケア計画を調整し提供することを、医療従事者にリアルタイムの支援を提供することによって提供側の労力を抑えながら実現するためのアイデアを共有するものです。 - ブログ記事「AWS でグラフと生成 AI を活用した製造デジタルスレッドを構築」を公開
さまざまな製造業のお客様が、PLM/ERP/MES/CRMをはじめ他のアプリケーションに保存された、ある意味で分断かしたデータをつなぎ合わせ、有益な情報を見いだす方法を模索しています。そのひとつのアプローチが「デジタルスレッド」という考え方です。この記事では、グラフと生成AIを利用したデジタルスレッドの実現方法を解説しています。
- ブログ記事「2025 年に注目のトレンド:小売業界向け生成 AI」を公開
サービスアップデート
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- Amazon Bedrock Guardrailsで最大85%の値下げを発表
Amazon Bedrock Guardrailsで最大85%の値下げを発表しました。コンテンツフィルター機能については1,000テキストユニットあたりの単価が$0.75から80%安価な$0.15になります。また拒否トピック(denined topics)については1,000テキストユニットあたり$1.0から85%安価な$0.15になります。 - Amazon Bedrock Guardrailsがスペイン語とフランス語をサポート
Amazon Bedrock Guardrailsの多言語対応が始まり、スペイン語とフランス語がでの利用がサポートされました。 - Amazon Bedrockのモデル評価機能が欧州(チューリッヒ)リージョンに対応
ルールに基づく評価、人間の判断による評価、LLMによる評価(LLM-as-a-judge)によってモデルを評価し最適なモデルを選択しやすくする、Amazon Bedrockのモデル評価機能(Model Evaluation)が欧州(チューリッヒ)リージョンでもご利用いただけるようになりました。 - Amazon SageMaker AIで推論にP5e/G6eインスタンスが利用可能に
Amazon SageMaker AI(機械学習のためのフルマネージドサービスであるこれまでのAmazon SageMakerが、Amazon SageMaker AIという名称になっています)で推論ワークロードにP5e/G6eインスタンスをご利用いただけるようになりました。P5eはNVIDIA H200 GPUを搭載しており複雑で大規模なモデルを実行する生成AIアプリケーションに適しています。G6eインスタンスはNVIDIA L40s GPUを搭載し、130億パラメータ規模のLLMをはじめ画像・ビデオ・音声を生成するモデルの実行に向いています。
- Amazon Bedrock Guardrailsで最大85%の値下げを発表