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AWS 認定ソフトウェアのご紹介 (2023 第 3 四半期)
この記事では、2023 年 7 月から 2023 年 9 月までに AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) を通過して「AWS 認定ソフトウェア (AWS Qualified Software)」となったソフトウェアとソリューションを一挙にご紹介します。
FTR を通過した「AWS 認定ソフトウェア」はここがすごい
AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) は、AWS パートナーのソフトウェアまたはソリューションがセキュリティ、信頼性、運用上の優秀性に関連する AWS ベストプラクティスに沿っていることを確認し、リスクを特定して修正するための技術レビューです。パートナーにとっては自社製品のリスクを軽減し不要な損失を抑えたり、ソリューションの品質自体を高めたりできるというメリットがありますが、ソリューションを利用するお客様にとっても不要なリスクを負うことなく安心してビジネス成果に集中できるというメリットを提供します。AWS パートナーネットワークでソフトウェアパスに参加して FTR を通過したソフトウェアまたはソリューションは、「AWS 認定ソフトウェア (AWS Qualified Software)」として正式に認められます。
対象の「AWS 認定ソフトウェア」を一挙ご紹介!
<Business Application カテゴリー>
Shifter (株式会社デジタルキューブ) |
「Shifter」は、世界でもっとも利用されている CMS (コンテンツマネジメントシステム) である WordPress の利用環境を、高セキュリティ・フルマネージドで安価に利用できる SaaS です。サーバーや WordPress のアップデート作業が不要なだけでなく、WordPress で管理する Web サイトを静的化したコピーのみが公開されるため、セキュリティのリスクを抑えて Web サイトの運営だけに集中していただけます。(FTR 更新) |
NP 掛け払い (株式会社ネットプロテクションズ) |
「NP 掛け払い」は与信から請求書発行、督促までの請求業務をまるごとアウトソースし、さらに、未回収リスクも保証する BtoB 決済代行サービスです。「NP 掛け払い」の導入により、決済・請求業務をまるごと DX 化し、コア業務に集中できます。また未回収リスクを保証することで経営基盤の安定化を図れます。加えて、従来の信用機関に依存しない独自の与信審査によって個人事業主に対しても与信通過率 99% (※ 2022年度実績) と柔軟に掛け売りが提供できるため、販路拡大・売上向上が見込めます。 |
Multi DRM Kit (株式会社ネクストスケープ) |
NEXTSCAPE の「Multi DRM Kit」は、インターネット上での動画配信に必要な主要 DRM、PlayReady、Widevine、および FairPlay Streaming をカバーする API ベースの DRM サービスです。「Multi DRM Kit」は、プリセットとコードサンプルを使用した DRM 機能の実装の複雑さを軽減します。高い可用性を誇り、小規模から大規模な事業者様にご利用いただけます。 |
Connectrek (バーチャレクス・コンサルティング株式会社) |
「Connectrek (コネクトレック) 」は、Amazon Connect 向けカスタムソフトフォンをはじめとするコールセンターの運営ノウハウを持つバーチャレクス・コンサルティングが提供する独自アプリケーションサービスです。「Connectrek」では、アウトバウンドの発信者 ID を選択する機能、各エージェントの状況のリアルタイムでの把握、助けが必要なエージェントが他のエージェントにすぐに助けを求める為の機能を提供します。 |
<Security カテゴリー>
Aegis Wall (NHN テコラス株式会社) |
「Aegis Wall」は、システム管理者、DBA、業務委託先などサーバーに対する特権 ID ユーザーのアクセス管理を効率化し、個人認証したログ記録やアクセス制御などの内部統制に必要な機能を低コストで実現するソフトウェアです。各種 Amazon EC2 インスタンスに対する RDP/SSH 接続、Amazon RDS に対する DB 接続において、それぞれアクセス・コマンド制御とログ管理ができ、オンプレミスとのハイブリッド構成も利用できます。 PCI DSS、J-SOX、ISMS 認証、個人情報保護法といった各種法令やガイドラインへの準拠をサポートし、AWS でのガバナンスを強化します。(FTR 更新) |
FTR の進め方
STEP 1: パートナーセントラルでソフトウェアパスに参加する。
STEP 2: FTR のウェブサイトを確認する。
STEP 3: AWS Well-Architected Review を実施する。
STEP 4: FTR の申込と実施をする。※ まずは貴社担当にご相談ください。
STEP 5: ソリューションを推進する&認定プログラムでさらなる高みを目指す!
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