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AWS 認定ソフトウェアのご紹介 (2022 第 3 四半期)

2022 年 7 月から 2022 年 9 月までに AWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) を通過して「AWS 認定ソフトウェア (AWS Qualified Software)」となったソフトウェアとソリューションを一挙にご紹介します。

FTR を通過した「AWS 認定ソフトウェア」はここがすごい

AWS Qualified SoftwareAWS ファンデーショナルテクニカルレビュー (FTR) は、AWS パートナーのソフトウェアまたはソリューションがセキュリティ、信頼性、運用上の優秀性に関連する AWS ベストプラクティスに沿っていることを確認し、リスクを特定して修正するための技術レビューです。パートナーにとっては自社製品のリスクを軽減し不要な損失を抑えたり、ソリューションの品質自体を高めたりできるというメリットがありますが、ソリューションを利用するお客様にとっても不要なリスクを負うことなく安心してビジネス成果に集中できるというメリットを提供します。AWS パートナーネットワークでソフトウェアパスに参加して FTR を通過したソフトウェアまたはソリューションは、「AWS 認定ソフトウェア (AWS Qualified Software)」として正式に認められます。

対象の「AWS 認定ソフトウェア」を一挙ご紹介!

<Business Application カテゴリー>

3D Body Scan Total Solution  (株式会社VRC)
VRC では独自のアルゴリズムを活用したクラウド型のソリューションを提供し、パートナー企業様や社会にとって使いやすい 3D アバタープラットフォームサービスの構築をご支援いたします。「3D ボディスキャンのトータルソリューション」は、身体の情報をスキャナを使って一瞬で撮影し、個人情報を暗号化した上で、ソリューション開発者と連携します。ソリューション開発者は、この情報を API、SDK など利用しやすい形で受け取ることで、ユーザーがスマートフォンやウェブサイト経由で使えるソリューションを開発できます。
invoiceAgent  (ウイングアーク1st株式会社)
「invoiceAgent」は、企業間で流通する帳票の最適化を実現しビジネスを加速させる電子帳票プラットフォームです。多種多様な形式で飛び交う帳票を集約することで、それぞれの企業における帳票はそのままに企業間のコラボレーションを促進します。ファミリー製品も豊富にラインナップし、文書管理や AI OCR、電子契約も invoiceAgent シリーズで完結します。拡張性が高く複雑化する社内システムとの連携も自由自在です。「あらゆる帳票を電子保管&電子帳簿保存法対応」「請求書をはじめとする帳票の配信&受領」「インボイス制度への対応」「商取引における様々な契約を電子化」「アナログ文書のデータ化」などのキーワードがありましたら invoiceAgent にお任せください!
smartround  (株式会社スマートラウンド)
「smartround」は、スタートアップと投資家間のやり取りを効率化するためのデータ作成・共有プラットフォームです。スタートアップ向けには株主総会、資本政策、ストックオプション管理など管理業務を効率化するサービスを提供します。投資家向けにはソーシングや投資先管理、パフォーマンス分析、レポーティングなどのファンド関連業務を効率化するサービスを提供しております。3,100 社以上のスタートアップに利用されており、投資家やアドバイザー向け有料サービスも 50 以上の組織に利用されています。
オムニコンタクト  (株式会社アセンド)
「オムニコンタクト」は、クラウド電話内臓型の CRM システムです。各拠点の情報一元管理をするとともに、全通話の録音をはじめとした様々な機能を備えており、高い操作性と効率的なコール業務を実現します。本システムは AWS 上に構築されており、業界最高レベルのセキュリティ性能を備えています。また、従来のコールセンターのような初期投資は不要であり、(1) PC・ (2) ヘッドセット・ (3) インターネット回線の 3 つがあればすぐにご利用頂けます。これまでのコールセンターは、オペレーターや事業拠点の数だけ電話交換機や録音装置など高額な設備投資が必要でした。オムニコンタクトはクラウド型システムですので、インターネット環境さえあればコールセンター運営を行うことができ、初期投資を大幅に削減できます。
JijZept  (株式会社Jij)
「JijZept」は、量子技術を活用した最適化計算を高速・円滑化するミドルウェアサービスです。数式ライクなモデリングツール、数理最適化 API、ベンチマーキング機能、クラウド開発環境等の提供を通じて、数理最適化の計画・実装まで円滑・簡潔に行うことができます。また、種々のソルバーをサポートしており、ソルバー独自の利用方法等に依存することなく統一されたインターフェースでの利用が可能です。
HUE Classic  (株式会社ワークスアプリケーションズ)
「HUE Classic」は、大手企業をはじめとする約 2,200 社以上 (320 企業グループ) に導入されている「お客様と成長し続ける」国産 ERP です。「ノーカスタマイズ」「無償バージョンアップ」「高い業務適合率 (網羅性)」をコンセプトとしており、導入各社の様々な要望を個別アドオン・カスタマイズなく標準機能に取り込むことで、複雑な業務要件が求められる大手企業でも、「Fit to Standard」を実現することが可能です。さらに、無償バージョンアップにより、追加コスト不要でトレンドに追従。周辺のソリューションとの連携も柔軟に行える連携基盤をご用意しており、SaaS 型のサービスや EC サイト・BI ツールなどと自由自在につながり、DX 推進の基盤としてもご活用いただけます。
ArielAirOne  (株式会社ワークスアプリケーションズ)
「ArielAirOne」は、グループウェア領域の「ArielAirOne Portal」とワークフロー・開発ツール領域の「ArielAirOne Framework」を提供しています。情報を最大限活用、テレワーク効率を最大化する高機能グループウェアで、日本企業の複雑なワークフローや画面設定にも対応した全社の情報基盤共有としてご利用をいただける製品です。組織を横断するプロジェクトチームなどワークグループでの利用も可能で、あらゆるスマートデバイスに標準で対応し、場所を問わずセキュアな情報参照を実現します。SaaS 製品とシームレスに連携でき、現場でもテレワークでも効率的な情報共有を実現、業務資料のデジタル管理を可能にします。大手企業・官公庁・教育機関などのペーパーレス化、DX 推進に貢献します。

<Security カテゴリー>

HENNGE One Access Control  (HENNGE株式会社)
「HENNGE One Access Control」は、Amazon Web Services をはじめとするさまざまなクラウドサービスに対してシングルサインオン (SSO)、多要素認識 (MFA) などを提供する認証基盤サービス (IDaaS) です。200 以上のクラウドサービスに対して SSO と、IP アドレスやデバイス証明書、ワンタイムパスワードなどを用いた MFA 機能を提供しており、2,000 社以上にご採用いただいております。また、日英中の 3 カ国語にも対応しており、グローバルでの利用実績も多数ございます。


FTR の進め方

STEP 1: パートナーセントラルでソフトウェアパスに参加する。
STEP 2: FTR のウェブサイト「FTR の進め方」動画を見て理解し、レビューに備える。
STEP 3: FTR レンズを含む AWS Well-Architected Review を実施する。
STEP 4: FTR の申込と実施をする。※ まずは貴社担当にご相談ください。
STEP 5: ソリューションを推進する&認定プログラムでさらなる高みを目指す!

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