AWS Elemental Conductor

オンプレミスの動画エンコーディングの管理を簡素化

AWS Elemental Live は、チャネル数が 1 つのものから何千に及ぶものまで、ライブ動画コンテンツをエンコードします。動画プロバイダーがその動画エンコーディングアプライアンスのデプロイメントをスケールアウトする際、エンコーディングインフラの管理とモニターは、特にエンコーダーが個々に管理されている場合には大きな課題となります。AWS Elemental Conductor は AWS Elemental Live エンコーディングノードに使いやすく一元化された管理を提供して、ライブ動画エンコーディングリソースの管理とモニターをどのような規模でも行えるように作られています。
 
AWS Elemental Conductor は AWS Elemental Live エンコーダーノードのオンプレミス管理システムです。個々のエンコーダーまたは大規模なエンコーダークラスターを容易で効率よく管理できます。AWS Elemental Conductor は高い可用性、セキュアな管理、豊富な動画処理のモニタリングと配信タスクを、使いやすいウェブインターフェイスでお届けします。動画チャネルとワークフローのスケーリングから複雑さを取り除いて、複数のエンコーダーにわたる何百ものライブチャネルを管理でき、しかも設定の同期は確保します。アプライアンスまたはインフラストラクチャ上に AWS がライセンスしたソフトウェアとしてオンプレミスで利用可能な AWS Elemental Conductor を利用すると、動画インフラを必要なところでデプロイ、管理できます。

仕組み

カスタマーユースケース

Sky は英国最大の有料テレビプロバイダーです。Sky の OTT サービスインフラは AWS Elemental Live を動画処理エンジンとして、AWS Elemental Conductor のコントロールするワークフロー中で用いています。ライブストリーミング中、IP チャネル入力は AWS Elemental Live ソフトウェアに供給され、これが元の、集約されたリニアコンテンツをリアルタイムで、スマホやウェブへの配信用にエンコーディングします。

利点

効率を向上、コストを削減

AWS Elemental Conductor では、複数の AWS Elemental エンコーダーを容易に管理できます。動画処理クラスターは単一のユーザーインターフェイスからコマンド、コントロールできますので、機器のコストと管理オーバーヘッドは大幅に削減できます。

耐障害性の高い動画サービスを維持

貴社の動画リソースにわたって必要となるシステム冗長性のレベルを定義し、サービスに必要とする耐障害性を達成できます。AWS Elemental Conductor ソフトウェアは N+1 と N+M ノードベースの、チャネルのフェイルオーバーと回復をサポートしており、貴社のサービスをオンラインに保ってコンテンツを視聴者に配信し続けることができます。

簡素化された設定と管理

AWS Elemental Conductor には REST / XML API を搭載しており、ライブイベントや毎日 24 時間のチャネルプレイアウトなど、既存のライブとリニアのワークフローと容易に統合できます。内蔵のテンプレートの使用でチャネル生成を簡素化ひとつのインターフェイスからクラスタ全体にわたるバージョンコントロールとソフトウェア更新を管理できます。AWS Elemental Conductor はソフトウェアの更新も容易で、産業標準の変化にも後れを取らず、スクリーンやデバイスの進化にも対応して、高品質の動画を継続的に配信できます。

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