非技術創設者として技術的基盤を構築する

非技術創設者として技術的基盤を構築する

多くのスタートアップ創設者が自分たちを非技術者だと考えていることを知って驚くかもしれません。たとえば、Airbnb の共同創設者である Brian Chesky 氏は、人々の家をお金で貸し出すというアイデアを最初に思いついたとき、工業デザイナーでした。

技術に詳しくない創設者でも、優れたテクノロジー企業を築くことができます。クラウドはあらゆるスキルレベルの人に利用しやすくなっており、通常は基本を知っていれば始めることができます。その秘訣は、初心者であろうとプロであろうと、学び続け、戦略的パートナーシップを育み、技術的基盤を築くことです。

助けを求める

クラウド上でスタートアップを立ち上げる場合、最善の方法の 1 つは誰かに助けを求めることです。

通常、これには 2 つの方法があります。まず、多くの創設者は、早期段階で、たいていは技術的共同創設者として、技術的なスキルを持つ人を探し、2 人が緊密に協力してそのアイデアをクラウドホスト型の現実に変換します。

もう 1 つの方法は、技術に詳しくない創設者が、デベロッパーチームを雇って開発を始めたり、プロフェッショナルサービスパートナーと提携したりすることです。多くの場合、人を直接雇用するよりも費用がかからず、新しいアイデアが実現可能かどうかをテストするのに有効ですが、当然のことながら、費用を賄うための初期資金があるかどうかにかかっています。

この 2 つの方法がうまくいくのは、スタートアップコミュニティには、助けたいと思っていて、「Next Big Thing」に取り組む機会を求めている人々がたくさんいるからです。

スタートアップを後押しする

Amazon Web Services (AWS) では、私たちのスタートアップチームとコミュニティとの深いつながりを利用して、しばしば提案や紹介を行ったり、技術者と非技術者が集まるイベントを開催したりしています。

この目標を念頭に、2021 年には、技術者ではない創業者と AWS コンサルティングパートナーを組み合わせる StartBoost という新しいプログラムのテストを開始しました。このクレジットは AWS Activate クレジットと組み合わせることができ、実用最小限の製品 (MVP) を構築することで新しいアイデアを試すのに役立ちます。

技術スキルの構築

創設者が取る別の道は、アイデアを構築するために必要な技術的スキルを身に付けることです。私たちは初心者のクラウドユーザーでもスキルを身に付けられるように設計された、次のような幅広いオンライン学習および能力開発オプションを提供しています。そしてその多くは無料です。

• 私たちのスタートアップチームは、定期的に AWS パートナーネットワーク Immersion Days やその他のワークショップを開催して、質問をしたり、他のスタートアップ創設者と経験を共有したりする機会を提供しています。
• AWS Amplify には、フロントエンドのウェブおよびモバイルデベロッパーが AWS でフルスタックのアプリケーションをすばやく簡単に構築できるようにするための、専用のツールと機能が用意されています。Amplify を使用することで、要件 (およびスキル) が増大しても、スタートアップをより高度で強力なソリューションに簡単に移行できます。
• Amplify Studio は、デベロッパーが 完全なウェブアプリとモバイルアプリをわずか数時間で構築して実行できるようにするビジュアルインターフェイスです。Amplify Studio を使用すると、アプリケーションのバックエンドを迅速に構築し、豊富なユーザーインターフェイスコンポーネントを作成し、ユーザーインターフェイスをバックエンドに接続できます。
• スタートアップサポートプログラムである Activate には、 創設者が始めるのに役立つ多数のプログラムも用意されています。例えば、 Build on AWS プログラムでは、スタートアップ向けに特別に用意されたさまざまなソリューションをカバーするインフラストラクチャテンプレートとリファレンスアーキテクチャのコレクションが提供されるため、AWS でのインフラストラクチャを数分で構築できます。
• AWS ビルダーのツールボックスを使用すると、基本的な技術知識しかない創設者でも、すぐにスキルアップしてより複雑なソリューションを構築できます。

最初の一歩を踏み出す

クラウドスタートアップを構築することは大変な事に思えるかもしれませんが、誰もが生まれつき非技術者であり、最高のソフトウェアコーダーでさえ、知識のすべては彼ら自身が学んだことであることを覚えておいてください。

コミュニティサポート、無料の学習と能力開発の機会、そして徐々に使いやすくなっているテクノロジーツールの組み合わせが揃った今、クラウドベースのスタートアップを構築することは、技術に疎い創設者でも手の届くところまで来ています。