投稿日: Mar 28, 2017

Include Transform を使用して既存の CloudFormation テンプレートに参照を挿入することにより、AWS CloudFormation テンプレートの記述を簡略化できるようになりました。Transform は、CloudFormation テンプレート内でテンプレートの処理方法を CloudFormation に指示する宣言ステートメントです。Include Transform は S3 バケットに保存された CloudFormation テンプレートスニペットをメインプレートのどこに挿入するかを CloudFormation に指示します。たとえば、よく使用されるリソース定義をテンプレートスニペットとして保持し、Include Transform を使用してそれを取得し、メインテンプレートに含めて、スタックを作成または更新できます。詳細については、こちらをご覧ください。

また、AWS CloudFormation を使用して別の AWS アカウントの VPC と Amazon Virtual Private Cloud (VPC) をピア接続できるようになりました。VPC ピア接続を使用すると、複数の VPC 間のトラフィックが容易になります。たとえば、複数の AWS アカウントがある場合、CloudFormation を使用して VPC ピア接続を作成し、別の AWS アカウント内のリソースにアクセスできます。詳細については、こちらをご覧ください。

また、AWS CloudFormation で新しいリソースのサポートが追加されました。

  • AWS::ApiGateway::UsagePlanKey
    • Amazon API Gateway API キーを API Gateway 使用量プランに関連付け、使用量プランが適用されるユーザーを決定します。

また、CloudFormation で既存の関数とリソースのサポートが更新されました。

  • AWS::EC2::VPCPeeringConnection
    • PeerOwnerId プロパティおよび PeerRoleArn プロパティを使用して、別の AWS アカウントの VPC とピア接続します。
  • AWS::IAM::InstanceProfile
    • InstanceProfileName使用してインスタンスプロファイルを設定します。
  • AWS::Lambda::Function
    • DeadLetterConfig プロパティを使用して、AWS Lambda が処理できないイベントを扱う方法を設定します。
  • AWS::Redshift::Cluster
    • IamRoles使用して、他の AWS のサービスへのアクセスに Amazon Redshift クラスターが使用できる 1 つ以上の AWS Identity and Access Management ロールのリストを提供します。
  • AWS::Route53::HealthCheck
    • Amazon Route 53 HealthCheckConfig HealthCheckConfig プロパティの 7 つの新しいリソースサブプロパティタイプ (AlarmIdentifierChildHealthChecksEnableSNIHealthThresholdInsufficientDataHealthStatusInvertedMeasureLatency) を使用します。
  • AWS::SQS::Queue
    • ContentBasedDeduplication および FifoQueue プロパティを使用して、先入れ先出し (FIFO) Amazon Simple Queue Service キューを作成します。
  • AWS::S3::Bucket

AWS CloudFormation の詳細については AWS ウェブサイトをご覧ください。