Application Signals が X-Ray OTLP エンドポイントを介してトレース用の OTEL サポートを提供

投稿日: 2024年11月22日

アプリケーションパフォーマンスモニタリング (APM) ソリューションである CloudWatch Application Signals は、開発者やオペレーターが、EKS、ECS などのさまざまなコンピューティングプラットフォームでホストされているアプリケーションの状態とパフォーマンスを簡単にモニタリングできるようにします。お客様は、オープンソースプロトコルである OpenTelemetry Protocol (OTLP) を使用して X-Ray OTLP エンドポイントにトレースを送信し、Application Signals でアプリケーションパフォーマンスのモニタリング機能を活用できるようになりました。

OpenTelemetry Protocol (OTLP) は、テレメトリデータをアプリケーションから CloudWatch などのモニタリングソリューションに送信するための標準プロトコルです。OpenTelemetry を使用してアプリケーションをインストルメントする開発者は、トレースを X-Ray OTLP エンドポイントに送信できるようになります。これにより、Application Signals を介して、重要なアプリケーションメトリクス (スループット/レイテンシー/エラー)、相関するトレーススパン、アプリケーションとその依存関係 (他の AWS サービスなど) の間の相互作用について、事前に構築された標準化されたダッシュボードを利用できるようになります。オペレーターはアプリケーションの状態の全体像を把握できるようになり、パフォーマンスの問題の原因を特定できます。Application Signals 内でサービスレベル目標 (SLO) を作成することで、お客様は重要なアプリケーション機能のパフォーマンス指標を追跡できます。これにより、ビジネス目標に達していない業務を簡単に見つけて対処できます。最後に、お客様は、トランザクション (またはトレース) スパンを検索して分析することで、カスタマーサポートチケットのトラブルシューティングや、アプリケーションの中断により影響を受けた上位顧客の検索など、ビジネスのコンテキストでアプリケーションの問題を分析することもできます。

トレース用の OTLP エンドポイントは、Application Signals が一般公開されているすべてのリージョンで利用できます。料金については、Amazon CloudWatch の料金をご参照ください。詳細については、ドキュメントをご覧ください