Amazon Web Services ブログ
Amazon ECS/EKS関連の日本語ハンズオンのご案内 2021年10月版
みなさん、こんにちは。ソリューションアーキテクト、コンテナスペシャリストの荒木です。
今日は、「Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS、ECS) のハンズオン資料はありませんか?」というリクエストにお答えしてご案内します。あわせて、Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS、EKS) についてもご案内します。
様々な業種のお客様とAWSの利用についてお話しさせてもらう機会がありますが、利用する技術をどのように身につけるのかがしばしば話題になります。もちろんコンテナコンピューティング(以下コンテナ)についてもご相談をいただくことがありますが、コンテナ技術はまだまだ発展の途中にあり、歴史的に確立されたラーニングパスがありません。
キャッチアップの方法は様々ですし、最適な方法は人によっても違うでしょう。しかし、「実際に手を動かしてみる」ことなしにはすすまないのではないでしょうか。実際にそのサービスを使ってみることで、構築の流れであったり、細かい機能であったりを知ることができ、机上で学んだ知識が定着しやすくなります。よく練られたハンズオン形式のワークショップは実際に手を動かしてみる手助けをします。
以下、特定のイベント目的ではなく、長期公開中のハンズオンコンテンツを紹介します。(最後にイベントのお知らせがあります)
日本語で提供中のAmazon ECS関連のハンズオン
- Introduction to Amazon ECS
- このワークショップでは、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS)を使って、コンテナ用のサーバーレスコンピューティング環境であるAWS Fargate上にサンプルWebアプリケーションをデプロイします。
- Dockerは触ったことがある、あるいは、AWSでフルマネージドなコンテナオーケストレーションを体験したいという方におすすめです。
- Copilot Primer Workshop
- Copilot は Amazon ECS 上でのコンテナ運用を簡単に行える OSS の CLI ツールです。このワークショップではサンプルの TODO アプリ作成を通して Copilot の機能を体感できます。最初に Copilot のコンセプトを紹介してから実際に Copilot CLI を使って Fargate 上でコンテナを実行するまでを体感いただけます。
- ローカル環境で Docker を使ってコンテナを動かしたことはある一方で AWS 上ではまだ動かしたことがない方を対象にしています
Amazon ECS は AWS/Amazon 内部でも数多く活用されています。公開されているサービスだけでも Amazon SageMaker, AWS Batch, Amazon Lex, Amazon Polly, Amazon.com のレコメンデーションエンジンなど様々です。このようにECS は AWS エコシステムを最大限活用することができるコンテナサービスとして存在しています。お客様にも同じように AWS エコシステムを最大限活用していただき、他の AWS サービス群同様、ECS を Building Block として組み合わせることでソリューションを構築していただけると考えています。その一歩目としてハンズオンを活用ください。
日本語で提供中のAmazon EKS関連のハンズオン
- Introduction to Amazon EKS
- このワークショップでは、Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) とクラスターの作成および管理のためのシンプルなコマンドラインユーティリティである eksctl を使用して、マネージドな Kubernetes クラスターを実行します。
- サンプル Web アプリケーションをビルドして Kuberneres クラスターにデプロイし、kubectl コマンドによる Kubernetes の操作と、Amazon EKS 上でのアプリケーションの実行を体験していただきます。
- Kubernetes について聞いたことがあるけどまだ触ったことがない方、および、Kubernetes を知ってはいるけど、Amazon EKS は触ったことがない方におすすめです。
Amazon EKSが拠り所とする Kubernetes はオープンソースソフトウェア(OSS)です。EKSは、開発、テストされ、コミュニティで承認を受けた Kubernetes です。EKSは、AWS での Kubernetes の実行を容易にするマネージドサービスで、独自の Kubernetes コントロールプレーンやワーカーノードをインストールして操作する必要はありません。Amazon EKS で動作するアプリケーションは、オンプレミスのデータセンターで実行されているかパブリッククラウドで実行されているかにかかわらず、標準的な Kubernetes 環境で動作しているアプリケーションと完全に互換性があります。そのため、一般に公開されている Kubernetes むけのハンズオンも多く利用可能です。
ECSおよびEKSを中心とする英語のハンズオン
- ECSの場合は更新の頻度、情報の幅と深さといった意味でも Amazon ECS Workshop (https://ecsworkshop.com/)が最もよくまとまったページです。
- 同様に、EKSの場合は、Amazon EKS Workshop (https://www.eksworkshop.com/) が最もよくまとまったページです。
- https://workshops.aws/categories/Containers でAWS Workshopsに登録された Containers Workshops をみることができます。2021年10月19日現在36のワークショップが公開されています。
AWS Workshops (https://workshops.aws/)にご期待ください
- コンテナに限らないサービスの多くが AWS Workshops (https://workshops.aws/)に追加されつづけています。現在100以上のワークショップコンテンツ(ハンズオンを含む)が公開中です。
- AWS Workshops は多くは英語ですが、2021年10月19日現在、11の日本語のワークショップコンテンツが公開されています(そのうちのひとつは、Copilot Primer Workshop です)。
資料と動画は AWS Black Belt オンラインセミナー コンテナシリーズを活用ください
- AWS Black Belt コンテナシリーズのあるきかた 2021年10月版 を先日公開しました。
- AWS Black Belt オンライン AWS コンテナサービスシリーズの YouTube の再生リストでも動画がご覧いただけます。
おしらせ
2021年10月27日(水曜日)には AWS Innovate – Modern Applications Edition が予定されています。
コンテナをはじめとするクラウドネイティブアプリケーション開発に特化した、無料のオンラインイベントです。
コンテナ、サーバレス、モダナイズの3トラック構成でおとどけします。
ご自身の課題、興味にあったセッションをぜひお探しください。今すぐ登録ください。
2021年11月2日(火曜日)には、CloudNative Days 2021 の Co-located イベントとして EKS関連のハンズオンを2つ実施する予定です。Amazon EKS Observability Workshop #CNDT2021 および、Security for Devs – DevSecOps on AWS #CNDT2021 で公開されています。同時間帯に開催されるため、どちらか一つのみ参加可能です。ご注意のうえお申し込みください。
本記事の作成は、ソリューションアーキテクトの荒木が担当しました。