Amazon Web Services ブログ
Amazon Translate が一般提供されました
本日から Amazon Translateの一般提供が開始されました。昨年の AWS re:Invent で、私の同僚 Tara Walker が新しい AI サービスである Amazon Translate の プレビュー についての記事を書きました。今日から、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、および欧州 (アイルランド) で Amazon Translate にアクセスできるようになります。最初の 12 ヵ月間は毎月 200 万文字が無料利用枠対象となり、その後は 100 万文字ごとに 15 USD となります。一般提供では、ソース言語の自動推論、Amazon CloudWatch サポート、および単一の TranslateText 呼び出しで最大 5,000 文字など、数多くの新機能を利用できます。一般提供でのサービスを簡単に見てみましょう。
Amazon Translate の新機能
サービスの基本についてはすでに Tara の記事でまとめられているので、私は今日リリースされたサービスの新機能をいくつか取り上げたいと思います。では、コードサンプルから始めましょう。
import boto3
translate = boto3.client("translate")
resp = translate.translate_text(
Text="????Je suis très excité pour Amazon Traduire????",
SourceLanguageCode="auto",
TargetLanguageCode="en"
)
print(resp['TranslatedText'])
ソース言語を auto
として指定したため、Amazon Translate は私に代わって Amazon Comprehend を呼び出し、このテキストで使用されているソース言語を判断します。念のために言うと、ここではフランス語を記述しており、出力は ????I'm very excited about Amazon Translate ????
です。出力テキストに絵文字が維持されていることが分かると思います。私のようなミレニアル世代にとって、これがボーナス機能であることは間違いありません。
Translate コンソールは、使用を開始して、サンプルレスポンスを見るために最適です。
Translate は AWS Lambda 関数での使用が極めて簡単であることから、ほとんどすべての AWS のサービスで使用することができます。Translate ドキュメントには、ウェブページの翻訳から Amazon DynamoDB テーブルの翻訳まで、あらゆる翻訳を行う方法を説明する沢山の例があります。Amazon Comprehend などの他の機械学習サービスと組み合わせて [transcribe] することにより、字幕からリアルタイムのチャット翻訳、コールセンターのトランスクリプション、およびその他テキストデータのための堅固なテキスト分析パイプラインまでのすべてを構築することができます。
間もなく利用可能になる新言語
現在 Amazon Translate では、英語からアラビア語、中国語 (簡体字)、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、およびスペイン語へのテキストの翻訳、またはそれらから英語への翻訳が可能です。AWS では、間もなく利用可能になる追加言語、日本語 (頑張れ JAWSUG)、ロシア語、イタリア語、中国語 (繁体字)、トルコ語、およびチェコ語のサポートを発表しました。
Amazon Translate は、プロの翻訳者の効率性も向上させ、コストを削減し、クライアントに対する納期を短縮するためにも使用できます。AWS ではすでに、Amazon Translate を使って高品質な下訳を提供し、その後保証された人手翻訳レベルの結果を得るためのランゲージサービスプロバイダー (LSP) による編集を可能にすることによって LSP の顧客に低価格でエンドツーエンド翻訳サービスを提供するために、多数の LSP と提携しています。
私は、AWS のお客様がひとつの API コールで可能になる高品質機械翻訳を使ってどのようなアプリケーションを構築されるのかを見ることをとても楽しみにしています。
– Randall