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AWS は ISO/IEC 42001 AI マネジメントシステムの認証を取得しました
本ブログは 2025 年 11 月 25 日に公開された「AWS achieves ISO/IEC 42001:2023 Artificial Intelligence Management System accredited certification」を翻訳したものになります。
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は、主要なクラウドサービスプロバイダーとして初めて、AI サービスに対する ISO/IEC 42001 認証を取得したことをお知らせします。対象となるサービスは、Amazon Bedrock、Amazon Q Business、Amazon Textract、および Amazon Transcribe です。ISO/IEC 42001 は、組織が AI システムの責任ある開発と使用を促進するための要件とコントロールを概説した国際的なマネジメントシステム規格です。
責任ある AI は、AWS の長期にわたるコミットメントです。当初から、AWS は責任ある AI イノベーションを優先し、公平さ、説明可能性、プライバシーとセキュリティ、安全性、制御性、正確性と堅牢性、ガバナンス、透明性を考慮して AI サービスを構築・運用するための厳格な方法論を開発してきました。
AWS はグローバル標準を策定する組織と積極的に協力するステークホルダーです。開発するガイドラインは、明確さ、定義、スコープを改善し、責任ある AI の実践のベンチマークを確立し、リスクに対処するための効果的なオプションに業界の取り組みを集中させることで重要な役割を果たします。私たちのゴールは、リスク管理、データ品質、望ましくないバイアスの緩和、説明可能性など、いくつかの重要な領域で AI 規格の改善に貢献することです。
ISO/IEC 42001 のような技術的な規格は、責任ある AI の開発と展開のための共通的なフレームワークを提供し、ますますグローバル化し AI ドリブンな技術環境における信頼性と相互運用性を育むために重要です。ISO/IEC 42001 認証を取得したということは、AWS が AI の開発、展開、運用に関連するリスクと機会を管理するために積極的な措置を講じていることを、独立した第三者が検証したことを意味します。この独立した検証により、お客様は AWS の責任ある AI へのコミットメントと、AWS サービスを使用して責任を持って AI アプリケーションを構築・運用する能力について、さらに確信を持てるようになります。
Snowflake 社の米国公共部門の VP である Tim Tutt 氏は次のように述べています。「Snowflake では、お客様に AI 機能を提供することが最優先事項です。私たちの製品チームは、責任を持って AI を構築・展開する必要があり、技術的な複雑さがあるにもかかわらずサプライヤーにも同様のことを期待しなければなりません。これが ISO 42001 が私たちにとって重要である理由です。ISO 42001 認証を取得しているということは、その企業が思慮深い AI マネジメントシステムを実装していることを意味します。AWS が ISO 42001 認証を取得したサービスを提供していると知ることで、AWS のサービスの責任ある開発と展開へのコミットメントに自信を持つことができ、私たち自身のお客様への信頼に繋がります」。
ISO/IEC 42001 のような認証は、国内または国際的な認定機関によって認められた認証機関によって発行されます。これは、その認証が信頼でき、独立した検証に基づいていることを示しています。今回の場合、ANSI National Accreditation Board(ANAB)によって認定された ISO 認証機関である Schellman Compliance, LLC が認証を付与しました。
本ブログはプロフェッショナルサービス本部の藤浦 雄大が翻訳しました。